GS進学教室
3連休が終わって思う
- 2013年7月16日 12:03 AM
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3連休が終了し、本日を憂鬱な気持ちで迎えたサラリーマンの方も多いと思います。暑い中用事や家族サービスで出かけた方はお疲れだと思いますし、家の中でゴロゴロしてつかの間の休息を取っていた方もあまり疲れが取れていないのではないかと想像します。
憂鬱の原因の1つが、通勤ラッシュにあることは間違いないでしょう。私は大学在学中から塾講師の仕事一筋なので、普通のサラリーマンとの時間帯の違いもあり、あまり通勤ラッシュに遭遇したことがありません。1年間ほど、朝早く新宿に出勤していた時がありましたが、その時は1日で嫌になり、翌日から少し早く家を出て「おはようライナー」に乗るようにしました。1日500円かかりましたが(もちろん自腹)、なかなか快適で止められなくなりました。今も職場が家から徒歩数分のところなので、今後も通勤ラッシュには無縁の生活を送れると思いますが、毎日あの状況の中で耐えながら仕事に向かっている世のお父様方は、それだけで本当に尊敬します。
仕事は楽しい方がいいに決まっていますが、本気で仕事に臨めば臨むほど、大変なことも出てきます。思うように成果が上がらなかったり、お客様との関係や上司との関係、最近では部下との関係に悩む中間管理職も増えていることでしょう。そんな中で給料は上がらず、ボーナスも出ない会社も増えていますし、何をモチベーションに頑張ればいいのだろう…とつい考え込んでしまうことがあるのかもしれません。
それでも会社を辞めるわけにはいかないので、お父さんたちには頑張って働く選択肢しかないのです。私は、通勤ラッシュに揉まれているお父さんたちの背中を見ると、家族への愛を感じます。それがあるから頑張れるという方は多いと思いますよ。口に出さないだけで…
確かに、この世の中の状況下では、会社を辞めても仕事を見つけるのはそんなに易しいことではありません。40歳を越えてから、ヘッドハンティング→キャリアアップで転職できる方は本当に恵まれた方だと思います。
若い方も含めて、独立したいと考えている方も多いようですが、やはり家族を抱えていて失敗が許されない状況下では、実際に行動を起こすのは難しいのだと思います。
私は、経済産業省後援事業の認定専門家として、塾や教育分野で独立・起業したいと考えている方を支援する仕事もしています。起業イベントには大変多くの方が来場し、話を聞かせていただいたりするのですが、皆さん独立したいという夢は持っていて、具体的な計画まで出来上がっていても、最後の最後やはり資金繰りやリスクのところで行き詰まってしまいます。100%成功する保証がないと、今の会社を辞められないと言うのです。そんなことをおっしゃる方には、私は止めておいた方がいいとアドバイスしています。そこの覚悟か決まっていなければ、独立しても長い目でやっていける気がしないのです。
そういう意味では、日本にはまだまだ起業文化は根付いていないと感じています。若いうちに必死に働いて知識とスキルを身につけて、将来誰もが独立を検討できるような社会になれば、今の閉塞感は少しは解消できるのではないかと思います。
書いていて、自分でも「結論」が見えなくなってきました。「お父さんたち、今日からまた頑張りましょう!」ということでいいでしょうか?
3連休最終日に思う
- 2013年7月15日 6:00 AM
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おそらく、3日間ともお休みという方もかなりいるはずです。やはり公務員の方が割合は高いのかな? 今はお役所でも土日祝日も開いているところも多くなっていますが… 民間でも、土日祝日は完全に業務がストップする職種もあるでしょう。一番難しいのは、客商売のサービス業と、特別職の公務員も含めて、ライフラインに携わっている仕事でしょうか? 知り合いにコンビニを経営している方がいますが、ほんと大変そうです。24時間 ・365日気が休まらないと言っていました。
戦後の日本の高度経済成長は、労働者たちの献身的な働きによってもたらされてきたことは間違いありません。生産ラインはもちろん、事務管理部門、営業部門、そして経営者たちもが、一生懸命に、「長時間」、「あまり休みを取らずに」働くことによって、成果を上げてきました。今でも、日本人のDNAには、そのことが仕事をする上での大前提として刷り込まれているように感じます。
しかし、時代は変わりました。機械・コンピューターの発達により、人手があまり必要なくなりました。大学を出ても仕事にありつけない若者が大量に生み出されていて、この状況は改善の兆しがありません。年功序列の昇進や終身雇用制度も崩れてきています。一生同じ職場で働く人は、今後ますます少なくなると思います。
欧米諸国では、夏の暑い時期に、数ヵ月のバカンスを取ることはそんなに珍しいことではありません。昼食後に昼寝タイム(シエスタ等)があり、午後は夕方まで会社もお店もほとんど閉まってしまうような国・地域もあります。(実際、私は旅行に行った時に、そのことを知らずに昼飯を食いそびれてしまったことがあります) 文化が違うと言えばそれまでなのですが、日本人はもう少し余裕を持って生きる必要があるのだと思います。
国としても様々な施策を出しています。「ワークライフバランス」という言葉・考え方を掲げ、家庭・生活も大事にしていこうと呼びかけています。最近で言うと、(男性も含めて)育児休暇を積極的に取ることを推奨し、3年間の育児休暇付与を企業に義務づけました。しかし、実際に取れるかどうかで言うと、なかなか難しいでしょう。経済的な面や、復帰した時の待遇・スキルの面等を考えると、3年も休んでいられないのだと思います。女性でも私の周りでは、数ヵ月~1年の産休だけ取って、早々と仕事に復帰している方が多いです。
「仕事があるだけまし」という状況を変えない限り、今の状況を大きく変えることはできないのです。
3連休真っ只中に思う
- 2013年7月14日 12:16 AM
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世間では3連休ですね。あえて「世間では」と書くのは、もちろん自分たちがその中に含まれていないという自覚があるからです。
塾では、日曜日にテストや日曜特訓等のイベントがあったり、連休があると「生徒たちにたっぷり勉強させられるぞ~」と考えてしまったりするので、もともと「連休だからゆっくり休む」という選択肢は頭にありません。
実際、昨日(土曜日)は平常授業に加えて、小6・中3は学力判定テストもあり、多くの生徒が早い時間(GSタイム)から校舎に来て勉強をしていました。
本日(日曜日)もGSタイムは盛況になるでしょうし、新規入塾生のテストや面談も予定されています。明日(月曜日・海の日)は校舎は休校となりますが、私は業者(と言っても教え子なのですが…)と打ち合わせが入っていたりして、なかなかゆっくりできる時間が取れません。
別に、この場でそのことを愚痴りたいわけではありません。塾で働いている以上、そのことはみんなある程度覚悟しています。
私が考えたことは、この3連休にのんびりできている方、ご家庭はどのくらいあるのだろう?という素朴な疑問です。世のサラリーマンで、3日間とも休めている方の割合を、正確なデータで見てみたい気がします。
日本人が働き過ぎであることは、データを提示しなくても皆さんが認識していることだと思います。1日の勤務時間、休日の数、有給休暇や育児休暇等の特別休暇の取得率等、どれを取っても、欧米諸国と較べるとかなり悪い状況です。アジア諸国は比較的よく働く国が多いのですが、その中でも日本が突出しているのです。
(次回に続く…)
夏の目標<その2>
- 2013年7月13日 12:24 AM
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GSテストの結果や、中学生は期末テストの成績を踏まえつつ、今週から来週にかけて、「GSシート」を作成することになります。これについては何度かこのブログでも紹介してきましたが、年間3回の長期休みの前に、今までの状況をしっかり分析して、次に向けての目標と計画の詳細を立てる機会です。
まず生徒が自分で(小学生は保護者の方と相談しながら)作成しますが、目標が曖昧だったり、計画が不十分だったりする場合は、講師が面談しながら修正させることになります。夏期講習会が始まるまでには完全に作り込んで、夏の間は常にその目標と計画を意識して取り組んでいく必要があります。
毎回見ていて思うのですが、1回でほぼ妥当で的確な目標と計画をピシッと作り込んでくる生徒と、とりあえず数字とやるべきことを入れましたという生徒とで、くっきり2分されてしまうのです。自分の今の置かれている状況が見えているかどうかということもあると思いますが、「志望校や成績アップの目標を絶対に達成するぞ!」という思いの強さと比例しているように感じます。
やはり、志望校を書くのに躊躇している生徒もいます。いくつかの学校で迷っているのならまだいいのですが、本当は書きたい第一志望校があるのに、今の成績では足りないから…とか、自信がないから…という理由で志望校を書けない生徒には、ちょっと気合いを入れる指導が必要です。その部分の気持ちの壁を乗り越えさせないと、夏は頑張れないし、結果も出ない場合が多いのです。
夏の目標<その1>
- 2013年7月12日 12:17 AM
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小6私立中コース生と中3生は、夏前最後のGSテスト(学力偏差値テスト)に臨んでいます。この数ヵ月で学習した内容も含めて、前学年までの内容をすべて含んだ総合問題となっているので、一夜漬けが効くようなテストではありません。今までの取り組みが、如実に結果となって出てしまいます。
(1日1~2科目の実施なので)まだ途中経過の段階ですが、やはり今回もだいぶ成績に変動がありそうです。中3で言うと、総体的には部活継続組が厳しい状況になっています。なぜかGSの生徒たちは、ハードな運動部やブラバンの生徒が多いのですが、中3生はほとんどの生徒が最後の大会で負けて、引退となりました。今まで部活に使っていた時間が丸々受験勉強に充てられるわけですから、(今までに較べれば)いくらでも勉強ができるわけです。
しかし一部の生徒はまだ勝ち残っていて、中には都大会に出場が決まった生徒がいたりして、依然としてハードな日々を送っています。今回のテストについては、そういう生徒たちが苦しい戦いになってしまっている感じがします。期末テストの結果もほぼ出揃ってきましたが、明らかにそちらにも影響が出てしまっている生徒もいます。
昨日も書いた通り、この異常な暑さですから、こんな中で外や体育館を走り回っていたら、いくら体力がある年代だと言っても、くたばってしまって、勉強にエネルギーは回らないはずです。部活終了組は、本格的な受験勉強に気合いが入ってきているので、目の前の取り組み・成績等の結果に差がついてきてしまうわけです。
夏休みの前にあと2回週末がありますが、そこで試合が組まれている生徒が多く、負ければそこで終わりとなりますが、勝てば夏休みに突入してしまい、夏期講習会の授業にも影響が出てしまう可能性があります。夏の1日の勉強は(量的にも質的にも)相当大きいので、心配になってしまいます。
私もずっと体育会系で過ごしてきた人間なので、彼ら(彼女たち)を応援したい気持ちもあります。(大昔ですが)自分の中3の夏休みを思い出すと、塾には通っていなかったし、やっぱり部活(バレーボールです!)を必死こいてやっていたわけで、気持ちはとても複雑なのですが、塾の講師としては、「頼む、夏の前に負けてくれ!」というのが正直な心境です。生徒たちに面と向かってそういう言い方はできませんが…
いずれにしても、部活継続組には、勉強との両立をきちんとさせることが絶対に必要です。
1000年に1度の猛暑?
- 2013年7月11日 12:05 AM
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「暑いですね」と言うのも虚しくなってしまうくらい暑い日が続いています。この時期としては、例年の平均気温より6~8度くらい高いところが多いそうです。東京でも、最高気温が35度を超える「猛暑日」と、最低気温が25度を超える「熱帯夜」が連日続いています。(もちろん新記録です!) 山梨県の甲州市では、2日続いて39度超えを記録しました。ここまでいくと、完全に異常気象です。雨が降らないのに湿度が高いため、ジメジメしているのもつらいですね。今週いっぱいはこの状況が続くようなので、皆さんくれぐれもご自愛ください。
今こんな状況になってしまっているのには理由があります。偏西風の蛇行によって、揚子江気団から送り込まれる異動高気圧が進路を変えて日本列島を直撃してしまったのです。これにより、小笠原気団から張り出している太平洋高気圧とがっぷり四つに組んでしまい、身動きが取れなくなっている状態が続いています。
特に関東地方周辺は、今後しばらく雨雲がかかる可能性が薄いとのことで、西の方の地域に先だって、先週の段階で梅雨明け宣言が出てしまいました。こんなに早く梅雨明けしたのは記憶にないくらいですが、それ(雨が降らないこと)も今の猛暑の後押しをしています。
フィリピン東海上の海水温が上がってきているため、今後ラニーニャ現象が起こる可能性が高く、これが発生すると、7月末~8月にかけて、さらに暑くなることが危惧されています。これを受けて、気象予報士の森田正光さんは、「今夏は1000年に1度の猛暑になる可能性がある」と指摘しています。平安~鎌倉時代にかけて、とても暑い時期があったそうなのですが、その時以来の夏になると言うのです。
やはり一番怖いのは「熱中症」です。特にここ数日は、正確なデータも集約できないくらい発症した方が多いようですが、この1ヵ月だけで全国で数万人の方が熱中症の症状で具合が悪くなり、数百人の方が亡くなっているのです。決して他人事ではありません。
熱中症について、気をつけて欲しい「誤解」をまとめておきます。
〇お年寄りや赤ちゃんは気をつけないと…。とんでもない誤解です。救急搬送されているのは、学校行事や部活中の中高生等も含めて、どの世代にも万遍なく広がっています。自分は体力があるから…という過信が絶対にダメなのです。
〇外に出なければ大丈夫…。 これも嘘です。これはお年寄り(特に1人暮らしの方)に多いようですが、家の中でグッタリしているのが見つかり、救急搬送される方が多いのです。クーラーをつけていれば大丈夫…。これも間違いです。部屋の中の温度と湿度の兼ね合いに注意が必要です。
〇とにかく水を飲めばいい…。この考えも危険です。一度にたくさん飲んでも、汗や尿で出てしまえばあまり意味がありません。少しずつこまめに補給する必要があるのです。また、熱中症の症状が始まった時に、水をゴクゴク飲むのも御法度なのです。体液が薄まってしまって、より危険な状態になる可能性があるのです。(特に汗をかきすぎた場合は)体液中の塩分が不足していることが多いので、水と一緒に塩分を補給しないとダメなのです。塩の固まりや、今流行の塩飴を口に含むのも意味があるようですし(運動部でそれを実行しているところは多いですね)、塩入りのドリンクを常に持ち歩くのもいいでしょう。私は個人的に、ポカリスエットやアクエリアス等のスポーツドリンクよりは、「ソルティライチ」や「塩入りはちみつレモン」の方がいいと思っています。症状が重くなってしまった場合は、病院で点滴等が必要になる場合が多いです。口から飲んでいるだけでは、体の中から失われた水分を補うのが間に合わないのです。
〇熱中症の症状が出始めた時には、とにかく体を冷やした方がいい…。これはそうなのですが、冷やす場所を間違えるとあまり効果がありません。おでこを冷やしただけではダメなのです。一番いいのは、首筋、腋の下、足の付け根等、リンパが通っているところです。顔が火照っているいることが多いので、うちわ等で扇いであげるのは意味があるようです。
対策をまとめておきます。
①むやみに外に出ない。夕方少し日差しが弱くなってから買い物に行くとか…。日傘や帽子を携行して日光を少しでも遮断する。(麦わら帽子を買おうかな…) 目のためにはサングラスもいいかも。学校の先生や部活の顧問ももう少し考えないとダメでしょ。こんな中、外で長時間走り回らせるなんて無茶すぎる。一種の体罰ですよ。国や自治体が強制力を持って指示しないといけないのに… 高校球児はどうしょうもないのかな? ナイター設備がない球場が多いので、朝5時から試合するとか?
②こまめに水分・塩分を補給する。喉が渇いてから飲んだのでは遅いのです。転ばぬ先の杖です。常に持ち歩いて、30分に1回は必ず飲むようにするとか… 夜寝る前も気をつけて。寝室にもペットボトルを持ち込んだ方がいいかも。
③クーラーを使うことをケチらない。今のところ、電力は大丈夫そうですよ。電気料金は無茶苦茶高いけど。あまり冷えすぎるのも問題ですが、特に昼はクーラーがない部屋に長時間いると(扇風機だけでは)危険です。つけたり消したりをこまめにするのもいいでしょう。夜寝る時は、ドライで温度を少し高めに設定して、見守り機能(暑くなったら自動でスイッチが入り、涼しくなったら自動で止まる)があるとベストですね。クーラーの故障が怖い…。リモコン用の電池の替えも常備しておいた方がいいですよ。最近の機種は、リモコンがダメになるとつけることができないものが多いのです。
④体調が悪くなったら、すぐに周りの人に伝える。周りで明らかに熱中症っぽい症状の人がいたら、よく症状を観察してあげて、危険な状態であればすぐに119番!
しかし、今年と同じくらいの状況だったと言われている平安~鎌倉時代の人々は、夏をどうやって生き抜いていたのだろう? クーラーはもちろん、扇風機もなかったはずだぞ。夏も十二単衣を着ていたのかな? 熱中症という症状はあったのかな? 考えれば考えるほど不思議だ…
とっても真面目な大学生たち
- 2013年7月10日 12:08 AM
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先週のブログでもお知らせしていましたが、月曜日に母校の大学で就活に関する講演を行ってきました。私が大学に通っていたのは、四半世紀以上前のことですが、新しい建物がいくつかできていたこと以外は、ほとんど昔と変わらぬ様子でした。待ち合わせの1時間以上も前に着いて、キャンパスの中を散策してしまったのでした。
大学3年生を対象とした就活のスタート講演会で、これから1年間のスケジュールと注意点、どんな学生が有利なのかということを、データと過去の事例に基づいて話をしました。後半は、少し長い目で、社会に出た時のことや、人生における幸せとは?というテーマにまで話がおよびました。この部分は、どちらかというと、カウンセラーとしての視点での話になりました。
とにかく、学生たちが真面目なので驚きました。まぁ、こういう講演会を聞きに来ようとするのは意識が高い学生が多いということもありますが、みんなメモを取りながら真剣に聞いているし、質疑応答の時間にはどんどん手が上がるし、終了後は質問の列ができて、この講演会で何かを得て帰ろうという姿勢がありありでした。
私は、講演も本職みたいなものなので、ああいう場には慣れてしまっているのですが、やはり、直々の後輩たちを前にして、いつになく気合が入ってしまい、いつもよりハイテンションの講演になったかもしれません。
今の大学3年生と言えば、いわゆる「ゆとりど真ん中」の世代です。何しろ、小学校入学の年にゆとり教育が始まり、高校卒業と同時に「ゆとり教育は間違いだった」と言われて廃止が決まったのです。その結果かどうか分かりませんが、東大現役合格率が過去最低だったり、高校野球で活躍する選手のレベルが低いと揶揄されたりしました。それ以外でも、修学旅行が新型インフルエンザの影響で中止になったり、高校の卒業式が大震災で中止になったり、成人式が大雪だったりと、節目節目で結構つらい経験をしてきている学生が多いのです。
ぜひ、就活で、そして社会に出てから、今までの鬱憤を晴らして(?)頑張って欲しいと思います。
七夕のお願い<その3>
- 2013年7月9日 12:03 AM
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理由の2つ目として挙げられるのは、自分の身近に、憧れの存在となる大人がいなくなってしまったことです。子どもたちが、「今こうやって頑張って行ったら、将来あんな風になれるかもしれない。ぜひああいう存在になりたい」と感じる、いわゆる「ロールモデル」としての存在が見つからなくなっているのだと思います。
頑張って勉強していい大学に入っても、まともに就職できなかったり、数年で辞めてしまう者が多かったり、終身雇用・年功序列が崩れてきていることを、うすうす気づいている子どもたちが増えてきているのかもしれません。そのことが、今の子どもたちの「無力感」を多少後押しをしている部分も否めないでしょう。
しかし、私が一番強く感じているのは、保護者や教師たちという身近な大人たちが、(子どもたちから見て)何か疲れていて、幸せそうでないことが、子どもたちが将来に夢を持てない一番大きな要因だと感じています。
今の子どもたち(小中学生)のお父さん・お母さんの世代(いつのまにか自分より下の世代を指すようになってしまいました…(-_-;) )は、大学を出ている方の割合が高いですし、子どもたちが自分と重ねて見てしまう場合が多いのです。
一昔前までは、自分の親は高校しか出ていないけど、自分は大学まで出してもらっているので、社会の中で親とは違う役割を果たさなくては…というような意識が強かったように思います。(私の父親は尋常高等小学校しか出ていなかったので、私は子どもの頃からよくそういう言われ方をされました) つまり、自分の将来を、親と重ね合わせて見ることはほとんどしなかったということです。
これは、カウンセリングの世界でも最近言われていることですが、子どもたちは、自分の親より幸せになってはいけないという意識を(無意識の場合が多い)どこかに持ってしまっています。特に女の子に多いのですが、お母さんが幸せそうにしていないと、性格的に暗い子どもに育ってしまうケースが多いのです。
男の子も同じでしょう。お父さんが、毎日夜遅く家に疲れきって帰って来て、家庭での会話がほとんどなく、たまの休みは疲れきって寝ているだけだったり、夫婦の関係が険悪で家庭の中がギスギスしていたら、将来の夢を持てと言われても、イメージが湧くわけがありません。まあ、「ああはなりたくない」という反面教師にはなれるかもしれませんが…
ちょっと言い方が厳しすぎたかもしれません。何も保護者の皆さんだけのせいだと言っているのではありません。これは自戒も込めて、学校や塾の教師の責任も大きいと思います。我々も、子どもたちに、テストで点数を取るテクニックや、いい学校に入る方法は教えられても、その先にある将来の夢に向かって、子どもたちが前向きにチャレンジする姿勢を持たせられているかと言われたら、やりきれていないわけです。大学までは(自分の思う通りに)進めても、就活や婚活でつまずいて、長い人生の中での幸せを手に入れることができていないという「元教え子たち」からの相談も増えています。
そんな中で、1つホッとしたニュースを目にしました。あるシンクタンクから、「子どもたちの将来なりたい職業ランキング」の一覧が発表されたのですが、前年の分と較べて一番変わってきたのは、警察官(刑事)や自衛官になりたいという子どもが増えてきていることです。男子だけでなく、女子も上位にランキングされています。大震災の時に、警察官や自衛官が体を張って人々を守ってくれた様子を見て、子どもながらに憧れの気持ちを抱いたというケースが多いようですが、私は、普段家で親に言われていることの影響もあり、「安定」を求める気持ちが働いていることもあるのだろうと感じています。民間の企業は、就職がこれだけ厳しい上に、今どんなに羽振りが良くても、数十年後はどうなっているか分かりませんからね。今後、公務員の存在が再度脚光を浴びるようになってくる時代が来るのかもしれません。
いずれにしても、われわれ「大人」にできることはまだまだたくさんあるようです。
七夕のお願い<その2>
- 2013年7月8日 12:18 AM
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これは、GSの生徒たちだけでなく、今の子どもたち全体の特徴のようです。いや、GSの生徒たちは、地域では優秀な生徒たちが多いので、相対的には将来の夢や目標を持っている子どもたちが多いのだと思います。ということは、世間一般の子どもたちは、もっと夢や目標を持てていない状況なのかもしれません。
「子どもたちは夢や目標を持っているのだけど、口に出せない・公言できないだけなのだ…」と主張する人がいるかもしれません。一歩譲ってそれを認めるとしても、私の中でもモヤモヤは晴れません。特に(今の自分からは想像もつかないような)大きな夢は、自分の中に秘めたままだと、達成できる可能性は限りなくゼロに近くなってしまうのではないかと思います。折に触れて、口に出すこと・文字にすることで、自分の中での潜在意識に働きかけることができ、周りに協力してくれる人が出てきたりして、目標に近づいていけるようになる場合が多いのではないでしょうか。受験の世界では、私はそういう例を今までに数多く見てきています。
では、今の子どもたちは、(昔と較べて)なぜ大きな夢・目標を掲げることをしなくなってしまったのでしょうか? 私は2つ理由があると考えています。
1つ目は、やはり「ゆとり教育」以降の、悪しき横並び・平等主義の影響です。ゆとり教育のカリキュラムは見直されましたが、子どもたちに(あるいは学校の先生方に)根付いたその部分の思想は、もう元に戻らなくなってしまったようです。落ちこぼれを出さないように、みんなで易しい(レベルが低い)ことを一緒にやる。勉強はもちろん、運動や芸術分野でも(差別につながるので)順位はつけない。何事でも、みんなに等しく機会が与えられるのが理想。集団の中で目立つことは良くないことだ。etc…
この状態が長い間続いたために、子どもたちは、(特に学校では)なるべく目立たないように生活する知恵を身につけてしまったのです。自分だけ抜け駆けして、高い目標を公言したり、実際に行動に起こして目立ってしまうことを極端に恐れる子どもは増えていると思います。
集団の中で飛び抜けて能力があったり、誰もが認める努力家で人望があるような「特別な」子どもたちは、あまりそのあたりのことに頓着しなくてもいいでしょう。しかし、その他大多数の「普通の」子どもたちは、「みんなと同じ」が一番いいのです。例え自分にとってプラスのことであっても、集団の中から逸脱してしまったり、周りのみんなに疎まれて孤立してしまうことは、彼ら・彼女たちにとっては、絶対に避けなくてはならないことなのです。
(次回に続く…)
七夕のお願い<その1>
- 2013年7月7日 12:12 AM
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本日は七夕です。晴れているので(無茶苦茶暑いけど…)、1年に1回の出会いは叶うことでしょう。
GSでも笹を設置して、生徒たちに「お願い」を書かせました。その短冊をしげしげと見つめていて、ちょっと寂しくなりました。う~ん、夢がない…
小6や中3は、志望校への合格の決意を具体名で明記しています。もちろん、そう指示したこともあります。夏を前にしたこの時期に、志望校をみんなに(と言っても塾の中でだけだけど)見られるところに掲示することがとても重要なことだと考えています。「恥ずかしい…」とか、「合格できるかどうか不安だから…」なんて気持ちを持たせたまま夏に突入させたくないのです。生徒たちには、「書いた以上目標を達成するぞ!」と言っています。
非受験学年の生徒も、(塾ですから)成績アップについて書いている生徒が一番多いのですが、それはそれでもちろんいいのです。
それ以外の「お願い」で多い内容を列挙すると…
〇部活の試合・コンクールの成果系。「都大会行くぞ!」とか、「入賞するぞ!」とか…
〇友だち・恋人系。「〇〇と仲良しでいられますように…」とか、「彼氏・彼女ができますように…」とか。まぁ、定番ですな。ちなみに、志望校のこと以外は匿名での掲載を可としていますが、実名で書いている生徒もいたりします。
〇容姿・健康系。「背が伸びますように…」とか、「健康でいられますように…」とか。
それ以外に将来の夢を書いたりしている生徒もいますが、何か現実的なものが多く、ワクワクするようなものがほとんど見当たりません。
一昔前は必ず、「宝くじで3億円当たりますように…」とか、「歌手としてデビューできますように…」とか、「サッカーの日本代表に入れますように…」とか、「嵐の誰か(誰でもいいんかい!)と結婚できますように…」とか、大きな夢でいいなぁと感じて、ほのぼのとしてしまうものも多かったのですが、最近はそういうものがほとんど見当たらず、みんな「ほぼ現実路線」のお願いを書くのです。
小6・中3の生徒にも、「志望校合格以外にもう1枚プライベートなお願いを書いてもいいよ」と伝えてもこの状況です。
(次回に続く…)
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