- 2026年4月9日 11:59 PM
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私が塾の仕事を始めた頃(40年前くらい)は、学校と塾はどちらかと言うと敵対関係にありました。生徒の情報について連絡を取り合うといううなことは想像つきませんでしたし、塾に通っているというだけで、目の敵にされていた生徒も多くいました。それが時代と共に少しずつ変わって来ました。私立や都立の中高は、塾と共存共栄を図るようにりました。30年くらい前でしょうか、都立高校の校長先生に塾で講演をやってほしいと依頼しに行った際に、けんもほろろに追い返されたことがあったのですが、そんな動きを続けているうちに、ある時風向きが変わった瞬間がありました。実名を出して問題ないと思いますが、当時の国分寺高校の校長先生が初めて塾で講演をやっていただけることになったのです。「ついにこういう時代が来たのか…」と感慨に耽っていた記憶があります。今は、都立中高の先生方が塾に出入りするは当たり前の光景になりました。
公立小・公立中の先生方も、近年はとても協力的に感じになって来ています。先生方自身が塾に通っていた経験をお持ちの方が多くなって来たことで抵抗がなくなったことが大きいと思いますが、塾の講師が公立中に出入りしたり(逆のケースはまだあまり多くないでしょうか…)、時には受験のことについて相談されたりすることもあります。
私はかなり前から、地域で学校と塾が子どもたちの教育について、もっと協力して行くべきだという考えを持っています。子どもたちが勉強するのに、学校と塾の二重構造にっていることがいびつな状況であると言えばそうだと思います。(世界でも、こんな状況は日本と東アジアの一部の国にしかないそうです。そもそも欧米では、「塾」という概念がありません) だからこそ、手を取り合えるところは取り合って、無駄をなくして行くことはとても意味があることだと考えます。
私は、特にこの10年くらい、学校に入り込んで仕事をする機会が多くなっています。私立中高は、顧問やコンサル的に関わっている学校がいくつかありますし、今年度は某高校で継続的に授業も担当します。都立中高では単発の講演を担当する機会が多いです。4月・5月ですでに2校決まっています。さらに今年度は、地元の公立中でも仕事をすることになりました。とりあえず週1回、学習支援員という形ですが、私は教員免許も持っているので、今後授業を担当することがあるかもしれません。(実際、すでに公立中2校から時間講師のオファーがありましたが、条件が合わずお断りしました) 娘の中学校では、PTA役員を拝命し、「おやじの会」にも入会したので、様々お手伝いすることも多くなりそうです。
いわゆる副業の形ですが、はっきり言って公立の学校の待遇はあまりよくありません。単発の講演で数万円出るケースはとても稀で、普通は数千円、公立中などは交通費のみ、あるいはそれこそ手弁当での依頼もあります。もちろん、私立中高でそんなことはあり得ません。(公立中で普通に授業を担当すると、時給(コマ給)が支払われますが、これも驚くほど安いです) 特に地元の公立中学校からの依頼には、今まで無給でも受けて来ました。今までお世話になった地域への恩返しのつもりでいます。GS営業に繋がるからメリットもあるのでは?と思われる方もいるでしょうが、公立中の場合は、「塾名は出さないでくれ」と100%言われます。今までで言うと、FPや心理カウンセラー、時には「高校受験コンサルタント」というかえって怪しげな肩書で紹介されたこともあります(笑)。
GSの仕事と子育てで忙しいのに…と思われている方も多いと思いますが、それが大丈夫なんです。平日に子どもたちが学校・幼稚園に行っている間限定で受けているからです。年に何度かは土日に出かけることがありますが… 今回公立中で働けるようになったのは、勤務時間が平日の10時から13時半までだったからです。幼稚園に送って行った後出勤し、退勤後お迎えに行けるというベストの条件でした。夕方生徒が来る時間にはGSに出勤しますので(もちろん授業に遅れることはありません)、ご安心ください。
いくつかの私立中高でも、今回の公立中でも、GSの生徒たちが何名か在籍しています。過去には、単発の講演に学校に出かけた際、いきなり私が登壇したので悲鳴を上げた生徒がいました(苦笑)。周りからも変な目で見られたので、それ以降は該当の生徒には必ず事前に伝えておくようにしています。(「私の塾に通っていることは言うなよ」と釘も刺しておきます) 学校と塾で同じ生徒を教えるというのは、なかなかできる経験ではないですよね。そういう意味では、とても楽しい毎日を送らせていただいています。
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