GS進学教室
教育改革続々… でもその前に
- 2013年1月16日 1:59 PM
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昨日の朝、ツイッターで情報収集をしていたら、あるところから大量のツイートが送られてきました。どこかと思ったら、東京都の教育委員会なのです。積雪のために、〇〇高校の授業開始を2時間遅らせるとか、あるいは(事後報告として)遅らせたとか、そういう高校ごとの情報が、短時間のうちに30件近くツイートされました。これを見て、何か変だぞと感じたのは、私だけではないはずです。
猪瀬知事が就任されて、各部署に情報公開の重要性が徹底されました。都教委は以前よりツイッターのアカウントを持っていましたが、すべての部署にアカウントを持って発信するよう指示したため、一時不正行為と間違えられアカウントを削除されてしまったというオチもありました。ツイッターというのは、不特定多数(相手が固定されていないということです)に情報を発信するためのツールです。実際、都教委のツイッターは、5400人ほどの人にフォローされているので、少なくともそれらの人には昨日の情報が届いているわけです。私は、以前より都の教育情報を収集するために、フォローしていました。(ちなみに、自分では「つぶやく」ことはしていません。悪しからず…)
昨日のような状況であれば、情報を欲しい人が的確に情報を受け取れる形で発信することが大変重要です。学校ごとのホームページに掲載するか、どうしても都が情報を集約したいのであれば、都のホームページに列挙すればいいだけの話です。実際、自分の高校がどうなっているのか知りたくて昨日のツイートを受け取っても、多くの情報に埋もれてしまって、すぐに探し出すのは難しいと感じました。もし、都民全体に対してあれを発信しているとしたら、アリバイ作りの仕事になってしまっていると言われても仕方ないでしょう。積雪対応であれば、他にいくらでもやるべきことがあったはずです。
国の教育政策の方でも、日々新たな情報が入ってきます。この2日間でも、大きな政策が2つリリースされました。1つは、「幼稚園の授業料無償化」です。3歳児から5歳児までを対象に、幼稚園と認可保育園の授業料を(収入等)無条件で無料にするというものです。現時点では、年間で23万円程度の費用がかかっているので、これを支給することになる可能性が一番高いようです。
私が一番懸念するのは、無料にしても施設が足りなければ、絵に描いた餅になってしまうということです。現在だいぶ改善されてきたようですが、それでも幼稚園・保育園に通いたいのに通えない子どもはたくさんいます。また、国からお金が出るのは、幼稚園と認可保育園だけなので、仕方なく(最近増えている)不認可保育園に通わせる家は、強い不公平感を感じるでしょう。まずやるべきことは、すべての子どもが幼児教育を受けられる体制(施設・教員の確保)作りで、無償化はその後のはずです。
それも含めて、財源のことも気になります。高校の授業料無料をやめても、幼稚園・保育園を無料にしてしまえば、トータルとして足が出てしまうのは誰が考えても分かること。政府は、財源は確保できていると言っていますが、国の借金が年々増えている中で、いつからどういう形でスタートするのか、注目して見ていきたいところです。
もう1つは、「学校の週6日制の復活」です。ゆとり教育が失敗だったという総括が前提になっています。授業時間数を減らしたこと、指導要領を易しくしたこと、総合学習等の授業が機能しなかったこと… 様々なことが、この議論を再燃させる後押しとなりました。今の高校生~大学生の世代の子どもたちが一番の被害者ですね。「台形の面積の求め方も知らねえのか」とか、「円周率は3じゃねえぞ」とか言われ続けたのでした。(実際この世代は、漢字・計算等も含めた基礎学力が劣るのは間違いないと思います)
この学校6日制ついては、できるだけ早く(早ければ2014年から)実施したい意向のようですが、ここでもその前に検討しなくてはならないことがいくつかあるのです。一番大きいのは、先生の勤務の問題です。週休2日が当たり前の世の中になってきているため、公務員である先生たちについて、簡単に土曜日を出勤に変更することが難しいのです。もちろん、部活の指導等で今までもほとんど休みなく仕事をされている先生がたくさんいることも知っています。(もちろん、塾の教師も…) しかし、全体として勤務体系を変えるのは、なかなか難しいのです。この学校6日制は、民主党政権では絶対に出てこなかった発想です。理由はここでは書きませんが、自民党に政権が戻って、(一部の)学校の先生が戦々恐々としているのは間違いありません。
週6日に戻す前に、学校の指導体制の確立も急務でしょう。教師のレベルの問題が大きいのだと思いますが、私の周りでも、学級崩壊により授業が成立していない学校(教科)が結構あります。あんな状態で、土曜日も拘束されてしまったら、子どもたちの貴重な時間が無駄になるだけです。今まで土曜日は、塾で早い時間から授業や個別フォロータイム等、有効に利用してきたので、こここについても検討する必要が出てくるでしょう。
こうして見てみると、政権が自民党に移って、教育に関する政策・改革のスピードがすごく早いように感じるかもしれません。しかし、実際はまったく逆なのです。これらの改革は、4年前の政権交代以前に、自民党(特に安倍政権時)が提案していたものなのです。あのまま政権が続いていたら、幼稚園の無償化も、ゆとり教育の完全廃止も、もっと早く実現していたはずです。民主党政権になって、(震災等想定外のことはあったにしても)教育に関する様々な政策が止まってしまったために、今ようやく再稼働したにすぎません。そういう意味で、失われた3年間を取り戻すために、意図的に時間軸を短くして改革に取り組んでいる様子は伝わってきます。そこについては、国民は一定の評価をしていいのではないかと感じている次第です。
塾の株価が急騰
- 2013年1月15日 9:55 AM
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先週半ばくらいから、株式を公開している各塾の株価が軒並み急騰しています。(残念ながらGSは公開会社ではありません) ほとんどの塾が数%~10%くらいですが、中には1日で30%以上上がっている塾もあり、東証一部上場企業の中で、上昇率ベスト10のうちの8社が塾の銘柄ですから、「すごいこと」が起こっているのです。なぜ、急に塾の株価が急騰したのか? これには、明確な理由があるのです。
株価が軒並み上がるということは、業界全体で「買い」が増えたということです。「買い」が増えるのは、今後明確に業績が上向くと思われる要因が出てきたということです。
政権交代により、文科大臣に下村博文議員が就任しました。安倍総理と下村大臣の主導のもと、教育再生会議の第一次報告がまとめられ、様々な提言がなされました。その会議のメンバーには、民間の塾(成基学園)の代表も入ることになりました。最初発表されたメンバーには入っていなかったのですが、下村大臣の鶴の一声で決まった経緯があります。
実は、下村大臣自身が「塾上がり」なのです。自身が大学生の時に塾を立ち上げ、当初は小規模だった塾を数千人規模まで大きくして、政治活動に関わるようになってからも、塾の運営にしばらく携わっていたようです。
その影響もあるのかもしれませんが、新しい政府が出している今後の方向性が、塾業界にとって追い風となることが多いのです。一番大きいのは、経済対策の一環として出てきた、「教育費の贈与税実質廃止」です。今までは、おじいちゃん・おばあちゃんが孫のためにと思って、まとめて塾の費用を渡した時は、贈与税の対象となっていました。(税率は、普通は10%~20%程度。まとめて1000万円以上渡した時は、何と半分が税金で持っていかれてしまったのです) それが、今回の改革で、1500万円までは無税となることが決まりました。1500万円ということは、6年間私立に通って、塾も併用しても、十分に足りる金額です。高齢者が資産を抱えたまま、お金が消費活動に回らないケースが増えているので、それを若い世代のために活用してもらうことが目的なのだそうです。本当に教育費として使われたかどうかのチェックは入ると思いますが、塾にとってこんなにいい話はありません。
さらに、教育再生会議の提言の中で、「ゆとり教育の完全廃止」「全国学力調査を全生徒に対して実施し活用する」「点数を取れるようにするエリート教育」「企業も学校と協力して教育に参画する」等の方針が明示され、下村大臣の塾に対するスタンスも含めて、改めて塾の存在にスポットが当たるようになってきたということです。
市場がそこに対して敏感に反応したのが、株価の上昇につながりました。しかし、これをもってすべての塾が経営的に楽になるということではまったくありません。むしろ、選ばれる塾とそうでない塾が明確になっていくのだと思います。地域の皆様に、選んでいただけるよう、日々精進していきたいと考えています。
おじいちゃん、おばあちゃん、かわいいお孫さんのために、宜しくお願いします。
最後の追い込み
- 2013年1月14日 10:35 AM
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今日は成人の日。晴れ着を着たお姉さんをたくさん見かけましたが(なぜか目にするのは女性ばかり… 男性は普通の格好をしてるから目立たたないのかな?)、朝からみぞれ混じりの激しい雨が降っていて、ちょっとかわいそうな感じでした。朝一で昔の教え子たちから写真が届きましたが、月日が経つのは早いなぁと改めて感じます。一緒に戦っていたのは、ついこの前のことのようです。
思い返せば、四半世紀以上前に私も成人を迎えましたが、苦学生(?)だった私は、夜勤のアルバイトが終わって、ちょっと一眠りしようとウトウトとして、目を覚ましたら夕方でした。(^_^;)
入試も本格的に始まりました。今日は、小6生が埼玉の中学校の入試に行っています。ところによってはかなり雪が積もっていると言っていたけど、大丈夫かな?
祝日ですが、この時期ですので、塾の教師たちは忙しくしているはずです。GSでは、中3生は都立高校の推薦入試対策、小6都立生は(月曜なのに)日曜特訓、中2や小5の平常授業もあり、朝から夜までフル稼働です。
都立高校の推薦入試対策は、12月中旬から継続的に行ってきています。最初は戸惑っていた生徒たちも、だいぶ落ち着いて取り組めるようになってきました。今日は、模擬集団討論をグループ(5人)で実際にやってみて点数をつけることと、作文の総仕上げです。今日でほぼ大丈夫という状況になれば、あとは直前に個人面接の点検をして終了になります。とにかく、今年から内申点の比重が下がり、面接・集団討論や作文での逆転が可能なので、こちらでも頑張らせたいと思います。
小6・中3の一般入試の方は、過去問での点数の取り方の特訓が続きます。授業でも、実際の過去問等、テスト形式の教材を使用することが多くなってきました。それぞれの問題の理解と共に、テスト全体での時間の使い方、見直しの仕方、捨て問の選び方等の点検が重要になってきます。特に、都立中は問題が難しく、その分合格最低点が低い(だいたいどこの中学校も半分取ればOK)ので、そこがとても重要になるのです。今日の日曜特訓では、生徒たちが受検する学校の過去問演習を行い、本番のボーダーとの比較で合格発表を行う予定です。この時期ですから、とにかく結果が欲しいのです。頼むぞ~!
正に、最後の追い込みに入っています。
体罰について考える<その3>
- 2013年1月13日 9:27 AM
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今後、学校から体罰を撲滅するための施策が様々出てくるはずです。いじめ撲滅と同様に、厳しい罰則も含めて法制化される可能性もあります。それは徹底して進めて欲しいと思います。しかし、その際には、併せて考えなくてはならないことがいくつかあるのです。
1つ目は、校内での治安の問題です。生徒による対教師暴力や、器物損壊等の校内暴力が増える可能性があります。私が中学生の頃(昭和50年代です)、校内暴力のピークと言われていましたが、その後次第に減ってきていました。それが、統計上は最近になって再び増え始めているのです。そんな中で、「体罰はどんな理由があっても絶対にダメ」というお触れが出たら、不心得生徒たちの思うツボです。昔のことを思い出すと、そういう生徒たちは、教師の顔色を伺って行動しており、自分たちより強い強面の教師(ほとんどが体罰教師)の前ではおとなしかった記憶があります。教師が一切自分たちには手を出さないということが分かれば、学校によってはやりたい放題になってしまう危険性すらあります。
何度も確認していますが、私は体罰容認論者ではありません。ましてや、部活の「指導」と称して、何も悪いことをしていない生徒を殴るなどは言語道断です。しかし、実際の学校現場では、どう言葉を尽くしても伝わらないレベルの生徒はいますし、生徒・教師や、学校の財産を体を張って守らなくてはならなかったり、殴ってでも分からせなければならない場面はあるはずなのです。レベルは違いますが、一般社会の中で、警察に逮捕・拘束や、(命に関わる時は)狙撃の権利が認められていることを考えていただければ理解できるはずです。もし、どんな悪いことをしても逮捕されない、裁かれないとなれば、世の中が無法地帯となることは火を見るより明らかでしょう。
だからと言って、「体罰をどこまで認めて、どこからは認めない」という議論もあまり意味があるとは思えません。必ず、拡大解釈する教師や学校が出てくるからです。私の提案としては、完全に体罰を(罰則つきで)禁止するのであれば、義務教育である公立の学校であっても、生徒の出席停止や場合によっては退学処分等の懲戒権をもう少し広く認めることと、やはり犯罪行為があった時は、速やかに警察を介入させることを躊躇しないようにするということです。それとセットでなければ、体罰完全撲滅はできないし、もし中途半端に進めてしまうと、逆の意味での被害者が出てくる可能性もあると感じています。文科省の役人たちに、このニュアンスを伝えることはなかなか難しいと思いますが、机上の空論だけで改革(法制化等)を進めることのないようにお願いしたいと切に願います。
2つ目は、体罰には、殴る蹴るだけでなく、正座をさせたり、長時間立たせたり、トイレに行かせなかったり、さらには言葉の暴力や精神的に苦痛を与えることも含まれるのです。文科省がしばらく前に指針を出していますが、実際にはこれが有名無実化しています。懲戒として、これらのことが当たり前のように行われている学校は多いですし、ここについては親が期待している場合があったりするので、話がややこしくなります。
あくまでも想像の域を出ませんが、今回自殺してしまった生徒は、殴られたことはもちろん、精神的に追い詰められてしまったことも引き鉄になっているように感じます。「お前のせいでチームがダメになっている」とか、「主将を降りるなら2軍だぞ」とかいうプレッシャーをかけられていたという報道もありました。部活以外でも、これに似たような話はかなりあるのではないかと思います。体罰とそれによる子どもの自殺防止に真剣に取り組むのであれば、ここも含めて取り組んでいかないと、片手落ちになると思います。
しかし、実際の学校現場のことを考えると、ここの徹底はなかなか難しそうです。私は、仕事で学校や塾の教師対象の講演・研修も担当していますが、特に「言葉の暴力」については、教師たちの感覚はとても麻痺しています。当たり前のように「死ね!」とか「ぶっ殺すぞ!」を連発する教師は今でも少なくありませんし、手こそ出さないけども、限りなくそこに近いところまで生徒を追い詰めてしまっているケースもあります。それを指摘しても、「何がいけないの?」という反応をする教師が多いのです。それこそ、文科省が音頭を取って指針を明確に出して、全国挙げての研修を行うくらいのことが、今必要になっているのだと思います。
最後に、以上書いてきたことは、学校だけでなく、塾や予備校でも注意喚起していかなくてはなりません。さすがに、点数を取れなかったことや宿題を忘れたというようなことで生徒を殴る塾はほとんどなくなったと思いますが(ということは、一昔前までは多かったということです)、今でも0にはなっていないでしょう。言葉の暴力や、不用意に生徒を追い詰めてしまうケースは、あちこちで発生しているはずです。もし、「塾の教師に精神的に追い込まれた」という理由で生徒が自殺してしまったら…と想像すると、とても怖くなります。
成績を上げてあげる、受からせてあげるためには、時に厳しい指導が必要ですが、そのこととの境界線は、ものすごく難しいと感じています。特に、近年子どもたちが(特に精神的に)弱くなってきているのは間違いないので、今までの指導を変えていかなくてはならない部分もあるでしょう。今回のことを契機に、再度じっくりと考えてみようと思います。
体罰について考える<その2>
- 2013年1月12日 11:55 AM
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これだけ問題が大きくなった後でも、当該のバスケ部顧問は、市教委の事情聴取に対して、次のように答えています。「部活を強くするには、体罰は絶対に必要。どうしても指導が入らない時の最後の手段だった。彼(自殺した生徒)には、厳しくしすぎたと思う」と。皆さんは、これを読んでいかがでしょうか? この発言から読み取れることは、教師は(生徒のためにも)良いことだと思って、ある意味確信を持って体罰を行っているということです。この聴取の際は、涙を流し、声を詰まらせながら話をしていたと市教委幹部は言っていますが…
誤解を与えると困るのではっきりさせておきますが、私はこの教師を擁護するつもりもないし、引き起こした結果の重大性から考えると、(社会的な制裁の他に)それなりの責めを追うべきだと考えます。私が伝えたいことは、当該教師(あるいは全国にいる同じような教師)が、なぜこの時代にそんな「信念」を持った指導を継続しているのかという経緯です。
昨日も書きましたが、特にバレーとバスケにそういう指導者が多いのには理由があります。この教師は、日体大の出身で、自分がそういう環境(指導の中での体罰が当たり前)の中で育ってきたことが前提にあるのかもしれませんが、バスケットの指導者としても大阪ではリーダー的存在でしたし、全日本チームのコーチとして海外遠征もしているぐらいですから、日本の中でも、一目置かれる存在だったはずです。ということは、まだそういう指導が全国の標準として認識(看過?)されているということに他なりません。
簡単に言うと、バレーとバスケは特に、昔からそういうタイプの指導者が多かったのです。そして、そういう指導者の高校が強くなり、全国大会上位の常連となっている時代が長かったため、若い世代(今回の教師の世代です)も強くするためにそういう指導を引き継ぎ、真似をし、そして実際にチームを強くしてきたのです。今の40代前半以下の教師では、ちょっと違うタイプの指導者も増えてきました。子どもたちが変わってきたことと、世間の風当たりが強くなってきたこともあり、褒めて伸ばす指導や、若さに任せて教師も一緒に汗を流すような指導が増えてきています。
一昔前までは、全日本や実業団リーグなどでも、その名残が見られました。他の競技に較べると、明らかにこの2つだけは(体罰も含めた)厳しい指導場面を目にする機会が多かったと思います。全日本レベルにも、そういう指導者が多かったからです。思い返せば、「アタックNo.1」や「サインはV」(共にバレーボールアニメです)は、そういう世界を描いたものでしたし、東洋の魔女や男子のミュンヘンでの金メダルも、世界一厳しい指導の賜物だという評価は今も覆りません。バスケも含めて、一部の指導者の中に、厳しい指導をしないと勝てないという「信念」が増幅されてしまっていました。そういう潮流の最下流に、今回の教師の存在と、体罰も含めた指導の継続があったのです。(おそらく、この論調は他で目にすることはないでしょうが…)
今後、文科省が陣頭指揮を取って、教師の体罰撲滅運動が全国に広がっていくと思います。今まで当たり前のように体罰を行っていた現場の教師たちも、今後は自重するでしょう。私も、それは徹底するべきだと思います。しかし、その際に、教育現場で注意しなくてはならないことがいくつかあるのです。
(次回に続く…)
体罰について考える<その1>
- 2013年1月11日 11:47 AM
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大阪の市立高校で、教師(バスケ部顧問)の体罰が原因で生徒が自殺してしまいました。体罰は日常的に行われていたようです。新聞・テレビのニュースで取り上げられているので、皆さんある程度の状況はご存じだと思います。
警察が事件性の判断をしていますが、大津のいじめ事件同様、これだけ世論が先行してしまっているので、「見せしめ」的な部分も含めて、おそらく何らかの裁きはあるものと予想します。怪我をさせたり、精神的に追い込んでしまうような体罰は、学校教育法はもちろん、刑法にも触れる行為です。
生徒本人やご家族のことを考えると本当に痛ましいことです。再発防止に向けての取り組みは、大阪だけでなく、全国で徹底していかなくてはなりません。しかし、今回は、マスコミとはちょっと違う視点で書いてみたいと思います。
まず、今回の事件は「氷山の一角」だということです。いじめ事件の時もそのことを感じましたが、全国で似たような事例はたくさんあります。今回は、被害生徒の自殺という重大な結果が伴ったことと、相変わらず学校や教委の隠蔽体質が明らかになったため、これだけ問題が大きくなったのです。
私も全国大会を真剣に目指す体育会系で過ごしてきた人間ですから、リアルに分かっていますが、そういう部活では、(一昔前までは)このレベルの体罰は当たり前に行われていました。時代の変化や、子どもたちが弱くなってきたこともあり、近年はだいぶ減ってきていると思います。しかし、まだ根強く残っていることも事実です。今回、文科省が全国の実態調査を「真剣に」したとしたら、それこそすべての都道府県で「事例」が出てくるはずです。それでも、まだ隠蔽する学校もあるかもしれませんが…
今回問題になった学校もそうですが、特に、「バレー部」と「バスケ部」が圧倒的に多いはずです。おそらく、「うちの高校もそうだった」と同意していただける方が多いと思います。野球はそのあたりがとても厳しく、それこそ「ケツバット」レベルでも、大きな問題になり、場合によっては「監督の謹慎」 「出場停止」等の重い処罰が下されるので、現場はとても敏感なのです。サッカーなどは、リベラルな雰囲気があるスポーツだということもありますが、バレーやバスケに較べると少ないはずです。
なぜ、バレーやバスケに体罰が多いのか? 理由がいくつかあります。
1つは、体育館という比較的閉鎖的な空間で活動が行われていることです。グラウンドだと、それこそ通りかかった地域の方に見られるような危険性もありますが、体育館だと、あまり外から見られることがありません。強豪校だと、専用の体育館がある場合が多いので、それこそ「治外法権」になってしまうわけです。
2つ目には、顧問と生徒との距離感の問題があります。広いグラウンドだと、「あいつ何やってんだ!」となっても、生徒のところに走って行ったり、生徒を呼んだりしてしているうちに間があいてしまいます。バレーやバスケは、一歩コートの中に踏み込めばそこに生徒がいるので、体罰を行いやすい環境があると言えます。また、体罰は当該の生徒だけでなく、周りの生徒をピリッとさせるため(はっきり言えば見せしめです)に行う場合もありますが、広いグラウンドより体育館の方が効果があることは言うまでもないでしょう。
3つ目は、あまり一般の方には知られていない部分だと思いますが、バレー・バスケの高校や全日本の組織・幹部たちの歴史が影響を与えています。私は、今回の事件を起こした顧問にも、その匂いを感じています。
(次回に続く…)
さあ、いよいよ!
- 2013年1月10日 12:49 PM
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今週に入ってから、このブログのアクセス数が急に増えてきています。どうやら、「験担ぎグッズクイズ」の答えを知りたかった方ばかりではないようです。いよいよ入試が始まるので、倍率・難易度等の入試情報や、直前の勉強方法について、生徒本人や保護者の方で、精神安定剤を求めて訪問してくれる方が増えているのだと思います。(この次期は、塾の講師の方の読者も増える傾向にあるようですが…) こんな私の拙い文章でも、少しは皆さんを勇気づけられているのだと思うと、喜びを感じるよりも、責任の重さを痛感します。
いよいよ、入試がスタートしました。埼玉県の私立中学入試です。GSの生徒は、来週の月曜日からの出陣します。中3生も、私立高校が1月22日から、都立高校が1月27日から戦いが始まります。今年も、この時期が来たかと身が引き締まる思いです。(残念ながら、物理的な身はあまり引き締まっておりませんが…)
この時期の受験生(とその保護者)の方は、大変ピリピリしています。些細なことでも気になると、イライラして勉強(や家事)が手につかなくなるようです。そのはけ口を塾にぶつけてくれればまだいいのですが、家族(保護者の方の場合は受験生本人)にぶつけ出すと泥沼にはまります。特にお母様方、ご注意を!
受験生本人(特に女の子)は、この時期、必要以上に友人と共に行動したり、意味なく教師に纏わりついたりするケースが増えてきます。これも、不安を解消するために、無意識のうちにそういう行動を取るようになっているのです。
まあ、これだけの受験勉強を今までやってきたのですから、その成果が合格・不合格という結果で出てしまうことを考えると、緊張感はない方がおかしいと思います。大事なことは、その緊張感を、プラスにつなげられるようにすることです。毎年見ていて、本番で信じられないような力を発揮して帰って来る生徒がいます。過去問では1度も合格点を取れなかったのに、本番で初めて合格点を取る生徒もいます。こういう生徒たちは、本番の緊張感をプラスに利用した生徒たちです。
直前、受験生が精神状態を普通に保つ方法は簡単です。今まで通りの勉強を最後までやり続ければいいのです。変わったことをしようとするから、緊張してしまう… 直前期に無理は禁物ですが、勉強のペースを落としてはなりません。
保護者の方が精神状態を普通に保つには… これがなかなか大変のようです。
都立高校の志願者動向
- 2013年1月9日 2:31 PM
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いきなり余談ですが、皆さん、このブログの私の写真が変わったことにお気づきでしょうか?(まだ変わっていないという方は、パソコンのF5ボタンを押して更新してください!) 実は縁あって、年末にプロのカメラマン(女性です!)に撮ってもらいました。やっぱりプロの腕は違いますねぇ。モデルに多少(?)問題があっても、それなりにしてもらうことができます。なかなか評判がいいです。「渋い!」 とか、「かっこいい!」というコメントは大歓迎ですので、どしどしお寄せください。内容によっては、削除させていただきますが…(笑)
閑話休題。
昨日、都内の中3生の志望校調査の結果が発表されました。これは、毎年この時期に、各中学校から、生徒たちの第一志望校の人数を吸い上げて、都がまとめて発表しているものです。あくまでも12月の時点での第一志望校のみの調査なので、2月本番の実態と一致するものではありませんが、大まかな傾向は読み取ることができるため、塾の講師たちは、毎年この数字を睨めっこして、最後の出願作戦を練るのです。
まず、全体の傾向としてちょっと意外だったのは、都立高校の志望割合が微増(70.9%→71.5%)に留まったことです。私立高校の志願割合が微減ということです。相変わらず先の見えない不況の中で、もっと都立高校の志願率が上がってくると予想していました。
都立高校は、学校ごとに志願数が発表になっていますが、こちらの傾向としては、ほぼ業界で予測されていた通りの状況です。進学重点校等の最難関校は、倍率もレベルも上げ止まり。もうこれ以上難しくならないでしょう。志願者数も、ほぼ昨年並みの高校が多いです。それでも、国立高校あたりは、かなり厳しい戦いになることが予測されています。日比谷・西は、私立高校や国立(こくりつ)高校第一志望者がどのくらい流れてくるかによって、レベルが変わってくるため、最終的な受験者数確定まで何とも言えない感じです。
予想通り、(特に多摩地区の)学区2~3番手校が、どこも厳しい戦いになりそうです。単純に志願者数を増やしていることもありますが、本来なら学区トップ校を目指せるようなレベル(内申で4が半分・5が半分くらい)の生徒が、「どうしても都立!」という安全志向で、1つレベル下げて、受けに来るケースが増えているのです。
そんな中で、我々の予測を大きく上回って志願者数を増やしたのが、武蔵野北と小金井北の両校です。昨年までも結構厳しい戦いでしたが、今年は昨年より大幅に志願者数を増やしていて、都で1~2を争う高倍率になっています。上記の理由に加えて、地域の都立中開校の影響をモロに受けてしまったためです。どういうことかと言うと、富士・三鷹・大泉・南多摩の4校が、今年から中学校から高校に生徒が上がってくる関係で、募集停止や2クラスのみの募集になったことと、この学区(旧9学区)のトップ校である武蔵も中高一貫で2クラスのみの募集になっているため、本来ならこれらの高校を受検していた層の生徒が、地域的な面もあり、武蔵野北・小金井北に特に流れたのです。もちろん、高校の「企業努力」があったことも見逃せません。かなり早い時期から、先生方が塾を回ってPRをされていたり、学校説明会や見学に行った生徒たちがみんな気に入って帰って来るような雰囲気を作っていたり、我々から見ても、「頑張っているなぁ」と感じる高校でした。もう少し大学受験の実績が出てくれば、さらにレベルは上がってくると思います。先生方は「してやったり」でしょうが、早い段階からこれらの高校を目指していた生徒たちは、たまったものではありません。
そんなわけで、今年は今までにあまりなかった志望校変更が出てくるかもしれません。例えば、武蔵野北を志願していた生徒が、そんなに厳しいなら…ということで、武蔵に差し替えるというようなケースです。前述した理由で、武蔵は78名のみの募集ですが、現段階では男女とも定員割れの状態です。もちろん、私立高校第一志望だった生徒たちが流れてきて、最終的には少し増えてきますが、そんなに多くはならないでしょう。結果として、本番で同じ点数でも、「武蔵野北なら不合格だったけど、武蔵なら合格だった」というケースが出てくるかもしれません。武蔵が最終的に定員割れとなれば、原則全入(全員合格)になるわけです。
ただし、例え合格できたとしても、高校入学後に相当覚悟をして行かなければならないことは言うまでもありません。中学校から上がってくる120名は、あの難関の入試で合格した優秀な生徒たちで、3年間、公立中とはまったく異なるカリキュラム・指導で鍛えられてきているのです。普通に考えれば、高校入学組はついていくのがかなり大変だということです。最初の1年間は、別クラスで進度等を補ってくれるようですが、そもそも別クラスにしていること自体、学校側が「同じレベルでやっていくのは無理」と考えていることに他なりません。部活等も、もうすでに出来上がっている中に、高校入学組は入っていかなくてはならないわけです。チーム競技の場合、そこで軋轢も生じる可能性があります。そんな中で頑張ってみたいと思える生徒は、前向きに検討してみる価値があるかもしれません。
続・験担ぎグッズ
- 2013年1月8日 11:34 AM
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お待たせしました。答え合わせです。
①キット・カット(チョコレート)
「きっと勝つと!」 熊本弁かな?
②コアラのマーチ(チョコレート入りスナック)
「落ちそうで落ちない」 実は鋭い爪を木にしっかり食い込ませているんです。オーストラリアに行って、何気なく抱きかえると大変なことに…
③カール(スナック)
当然、「受か~る」です。
④ポッキー
「逆にすると、キッポー→吉報!」 ちょっと無理がある気が…
⑤キシリトールガム
「きっちり、通る」 お見事!
⑥ハイレモン(酸っぱいキャンディー)
「入れるもん!」 そんなに、いじけなくても…
⑦MINTIA(さくらんぼ味のキャンディー)
「この期間だけ、Mがひっくり返ってWになっているんです。WINTIA?」
誰ですか、「くだらねぇ~」と叫んでいるのは? 私を責めないでください。あくまでも、メーカーと小売店がタッグを組んで、販促企画の一環として取り組んでいることです。メーカーの担当者が知恵を出しているケースが多いと思いますが、中には世間で盛り上がるのが先で、それを知ったメーカーが後追いするケースもあるようです。きっと、流行らせているのは女子高生だな。しかし、この時代、女子高生マーケティングってなかなか侮れないと思います。企業によっては、女子高生モニターを集めて意見交換会を開いているところも多いのです。
カール→ウカールなどに代表されるように、商品名やパッケージを変えて販売しているものも結構あります。ウカールは、合格祈願と大きく入っていて、カールおじさんが神主さん?になってしまっています。興味がある方は、ぜひ話のネタに買ってみてください。ただし、受験前のお子様に、「あんたこれ食べれば受かるわよ」とか言って、毎日食べさせたりすることのないようにお願いします。(笑)
あと1問だけ… これは、前回より難しいかも?
最近、入試当日に蛸のお札(そんなものがあるのかどうか知りませんが…)を持っていく生徒が多いそうです。それはなぜでしょう?
正解 ) 蛸→オクトパス→置くとパス→机の上に置くと受かるということです。しかし、入試会場で蛸のお札を机の上に置くことは許されないでしょうね。会場に着いたら、机の上に置いて、テストが始まる時にしまうのでしょうか?
ちなみに、昨日のこのブログのアクセス数は、過去数ヵ月で最高数を記録しました。保護者の皆さんが、入試に向けての験担ぎや、当日持たせるものについて、かなり気にしているのではないかということを感じました。単に話のネタとして、答えを知りたい人が多かっただけだったりして… 塾の講師かな?
すいません。昨日は休校日だったので、更新をさぼってしまいました。期待して見ていただいた方にお詫びします。
験担ぎグッズ
- 2013年1月6日 10:36 AM
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ある意味、昨日の続きです。
数年前のこの時期に、私は日本経済新聞の取材を受けました。その取材を基にして、数日後かなり大きいスペースで受験特集が組まれたのですが、その時の私の肩書きは、何と!「受験の験担ぎグッズ評論家」でした。何ですか、それ? 全国で私だけ? 当時書いたブログが記者さんの目に止まったということでしたが、2匹目のドジョウを狙って(?)、今回も書いてみます。
この時期の受験生は、「験担ぎ」にすがる(正確に言うと楽しむ)ようになります。今までは、そんなことに注意も払わなかったような生徒が、えらく気にするようになります。
テスト中消しゴムを落としてしまった子が、「先生、消しゴムを落としてしまいました」と言った後、慌てて、「消しゴムが引力に引っ張られました」と言い直しているような場面に遭遇します。微笑ましい光景ですが、本人たちは結構必死なのかもしれません。
この時期、コンビニなどでも、「受験生コーナー」が、かなり広いスペースを取ってあったりします。
受験関連クイズ! この商品はどんな意味!?
①キット・カット(チョコレート)
これは有名ですね!
②コアラのマーチ(チョコレート入りスナック)
これも知っているかな?
③カール(スナック)
この時期は商品名まで変えちゃっているんです。
④ポッキー
このあたりから難しいかな?
⑤キシリトールガム
虫歯にならないので受験に有利とか、そういうことではありません。
⑥ハイレモン(酸っぱいキャンディー)
間違っても、酸っぱい→失敗とかけてはいけない。
⑦MINTIA(さくらんぼ味のキャンディー)
これも商品名を変えてるぞ!? 逆立ちしても分からない?
以上、7問全問正解者は、全国2人目の「受験の験担ぎグッズ評論家」になれるかも!?
(正解は次回発表します)
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