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体罰について考える<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月11日 11:47 AM
  • 未分類

大阪の市立高校で、教師(バスケ部顧問)の体罰が原因で生徒が自殺してしまいました。体罰は日常的に行われていたようです。新聞・テレビのニュースで取り上げられているので、皆さんある程度の状況はご存じだと思います。
警察が事件性の判断をしていますが、大津のいじめ事件同様、これだけ世論が先行してしまっているので、「見せしめ」的な部分も含めて、おそらく何らかの裁きはあるものと予想します。怪我をさせたり、精神的に追い込んでしまうような体罰は、学校教育法はもちろん、刑法にも触れる行為です。
生徒本人やご家族のことを考えると本当に痛ましいことです。再発防止に向けての取り組みは、大阪だけでなく、全国で徹底していかなくてはなりません。しかし、今回は、マスコミとはちょっと違う視点で書いてみたいと思います。

まず、今回の事件は「氷山の一角」だということです。いじめ事件の時もそのことを感じましたが、全国で似たような事例はたくさんあります。今回は、被害生徒の自殺という重大な結果が伴ったことと、相変わらず学校や教委の隠蔽体質が明らかになったため、これだけ問題が大きくなったのです。
私も全国大会を真剣に目指す体育会系で過ごしてきた人間ですから、リアルに分かっていますが、そういう部活では、(一昔前までは)このレベルの体罰は当たり前に行われていました。時代の変化や、子どもたちが弱くなってきたこともあり、近年はだいぶ減ってきていると思います。しかし、まだ根強く残っていることも事実です。今回、文科省が全国の実態調査を「真剣に」したとしたら、それこそすべての都道府県で「事例」が出てくるはずです。それでも、まだ隠蔽する学校もあるかもしれませんが…

今回問題になった学校もそうですが、特に、「バレー部」と「バスケ部」が圧倒的に多いはずです。おそらく、「うちの高校もそうだった」と同意していただける方が多いと思います。野球はそのあたりがとても厳しく、それこそ「ケツバット」レベルでも、大きな問題になり、場合によっては「監督の謹慎」 「出場停止」等の重い処罰が下されるので、現場はとても敏感なのです。サッカーなどは、リベラルな雰囲気があるスポーツだということもありますが、バレーやバスケに較べると少ないはずです。

なぜ、バレーやバスケに体罰が多いのか? 理由がいくつかあります。
1つは、体育館という比較的閉鎖的な空間で活動が行われていることです。グラウンドだと、それこそ通りかかった地域の方に見られるような危険性もありますが、体育館だと、あまり外から見られることがありません。強豪校だと、専用の体育館がある場合が多いので、それこそ「治外法権」になってしまうわけです。
2つ目には、顧問と生徒との距離感の問題があります。広いグラウンドだと、「あいつ何やってんだ!」となっても、生徒のところに走って行ったり、生徒を呼んだりしてしているうちに間があいてしまいます。バレーやバスケは、一歩コートの中に踏み込めばそこに生徒がいるので、体罰を行いやすい環境があると言えます。また、体罰は当該の生徒だけでなく、周りの生徒をピリッとさせるため(はっきり言えば見せしめです)に行う場合もありますが、広いグラウンドより体育館の方が効果があることは言うまでもないでしょう。
3つ目は、あまり一般の方には知られていない部分だと思いますが、バレー・バスケの高校や全日本の組織・幹部たちの歴史が影響を与えています。私は、今回の事件を起こした顧問にも、その匂いを感じています。
(次回に続く…)

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