GS進学教室
新たな戦いのスタート<その2>
- 2015年10月25日 12:53 PM
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今朝木枯らし1号が吹いたというニュースを見て、出勤前に春・秋用のスーツを引っ張り出しました。(今まで夏用だったんかい!?という突っ込みはしないようにお願いします。まだクールビズが続いていました…) 一昨年体に合わせて作ったもので、昨年までは普通に着ていたのですが、今日着てみたらズボンも上着もちょっとダボダホ感がありました。1年で確実に成果が出ているのだということを改めて実感しました。毎年季節ごとにスーツを新しく買わなければいけないのは辛いです(*_*)
ということで、今年の保健指導の結論は、「摂取カロリーのコントロール」と「毎日計測した結果の見える化」です。昨日の真ん中の写真が、1日に食べてよい品目一覧です。最初はこういうのを見るとクラクラしましたが、だいぶ慣れてきました。最近は、表示シールを見なくてもだいたいのカロリーが分かるようになりました( ^ ^ ) 時には羽目をはずしてしまう日もあるのですが(苦笑)、基本的にはこの指示を守るようにしています。もちろん、夜10時以降(ということほとんどの日は夕方以降)に何も食べないというルールも厳格に適用して行きます。(飲みに誘っていただく場合は、授業のない日に早い時間からお願いしますm(__)m)
毎日の体重・腹囲計測も継続します。昨日の一番右の写真が今年の報告シートです。「できたかなシート」という名前もすごいですよね。50歳のおやじをつかまえて、これの作成指示を真剣にできる方を私は心から尊敬しています。(これは真面目に) 今年のシートの変更点として、一番下に「言い訳欄」ができました(笑)。こんな欄を作ることによって、事前の免罪符になってしまうのではないかと心配です。これも、楽しみながら取り組んでもらおうという思いの表れなのだと思います。よくよく見てみると、とてもよくできていて、これは生徒の成績管理に使えるのではないかと感じるほどです。
私の記入開始は11月1日からなので、その前に食べたいものは一通りコンプリートしておこうと思います(笑)。
来年の今頃には、「肥満」や「メタボ」の基準を下回っている予定です。
すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、こういう場所で公開宣言してしまって、自分で引くに引けないようにしてしまおうという作戦です。こういうのを公私混同と言います。
保護者(お父様)の方や友人から、「刺激を受けたので自分も頑張る」とか「もっと早く教えてくれよ」という声を何件かいただきました。生徒たちからは、「先生も頑張っているんだね♫」と褒められました。そういう意味では教育効果もあるのかもしれないと勝手に納得しています。
新たな戦いのスタート<その1>
- 2015年10月24日 3:49 PM
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今年度の「特定保健指導」がスタートしました。昨日、今年度初めての顔合わせ(個人面談)があり、これから1年間の進め方を様々相談させていただきました。
ちなみに保健指導には2種類あって、状況によって「積極的支援」と「動機づけ支援」に振り分けられるのですが、私は「積極的支援」の対象です。行政(保健師)が、より積極的に「メタボ」を改善してくれようと働きかけてくれます。ありがたいお話です。(何度も書きますが、費用はすべて無料です)
メタボの判定には様々な指標があります。1つは前回書いたBMI25以上というものです。これについては、私はぎりぎりのところ(実際には25を切っている!)に来ているので、「今後1年間さぼらず今まで通り節制した生活をして行けば、来年は大丈夫でしょう」と言われました。
それ以外にも血圧や血糖値等の基準がありますが、(意外かもしれませんが)私はこの部分は至って健康体です。
問題は、腹囲(ウエスト)なのです。メタボの基準は85cmです。普通の方からすると、何てことない数字なのでしょうが、私にとってはこれがとても厳しい数字なのです。今回91cmだったので、もう一息なのかもしれませんが、何しろついこの前まで3桁の数字だったのです|д゚) この3年間でここまで減らして来たわけですが、さらにここから減らして行くことを考えると、イメージが湧きません。食生活もかなり改善しているので、これ以上頑張ると餓死してしまいそうです(ちょっと大袈裟!)。運動量を増やすと言っても、今のペースで仕事をしていたら限界があります。
というような相談を保健師の方としていたら、意外なお言葉が… 「後藤さんは腹囲を減らすことを目標にするのは止めましょう」と言われました。もともとの体格もあるし(体育会の生活が長かったので、とても骨太で筋肉質です)、今までの経緯もあるのでそこは無理をしないようにしましょうということでした。どうしようかと悩んでいたので、神の声に聞こえました。
(次回に続く…)
御岳山講演無事終了しました!<その6>
- 2015年10月22日 11:16 AM
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問題は、その役目を誰が担うのかということです。
中学受験や高校受験については、基本的に「塾にお任せ」でいいでしょう。もちろん、保護者の方も子どもや塾と最低限のコミュニケーションは取っていただかないと困りますが… 勉強の知識だけでなく、子どもたちの背中を押す役目は塾の講師の重要な仕事の1つです。時には、背中を押す程度ではどうにもならず、後ろから突き飛ばしたり(笑)、体を縄で縛りつけて(例えですよ)引きずって引っ張って行かなくてはならないような生徒もいたりします(苦笑)。この部分ができるかどうかが、塾の力量を表していると私は考えています。そういう意味では、受験における保護者の方の一番重要な任務は、「塾選びを間違えないこと」になります。
ところが、就活や婚活のところで、保護者の方がハタと困ってしまうわけです。もうその時期になるのに、我が子はまったく行動を起こそうとしない。周りがどんどん決まって行くのに、我が子はまったく焦る素振りもない。誰にも相談できないし、どうしよう…ということになってしまうのです。
本来、そこは保護者の方の出番なのです。的確な情報を与えて、お尻を叩いてあげて、どうしても難しい時は一緒に行動してあげてもいいと思います。(過保護と言えばその通りなのですが、就職・結婚についてはタイミングを逃すと挽回が難しくなってしまうので仕方ないでしょう…) ただし、この時に注意しなくてはならないのは、就活も婚活も親の時代とまったく状況が違って来ているということです。親の限られた価値観を子どもに押し付けてしまうと、うまく行くものもうまく行かなくなってしまいます。例えば就活について言えば、「とにかく大手を目指しなさい」とか「そんな会社誰も知らないわよ…」とかいうような発言がそれにあたります。今の時代の現状についての情報をしっかり理解した上で、的確なアドバイスをしてあげて欲しいと思います。
しかし現実には、それくらいの年頃になると、なかなか親の言うことを聞かないケースも多いでしょう。と言うよりそれが当たり前だと思います。そんな時は、然るべき人や組織にその役目を担ってもらうのが一番いいのです。そういう若者たちも、信頼する他人からのアドバイスはとても素直に聞くことが多いのです。そういう意味では、昔塾でお世話になった先生が、「就活」や「婚活」の支援をしてくれたら、保護者の方にとっても安心なのではないでしょうか?
株式会社ジー・エスの塾部門以外の業務の詳細については、ホームページのトップページ(PDF)をご覧ください。「子どもの未来を応援するニッポンの大人たち」という特集記事(トップページの左下にバナーがあります)でそのあたりの理念を熱く(?)語っています。(結局、営業かい!?)
御岳山講演無事終了しました!<その5>
- 2015年10月21日 10:35 AM
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今回のテーマで一番書きたかったのは、婚活のテクニックではありません(>_<) どうも最近、筆(キーボード)が暴走して、本来書きたいことからどんどんはずれて行ってしまう傾向があります。(すみません…) 一番お伝えしたかったことは、そういう子どもたち・若者たちが増えているので、背中を押してあげる存在の有無が重要になってきているということです。受験勉強の過程でもそのことはとても重要です。勉強の仕方や具体的な知識・テクニックを授けることはもちろんですが、もう一歩自分に自信が持てなくて頑張りきれない生徒も、ちょっときっかけを与えてあげて少し自信を持てるようになれば、面白いように変わっていく場合があります。 具体的には3つのポイントがあると思います。1つは努力したことについてショートインターバルで結果を見せてあげること、2つ目はそれについて評価してあげる(褒めてあげる)こと(もちろん締めてあげることが必要な場合も…)、3つ目は…これが一番重要なのですが…ここでは内緒にしておきます。 就活や婚活についても、基本的には同じです。ただし、相手が大人になっている分、小中学生相手とは接し方が違ってきます。まずは情報を与えてあげることです。そうすればある程度自分で動き出す場合があります。単に知らないから動かないというケースが多いのです。迷っている時に、第一歩を踏み出させてあげることが一番重要です。言葉かけと同時に、具体的な支援を約束しないと躊躇したまま終わってしまう若者が多いです。スタートを切った後は、迷いが生じている時に、修正をしてあげればいいでしょう。「それでいいよ」とか、「それじゃダメ。こうした方がいいな」とか、はっきり道筋を示してあげた方が動きやすいようです。 ここまで手をかけてしまうと、結果として主体性・自主性を奪うことになってしまうのではないかという疑問が出てくると思います。そこが指導者の腕の見せどころなのです。手厚くフォローしてあげた上で、重要な局面では本人の選択・意志に預けたり、少なくとも、自分で決めた・自分で成果を勝ち取ったと感じられるように仕向けてあげられるかどうかで、その後の成長度合いに差がついていきます。 (次回に続く…)
御岳山講演無事終了しました!<その4>
- 2015年10月20日 2:43 PM
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婚活については、他力本願の状態だとうまくいきません。(受験勉強や、社会に出てからの仕事についても同じことが言えると思いますが…) 何か問題が起こった時に、「~が~してくれないからうまくいかない」という他責思考になってしまったり、常に「~に~をしてもらおう」とか、「誰かがどうにかしてくれる」という考え方・行動様式が身についてしまっているとダメなのです。最近の子どもたちの様子を見ていても、そういう傾向は少なくないのですが、そのまま大人になってしまうと、就活や婚活もまともにできない状況に陥ることになります。もちろん、塾では(まずは受験で勝たせるために)その部分を何とか改めさせようと真剣に関わるわけですが、この部分は幼い頃から身についてしまっている習慣なので、一朝一夕では改善できないことが多いです。そういう意味では、保護者の方の責任がとても大きいのです。
周囲の力を借りながらでも、「最終的には自分の力で課題を乗り越えていく」という力が、今の子どもたちにとって一番必要な力なのではないでしょうか。
婚活について言えば、一昔前であれば、強制的にお見合いを組まされたり(世話好きの親戚のおばさんが必ずいましたね)、それこそ本人の意志にあまり関係なく家同士で縁談が進んでいたりということもあり、本人に主体性がなくても結婚まで行き着けたケースが多かったのです。だからこそ、生涯未婚率が2~3%の時代が長かったわけです。
ところが、時代が変わって社会の背景が大きく変化し、ある意味婚活にも自由競争の波が押し寄せました。それと同時に、(男性も女性も)1人でも生きて行ける条件が整って来たことや、(恋愛に限らず)様々淡泊な若者が増えたこと、長引く不況により経済的に余裕がない者が多いこと等、様々な要因が重なって、今の状況があります。
まとめて言うと、結婚するための特別な活動(婚活)を意識的にスタートして、主体的・能動的に自らが動かないと、なかなか結婚というゴールに到達できない時代になってしまったということです。前述した通り、その状況を自分1人の力では乗り越えられない者が増えているのは事実です。私の(元)教え子たちからもそういう相談が多かったのですが(だから仕事にしてしまいました…)、まだ相談に来ようという意志があるだけ救われるのです。意識の持ち方を変えて、1年間真剣に活動すれば、だいたい何とかなってしまう場合が多いです。
(次回に続く…)
御岳山講演無事終了しました!<その3>
- 2015年10月19日 2:03 PM
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当日の講演・ハイキングの様子が、青梅青年会議所のFBPに公開されていましたので、興味のある方はそちらをご覧ください。
https://www.facebook.com/%E4%B8%80%E7%A4%BE%E9%9D%92%E6%A2%85%E9%9D%92%E5%B9%B4%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E6%89%80%E9%9D%92%E6%A2%85jc-300357869976915/
「婚活の講演会ではどんな話をされるんですか?」という真剣な、あるいは興味本位のご質問を何人かの方からいただきました。それにお応えして、問題がない範囲で公開します。
〇情報をきちんと入手しそれを有効に利用すること
→1970年代に2.5%程度だった生涯未婚率は、現在15%ほどまで上がってきています。このままの情勢で行くと、2030年頃には25%を超えてくる(4人に1人が生涯未婚!)という予測もあります。また、年々離婚率も上がって来ており、現在1年間の結婚件数に対して、離婚件数はおよそ1/3ほどにもなります。なぜそんなことになっているのかという点については、明確な理由が存在します。そのあたりのことをきちんと理解した上で、対策を立てて行く必要があるのです。
〇10年後・20年後の人生設計を真剣に考えること
→自分の人生は自分で決めていいと思いますが、後になってからでは取り戻せないこともあることは知っておいた方がいいです。
〇幸せはなるものではない、自分でつかむもの、感じるものである
→塾の教え子たちや、結婚相談所・カウンセリングルームでクライエントの方と接していて、一番感じているのがこの部分です。「幸せになれない方は、自分で幸せにならないと決めている」ケースが多いのです。
〇行動を起こさないと何も生まれない
→これは受験生についても同じことが言えます。目標を掲げても、それをクリアするための本質的な行動を起こさなければ、いつまで経ってもそれは夢のままで終わります。
〇恋愛と婚活は別のものである
〇婚活はスキルである
〇交際→結婚の間に立ちはだかる大きな壁の乗り越え方
→ここは企業秘密ですね… このあたりの詳細を知りたい方は、GS結婚相談所に入会してください(笑)。
(次回に続く…)
御岳山講演無事終了しました!<その2>
- 2015年10月18日 11:08 AM
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最近、私の講演の幅がかなり広がってきました。もちろん、依然として受験に関する講演や、学校や塾の先生対象の研修の依頼が一番多いのですが、「就活」や「婚活」に関するものも増えてきましたし(塾の職員に対して、婚活のノウハウを伝授してくれという依頼が2件続きました)、塾を中心とした「起業のノウハウ」、心理カウンセラーとして「生き方」や「幸せのつかみ方」、家族療法の専門家として「子育て」や「家族関係」、FPとして「お金関連」や「終活・エンディングノートの書き方」等についても仕事の機会をいただいています。本当に内容が多岐に渡っているので、最近は私の専門は何なのだろう…? と自分でも考えてしまいます。ただし、この場で確認させていただきたいのは、(それ以外の仕事は)塾の仕事に影響が出ないことを前提にしているということと、GSのコンセプトである「人々の一生の幸せ」という視点で見た時に、該当しない内容のものはお断りしているということです。
「どのくらい講演料をもらっているんだろう?」ということに興味を持たれている方もいらっしゃると思います。もちろん、個別案件は公開できませんが、本当にこれは「ピンキリ」です。とてもお世話になっている方からの依頼の場合は、それこそ交通費くらでお受けすることもありますし、1回60分~90分の講演で、数千円から10万円くらいまで幅があります。半日拘束というケースでは、20万円~30万円になるケースもあります。(もちろん、有名人の皆さんはもっと相場が高いです) 公立の学校(市教委)からの依頼や、PTAからの依頼はとても安いです。私の場合、八王子市のものはどんなに安くても断らないようにしています。地域貢献の一環と考えているからです。(実は私、現在八王子市に所属する特別職の地方公務員としての立場でもあります) 私立中高や、大学、上場企業からの依頼はかなり高額になるケースが多いです。
(次回に続く…)
御岳山講演無事終了しました!<その1>
- 2015年10月17日 8:07 PM
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本日、青梅(ほとんど奥多摩)の御岳山に登って来ました。と言っても登山を目的で行ったわけではありません。以前にこのブログでもお知らせしましたが、青梅青年会議所主催の「婚活イベント」で講演の仕事を担当させていただいたのです。
私は今までに講演や研修の仕事を数多く担当させていただきましたが、さすがに山に登っている途中での講演は初めての経験でした。スーツではなく、私服で来てくれと言われたのも初めてのことでした。
しかーし! 朝からかなり雨が結構降っているではあーりませんか! (何も今日に限って降らなくても…) 一時はイベント自体の中止も検討されましたが、決行となったので、私も雨の中登りました。と言っても、(講演会場の展望台までは)歩く距離はほとんどなく、ケーブルカーとリフトを乗り継いで上がったのですが… その後(私は遠慮させていただきましたが)参加者たちは、かなり雨が強い中をハイキングに出かけたので、結構大変だったと思います。(あの雨の中、他にも登山客がかなりたくさん来ていたのもちょっとビックリでした) 午後になって雨が上がり日が出て来たので、途中からはとても気持ちが良かったようです。
今回は、結婚相談所の所長としての肩書きで呼ばれたので、教え子や会員たちの様子を見ていて普段感じていることを中心に、婚活で成功するためのポイントを具体的にお話をさせていただきました。ナイナイがやっているテレビ番組を真似て、男性・女性別に、相手側に知られてはいけないアドバイスもこっそりしました。
参加者たちの様子を見ていて私が一番感じたことは、「皆さん真剣に真摯に婚活に取り組もうとしているな」ということでした。私の話も、ほとんどの方がメモを取りながら頷いて聞いてくれていました。こういうイベントに積極的に参加されているわけですから、当然なのかもしれませんが、正直GSの結婚相談所に問い合わせをいただく方の中には、最初から斜に構えていたり、極端に自分を卑下していたりする方もいるので(そういう方は基本的に入会をお断りしています)、今日の参加者の皆さんたちの様子はとてもすばらしいと感じました。
私は夕方までに校舎に戻らなくてはならなかったので、最後の「告白タイム」まではお付き合いできず、途中で失礼して来てしまったのですが、先程連絡が入り、本日で何組かカップルが誕生したとのことでした。私の講演が役に立ったのかどうかは分かりませんが、やはりとても嬉しかったです。
(次回に続く…)
「文系学部廃止なんて言ってない…」by文科省<その4>
- 2015年10月16日 9:11 AM
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経団連の出した文書もなかなか刺激的でした。「必要な人材像は文科省が考えているものの対極にある」とまで言い切っているのですから… 私なりに、この文言を解釈してみたいと思います。
そもそも文科省の通知は、「文系学部の出身者は(理系の専門的な技術を身につけた者と較べて)社会で役に立たない」という前提に立っています。一方、経団連に代表される産業界は、「大学では小手先の技術のみを身につけるのではなく、もっと広い視野で様々な学問に深く勤しみ、(机上の勉強だけでなく)人間の幅を広げて欲しい」という認識が根底にあります。何でこんなところですれ違いが起こっているのか考えてみると、私は社会に出てからの「立ち位置の違い」が根底にあると感じます。非常に端的に言うと、文科省は「ブルーカラーの大量生産」や「専門的技術者の養成」を、産業界は「ホワイトカラー」や「将来の幹部候補として組織をリードして行けるような人材育成」をイメージしているとしか思えないのです。
巷では、「本当に文系卒は使えないのか?」という議論も散見しますが、もともと前提となる土俵が異なるわけですから、どっちが正しいという議論はあまり意味をなしません。また、近年では「文系」なのか「理系」なのか判別がつかない学部も多くなっているという現状もあります。
私は長いことこの仕事をしていますが、「バリバリの理系の学生は、他人とのコミュニケーション能力に欠ける者が多い」という実感は確かにあります。教え子たちについて言うと、原因と結果が逆のような気もしていますが… コミュニケーション能力が著しく欠けている生徒は、専門性や手に職をつけるために、理系に進学する(させる)ケースが多くなっているということです。
塾の講師の仕事についてもそのことを感じることが多いです。これは集団指導の塾についてのみ言えることかもしれませんが、数学・理科等の理系の科目においても、理系卒よりも文系卒の方が優秀な講師が多いというのが私の経験則です。様々理由があると思いますが、(自分が優秀なために)生徒たちがどこで躓いているのか理解できないことや、「伝える力」が不足しているケースが多いように感じます。
ちなみに、私はバリバリの文系です。いや、高校・大学とほとんど体育館にいましたので、実は体育会系なのかもしれませんが…
「文系学部廃止なんて言ってない…」by文科省<その3>
- 2015年10月15日 12:32 PM
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今回のやり取りでイメージが湧かない方もいらっしゃると思うので、実際の文科省から出された「通知」を再掲してみます。
2015年6月8日付 文部科学省通知「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」(抜粋)
「各大学の強み・特色・社会的役割を踏まえた速やかな組織改革に努めることとする。特に、教員養成系学部・大学院、人文社会系学部・大学院については、18歳人口の減少や人材需要、教育研究水準の確保、国立大学としての役割を踏まえた組織見直し計画を策定し、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする。」
いかがでしょうか、やはり何度読んでも、今回文科省が「こういう意味だった」と説明しているようには読めないですよね… 教員養成系学部と人文社会系学部が並立していますし、「社会的要請の高い分野に転換…」ということは、これらの学部の出身者は「社会的要請が低い」と(文科省が)考えている(いた)ということは間違いありません。
今回の対応を受けて、すでに学部の廃止・定員削減等を決定してしまった大学からは困惑の声が上がっています。ただし、文系学部の何らかの「見直し」は必要であるとの認識から、大きな方向性は修正しない大学が多いようです。
1つ間違いなく言えることは、教員養成大学・学部が大幅に廃止や定員削減の方向に向かうことです。特に、教員免許取得が卒業の要件になっていない大学・学部が真っ先に手をつけられています。少子化に伴い、必要教員数が減っているので、これは当然の措置であるということを文科省が強調しています。
私は法学部の出身ですが、教員免許を持っています。(塾の講師をやる上ではあまり役に立たないと実感していますが…) 大学で通常のカリキュラム以外に、毎週(90分)3~4コマの授業をプラスして受講し(他の科目と違って出席確認が厳しかった…)、2週間の教育実習に行って免許を取得しました。今後は、このあたりの制度についても見直される可能性が高くなっています。
私の教え子(卒業生)の中にも、国立大学→教師という道を志している者が何名かいますが、今回の「方針転換」によって、進路変更を検討している者も出てきています。そういう意味では、とても影響が大きいのです。
(次回に続く…)
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