- 2015年10月15日 12:32 PM
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今回のやり取りでイメージが湧かない方もいらっしゃると思うので、実際の文科省から出された「通知」を再掲してみます。
2015年6月8日付 文部科学省通知「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」(抜粋)
「各大学の強み・特色・社会的役割を踏まえた速やかな組織改革に努めることとする。特に、教員養成系学部・大学院、人文社会系学部・大学院については、18歳人口の減少や人材需要、教育研究水準の確保、国立大学としての役割を踏まえた組織見直し計画を策定し、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする。」
いかがでしょうか、やはり何度読んでも、今回文科省が「こういう意味だった」と説明しているようには読めないですよね… 教員養成系学部と人文社会系学部が並立していますし、「社会的要請の高い分野に転換…」ということは、これらの学部の出身者は「社会的要請が低い」と(文科省が)考えている(いた)ということは間違いありません。
今回の対応を受けて、すでに学部の廃止・定員削減等を決定してしまった大学からは困惑の声が上がっています。ただし、文系学部の何らかの「見直し」は必要であるとの認識から、大きな方向性は修正しない大学が多いようです。
1つ間違いなく言えることは、教員養成大学・学部が大幅に廃止や定員削減の方向に向かうことです。特に、教員免許取得が卒業の要件になっていない大学・学部が真っ先に手をつけられています。少子化に伴い、必要教員数が減っているので、これは当然の措置であるということを文科省が強調しています。
私は法学部の出身ですが、教員免許を持っています。(塾の講師をやる上ではあまり役に立たないと実感していますが…) 大学で通常のカリキュラム以外に、毎週(90分)3~4コマの授業をプラスして受講し(他の科目と違って出席確認が厳しかった…)、2週間の教育実習に行って免許を取得しました。今後は、このあたりの制度についても見直される可能性が高くなっています。
私の教え子(卒業生)の中にも、国立大学→教師という道を志している者が何名かいますが、今回の「方針転換」によって、進路変更を検討している者も出てきています。そういう意味では、とても影響が大きいのです。
(次回に続く…)
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- 「文系学部廃止なんて言ってない…」by文科省<その3> - GS進学教室 より

