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GS進学教室

アドミッション・ポリシー

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年2月4日 12:04 PM
  • 未分類

皆さん、「アドミッション・ポリシー」という言葉をご存知でしょうか? 簡単に言うと、「各学校が入試問題を作成する時に込めたメッセージ」ということですが、「その学校がどんな生徒を欲しいと思っているか」という考え方を表します。例えば、国語はあまり特色がなく差がつかない問題を作り、算数は非常に特徴的で、力がある生徒とない生徒で大きく点数に差がつく問題を出題している学校は、算数・理系ができる生徒を欲しいのだろうと想像できます。また、その科目の出題形式・出題傾向は、そのまま学校の意図を表しています。記述問題が多い学校は、記述力がある生徒に入学して欲しいと考えているわけです。

私は、特に都立中の適性検査の問題にそのアドミッション・ポリシーを感じています。都立中の設立趣旨・目的は、確かに「リーダーシップ云々」もあるのでしょうが、本音は大学入試(特に東大を初めとした国公立)で強い生徒を集めて育てることにあることは間違いありません。進学重点高校(西・日比谷・国立等です)も含めて、大学受験の合格実績に対する(都教委や世間の)プレッシャーはかなり強いのです。
そうであるならば、入学の段階で、できるだけ優秀な生徒、6年後の大学受験で強い(であろう)生徒を1人でも多く取りたいと考えて当然ですし、学校の先生ができることは、そういう生徒が選別できる入試問題(都立中の場合は適性検査)を作成することしかないので、そこに全精力を傾けてくるのは当然のことなのです。

昨日の各都立中の適性検査の問題を見ていて、改めてそれを感じました。学校ごとの色が明確で、学校名が伏せてあっても、どこの中学校の問題かがほぼ当てられる感じすらします。今年は、作文の出題傾向が変わった中学校が多かったのが特徴的です。全体としては書き易いものが増えたように思いますが、形式の変更等で戸惑った受検生も多かったようです。

武蔵中では、何と!古文が出題されました。徒然草です。もちろん口語訳がついていますし、古文の知識は直接は必要ないのですが、口語訳も小学生にとってはとても読みにくく、動揺して力を出せなかった生徒も結構いたようです。特に都立中は、こういう出題の変化、予想外の問題に対して、動じないで対応できるある意味の図太さも必要になります。武蔵中は、自他共に認める「理系の学校」ですが、この作文の出題を見ていると、「文学少年(少女)」も欲しいと考えているのかな?と考えてしまいます。小学生で徒然草を読んだことがある生徒はそうは多くないでしょうが、1度でも原文を目にしたことがあれば有利であることは間違いありません。そう言えば、武蔵中に通っている生徒が、(特に男子は)数学・理科が好きな(得意な)生徒は多いけど、国語や社会は今イチな生徒が多いと言っていたことがあるような気が… 我々の業界でも、「理系科目は得意だけど作文が苦手な生徒は、(偏差値は上だけど)武蔵を受検させよう」という指導が当たり前になっています。

立川国際中も、作文の形式が大きく変わりました。自分の意見を書く形ではなく、すでに書かれた文章を、ルール・条件に従って書き直すというものでした。私は毎年、全国の公立中高一貫校の問題をほとんどすべて目を通していますが、今までに目にしたことがない形式です。そういう意味では、生徒たちは戸惑ったと思います。原文とあまりかけ離れた(つまり自分独自の)意見は書きにくい(というか書いてはいけない)ので、どちらと言うと、表記や言葉のつながり等の力が問われたのだと思います。採点基準が今ひとつ分かりませんが… 「他の生徒の作文を読んで、自分なりに修正する」というような経験をしたことがある生徒は有利だったかもしれません。これは、塾の講師の得意とするところですね。
立川国際中は、数年前に理科のイオンの問題(中3で学習します)を出題して物議を醸したことがあります。学校側は条件はすべて提示してあるので、イオンの問題ではないとコメントしていましたが、誰がどう見たってイオンの知識がある生徒(そんな生徒がいるかどうかはともかく)に有利な問題で、そういう意味では「悪問」と言われていました。ただ、私はその時も違う見方をしていて、「あぁ、学校の中では理系科目の指導で苦労しているんだろうなぁ」と感じていました。こちらも、在学中の生徒たちから、英語はできる生徒が多いけど、数学・理科はそうでもないという声を聞いていたこともあります。塾の講師たちの中にも、「理系科目は苦手だけど作文が得意な生徒は立国を受けさせろ」という鉄則があるのです。

それ以外の中学校の問題も含めて全体的に感じることは、やっぱり知識がある生徒が有利だということです。特に今年は、地理や歴史等、社会の知識を持っている生徒に有利な問題が多かったように感じます。小石川や武蔵の理系の問題も含めて、私立中(特に難関中)と併願した生徒にとって解きやすい問題が増えているかもしれません。(もちろん、作文の対策をしっかりやっていることが合格の絶対条件ですが…) その匂いをあまり感じないのが、南多摩と三鷹の問題です。

大泉と三鷹で、問題にミスがありました。共に、ちょっと恥ずかしくなってしまうような言葉の表記ミスなのですが、何でこんなレベルのミスが事前にチェックされないのだろう…と感じる一方、逆に言えば受検生には影響がないレベルのものだったので(つい笑って、ほのぼのとしてしまった生徒がいたかも…)、そういう意味では良かったと思います。

某塾のサイトで、合格最低点の予測が出ていますが、あれはちょっと全体的に高すぎますね。昨年までと較べて、そんなに大きく上がることはないでしょう。採点基準が全体的に厳しい中学校が多いので(特に南多摩・三鷹)、7割とかの勝負には絶対になりません。例外としては、作文でポンと80点とか90点とかを多くの生徒につけてしまう中学校が出た時に、合格最低点が上がる可能性があることくらいです。過去の点数の出方の印象で言うと、立川国際にその可能性があります。

都立中入試終了

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年2月3日 1:52 PM
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本日は都立中の入試日でした。正確に言うと、都立中の場合は「入試」という言い方をしないことになっていて、「適性検査」が正式な名称です。あくまでも、試験ではないということです。だから、「受験」ではなくて「受検」なのです。(まあ、これも気休めで、実態は「試験」そのものです。この名前に騙されて、特別な対策をしなくても合格できるという誤解がまだあります)

朝はとても暖かかったですね。コートがいらないくらいでした。昨年まで、都立中入試の日はとても寒い日が多かったので(数年前は大雪が降ったこともありました)、何か変な感じでした。
GSは昨年5月の開校だったので、小6生は数人しかいませんでした。受験(受検)勉強のスタートが遅かったため(今は都立中志望者でも小4からのスタートが当たり前になっています)、なかなか大変でしたが、みんなよく頑張りました。少なくとも、合格の可能性があるところまでは全員が到達したと思いますし、今日塾に戻って来た時は、全員とても「いい顔」をしていました。「悔いなくやりきった感」は持てているようなので、ここについてはホッとしています。

まだすべての中学校の問題を見たわけではありませんが、何校かの問題を見る限り、やはり適性検査の理系の問題が難しいです。ここではあまり差がつかないので、社会系の資料の読み取りと作文で合否が決まるような気がします。

合格発表まで、1週間。この間がとても長く感じます。

やれることはすべてやる

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年2月2日 12:57 PM
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1人、そしてまた1人…と進路が決まっていきます。昨日行われた合格発表でも、2名(小6・中3各1名)の進学する学校が決定しました。今日も、この後3時に重要な合格発表を控えています。郵送での合格発表を待っている生徒もいます。
都立中の入試(適性検査)が、明日に控えています。23日の都立高校の一般入試に向けて、ラストスパートに入っている生徒もいます。もちろん、今日も通常通り授業が行われます。

この時期重要なことは、決して勉強のペースを落とさないことです。「入試も近いから、あまり無理をしないようにしよう」とか、「塾も休んで体調を整えて…」などと言っている生徒は、だいたいうまくいきません。もちろん無理はいけませんが、今までと同じペースで最後までやりきらなくてはなりません。この時期、ちょっとペースを緩めると(勉強の量を減らすと)、途端に得点力が低下してしまう場合が多いのです。生徒たちもそんな感覚は持ってきているようです。

都立の一般入試まで考えてもあと3週間。「やれることはすべてやる」これが合言葉です。

もう2月…

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年2月1日 4:54 PM
  • 未分類

早いもので、今日から2月となりました。いよいよ勝負の時です。

本日は都立高校推薦入試の発表がありました。やはり、どの高校もかなりハイレベルの戦いとなりました。内申点だけで言うと、一般入試よりも2~3ポイント高いところが合格ラインになっている高校が多いように思います。(だいたい倍率と比例しています。倍率が4倍・5倍とかになっている高校は、とんでもないハイレベルの争いになりました) 予想通り、昨年までに較べると、内申点の上下が逆転しているケースが増えていますが、内申が足りないのに合格した生徒は、面接・集団討論や作文でかなり抜きん出ているレベルの生徒です。逆に、内申が上なのに落ちている生徒は、やはり面接等での印象が今イチの生徒に多いようです。そういう意味では、都教委の指示通り、各高校とも「当日点」で差をつけたと言えるのでしょう。(昨年までは、ほとんど内申点の順番に合格していたのです)

私どもの生徒でも、厳しい結果となった生徒が多かったのですが(結局、合格者は1人だけでした…)、ここで落ち込んでいる場合ではありません。最初から「ダメもと」で行くとは言っていても、実際に掲示板に番号がないという事実を突き付けられると、ショックを受けてしまい、勉強が手につかなくなってしまう場合もあります。そうなりそうな生徒は、当日中に改めて「気合い」を入れ直す必要があるのです。(そろそろ生徒たちが帰って来る頃かな…) 今日から、一般入試に向けて、リスタートです。あと3週間、できることはまだまだあります。

中3生は、埼玉県・山梨県の高校の一般入試がスタートしました。立教新座や日大明誠の受験に行った生徒たちが戻って来ました。こちらも、手応えがある生徒、ウーンと唸っている生徒と様々ですが、まだ勝負は先。立ち止まっている場合ではありません。

本日より、都内の私立中入試もスタートしました。今日が本命校という生徒が多いので、緊張感が漲っています。(どちらかと言うとお母さんの方に…) 中学入試は当日合格発表となる学校も多いのです。今日の夜10時に(ネットで)本命校の発表を控えている生徒もいます。夜、授業をやっていても、気が気じゃないですね。

都立中の方は、明後日の本番に向けて、本日最後の授業です。特に都立中の適性検査や作文は、直前の気持ちや記述への意識の持ち方でだいぶ点数が変わってくるので、とても重要なタイミングだと考えています。私立中の午後入試を受けて、そのまま授業に駆けつける生徒もいます。

入試の喧騒をよそに、本日より新小4~新中1のクラスは、新学年としての授業がスタートします。現中1・現中2の授業も平常通り行われます。

当たり前ですが、塾の講師が一番忙しい時期を迎えています。

2匹目のドジョウ

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月31日 12:58 PM
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本日発売の雑誌「女性セブン」(小学館)に、私が写真付きで掲載されてしまいました… と言っても、スキャンダルではありませんのでご安心ください。(^_^;) 受験特集で取材を受けたのです。タイトルは、「受験の神様降臨!験かつぎグッズ&祈願スポット教えます」。もちろん、私が受験の神様として崇め奉られているわけではありません。もう、想像がついている方も多いと思いますが、先日の「験担ぎ」に関するブログが、編集者の目に止まり、依頼を受けたのです。記事の中では、なぜ蛸の御守りが流行っているかというようなことを、説明したりしています。(ちょっと恥かしいぞ…)
確かに、ネットで「受験の験担ぎ」で検索すると私のブログが上位でヒットしたりしますし、そもそも「験担ぎグッズ評論家」を名乗っている(?)塾関係者は、全国広しと言えども私ぐらいでしょうから、こういう企画を行う時に指名される確率は高いのだと思います。(もちろん本来の塾講師としての仕事も評価されてのことだと信じていまずか…) そういう意味では、先日のブログにも書いた通り、「2匹目のドジョウ」がいたということになります。女性誌に名立たる芸能人たちと並んで写真が掲載されているのは、「イケメン塾講師」としての面目躍如というところでしょうか…(笑) 皆さん、ぜひ今週号の「女性セブン」をお買い求めください。(少しは営業にも貢献しようっと…)

ちょっと残念なことが2つ。本来は先週号に掲載される予定で進んでいたのですが、紙面の都合で1週間繰り延べされてしまったのです。明日から東京の中学入試が始まりますし、高校受験も大学受験も、実質もうスタートしています。今さら、験担ぎグッズや神社を紹介されても…という感想を持つ読者の方も多いと思います。
さらには、験担ぎ等だけではなく、昨今の受験の状況や、受験直前の親の心構えについても依頼を受けて語ったのですが、そちらは全面的にカットされてしまいました。塾の講師として、どちらかと言うとそちらが伝えられると思ったから取材を受けたのに… とても残念なので、その幻の原稿を以下に掲載します。(私が書いたもので、掲載されていない部分ですから、著作権上も問題ないでしょう) 受験生をお持ちの保護者の方は、ぜひこちらも併せてお読みください。

<最近の中・高受験の事情>
〇子どもも親も、偏差値だけで学校を選ばなくなってきている。大学を出たとしても就職が依然厳しい状況なので、子どもに合っていて、将来に向けて本当に価値のある学校を吟味して選ぶようになった。立地条件(最近はあまり遠くまで通わない)、制服や施設、学校の雰囲気等も重要なポイント。特に高校入試において、男子校・女子校の人気が低下していて、明確な共学志向が窺える。
〇東京では、都立中学・都立高校の人気が急上昇。都内の小6生の1割が都立中学を(私立中学は2割弱)、中3生の7割が都立高校を志望している。不況の中で、授業料無料の都立が支持されている側面はあるが、教育・指導の差別化による大学進学実績の向上が背景にある。私立中高は、生徒が集まらず、経営的に厳しくなってきているところも多い。
〇都立中学の入試では作文等、完全記述の問題が中心。文章や問題も抽象的でレベルが高いものが多い。都立高校の推薦入試では、今年度から作文・面接に加えて、「集団討論」が導入された。論理的な思考力と、表現力・協調性等が問われる。入試制度が毎年のように変わるため、受験は情報戦の要素が強くなってきている。(集団討論に代表されるように)、きちんと対策を立てた生徒とそうでない生徒の合格率に差が出てくるだろう。
〇子どもたちが、精神的に幼く、弱くなってきていることを感じる。(特に男の子は)あまり自分の気持ちを言わない子どもが増えている。そんな中で限界を迎えると、突然プツッっと切れて何もかも投げ出してしまう場合もあるので、親や教師が注意して精神面のケアをする必要があると思う。(特に受験期)
〇逆に、小学生の女の子は、お母さんと仲良くてベッタリの関係になってしまっている場合がある。受験にとってこれはマイナスとなる場合もあるので、適度な距離を取ることも必要。

<親が子どものためにサポートしてあげられること>
〇特に小6生は、入試当日、一緒に学校まで行ってあげて欲しい。電車や道に迷わないようにすることだけでも意味はあるが、最後の最後まで傍にいてあげることで、安心できる子どもは多いと思います。
〇受験の事務手続き(お金の払い込み等)を万全に準備してあげること。子どもがここを心配しているようでは、試験に集中できません。以前、第一志望校に合格したのに、保護者の方が手続きを忘れてしまったために、その学校に通うことができなくなったケースがありました。
〇健康管理(食事・睡眠・風邪をひかせない)
 以前、験を担いで「カツ」ばかり食べさせられて、入試直前にお腹を壊してしまった生徒がいました。
〇精神面のフォロー
 自信を持たせて、いい精神状態で入試当日送り出してあげること。生徒たちの話を総合すると、「いつも通り普通に接して欲しい」という声がほとんど。親が不安になると、子どもに不用意なことを言ってしまうケースがあるので注意が必要。「ちょっと待て、そのひと言がダメにする」
〇最後まで、子どもを信じてあげること。これが一番重要です。親の本心を、子どもは敏感に感じ取ります。入試前日は、「ここまでよく頑張って来たね」と、目を見て褒めてあげてください。それで、すべて伝わります。

教育関連で気持ち悪いニュースが多すぎる<続報>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月30日 12:58 PM
  • 未分類

先日、「教育問題で気持ち悪いニュースが多すぎる」というタイトルでブログを書きましたが、その後ますます「気持ち悪い」方向に事態が進んでいるので、再度取り上げたいと思います。

まず、学校の先生の1月末退職問題。下村文科大臣が、「絶対に許されない。教委を通して指導する」と発言して、物議を醸しました。確かに、最後の2ヵ月を残して、お金のために教師が生徒を見捨てるということについて、道義的に後ろ指を指されるのは仕方ないと思います。早期退職という苦渋の決断をした先生方も、そのこと(多少の非難)は一定覚悟していたはずです。しかし、そのことと、国の教育の総責任者が、法的に問題がないことを「絶対に許されない」と発言することは、まったく次元が違う話だと思います。
ただし、私が一番「それはおかしい!」と感じたことは、そのことではありません。早期退職を取り止めて3月まで働くことにした教師が賞賛されていたり、自治体によっては、早期退職をした上で、2ヵ月限定の再任用で同じ学校で勤務することを認めるところが出てきていることです。
最初から1月末での退職の意思を表明せずに、退職金の減額を甘んじて受けて、最後まで職務を全うしようとしていた先生方もたくさんいるのです。その先生たちについては、そういう情報すら出回っていない場合が多いと思いますが、一度退職表明した後に撤回した先生が英雄扱いされていることに違和感を感じるのです。さらに、ちょっと考えれば分かることですが、最初から3月末退職を表明していた教師がいる中で、1月末退職で再雇用を認められた教師がいるということは、とても不公平な状況になるわけです。再雇用時の給与は、今までよりは何割か減らされるようですが(民間では半分~6割程度のケースが多い)、退職金を満額もらった上でその恩恵を受けて、しかも、生徒・保護者にはその事実(2ヵ月の再雇用)は伝えられないというのです。一方、最初から3月末退職の意思を示していた教師が、では自分も1月末退職→再雇用にしてくれと希望しても、今さら時期的に認められないそうです。(公務員も、定年を待たずに退職する場合は、少なくとも1ヵ月前に退職願を出さないとならないのです) その先生方は、退職金が当然のように100万円以上減らされるのです。各教委も、後釜の2ヵ月だけの教師を探すのが大変なので、渡りに舟の選択だったのでしょうが、正直者がバカをみるこんな制度が、社会的に認められるとは到底思えません。

もう1つは、体罰問題です。大阪の当該の高校で、体育科の募集停止は決定していますが、その後、バスケ部の秘密の「寮」の存在が明らかになったり、在校生が学校批判や飲酒・喫煙等で無期停学になったり、保護者・OBを中心に「〇〇高校応援団」が結成されたり、依然として混乱が続いています。
しかし、これについても、私がとても「気持ち悪い思い」をしているのは、他に理由があります。毎日のように、各地の中学校・高校で体罰教師の実態が明らかになり、処分されたり、報道されたりしていることです。駅伝の常勝校の顧問をはじめとして愛知県が特に先行していますが、今後すべての都道府県でどんどん同じことが噴出してくると思います。(今日は、柔道の全日本女子の監督の話まで出てきました。ロンドンオリンピックのあの悲壮感はそういうことだったのか…と改めて納得した次第です) 今まで当たり前に体罰を行っていた教師たちは、今頃とても首筋が寒い思いをしているはずです。
いじめ問題の時もそれを強く感じましたが、生徒の自殺という大きな問題が起こったから、その学校のことが問題として取り上げられているだけで、全国的に似たようなレベルのいじめや体罰はあちこちで行われているのです。実際、うちの生徒たち(中学生・高校生)に聞いても、自分の学校でもいじめ体罰はある(あるいはあると思う)と答える生徒がほとんどです。程度の問題と、生徒が何らかの行動(自殺や告発)を起こさないと公にならないというだけの話です。私が問題だと感じているのは、ここでも不公平感がプンプンしていることです。現状では、たまたまそのことが公になった教師だけが処分されて、隠蔽した教師は何のお咎めもないという状況なのです。
今、学校での生活指導や、部活の指導は大きな転換期を迎えています。学校の自治活動や、運動部の勝利至上主義の体質も見直されていかざるを得ないでしょう。もしかすると、塾での指導にも影響が出てくるかもしれません。もちろん、体罰はあってはならないことですが、成績を上げるため、受からせるためには、ある程度生徒を追い込まなくてはならない場面があるのです。今後は、多少成果に目をつぶってでも、生徒の自主性を優先して…という風潮が強くなっていくのだと思います。
政府が作成した「いじめ防止法案」を見ました。体罰がいじめの一種として取り上げられているのには、不謹慎ですがつい笑ってしまいました。さすがに、差し戻されたようですが…

体調管理

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月29日 5:31 PM
  • 未分類

今、一番気をつかっているのは、生徒たちの体調管理です。今、風邪をひかれたら、確実に今週末からスタートする本命校の入試に影響します。私立中が2月1日、都立中が2月3日、高校入試も2月1日から一般入試がスタートです。今年の風邪は、お腹にくるケースが多いようですね。(ノロも怖いです) そんな状態で入試に行くのは避けなければいけません。
それぞれの学校では、インフルエンザが流行り出したようです。首都圏では、2月上旬~中旬がピークだという予測が出されています。小6・中3生は、ほとんどの生徒が予防接種を受けていますが、型が違うと効かなかったりします。(香港とかソ連とか… もうソ連はないというのに…)
しかし、生徒たちは無防備です。家に帰って手洗い・うがいをしていない生徒がいたり、平気で薄着で外を歩いていたり、冷たいものをガフガフ飲んでいたり… もうちょっと体調管理に敏感にさせないといけない時期を迎えます。ここは、保護者の方にも全面的にご協力いただく必要があります。夜お風呂から出た後に、寒いところで勉強していたりすると、風邪を引く確率は格段に上がります。栄養バランスの取れた食事としっかりした睡眠が風邪の予防には一番のようですし…
くれぐれも「ウ・カール」や「キット・カット」や「たこのウィンナー」を食べすぎたりしないようにね!

人の振り見て…

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月28日 12:12 PM
  • 未分類

昨日の夜、近所のファミレスで食事をしました。日曜夜の食事時だったので、家族連れも含めて結構賑わっていました。その時に起こったできごとで、様々考えさせられることがあったので、ご紹介したいと思います。

突然、私の後ろのテーブルの初老の紳士(歳は60歳前後か?)が、オーダーを取っていた女性店員(大学生のアルバイトかな?)に大声で怒鳴り始めました。言葉遣いを間違えたのか、モタモタしていたのか分かりませんでしたが、いずれにしても「大したこと」でなかったのは間違いありません。「いい加減にしろ!」「上の者を呼べ!」と始まり、ペコペコ謝る女性店員の言うことを一切聞かず、結局、店長らしき人がやって来ました。そこでも、ひとしきり「あなたの立場は?」だの、「どういう教育してるんだ!」だの文句を言って、店長(らしき人)がひたすら頭を下げたことで終わりましたが、その後、連れ(奥さんと子どもかな?)に対して、「あまりにもひどいので指導してやった」というようなことを言って、とても満足した様子でした。
ほとんど満席の中で大声を上げて、周囲の客も明らかに迷惑そうな顔をしていたのと、店員さんがあまりにもかわいそうだったので、これ以上続いたら自分が立ち上がろうと思っていたところでした。「あなたの方が迷惑だから、静かにしてくれ」と… 店員さんが何か大きな失敗をして迷惑をかけたならともかく、オーダーを取ろうとして来た直後だったので、あんな言われ方をする筋合いはない状況でした。明らかなクレーマーで、私が店長だったら「どうぞお引き取りください」と伝えていたかもしれません。

せっかくのごちそうがまずくなってしまったわけですが(でもおいしかったけど…)、その後家に帰ってから様々考えたら、そのおじさんがちょっとかわいそうに思えてきました。身なりはしっかりしているし、年齢からしても会社のお偉いさんか、定年退職直後という感じでしょう。団塊の世代の方でしょうか? 自分の子どもよりずっと若い店員をつかまえて、些細なことで文句をつけて、ペコペコ謝らせたり、「ご指導ありがとうこございます」と言われ悦に入っているのです。自分では、「指導をしてやった」というつもりなのでしょう。自分の部下と勘違いをしているか、あるいは部下が言うことを聞いてくれない憂さをはらしているか、会社を辞めた寂しさを紛らせているか、そんなところなのだと想像します。いずれにしても、周囲の人たちからすれば、いい迷惑でしかありません。
長年会社の一線で働いてきて、それなりに会社にも貢献してきたのでしょうが、「晩年にああいうことをしないと自尊心を保てないのか…」と考えると、ちょっと哀れな感じを受けてしまったのです。(自分より目上の方に対して、失礼なもの言いであることは十分自覚しています。態度があまりにもひどかったので、書いてしまいました)

世間的にも、この世代の方にはそういう方が多いということを見聞きする機会が多かったのですが、自分で目の当たりにして、「そうか、そういうことか」と納得してしまった次第です。
自分は、ああいう歳の取り方はしたくないなぁ。

都立高校推薦入試スタート!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月27日 4:30 PM
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本日より、都立高校の推薦入試がスタートしました。本日「より」と書くのは、明日も引き続き入試が行われるからです。(進学重点校を中心に、1日だけで終えてしまう高校もいくつかありますが)ほとんどの高校は、本日「作文」と「集団討論」、明日「個人面接」を実施します。2日間連続で同じ高校の入試に行くというのは、何か変な感じがします。

生徒たちが三々五々帰ってきて、報告を受けました。作文や集団討論の形式は、ひと言で言うと、予測の範疇内でした。集団討論のテーマは、中学校や高校の学校生活で実際に起こり得る状況設定が多かったのですが、その分、作文の方で抽象的なテーマを課した高校が多かったようです。「幸せとは何か」とか… 課題文を与えた高校も結構ありました。ポイントは、「抽象的なテーマを、自分の具体的な体験や思いに変換して書くことができたか」だと思います。
集団討論の形式も、学校により様々でした。ほとんど先生が仕切ってくれた高校と、司会進行も含めて生徒たちに丸投げされて30分放置された学校とはっきり分かれました。トップ校で言うと、国立が前者、西が後者でした。学区3~4番手校あたりでも、「放置」された高校もあり、高校のレベルというよりは、先生方の考え方で形式を決定したようです。都教委は一貫して「形式は高校ごとに任せる」と言っていたので、高校ごとの考え方を反映しているのは、ある意味あるべき姿だと思います。

生徒たちとは、明日の面接について最終確認をしました。今までだいぶ練習をしてきたので、もうあまり心配していないようです。どちらかと言うと、作文や集団討論の方を気にしていたので、今日終わったことにより、ホッとして気を緩めないようにさせなくてはなりません。
生徒たちは、そのまま日曜特訓の授業を行っている教室に入っていきました。この頑張りが結果に結びつきますように…

1点の重み

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月26日 11:24 AM
  • 未分類

夏にも書きましたが、入試の本番は1点・1問で天国と地獄が分かれます。ボーダー(合格最低点)が180点だとすると、180点取った生徒は合格発表の掲示板に自分の番号が載ります。しかし、 179点の生徒は、どんなに泣こうが喚こうが、その学校に通うことはできないのです。考えてみたら、どの学校でも、ボーダー付近には大変多くの生徒が犇めきあいます。特に高校受験の方では、私立も都立も実質倍率2倍程度の高校が多いのですが、点数が正規分布になるとすると、ボーダー付近に最も多くの生徒が並ぶわけで、1点で泣き笑いが起こるのは、当然の結果なのです。

この時期生徒たちは、自分が受験する学校の同じ年度の入試問題(過去問)をすべての科目そろえてやって、合格最低点と較べたりしているのですが、正にこの「1問の重み」を痛感する機会が多くなっています。合格ライン対して、1問圏内で滑り込んだり、逆にあと1問取っていれば合格だったり… そんなバトルを日々繰り返しています。テスト返却後にやり直していると、集中力に欠けたミスを発見して、「う゛ぁ?っ!」と叫んでいたりします。特に、都立中の適性検査は、1問の配点が10点とか15点とかあったりするので、たった1つの読み間違いで10点以上が消えてしまうようなことがざらにあります。生徒たちはこういう経験をしながら、「入試の本番は紙一重のところで決まるのだ」ということを体で理解していくのです。

今日も、中3の授業で過去問バトルを行います。明日、都立高校の推薦入試ですが、一般入試用の勉強も並行してやっていかなくてはなりません。受験生にとって、シビアな日々はまだまだ続きます。

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