GS進学教室
都立高校入試要項発表
- 2013年9月14日 12:31 PM
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来春の都立高校の入試要項が正式に発表になりました。併せて、高校ごとの配点等詳細も公表されています。
日程は以下の通りです。
推薦入試 / 出願…1月22日 入試…1月26日・27日 合格発表…1月31日
一般入試 / 出願…2月6日・7日 入試…2月24日 合格発表…2月28日
あえてそうしているのだと思いますが、推薦入試の出願日を1月22日にしていることにとても違和感を感じます。この日は私立高校の推薦入試が行われる日なのです。当然、都内の高校では両方の併願はできないわけですが、埼玉県の高校を受けに行く生徒もいたりするので、保護者の方が願書を出しに行く等の混乱が生じます。
昨年から大きく変更となった推薦入試の方式には、変更はありません。学校ごとの配点もほとんど昨年のものを踏襲しています。1000点満点のうち、内申が500点、面接・集団討論が200~300点、小論文が200点~300点という感じで、学校ごとに配点詳細が発表になっています。
今春の結果を分析すると、内申点の(45点中)2~3点の差は、当日の出来次第で簡単にひっくり返っています。特に集団討論と小論文の点数の差が合否を分けています。事前の対策が絶対に必要です。
一般入試では、自校作成校のグループ化が大きな変更点です。以下のグループごとに、原則同じ問題となります。やはり一番影響があるのは、Aグループだと思います。特に、八王子東・立川・青山あたりの受験者は、昨年までと同じ勉強をしていたら、本番で面食らうことになるのではないでしょうか?
Aグループ…日比谷・西・国立・立川・八王子東・戸山・青山
Bグループ…国分寺・新宿・隅田川
Cグループ…武蔵・富士・大泉・白鴎・両国
東京オリンピック招致に思う<その5>
- 2013年9月13日 8:29 AM
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では、子どもたちに与える影響はどうなのでしょうか?
まず、小中学生を中心に、自分が選手として参加したいという大きな夢を持つ子供が意外と多いことに驚きます。親のエゴ(失礼!)もあると思いますが、「とりあえず口に出す」というレベルの子供はあちこちで見かけるのではないでしょうか? 体操クラブやスイミングクラブで、今週に入ってから問合せが増えているところが結構あるそうです。実際に叶うかどうかは別にして、このくらいの大きな夢を持ってチャレンジするのはすばらしいことだと思います。
現在強化選手となっているレベルの子供は、モチベーションが一気に上がったと思います。やはり、自国開催のリアリティはかなり強いのでしょう。特にほとんどの集団競技は、予選がなく必ず出場できるので、全日本のメンバーにさえ選ばれれば、オリンピックに出られることになるわけです。
自分が出場するというレベルではなくても、目の前で世界のトップアスリートを見られること、様々な感動を味わえること、外国からの多くの来訪者で溢れかえることへの期待感を感じている子供も少なくないでしょう。今から、絶対に〇〇の競技は見に行くと決めている子供もいると思います。(私はやっぱりバレーボールですね。自国開催なら、弱小の男子も出られるし…) 国内にいながらにして、これだけ短期間に、多くの国の人々と出会えるチャンスはそうはありません。一説には、大会期間中トータルで3000万人(東京の人口の3倍!)の外国人が東京に来ると言われています。会場周辺に行けば、いくらでもその他国の人々と出会えるのです。私ですら、様々な国の人とコミュニケーションを取ってみたいと感じるのですから、東京周辺に住んでいる子供たちには、そのワクワク感を持って欲しいものです。
国内のボランティアもかなりの数募集します。北京やロンドンでは6~7万人規模だったようです。中高生くらいでも携われるものがあるようですし、その頃大学生くらいになっているであろう子供たちにとっては、とても魅力的な「仕事」だと思います。ただし、応募はかなりの倍率になることが予測されるので、外国語がしゃべれたり、大人と対等にきちんとした言葉で話ができたり、飛び抜けて体力があったり等々、何かしら「武器」を身につけておかないと採用されるのは難しいかもしれません。
急に不安になったことは、あれだけコンバクトな地域に、国内外からそんなに多くの人が集まってしまって大丈夫なのだろうか…ということです。ホテルの建設等は粛々と進むのでしょうが、人の流れの作り込みや、テロ対策等も大変だと思います。そういう意味では、もう7年しかないという言い方が正しいのかもしれません。
そこまで具体的なことでなくても、子供たちには、オリンピックが来ることへの期待感や、国民が1つの目標に向かうことの大切さ、そして今回の最終プレゼンのキーワードでもあった「お・も・て・な・し」の心は強く持って欲しいと思います。ホスピタリティの精神は、今の子供たち(大人もだ!)に一番欠けていて、一番必要な部分だと感じています。
特に都立中受検の作文においては、この部分がとても重要なファクターになるのですが、私の中では年々、「無理して作り込まないと、子供たちの中になかなか確立できない」という感覚が強くなってきています。東京オリンピック開催決定にあたり、子供たちがそのあたりのことを主体的に考える契機にしたいと思います。
東京オリンピック招致に思う<その4>
- 2013年9月12日 11:06 AM
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7年後の東京オリンピック開催が決まったことによって、経済面・社会面で私たちの暮らしに与える影響や、子供たちの教育に対する影響等を考察してみたいと思います。
オリンピックによる経済効果は3兆円とも10兆円とも言われていますが、早くも「五輪特需」の兆しを感じる動きがあります。この3日間で、大手ゼネコンや観光業界を中心に、早くも株価が急騰しています。(業界平均で5%程度上がっているのですから、すごいことです) 晴海地域等の臨海部では、マンションの問合せ数が急に増えているそうです。この機に都心部に引っ越したり、新しく新築やマンション購入を検討する家庭が増えるのでしょうね。不動産業界も(一時的には)潤うと思います。
前回の東京オリンピックの時は、日本はまだ経済面で発展途上にあったこともあり、新幹線や高速道路等の交通網の整備が一気に進みました。競技施設・商業施設はもちろん、その周辺の建物等の様相も大きく変わりました。私は前回の東京オリンピックの記憶はないので(当たり前だ!)、リアルなイメージは持てていないのですが、父や母から聞かされた話を思い出すと、ちょっとワクワクします。
長野オリンピックの時のイメージはとてもリアルです。その前後数年間、私は毎年夏に志賀高原に出掛けていました(仕事ですよ)。新幹線で行ったことも、車で行ったこともあるのですが、オリンピックの年を挟んで、街並みが大きく変わったことと、所要時間が大幅に短縮されたことを鮮明に覚えています。車での所要時間は、半分近くに短縮されました。「あぁ、これがオリンピックの影響なんだなぁ」ということを肌で感じていた記憶があります。
今回は、交通網を含めたインフラ整備という側面では、ここまで大きな変化は期待できないと思いますが、街にどんな変化が起こるか楽しみはあります。多摩地区(特に八王子あたり)にはあまり恩恵はないのかな?
当然、会社が儲かれば社員の給料も上がるでしょうし、新たな雇用が数万人必要となるという試算もあるので、若者を中心とした失業対策にもなります。(一時的・あるいは微々たるものなのかもしれませんが、このご時世の中では大きいですよね)
もう1つ、前回の東京オリンピックの前後のデータを見ていて気付いたのは、オリンピックを機に結婚・出産の数が増えていることです。直後の丙午の年(昭和41年・迷信により出産を控えた)を除けば、出生数がどんどん増えて、その後の第2次ベビーブームにつながっています。もちろん、オリンピックだけが理由ではないと思いますが、今回もオリンピック開催決定の報を受けて、ツィッター等で個人的な思い発信している人の中では、「それまでには結婚したい」「子供と一緒にオリンピックを見に行きたい」という内容のものがとても多くなっているようです。これから結婚・出産して、子供と一緒に感動を分かち合うという観点で言うと、時間的にもうギリギリのところにきていると思いますが、オリンピックによって未婚・晩婚・少子化の流れが少しでも解消するのであれば、こんなにいいことはありません。
この3日間の経済の専門家の話をまとめると、オリンピックによって、今のデフレの状況は間違いなく良い方向に向かうということです。その要因として一番に挙げられているのは、国民・都民の「心のデフレ」が取り払われるからだと言われています。将来の生活に不安があり、お金を使わない→貯め込む→新しい行動を起こさないという悪循環が(一時的にせよ)改善され、気持ちの高揚により新たな行動・消費につながると言うのです。これはとてもよく分かる気がします。前述した結婚・出産についてもそうですし、値段が高い大型テレビを購入したり、地方の人が東京に観戦も兼ねて旅行に来たりという現実的な側面もあるでしょう。それと共に、何だか分からないけど日本や東京が元気になって、景気も良くなるに違いないという「思い込み」により、経済面・生活面の不安が一時的に麻痺してしまうことは十分に考えられます。それによりみんながお金を使えば、市場が活性化し、景気回復につながるのです。
ちなみに、公式スポンサー以外では、オリンピックに関する「便乗商法」は禁止されています。「祝・東京オリンピックセール」とか、「おめでとう東京オリンピック! 〇%オフ」のような表現はOUTなんです。五輪とかけて、100,000円(0が5つ!)の福袋とか、五輪真弓さんのCD(「恋人よ~♪」)の特売とかやっているのを見かけたけど、これは許されるのかな!?
(次回に続く…)
東京オリンピック招致に思う<その3>
- 2013年9月11日 11:40 AM
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さて、7年後に目を向けてみましょう。
政府は早速、スホーツ省を設置することと、金メダル30個を目標とすることを発表しました。(ちなみにロンドンでは7個でした) 今の中学生・高校生あたりに、かなり有望な選手たちが多いようなので楽しみですね。
若い選手だけでなく、ベテラン組もモチベーションが上がったようです。レスリングの吉田選手が「東京に決まればそこまでは頑張りたい」ということは以前から言っていましたが、サッカーの澤選手が「自分もそこを見据えてやっていきたい」みたいなことを言っていて、ちょっと驚きました。2020年は41歳になるのですが… 自分も負けていられないぞと感じました。2020年までは現役で頑張るぞ!(何を?)
しかし、あの競技日程(時期)は何とかならないもんでしょうかね? JOCから出ている案では、開催日程が7月22日~8月9日となっています。何で一番暑い時期にやるのでしょう? 屋内の競技場はほとんど冷房完備のようですが、陸上競技(特にマラソンや競歩)を外で実施しているイメージが湧きません。今年みたいに暑くなったら、選手はもちろん、役員や観客もバタバタと倒れるのではないでしょうか? 学校の夏休みに実施する必要があるのかな? 昔の東京オリンピックは、10月でしたよね… まだ案の段階のようなので、ここだけは修正して欲しいものです。 (決して、夏期講習中だと見に行けないから…というような不純な動機ではありません)
あっ、見に行くと言えば、多摩国体が間もなく始まりますね。八王子でもいくつかの競技が開催されます。高校野球は、我が家から目と鼻の先の八王子市民球場で行われます。競技は午前中が多いようなので、見に行ってみようと考えています。国体が地元に来るのも、一生に一度のことです。
おっと、私が7年後に向けてこの場でお伝えしたかったことは、まったく別の観点のことでした…
(次回に続く…)
東京オリンピック招致に思う<その2>
- 2013年9月10日 10:54 AM
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今回の招致レースを見ていてもう1つ感じたことは、評価を得る際のマイナス材料・懸念を払拭することの重要性と、戦いにおいては最後の最後まで気を抜いてはいけないということです。
今回は、昨日も書いた通り、チームジャパンの結束・努力が実を結んだことは確かだと思いますが、他の国の失点・失策に助けられた側面が大きかったこともまた事実だと思います。最大のライバルと目されていたマドリードが、大方の予想に反して1回目の投票で落選しました。国内の経済情勢が大変厳しいことの不安視もあったようですが、多くの委員が「直前になって、マドリードを選択肢から外した」という情報があります。1つは、現地に入ってからのロビー活動(個人的な接触)がかなり強引だったこと(これについてはI OCから警告が出される事態となっていました…)と、一番影響があったと言われるのが、投票2日前にスペイン国内の新聞が、「オリンピック招致勝利決定!」の見出しで、マトリードに投票するとみられる委員を顔写真付きで掲載してしまったことです。これに対して、「大変不快感を感じた」というコメントを残した委員が多いのです。最後の最後にきて焦りが出てしまったのだと思いますが、この詰めの甘さによって東京が救われた部分も少なくないのではないでしょうか?
逆に、イスタンブールは意外と健闘したというのが大方の評価だと思います。1回目の投票でマドリードに勝つことを予想していた人は少なかったと思います。
こちらは、国内で反オリンピックも含めた大規模なデモが発生したりしていて、治安の不安もありますが、直前のシリア情勢が完全に足を引っ張ったことも間違いないと思います。トルコの隣国なんですね。多国籍軍が空爆しようとしているようなタイミングですから…
筋金入りの親日国だけに、ちょっと残念な気もします。(イラン・イラク戦争の際の、日本人救出劇を思い出しました…) 投票で負けたことが分かった後も、招致団の皆さんが落ち込んだのは一瞬で、その後すぐに日本の招致団に対して拍手を送っていたのがとても印象的でした。「2024年はぜひトルコで!」と応援したくなってしまいました。
(次回に続く…)
東京オリンピック招致に思う<その1>
- 2013年9月9日 12:35 PM
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2020年の東京オリンピックが決まりました。今回はかなり早い段階から最有力と言われながら、直前の幹部たちの失言や、福島原発の汚染水の問題で、予断を許さない状況となっていただけに、喜びもひとしおだと思います。
最終プレゼンも3ヵ国分すべて見ましたが、(贔屓目を除いたとしても)やはり日本のプレゼンが一番よかったと思います。コンパクトな運営と安心・安全を前面に打ち出したこと、汚染水の問題を安倍総理が力強く「自分の責任で解決する」と言い切ったこと(今後の取り組みで嘘つきにならないことを願います)等もありますが、やはり一番の勝因は、委員の「情」に訴えたことと、会場・そして世界に「熱」を伝えたことだと思います。正に「情熱」ですね。
東日本大震災の復興という大きなテーマが今回の招致活動の柱にありましたが、公式PRの映像の中でも被災地の様子を紹介したり、プレゼンで被災したパラリンピアンを起用したり、「オリンピックは日本が元気になれるチャンスなので、我々にそのチャンスを与えて欲しい」というメッセージは、確実に委員に届いていたように思います。
また、前回と較べても、チームジャパンの結束を感じました。アスリートたちが自分たちのこととして関わったことも大きかったでしょうし、皇室の協力も含めて、国を挙げて何としてもオリンピックを招致するという思いでまとまっていたように思います。石原さんの後を継いで招致の陣頭指揮を執った、猪瀬都知事の執念も感じました。直前に奥様を亡くされて、とてもつらい中での活動だったと思いますが、今までのご努力が実って本当によかったと思います。
(次回に続く…)
子供の行動に責任が持てますか?<その6>
- 2013年9月8日 11:13 AM
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最近のこの状況を踏まえて、私が一番危惧していることは、高校や大学(特に私立)で、学力よりも人物を重視しようとする動きが活発化することです。
実際、ある私立の付属高校の先生から、推薦入試の枠を増やすことと、内申点を重視することを検討しているという話を聞きました。こういう動きは、今まで中堅校ではよくありましたが、上位校でもそんな検討がされているのは、やはり昨今高校生たちが起こしている様々な問題の影響が大きいのだと思います。
確かに私立高校は、学校のイメージがとても大きいので、生徒が不祥事を起こすと、翌年受験者数が激減したりするようなことはよくある話で、そのことが経営的な側面に与える影響は決して少なくないのです。内容によっては立ち直れないくらいの打撃を受けてしまう場合も想定されます。
そうであるならば、最初から問題を起こしそうな生徒は排除して、(多少テストの点数で劣るとしても)真面目にコツコツ取り組む生徒を入学させたいと考えるのは自然な流れでしょう。大学受験の実績を問われる進学校はなかなかそちらの道に踏み出せないでしょうが、付属高校の場合は、ある程度の学力が担保されているのであれば、そういう方向転換をしたとしてもまったく問題がないわけです。かえって、大学からもその方が喜ばれることが増えてくるのかもしれません。
具体的には、入試で内申点と面接を重視することになります。今の内申点は、真面目に取り組んでいないと良い点がつきませんし、少なくとも先生受けする生徒でないと、推薦をもらえないのです。面接では、高校入学後の豊富や将来の夢という視点よりも、高校入学後も真面目に取り組めるか?、問題を起こさないか?、という視点での選別が中心になるでしょう。あぁ、やだやだ…
いずれにしても、最近の若者のあまりにも低レベルの不祥事と、その責任をとことん追及する社会の雰囲気に、学校がそこまでナーバスになっているということは、知っておく必要があると思います。
子供の行動に責任が持てますか?<その5>
- 2013年9月7日 10:56 AM
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しかしよくよく考えてみると、子供が起こした問題に対して、特に学校がそういう対応をしてしまう(あるいは保身を図ろうとする)のには、原因・理由があるのだということに思いあたりました。
知り合いの小学校の教師に聞いた話ですが、小学校1年生の担任をすると、毎回このことを痛いほど感じるそうです。例えば、「先生、うちの子はまだ挨拶がきちんとできないんですよ。どうなっているんですか?」とか、「先生、うちの子はまだ自分の名前を漢字で書けないんですよ。どんな指導をされているんですか?」というようなことを、親が当たり前のように言ってくるのだそうです。中には、「うちの子が朝起きれないのは、先生の指導不足が原因なので、毎朝電話で起こしてください」というような要求があったというケースも耳にしました。まぁ、ここまで行くと完全な「モンスター・ペアレント」ですが、何か問題が起こった時に、何でもかんでも学校のせいにしようとする親の割合が増えているのは間違いなさそうです。
教委にもこういう類のクレームが多いそうです。「学校に対して、どんな指導をされているのですか?」というような言い方をする親もいるとのこと。だから、教委としてはアリバイ作りに一生懸命になるわけですね。そう考えると、「私共はこういう指導をしていますよ」ということを、形にして残しておきたくなるのは、分からないでもありません。
また、近隣住民からのクレームも、このことに拍車をかけている側面があるそうです。何かあると、学校に電話をかけてきて、「お宅はどんな指導をしているのだ!?」というお説を賜る人が増えているというのです(団塊の世代の方に多いようですね)。子供が 何か問題を起こした時はもちろん、明らかに言いがかり(暇つぶし?)だと感じるケースも多く、学校でも手を焼いているということでした。その時に、副校長なりが「うちの学校ではこういう対応をしています」ということを示さないと、納得してもらえないので、どうしてもアリバイ作りの指導や文書配付をすることになるのだそうです。正に本末転倒とはこのことです。
最近は、会社でも似たようなケースがあると聞きます。体調不良で欠勤する時に親が電話をかけてきたり、ちょっと厳しい指導をすると、親から上司に「あなたの叱責のせいで会社に行きたくないと言っている」とクレームが入ることもあるのだとか… 幸いにも、私は今までそういうケースに遭遇したことはありませんが…
(次回に続く…)
子供の行動に責任が持てますか?<その4>
- 2013年9月6日 11:22 AM
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私が思うに、日本では、子供や若者が問題を起こした時に、その所属する学校や会社の責任を追及する風潮が根強く残っています。以前から気になっているのですが、大学生が何か事件を起こした時に、大学の幹部がテレビカメラの前で謝罪するというようなケースをよく目にします。大学の中で、活動の一環として起こったことならともかく、全然関係ないところで個人として起こした問題を、なぜ大学がお詫びする必要があるのでしょうか? ましてや、「私共の指導がいたりませんで…」みたいなバカなことを言っていたケースもありました。
ただ、最近起きている問題では、ここの部分の対応がだいぶ変わってきているようには感じています。大学や専門学校では、問題を起こした学生を即退学処分にしたり、「真面目に取り組んでいる学生にとって迷惑だ」というようなコメントも目にしました。
今回、東大和のピザチェーン店でバイトが起こした問題(例によって冷蔵庫です…)は、都立高校に通う2名の女子高生によるものでした。これに対する都教委の反応はとても素早く見事(!?)でした。問題が発覚した2日後には、ホームページ上で各都立高校への指導をこのようにしているということを掲載したのです。その内容がとてもひどいものでした。まず、「これにより都立高校生の信用を著しく失墜させ~」というような文言が来るのです。冗談じゃありません。一部のバカな生徒が夏休みに起こした問題で、なぜ都立高校生全体の信用が失墜するのでしょうか? 学校単位で言うと、「あんな生徒が通っているんだよ」というようなレベルの風評被害は出るでしょうけど、間違っても都立高校生全体の問題ではありません。
その後、都立高校の校長に対して、こういう部分の指導を徹底するようにという指示が続きます。まぁ、それについてはよしとしましょう。学校でも、できる範囲の指導はあるでしょうから… 私が一番問題だと感じたのは、その指示書に過去2回分(4月と7月)の同じような内容の指示書を添付して、今までもを指導を「お願い(この言葉もいけないですね)」してきましたよ、ということをアピールしているのです。簡単に言うと、我々はこういう指導を継続してきているので、責任はありませんよ(現場は何やってんだ?)ということを言外に伝えようとしているわけです。こういう部分は、教育公務員(特に教委の幹部)に染みついた習性なので仕方ないとは思うのですが、あまりにもおかしな対応をしているのでここで取り上げました。
企業に所属している社員が、プライベートで問題を起こした場合にも同じことが言えます。私に言わせれば、そんなことをしているから、日本は子供本人や親の責任感が欠如していくのだと思います。もし、謝罪会見をするのであれば、親がするべきでしょう。そんな場面は見たことがありませんし、そんな勇気がある親はほとんどいないでしょうけど…
(次回に続く…)
子供の行動に責任が持てますか?<その3>
- 2013年9月5日 11:01 AM
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最近の若者のバイト先での不祥事については、店の教育・指導の責任を問う声も少なくありません。確かに、もう少し厳しくルール等を徹底しておけば、今回のような問題は起こらなかったのかもしれません。そんなレベルの者を、バイトと言えども採用してしまったことにも問題はあります。しかしそれを以って、バイト本人の責任を減ずることにはならないと思います。冷蔵庫に入ったり、提供前の食材で遊んで、それをネットの世界に投稿するなどというのは、想定外のレベルのことです。店長なり責任ある立場の者が、そんなところまですべて管理しきれるわけではありません。本人の責任が追及されてしかるべきでしょう。(もちろん、お客様等に対しては、店や会社が責任持って対応する必要があります。その上で、会社としてバイト本人に責任を求めることになるわけです)
ちなみに、最近バイトを採用する際には、「冷蔵庫に入らない」とか、「食材で遊ばない」とか、「勤務中の様子をネットに投稿しない」とか、そんな項目が入った誓約書にサインをさせる(保護者にも)会社が増えているそうです。笑っちゃいますけど、まぁ、アリバイ作りですね。
私は、「人に迷惑をかけない」とか、「自分に責任の取れないことはしない」、「食べ物を粗末にしない・食べ物で遊ばない」というようなレベルのことは、親の教育の問題だと考えています。(特に学生のうちは)バイトを始めるにあたっても、店や会社を代表して仕事に就いていること、お客様や社員に迷惑をかけないことくらいは、親がきちんと指導した上でバイトを承認するくらいのことが必要だと思います。
今回様々な問題の背景には、親子の断絶や、親の(子供に対しての)指導力の欠如があると感じるのです。
(次回に続く…)
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