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2016年9月のアーカイブ
テスト三昧<その5>
- 2016年9月17日 12:17 PM
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今回の試験についてのブログを読んだ方から様々反響をいただいたのですが、銀行の方や保険会社の方から、「(業界人ではない)素人で1級を取れたらすごいことですよ」とか、「うちの社員でも2級は多いのですが、1級はなかなか取れません」という話を伺って、改めて「そうなんだ…」ということを実感しました。
私は金融関係(特に投資)についてはまったくのど素人ですが、それ以外の要素で様々有利な部分がありました。
大学は法学部法律学科の出身なので、(学生時代はあまり真面目に勉強していなかったとはいえ)民法の債務債権のところや、家族・相続法等、FPの試験に出題される法的な内容については、それなりに知識の素地がありました。特に、金融商品取引法や消費者契約法等の内容が重要なのですが、法律を学習することに対して免疫がついていることは大きかったと思います。
また、会社の設立や福利厚生、税金の計算、確定申告、不動産の購入や賃貸、住宅ローンの返済、各種保険の手続き、成年後見制度、相続の手続き等、自分がこの数年間で実際に経験して来たことからの出題が多かったことも、とても有利だったと思います。机上の勉強だけでは、どうしてもイメージが湧かなかったり、細かい部分を覚え切れなかったりすることが多いと思いますが、自分が1度でも経験したことなので、リアリテイを持って取り組むことができました。
また、FPの試験はとにかく計算問題が多いのです。例えば今回私が受けた1級の試験で言えば、20題中8題がいわゆる計算問題でした。電卓持ち込み可なのですが、割合や重みつき平均(いわゆるてんびんですね)等が絡んで来て、数字も面倒くさく、なかなかしんどい問題が多いのです。合否は計算問題の出来で決まるとさえ言われています。かなり金融関係の知識がある方でも、計算問題で点数が取れなくて合格できない方も多いようです。ちなみに、私は今回計算問題8題のうち、7題で点数を取れています。1題は、求めるものを間違えました。いつも生徒に「絶対にダメだ!」と言っているのに、情けない限りです。
ご存知の通り、私は難関校受験の算数・数学を30年間指導しているので、(自分で言うのも何ですが…)あのレベルの割合や計算問題はお手の物なわけです。特に割合(複利計算や〇%増しというような)の計算に関しては、ほとんど落としていないと思います。
例えば、1つ例を挙げてみたいと思います。今回の試験での出題された問題の一部ですが、「18年間毎年一定額を積み立てて、金利1%で複利運用するとしたら、毎年の積み立て金額はいくらか?」という問題を解く際に、試験問題では、終価・現価・年金終価・減債基金・年金現価・資本回収という6つの係数表の数字がたくさん並んでいる中から、使用するべき係数を選んで計算することになります。そのためには、当然どういう時にどの係数を使用するかということを、完璧に頭に叩き込んでおかなくてはなりません。しかし私は、この表の係数はほとんど暗記をしていません。例えば今の問題で言えば、すぐに電卓で1÷18を計算して、(複利運用するのですから1年分は均等割より少なくて済むので)その数字よりも少し小さい数字を選んで係数として使用するというような感覚です。(文章で書くとなかなか伝わりにくいのですが、数学的な素養がある方には分かっていただけると思います)
記述問題への対応についても同じことを感じています。私は都立中や都立高校の推薦入試の作文・小論文指導をこの7~8年間ずっと続けています。伝えなくてはならない重要なことを300字でまとめるというような作業は、慣れていない方にはなかなか大変なことだと思いますが、そのことに日常的に取り組んでいる私にとっては、当たり前の作業なわけです。そこで語るべき断片的な知識がいくつかありさえすれば、まとめるのにあまり時間はかかりません。実際、今回の試験の300字記述問題も、問題を見てから見直しを完了するまで15分はかかっていないと思います。
このことによってお伝えしたかったことは、2つあります。
1つは、「難関校入試レベルの算数・数学や小論文対策等、受験勉強の内容を究められていると、将来役立つことが結構ありますよ」ということです。私は塾の講師ですから、仕事上で役立つは当たり前のことですが、それ以外の資格取得・副業、あるいは私生活の中でのも、結構プラスになっていることが多いのです。子どもたちに、「受験勉強は将来何の役に立つの?」と言われたら、私は自信を持ってそう答えます。
もう1つは、「テストで点数を取るという力は、本質的な知識・学力を身につける部分とは、また別の要素がありますよ」ということです。そのことを、私が身を持って示しているつもりです。生徒たちに伝わっているといいな…
テスト三昧<その4>
- 2016年9月15日 6:29 PM
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私のような歳(オーバー〇◌〇ティ)になってからは、緊張感漂う中で試験を受ける機会はそうはないのではないかと思います。ましてや、FPというまったく専門外の分野で、CFPや1級という最難関レベルを受験していたのですから、普通に考えれば無謀な挑戦です。
私が、こういうレベルの試験を受けようと思い立った理由をまとめておきます。
〇今後の仕事や人生の中で、役立つ内容が結構あること
FPの科目は6科目あります。ライフプラン・税金・保険・金融・不動産・相続です。このすべての科目に合格しないと、資格が取れません。会社の経営上はもちろん、今後の(老後とか)個人的な生活・人生においても、直接的にためになる内容が多いです。
〇ボケ防止
この効果は大きいと思います。日常的に授業をやったり入試問題を解いたりしているので、他の皆さんに較べると、普段からそういう習慣はあると思いますが、やはり教える立場と自分が受験する立場では、まったく緊張感が違います。これだけいろんな修羅場をくぐって来ている私でも、やはり大事な試験の前日・当日は緊張します。特に今回受けた試験は年に1回しか行われないので、「ここでコケたら1年間待たなくてはならないぞ(>_<)」とか余計なことを考えてしまったりします。あの緊張感は、1度味わうとなぜか病みつきになるんです。
〇生徒たちに偉そうに言っていることの範を示すこと
「先生も普段から勉強して、試験に立ち向かっている」ということは、生徒たちからしても説得力があるのではないかと思います。また、自分がテストを受ける中で、重要ポイントの見分け方、復習の仕方、テストでの時間の使い方や見直しの仕方等、改めて再確認できる部分が大きいのです。そのリアリティが、普段の生徒指導の中で多少なりとも活かせていると思います。まぁ、自己満足ですけど…
(次回に続く…)
テスト三昧<その3>
- 2016年9月14日 12:58 PM
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この夏を挟んだ数か月間、生徒たちに過去問の取り組み方と点数を取れるようにするためのポイントを偉そうに講釈し続けて来ましたが、実は自分でも同じタイミングで必死に過去問に取り組んでいました。FP1級を受験することを決めて正式な申し込みをしたのが7月中旬で、試験が先日の日曜日ですから、期間としては2ヵ月の勝負だったわけですが、(タイミングが悪く?)間に1ヵ月以上夏期講習会が入ったため、当然その間はとても自分の勉強ができる状況ではありませんでした。生徒たちが12時間校舎にいたということは、私は当然それ以上いたわけですし、特に夏の後半は、夜中や早朝にも様々なことが起こり… ということで、実質夏の前の2週間と夏が終わってからの2週間、計1ヵ月の勝負でした。
普段は、仕事が終わって帰宅するのがだいたい10時半、ちょっとひと休みして(私は仕事をした後は基本的に夕食を食べません)入浴して、だいたい11時半から1時までが私の学習時間です。朝は7時半くらいからは活動をしているので、それ以上の時間を取ることがなかなか難しい状況です。
そんな短期間・短時間で仕上げなくてはならないのですから、当然過去問中心の勉強で進めなくてはいけません。悠長にノートをまとめたり、テキストを全部読み込んだりというような時間はないわけです。過去問を解いて、その復習をして、躓いたところをテキストで確認するというような流れです。
私は、どんな試験を受ける時でも、まずできようができまいが、最初に過去問を2~3年分は解くようにしています。当然合格点は取れないわけですが、それによって、出題傾向や問題の難易度を肌で掴むようにしています。簡単に言うと、出るところと出ないところをそこで仕分けしてしまうということです。生徒たちにも指導することですが、絶対に落としてはいけない問題と捨ててもいい問題の見分けがとても重要です。FPの試験は、合格点がほぼ6割に設定されています。これも中学入試や高校入試とほぼ同じなので、私にとっては体に染み込んでいてとても対応しやすいのです。
その上で、絶対に落としてはいけない問題と差がつくいわゆる勝負問題について、過去問の解説を読み込み、それでも不安なところはテキストで再度確認し、「次に同じような問題が出て来た時には、絶対にできるように」していました。生徒たちに一番徹底していることだけあって、この部分は本当にやり切れたと思います。(復習ノートこそ作っていませんけど…) 実際、今回の本番の試験でも、何度も復習していた「ほら、来た!」というようなパターンで結構点数を取れています。
だいたいすべての年度で、2~3題はどうにもならないと感じる問題があるので、それはまったくほったらかしにしていました。私の場合は、外貨と年金額の計算問題、不動産・相続関係の知識問題が多かったと思います。結果的には、そこに時間をかけなかったのは大正解でした。逆に、ライフプラン表、住宅ローンの計算、保険の証券、税金の計算、確定申告、社員の福利厚生、雇用保険、介護保険、成年後見制度等は、自分が今までの人生の中で実際に経験して来たことなので、得意分野にして「ここでは絶対に落とさない」と決めていました。
(次回に続く…)
テスト三昧<その2>
- 2016年9月13日 2:24 PM
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小6・中3生は、過去問にも本格的に取り組み始めています。
授業の中でも時間を計って実施する機会も多くなっています。例えば、私が担当している中3数学のクラスでは、先週の授業で中大杉並高校の過去問に取り組みました。6月に初めて過去問を解いた時はクラス平均点が18点( ;∀;)だったのですが、今回は78点でした。(平均80点に届くと思っていたのでちょっと残念でしたが…) 100点も2人出ています。これが夏の成果なわけですが、もうクラス全体としてはこのレベルはクリアして来ていることが確認できたので、今週からはその次のレベル(早慶や西・国立)の戦いに本格的に突入して行きます。
受験する学校がほぼ確定して来たので、自分が受験する学校の過去問を買わせて、個人的に(家や塾の自習室で)解き始めることも先週からスタートしました。最低平成24年以降5年分は解くことがルールです。結果は、「過去問管理表」に記入させて、折りに触れてチェックすることになっています。
そこでとても重要なのは、同じ年度の問題をまとめてやらせて、3科・4科・5科等トータルで合格ラインに足りているのか足りていないのか、足りていないとしたらあとどのくらい足りないのか、どの科目であと何点ずつ積み上げられるのか等について、生徒本人にしっかりイメージを持たせることです。そこまでは、生徒たちが自分1人ではできないので、我々が手伝う必要があるわけです。
早速、第一志望校の過去問を1年分解いて持って来た生徒が何名かいます。見事に全員が合格ラインをクリアしていました。点数が取れているから、喜々として早く見せに来たということかもしれませんが…
私は、受験指導は「過去問に始まり、過去問に終わる」とまで思っています。小6も中3も、夏の前から過去問に当たり始め、夏の終わりには一定の成果を出させることを目標に取り組んで来ました。この時期以降は、過去問を解く量も重要になりますし、その取り組みの過程で、自分が受験する学校の出題形式・出題傾向・難易度等を掴んで行かなくてはなりません。
難関校を目指す進学塾の力量を測るファクターはいろいろあると思いますが、小6・中3のこの時期に一番分かりやすいのは、「過去問指導をきちんとしてくれているかどうか」ということだと思います。もちろん点数を取れるようにさせてくれるかという部分も重要であることは言うまでもありません。もし、今お通いの塾がこの部分の指導をまともにしてくれていないのであれば、保護者の方が何らか行動を起こさないと、入試までに間に合わなくなってしまいます。
金融に関して素人の私が、FPの最難関試験を一発でクリアできたのは(最後の1級実技はまだ正式な結果が出ていませんが…)、やはり過去問の取り組みがうまかったということに尽きると思っています。
(次回に続く…)
テスト三昧<その1>
- 2016年9月12日 12:48 PM
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特に小6・中3の受験生は、テスト漬けの日々を過ごしています。
先週半ばまでに、すべての学年で9月度のGSテスト(全国模試)を実施しました。本日の朝一番で、偏差値や順位、志望校の合格率(小5・小6・中2・中3)等の速報が送られて来たのですが、一人ひとりの生徒の成績や、クラスごとの成績推移をつらつらと見ていたら、1時間以上が経過してしまいました。
やはり、全体的に、夏の前と較べるとかなり成績が上がって来ています。ほとんどの学年・クラスで偏差値の平均で2~4ポイント上がっている感じですが、中には(夏の前と較べると)10ポイント近く上がっている生徒も結構います。志望校の合格判定でも、第一志望校の合格可能性がD・Eだった生徒が、B・Cに変わって来たというケースが多いです。可能性が出て来たということです。これが、夏の成果だと改めて実感します。
小6・中3は、日曜日に会場テストを受けに行くことが多くなりました。GSでは、小6は(志望校によって)四谷合不合か首都圏模試、中3はV模擬を指定しています。駿台模試は、今後の成績・志望校次第で11月・12月に検討することになります。都立高校志望者が受験をしてもあまり意味がないからです。
昨日は、多くの生徒たちが会場テストに出かけました。夕方以降、自己採点の結果を報告してくれた生徒が多かったのですが、やはり点数が安定して来ている生徒が多いです。中3のV模擬では、科目ごとに80点を切っている生徒がほとんどいません。
ちなみに、昨日生徒たちが会場テストを受けている頃、私も渋谷の青山学院大学でテストを受けていました。FP1級の試験でした。CFP資格を持っているため学科試験は免除されていて、実技試験のみでした。「実技」とは言っても筆記試験なのですが、計算問題が多く、300字の論述問題があったりして、なかなかハードです。
帰宅後、生徒たちと同じように自己採点をしてみましたが、論述問題を除いてほぼ8割の正答率で、論述も(対策をばっちりしていた課題で)それなりに書けているので、合格についてはまず大丈夫だと思います。(合格発表まで2ヵ月も待たされるのですが…)
参考までに、300字の論述問題を以下に再現しておきます。「日本FP協会」のサイトにすべての問題と解答が掲載されていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。
問題)「FPが業務を行うに当たって、十分理解しておくべきことの一つに金融商品取引法における「投資助言・代理業」との境界の問題がある。金融商品取引法における「投資助言・代理業」の定義を説明するとともに、ファイナンシャル・プランニングのうち金融資産の運用設計を行うに当たって、金融商品取引業者としての登録を受けていないFPはどのような点に留意すべきか、300字程度で述べなさい。」
都立高校入試の詳細公表!
- 2016年9月10日 1:20 PM
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都教委から、来春の都立高校入試の詳細が公表されました。入試日程等大まかなところはすでに判明していましたが、願書の差し替えや得点開示、高校ごとの要項等の細かい部分がこのタイミングで公表されたということです。
日程を再度確認しておきます。
1月23日 … 推薦入試出願
1月26日・27日 … 推薦入試(小論文・集団討論・面接等)
2月2日 … 推薦入試合格発表
2月2日・3日 … 推薦入試入学手続
2月7日・8日 … 一般入試出願
2月14日 … 願書取下げ
2月15日 … 願書再提出
2月24日 … 一般入試(学力検査)
3月2日 … 一般入試合格発表
3月2日・3日 … 一般入試入学手続
内申点と入試得点の比率や、内申における実技科目の割合、入試の科目数等、重要な部分に変更はありません。
高校ごとの要項にも一通り目を通しましたが、大きな変更は見当たりません。
入試問題のグループ作成が廃止になって、自校作成が復活することが決まっていますが、これは今の中2の学年からです。
1つ大きな変更点は、入試が終了した後の「得点開示」の流れです。
昨年度までは、入試本番の点数が無条件で中学校に報告されていました。そのために、本人が望んでもいないのに、点数が本人に伝えられるというようなこともありました。このことが、個人情報保護の観点上問題があるとのことで、来春の入試からは、高校に(本人か保護者が)直接請求しないと得点開示ができないことになりました。ちなみに、請求すれば本番の答案のコピーももらえることになっています。
つまり中学校の先生方も、本人から点数を聞かないと結果が掴めないということになるわけですが、ちょっとよく分からない補足がついています。昨年までの「入試得点一覧表」に代えて、来春からは「内申点一覧表」を中学校に送付するというのです。趣旨は、選抜に使用された内申点が間違っていないかどうかを中学校に再確認してもらうということのようですが、ここで本人の了解があれば、入試得点を記載することができることになっています。結局、本人たちから(半強制的・機械的に)同意を取って、なし崩し的に今までと変わらない形になってしまうのではないかと感じています。
セミナーでの学び<その3>
- 2016年9月8日 2:23 PM
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<東大教授・深代千之さんの話>
科学的な観点から、陸上の日本代表を指導したり、子どもたちの足を速くするための取り組みをしている有名な方です。私も本を読んだことがありますが、脳の構造に関わること等非常に難しいことを、易しく理路整然と説明してくれている印象がありました。
オリンピックの陸上短距離での日本選手の活躍に触れて、かなり自慢をされていました。確かに、科学的な分析・導入によってタイムをかなり縮めることができているのは間違いないようで、このことはとてもすごいことだと思いました。
ただし、私が一番興味を持ったのは、幼児教育における運動能力の考察についてです。運動の様々な技術(テクニック)は、脳の神経・働きを鍛えることにより培われるということなのです。そういう意味では、体力・筋力・持久力等のトレーニングは、幼児期においては害しかないとのこと。つまり幼児期においては、脳を鍛えることにより、運動能力が向上するということなのですが、ここで使っている脳神経は、勉強で使っている部分と同じなのだそうです。なので、本来子どもたちの運動能力と学習能力には強い正の相関関係があるはずだと…
実際、アメリカの調査では、子どもたちの学力と運動能力には、その傾向が見られるそうです。簡単に言うと、勉強ができる子どもはスポーツもできるし、その逆も然りだということです。ただし、日本ではアメリカほどにはその傾向が強くないということも示されていました。偏った受験勉強の弊害なのか、根性論や基礎トレーニング重視のスポーツ指導の問題なのか… いずれにしても、脳の使い方を間違っている子どもたちが多いということでした。(ここについては、私ももう少し研究してみたいと考えています)
<ロクシタンジャポン相談役顧問・鷹野志穂さんの話>
外資系高級化粧品メーカーの元社長さんです。今では有名なトップブランドとなり、年商250億円ほどの大企業ですが、10数年前に社長を引き受けた時の年商は6億円だったそうです。
全体的に社員たちのやる気がなく、とても苦労したという話をされていました。例えば、ショップの店員は笑顔で接客することが基本中の基本なのですが、これがいくら話をしても練習をしてもできるようにならないと。ある時、仕事に誇りを持てていないからだということに気付き、社員たちが自分の仕事に誇りを持てるようにすることに注力するようにしたら、雰囲気も業績も大きく変わって来たということでした。
特に若い女性がほとんどという職場なので、命令・指示や、予算目標ではまったく動いてくれなかった。チームとしてのまとまりを良い方向に向かわせることと、個々の社員たちが活き活きと自分を表現できるように努めたという話が印象的でした。
今は業績が拡大して、知名度が上がったこともあり、社員たちが誇りを持って働いてくれているとのことでした。若い女性社員が、「この職場で働いたことは、仕事を辞めた後も自分の財産になると思う」というような話をしてくれて、感動したという話もありました。
<ハートアンドブレイン社長・村上和徳さんの話>
経営の専門家ですが、「ご機嫌力」によってパフォーマンスを上げるという考え方を広めている第一人者でもあります。
非常に共感を持てたのは、嫌なことがあって機嫌が悪かったりする時ほど、「自分はご機嫌である」と自分に言い聞かせる必要があるというお話です。次第に脳が勘違いをして、本当にご機嫌になって来て、様々なパフォーマンスが向上して来るのだそうです。
この考え方は、GSの理念である「Good Smile」の考え方にも通じる部分があるので、とても共感しました。
受験勉強において(特に大事なテストにおいて)、笑顔で(ご機嫌で)取り組んだ時と、ブスッとして(不機嫌で)取り組んだ時とでは、成果に差が出るという実感があります。都立中の作文など、自分の考えを表現しなくてはならない場面では、そのことを強く感じる場面があります。親子バトルをしたり、学校で嫌なことがあったりしてイライラしているような時は、文章の質が落ちることが多いのです。(このあたりのことについては、また改めてブログにまとめたいと思います)
この3日間のブログを読んでいただいた方には伝わったと思いますが、わずか数時間でかなり中身の濃い学びを得ることができました。今後の仕事や人生に、少しでも活かして行きたいと考えています。
「先生」と呼ばれる立場の方に特にお伝えしたいのですが、普段仕事に追われて忙しい皆様方も、何とか時間を作って、こういう学びの場に積極的に参加してみてはいかがでしょうか?
セミナーでの学び<その2>
- 2016年9月7日 1:27 PM
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<女子サッカー佐々木監督の話>
特に、女子選手をやる気にさせたり、結果を出させるためのノウハウの部分の話が中心でした。
女子選手は、「絶対に勝つ!」とか「目標を達成する!」ということを口に出さない(出せない)ケースが多い。
結果的にワールドカップで優勝したり、オリンピックで銀メダルを獲得した、あのなでしこジャパンですら、北京オリンピックの頃は、ベスト4という目標を掲げることに躊躇している感じがあったそうです。名前こそ挙げていませんでしたが、レジェンドの選手たちと言っていましたので、澤選手たちのことだと思います。
それまで結果がなかなか出なくて、自信を持てなかったからということのようですが、ドイツのワールドカップの頃は、だいぶ自信がついて、各選手たちが目標を口にするようになったそうです。その後の快進撃は、皆さんご存知の通りです。
これについては、私の受験生指導における実感と一致します。特に女子生徒は、そういう傾向にあります。「成績を上げる!」とか、「志望校に絶対に合格する!」ということを、なかなか口に出せない生徒が多いのです。私は、そこをあえて言葉にするようにさせています。最初はとりあえず言わされて言っているだけ…という生徒が多いのですが、それを続けていると、次第に自分の意志・言葉になって来て、取り組みや成果が変わって来ることが多いのです。これは男子生徒も含めてですが、今の自分の成績では足りない学校に合格するためには、その部分の強い意志が必要だと思います。
もう1つ、(あまりうけない)おやじギャグを選手たちによく言っていたのですが、それに対しては突っ込み役の選手をきちんと用意していたということをおっしゃっていました。なるほど… 私の場合は、そうしないから滑って終わってしまうのだな… これはとても参考になりました(笑)。
<侍ジャパン小久保監督の話>
最近まで現役をやっていて、プロ野球でも監督・コーチ等指導者の経験がなかったので、全日本の監督のオファーが来た時は、「自分でいいのか…?」とかなり悩んだそうです。3回断ったのに、それでもぜひにとのことだったので、結局日本の野球界のために覚悟を決めて引き受けたとおっしゃっていました。選手と年齢が近いので、何でも話をできるような関係を作ることは常に意識しているそうです。
一番面白かったのは、ソフトバンクの柳田選手が、インタビューや取材でのコメントがあまりにも下手くそなので、本を買って来て読ませようとしているということです。(今までほとんど本を読んだことがないということも暴露していました)
私が一番参考になったのは、寝る前の1分間の意識がとても重要だということです。小久保さんは、現役時代から、嫌なことがあった日も、寝る前に1つでも良かったことを思い出して、必ず「ありがとう」と感謝の思いを言葉にしてから寝ているそうです。そうすると、翌朝を気持ち良く迎えることができるということでした。私も、寝る前には必ず父と母に(仏壇の写真です)に手を合わせて、1日無事であったことへの感謝の思いを伝えるようにしていますが、やはり理に適っていたのですね… これは誰でもすぐに取り入れられると思うので、皆さんもぜひ。
昨年、プレミアの準決勝で韓国に大逆転負けをした時は、犯罪者のような扱いをされてさすがに凹んだとおっしゃっていました。その時は、山奥の人気のない温泉に数日籠ったそうです。
全然関係ないのですが、小久保さんは目の前で見ると本当に華奢な方でした。身長も決して高くないですし、(引退して数年経つということもあるでしょうが)足も細く、お尻も小さく、とてもスポーツ選手には見えない感じでした。あの体でホームランを毎年何十本も打つのですから、天性の素質はもちろん、かなり努力をされたのではないかと思いました。
(次回に続く…)
セミナーでの学び<その1>
- 2016年9月6日 8:24 PM
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本日、私は某塾の主催する指導者研修会(セミナー)に参加して来ました。日本橋のホールで行われたのですが、塾や学校の先生を中心に、数百名の方が参加されていました。
私のような立場(社長や塾長)になってしまうと、指導してくれる上司もいませんし、自分で気をつけてこういうところに積極的に参加しないと、学ぶ機会がなくなってしまいます。私は、数か月に1回は必ずこういう外部の学びの場に参加すると決めています。
本日のセミナーは、「やる気を引き出す」ということがテーマでした。私は以前のブログで、受験生はやる気を前提にしてはダメだということを書いたことがありますし、「やる気スイッチを入れる」という考え方には否定的な立場ですが、やはり塾講師としてはとても気になるテーマです。
本日の講師・ゲストは、東大教授やカリスマ経営者の他に、女子サッカーの佐々木監督、侍ジャバンの小久保監督、清水ミチコさん、真鍋かをりさんと、なかなか豪華な顔ぶれでした。
本日も様々な学びがありましたが、その中で特に私の心に残った内容を、皆様にもおすそ分けします。
(次回に続く…)
八王子市子ども意見発表会
- 2016年9月5日 12:48 PM
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昨日、八王子市の「子ども意見発表会」が行われました。テレビの取材も入り、市議会議員や学校の校長先生をはじめとする来賓・傍聴の方も50名ほど集まっていて、注目度の高さが伺えました。
小5から高2までの9名が発表を行いました。準備・練習をしっかりしていただけあって、みんななかなか立派な発表でした。テレビカメラが回ったり、市長・教育長と面と向かっても、物怖じしている様子がないので感心しました。
今回のテーマは、「八王子の自然を活かした遊び場・居場所について」でした。子どもたちから提言された項目を列挙してみます。
「自然環境を活かした複合型施設の設置」(中3)
「雑木林を使ったアスレチックの設置」(高2)
「安心・安全な公園の設置」(中3)
「親と子どもの危険に対する食い違いの解消」(中2)
「自然を体で感じる体験機会の創設」(中3)
「木の実を使った料理を作る会の開催」(中2)
「採取可能な植物の植栽」(中3)
「身近で安全な動物と触れ合える施設の設置」(中2)
「夕焼け小焼けふれあいの里 ホタルの夕べイベントへの提案」(小5)
GSの生徒が2名参加していたので贔屓目に見ているということではないと思いますが、明らかに昨年よりはレベルが上がっていたと思います。発表した生徒たちの頑張りはもちろんですが、運営に関わった市の担当者(子ども家庭部や児童館の職員)の皆さん、そして今年は特に子どもたちのサポートをしてくれた大学生たちが、よく働いてくれたということを感じました。発表内容で悩んでいる時に相談に乗ったり、資料の作成を手伝ったりという部分で、子どもたちはとても心強かったのではないでしょうか。
この子どもたちの具体的な提言を、昨日の発表の場だけで終わらせてはいけないと考えています。はっきり言ってしまえば、責任ある立場にいる方々は、ああいう場では建て前しか言えない側面もあるわけです。市長・教育長はとても真摯に答えてくれていましたが、そういう意味では子どもたちにとっては、ちょっと冷たく感じたり、子どもの意見の限界を感じた部分もあったのではないかと感じました。
そんなこともあり、子どもたちの声を少しでも実現するべく動き出します。来月、市の担当課長たちや、我々「子どもにやさしいまちづくり部会」の委員たちが、再度子どもたちと意見を交わす場が決定しました。昨日の子どもたちの提言が1つでも2つでも実現に向かうように、そして長い目で子どもたちの声が市政に活かせるように、我々大人たちがもっと頑張って行かなくではならないということを再認識した1日でした。
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