ホーム > アーカイブ > 2014年11月のアーカイブ

2014年11月のアーカイブ

過去問の取り組み方<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月15日 12:07 AM
  • 未分類

過去問の復習については、無駄な時間をどれだけ排除できるか、そしてやらなければいけないことをいかに効率的に徹底してできるかという点が非常に重要なのです。ここが下手な生徒は、時間ばかりかけて成果につながらないということになってしまいます。

私が担当している小6の都立中コースの生徒たちの取り組みを例に挙げて、具体的に説明します。
過去問を解いている量は、おそらく全国でどこにも負けないはずです。毎週授業の中で必ず(少なくとも)1本は解かせますし、日曜特訓では毎回2科目続けて解いて合格発表までしています。もちろん、それらのテストについては必ずその場で採点・返却して、解説をした上でやり直しをさせています。早い生徒は授業中にやり直しが終わってしまいますし、授業後残ってその日のうちにやり直しを完了してから帰る生徒も多いです。残った部分は宿題となり、次回授業に来る時に提出することになっています。
私は過去問指導に関しては、この部分の対応をきちんとできているかどうかで塾(講師)の力量が測れると考えています。過去問をやらせて、それを1週間後に返却していたり、復習・やり直しの指示を具体的にしていない(あるいは点検をしていない)ような塾は、消えてなくなった方がいいとさえ思います。
もちろん、GSが少人数限定の塾だからこういう対応がやりやすいことは確かです。(GSは20人以上入る教室が1つしかありません。教室の数も少ないので、1学年最大で2クラス30数名までしか受け入れられないのです。少し大きい2号館の物件を物色し始めました。高校部の要望も大変多くなってきたし…)  しかし、私は過去に1クラス40名以上のクラスを担当している時にも同じような対応をしていましたし、要は意識と工夫の問題だと思います。
都立中の場合は、記述問題も多く、特に作文がその場で返却できないという声をよく聞きます。確かにそれが(その場返却の)ネックになるケースが多いでしょう。なぜ、GSではなぜ作文をそんなに早く採点ができるのか?という質問・問い合わせを受けたことも何度もあります。
私は(もう昔の話ですが)速読と速記の特別な訓練を受けたことがあります。そのおかげで、400字の原稿用紙1枚を5秒あれば読めるようになりました。(字が汚い生徒は勘弁して!) 都立中入試が始まってから、受検生の作文を読んでいる本数はおそらく都内でも一番多い方だと思います。生徒たちの本番の答案再現の内容と得点開示のマッチングも数多く見てきて、入試本番の採点基準もある程度皮膚感覚として身につけてきたつもりです。 そのおかげで、400~500字程度の作文は、30秒もあればある程度の赤入れをした上で点数を出すことができます。時には漢字の間違いを1つ見落としてしまったり、赤入れの字が飛び跳ねてしまったりすることはあると思いますが、それでもその方が生徒たちにはプラスだと確信を持って、30秒赤入れ採点を続けています。(あっ、すいません。話題が本題から逸れてしまいました…)

もちろん、それ以外にも生徒たちが自宅で過去問をどんどん解いていっています。この時期はひたすら銀本をやらせています。都立中の自分が受検する学校の過去問はほとんど授業中に時間を計って取り組むことになります。その方が緊張感を持って、本番に近い雰囲気で取り組めるからです。(銀本が終了した後、最後の1ヵ月で自宅でも何度も解き直すことになります)  銀本は(解答用紙がついていないため)ノート(7ミリ方眼!)にやらせているのですが、もちろんこれもすべて私が添削・採点しています。(都立中の過去問は、生徒や保護者の方には採点ができないからです。私立中や高校入試は必ずしもその限りではありません) 生徒1人あたり平均して毎週5~6本(毎日1本程度)は解いてくるので、そのノートがドンと積まれるとさすがにその日のうちには採点・返却できないため、翌日以降返却します。生徒たちは、返された日にその中学校の結果(合格か不合格かも含めて)を銀本の目次に書き込むことはしますが、基本的に解き直しはしてはいけないことになっています。
(次回に続く…)

過去問の取り組み方<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月13日 1:05 PM
  • 未分類

過去問は解いた後の復習・解き直しが重要なのですが、そのやり方を間違えてしまうと成果につながりません。(やるだけマイナスになると言ってもいいかもしれません)

まずは、解き直す必要がない問題に時間をかけないということです。特に算数・数学に多いのですが、入試本場で(余裕で合格した生徒も含めて)ほとんど誰も解けないレベルの問題は結構あります。作問者の先生の力量(経験)不足か、単に見栄をはっているのかは分かりませんが、その学校の受験生のレベルからして「何だ、この問題…」というようなレベルの問題が何問かはあると考えていただいていいでしょう。難関校では、我々塾の講師(それなりに力がある者でも)が何名か集まって解いたら、全員答えが違ったなんてことはざらにあります。
何をお伝えしたいのかと言うと、そんな問題を受験生が入試本番の限られた時間の中で解けるはずがないということです。一番良いのは、見た瞬間に捨て問にすることです。少し考えて諦めたのであればまだマシなのですが、最悪なのは、かなり時間をかけてしまった上に、まったく点数にならないことです。入試本番での鉄則は、「(点数を)取れない問題に時間をかけない、時間をかけたら(点数を)取る」です。
そういうレベルの問題は、やり直し・復習の段階でも触ってはいけません。もしかしたら、(解説をしてもらった上で)何時間もかければ答えが出せるのかもしれませんが、そんなレベルの問題は絶対に本場のテスト中にで点数を取れませんし、復習の時間も無駄です。この時期の小6・中3生で、常に過去問の本やプリントを持って塾の職員室で質問をしようとしている生徒は、だいたい成果が出ていない生徒です。1問の説明・理解にかなり時間がかかっている時点で、負のスパイラルに入っていると言ってよいでしょう。もちろん、それは塾の講師の力量不足も意味しています。もっと早い段階で、「この問題はほっとけ」という指示をしなくてはならないのです。

もちろん、絶対に落としてはならない問題や、合否を分けるキーとなる問題については、徹底的に解き直し・復習をしなくてはなりません。こういうことを書くと、決まって「問題のレベルが分からないので、やり直しをするべき問題か捨てる問題かが分からない」という声が聞こえてきます。その話こそ、受験の本質なのです。そこが分からないから、過去問で点数を取れるようにならないのです。
この「問題を見る力」は、訓練で養うことができます。やはり、過去問をこなす量も大切です。1本・2本解いたくらいで、そんなことが分かるようになるわけがありません。慣れるまでは、過去問を解いた後に、問題に(小問ごとに)〇△✕をつけてみることをお勧めします。〇は絶対に点数を取らなくてはいけない(あるいは取れた)問題、✕は本番で捨ててもいい(あるいは自分には点数を取れない)問題、△が受験生の30~70%くらいが点数を取るいわゆる(差がつく)勝負問題という感じです。過去問を解き始めた頃は、生徒たちはこれがまったく当たりません。公式にはめて終わりの問題に✕をつけたり、明らかな捨て問に〇をつけたりします。しかしこの訓練を続けて行くうちに、入試直前期にはほとんどピタッとはまるようになってきます。こうなると、難関校の問題でもある程度点数を取れるようになってきますし、過去問の復習に無駄な時間をかけなくなってきます。
GSの昨年の中3生は、都立進学重点校を12名が受験して全員合格という快挙を成し遂げてくれましたが、今になって振り返ってみると、ここの見極め力がだいぶついていたように思います。例えば数学で言うと、入試本番の自校(グループ)作成校の問題で、普段の成績が今一だった何人かの生徒たちが、受験者の中でもトップレベルの点数を取ってきたのですが、正にこの部分の勝利だったように思います。自分が取れる問題をきっちり取りきって、ダメな問題は最初からほとんど手をつけなかったのです。
(次回に続く…)

過去問の取り組み方<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月11日 12:49 PM
  • 未分類

特に家で過去問に取り組む時に、どんな環境・状態で取り組んでいるかがとても気になります。40分なり50分なり取り組む際に、時計を手元に置いて(はめて)正確に時間を計っているかどうかが一番のポイントですが、そもそもどこで解いているかも大きいです。自分の部屋がある生徒は、そこに籠って集中して取り組むのが理想ですが、自分の部屋がない場合や、逆に自分の部屋だと極端に集中できないような生徒は、リビング等で(周りに家族がいたとしても)解いても構わないと思います。ただし、テレビがついているなどというのは論外ですし、周りの家族にも少しだけ気を遣ってもらった方がいいでしょう。夫婦喧嘩をしている横で解いていても、いいパフォーマンスは出せないでしょうから…(笑) 他の家族が普通に会話しているくらいは気にならずに解けるくらいの方が、受験生として逞しくなれるような気がします。入試当日、工事や選挙カーの音、周りの受験生の咳や鼻水をすする音等で集中力を阻害されるようでは心もとないでしょう。
とにかく、決められた時間集中して取り組むことが重要です。最悪なのは、テストの途中にも関わらず時計を一旦止めて一休みしてしまったりするケースです。そんな集中力も持たない生徒は、成績が上がるわけがありません。入試本番では、時計が一旦動き出したら終了まで時間を止めることはできないのです。
限りなく本番に近い雰囲気で過去問に向かうことが大切だということです。そういう意味では、塾の授業中等に「ヨーイドン」で一斉に解く経験を少しでも多く積んだ方がいいと思います。塾内テストや会場テストは何度も受けていても、入試問題はまったく別物なのです。このことが分かっていない受験生が多いようです。

一番差がつくのは、過去問を解いた後の復習・解き直しのやり方です。最悪なのは、解きっぱなしで何も復習をしないことですが、同じくらいダメなのは、すべての問題を完璧に解き直そうとすることです。
入試問題は、私立も都立もとても難しいのです。(都立高校の共通問題校を除く) 中学入試も高校入試も、 合格最低点は決して高くなくて、私立中高の場合は5割~6割くらいで合格ラインに届く学校がほとんどです。都立の場合は内申点との絡みもありますが、普通に内申が取れている生徒であれば、都立中は40~50%、都立自校作成校の3教科は50~60%の得点を取れば合格できる場合が多いのです。非常に分かりやすく言ってしまえば、トータルで70点取れれば万々歳、60点くらいが合否の分かれ目、苦手科目や問題が難しい科目は50点をキープすればOKというのが入試本番での戦いなのです。
このことをきちんと理解していれば、すべての問題を完璧に解き直すことがいかにナンセンスかご理解いただけると思います。
(次回に続く…)

過去問の取り組み方<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月10日 2:52 PM
  • 未分類

毎年感じていることですが、この時期の小6・中3の受験生は、過去問の取り組み方で差がついているように思います。まず、どのくらい量をこなしているかが大きいのですが、同じことをやっていても、取り組み方を間違えていると成果につながりません。
過去問に取り組む上でのポイントをいくつか列挙します。

〇最初に、いつどこの学校の過去問を何年分解くのか計画をしっかり立てる
→自分が受験する学校については、最低でも過去5年分は解く必要があります。傾向が変わった学校など、あまり古くまで遡る必要がない場合がありますが、都立高校等傾向にほとんど変化がない場合は、とにかく数をこなして慣れることにも意味があると思います。この時期からある程度まとめて解いていかないと、入試までにやり終わらない場合が出てきます。
GSでは、小6私立コースや中3には「過去問管理シート」を作らせて、取り組みや結果を講師の方で管理しています。

〇必ず時間を計って取り組むこと
→家や塾の自習室で解く時は、必ず時間を計ってやる必要があります。本番の時間より5分や1割分の時間を差し引いて取り組むのがいいでしょう。本番は緊張して少し慎重になるので、そのくらいで練習しておいてちょうどいいと思います。
緊張感の中で解く練習をするためには、節目節目で塾の授業中等に一斉に解かせることも必要です。その場合は、同じ年度のすべての科目を実施して、本番の合格最低点を基に合格発表をすると効果的です。それこそ1点差や1問差で合格する生徒や不合格となる生徒が出たりして、入試のリアリティを肌で感じてくれるようになります。

〇点数をきちんと出すこと
→本当は、解いたその日に採点して結果を出すのがいいのですが、それが無理な場合でもなるべく早めに点数をきちんと出さなくてはなりません。解きっぱなしで放置しておいたら意味がありません。記述問題が多い学校の場合は、自分で採点してはいけません。つい甘くなってしまったりして、信憑性に欠けることになります。都立中や都立自校作成高校等の問題は、保護者の方が採点するのも難しいと思います。必ず塾の講師に採点をしてもらってください。
GSの都立中コースでは、自分が受検する中学校の分以外に、他の都立中や銀本も含めて、毎週1人あたり平均して4~6本(2~3校分)の過去問を採点しています。8月からスタートしたのですが、多い生徒は過去問ノートが6~7冊目くらいになっています。過去問を解いて採点した量で言えば、全国でどこにも負けないはずです。もちろん、授業中や日曜特訓で取り組んだ分については、その場で採点・返却しています。

〇やり直し・復習をきちんとすること
→過去問を解いて、点数だけ出して満足している生徒がとても多いです。実は、過去問は解いた後で差がつくのです。特に自分が受験する学校の分については、きちんと解き直しをする必要があります。ただし、ここのやり方を間違えてしまうと、時間ばかりかかって逆効果になる場合があるので注意してください。
(次回に続く…)

大学入試改革続報<その6>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月8日 11:49 AM
  • 未分類

ほとんどの大学を「職業訓練校」にするというのはちょっと極端だと思いますが、少なくとも現在大学の艇をなしていないレベルの大学については、思いっきり舵を切る必要があると思いますし、いわゆる難関大学においても、カリキュラムを大幅に見直す時期に来ていることは間違いないと思います。
とりあえず、何とか大学生になれるというレベルの生徒たちは、今で言うところの専門学校のような形のカリキュラムで手に職をつけることがいいと思います。専門職の場合はそちらに特化した技術を身につけることなるわけですが、そうでなくても、会計の知識やパソコンスキル、対人スキルや社会に出た時のマナー等をしっかり身につけることは大変意味のあることだと思います。少なくとも、今の形の大学で講義を受けるよりは、よほど有益です。採用する企業の側からしても、その方が即戦力として使える学生が多くなるでしょうし、今と較べればWinWinの状態になることでしょう。
私はそれこそ、婚活支援や花嫁’(花婿?)修業をさせてくれる専門学校があってもいいと思います。長い人生を考えた時に、その生徒にとって何が幸せなのか…?ということです。

さらに踏み込んで言ってしまえば、私は18歳で高校卒業と同時に職に就く生徒の割合をもっと増やすべきだと考えています。18歳から22歳という一番いろんなことを吸収して成長できる時期に、モラトリアム状態に置いてしまったり、サークルやアルバイトに時間を費やしてしまったり、それこそ何の目的意識もなく遊び呆けてしまうことは、本人にとっても社会にとっても様々な意味で損失だと思います。アルバイトなどでは、確かに社会勉強をできる場面はあると思いますが、それであれば少しでも早く社会の荒波の中に飛び込んでしまった方がいいように感じるのです。

もちろん、大学で4年間(職種によってはは6年間や8年間)みっちり勉強する必要がある(意味がある)学生は、そちらの道で頑張ればいいわけです。高級官僚や医者・弁護士等を目指す学生はその代表格です。(前回のブログにコメントをいただいた方は、大変優秀な上にしっかりした目的意識を持って大学で学んでいます。すばらしいことだと思います) 教員志望の学生も、専門の養成大学で学ぶべきです。他の学部の授業に何コマかプラスして受講しただけで教員免許が取れてしまうのはやはりおかしいです。近年では、若くして自分で起業したいと考えている者も増えてきていますが、そういう学生は大学でその方面の勉強ができればとても有意義なはずです。大学でMBAの資格が取れたり、外国語を日常会話で使いこなせるように鍛えてくれるのであれば、勉強のし甲斐があるというものです。
ここまで書いてきてハタと思いましたが、日本の大学生は勉強をしなさすぎるのです。というか、勉強をしなくても許される制度になっていることが問題です。将来のキャリアアップのために、真剣に勉強したいと考える者だけが大学に進学すればいいのです。その他大勢は、高校を卒業する段階で就職するか、手に職をつけて社会に出る準備を始めた方が、本人にとってもプラスだと思います。

こういうことを書くと、今の社会の受け皿がそうなっていないという声が必ず上がります。それなりの4年制大学を出ていないと就職が厳しかったり、同じ仕事をしていても高卒と大卒では賃金に大きな差があったり、学歴学閥によって入社後の昇進・昇給に制約があったり…というようなことを指すのだと思います。まとめて言うと、「いい大学を出た方が幸せになれる」という信仰です。だからこそ、今は猫も杓子もとりあえず大学を目指し、あたかもそれが最終ゴールであるというような考え方をする子供が(大人も)増えているわけです。(誤解をされないように書いておきますが、私も現状ではこのことは間違ってはいないと考えています)
だからこそ、政府が音頭を取って、今の社会の仕組みや教育の制度を少し強引なくらいに変えて行かなくてはならないのです。

大学入試改革続報<その5>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月6日 11:23 AM
  • 未分類

今の大学では、就職して社会に出た時に役に立つスキルがほとんど身につきません。具体的に言うと、冨山さんが指摘している通り、経済学部や商学部を出ても(個人的に勉強しない限り)簿記や会計ソフトを扱えるようにはなりません。理工学部を出ても、ワード・エクセル等最低限のパソコンスキルすら身についていない学生はいっぱいいます。英文科を出ている学生で、本を原書で読めたり、英語で日常会話ができたらビックリしてしまうかもしれません…

私自身が大学生の時の実体験で言えば、教職過程の授業でそれを痛烈に感じました。大学1年生の時から平常の授業に加えて、週に3~4コマ追加受講して教員免許を取得したわけですが、まぁ、これが役に立たないこと…(笑) 当時学生の分際でも生意気にそう感じていましたが、今振り返ってみると改めてそのことを強く感じます。エリクソンやペスタロッチの理論や専門教科の概論は教わりましたが、驚くことに授業の進め方や、生徒たちとの接し方についての実務はまったく教えてもらえないのです。(最近教え子たちに聞いても、このあたりの内容はほとんど変わっていないようです) その状態で、大学4年生になって教育実習でいきなり授業をやれと言われるわけです。私は大学3年生の時から塾で講師の仕事を始めていたので、(当たり前ですが)教育実習に行った時はある程度授業をやることに慣れていました。そんなにうまくなかったとは思いますが、最初からそれなりの形にはなっていたと思います。しかし、一緒に実習に行った学生たちはしどろもどろになってしまったり、結構苦労していました。当時でも、そりゃそうだろうと思っていました。まったく教壇に立った経験がないのですから… ちなみに私は、生徒たちに「塾の先生みたい」と言われました。(はい、ピンポンです。鋭い! そうは言いませんでしたが…)
長くなりましたが、言いたかったことは、大学の講義は社会に出てからほとんど役に立っていないということです。医学部等一部の特殊な学部は事情が違うのだと思いますが、大多数の大学・学部はそうだと断言してしまっていいでしょう… しかし、冷静になって考えてみると、そもそも大学がそのための存在ではないことに改めて気付きます。4年制大学は、カリキュラム的にあえて職業訓練校的な要素を排除しているようですし、学問を分かりにくく教えることを生きがいにしていて、自分の書いた教科書を買わせることに心血を注いでいる教授が今でもたくさんいます。そもそも、大学教授の本来の仕事は論文執筆・研究で、学内の評価はそちらを中心にして行われるため、学生の指導はあくまでも「おまけ」になっているわけです。学生が厳しい就活を勝ち抜いたり、就職してから仕事で役立つスキルを身につけることは無理な相談でしょう。そんな状況ですから、学生たちは(保護者も)大学はあくまでも「学歴を手に入れる場所」と割り切ってしまっていて、一部の学生を除いて「勉強する場所ではなくなっている」のです。これは子供たちを責めても仕方ないと思います。日本の大学の制度の問題です。

そんな大学の実態を改めて認識した上で今回の冨山さんの提言を再度見直していただくと、妙に現実味を帯びた魅力的なものに見えてくるような気がするのですが、皆さんはいかがでしょうか?

大学入試改革続報<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月4日 11:58 AM
  • 未分類

この冨山さんの提言は、内容的にかなりインパクトがあるため、我々の業界でもかなり話題になっています。聞くところによると、安倍総理や下村文科大臣もかなり興味を示しているとのこと。
私も、この提言には大筋で賛成です。この形でそのまま移行することは難しいかもしれませんが、少なくともこちらの方向に舵を切って行く必要があることは間違いのないことだと考えています。

この議論の前提には、少子化の中で大学進学率が高止まりしてしまっている状況があります。私が大学に進学した頃(30年以上前です(-“”-) )は、大学の進学率は25%程度でした。中学3年生の時に先生が、「大学に進学できるのは4人に1人だから、大学に行きたいと思っている奴は、学年で上位1/4に入っていないとダメだぞ」と言っていたことを今でも覚えています。それが、今は50%を越えてきています。少子化と大学の新設ラッシュにより、大学の定員よりも進学希望者の方が少ない状況が続いています。つまり、(選ばなければ)希望者が全員大学に進学できるのです。(Fランク大学と言って、定員割れの大学がたくさんあるからです)
こういうことを書くと、「うちの母校の大学は30年前と偏差値が変わっていないぞ!」とおっしゃる方が出てくるのですが… そういう方は、偏差値の意味が分かっていないということを自ら吹聴してしまっていることになります。分かりやすく言うと、今の(大学受験の)偏差値50は、30年前の偏差値で言うと一番下に相当します。30年前の偏差値50は、今で言うと偏差値60くらいに相当するでしょうか… 分からない方は、18歳人口全体のどこに位置するかを、正規分布曲線の中で考えてみてください。つまり、30年前と偏差値が変わっていない大学(学部)は、学生のレベルが大きく低下していることを意味します。(これは私の現場での実感とも一致します)

はっきり言ってしまえば、大学に進学する必要がない生徒まで進学して(しまって)いる状況なのです。結果、大学で「学問」が成り立たず、当然まともな就職ができず、20代のひきこもりや自殺は増えていて、本人や家族も不幸だし、労働生産性という視点で社会的にも大きな損失となっていて、今の長期的な不況の一端ともなっていると私は考えています。
この仕事をしている私が言うのもおかしいのですが、塾の講師の立場で見ていても、「この子は大学に進学しない方が幸せになれるのではないかなぁ…」と感じる生徒は結構います。しかし、本人や保護者がそれを目指している以上、何とかそれが叶うようにサポートしてあげるのが我々の仕事です。結果として、その生徒にとってそれが良かったのかどうかは、10年・20年経たないと本当には分かりません…
(次回に続く…)

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

肉フェス続報

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月2日 2:25 PM
  • 未分類

本日出勤前に我らがM先生が行って来たので話を聞きました。(スーツ姿は自分だけで浮いていたそうです。もちろん、ビールは飲んでいません…)
午前中10時半くらいの段階で、大変な人出で身動きが取れないような状況だったそうです。肉フェスの会場はもちろん、近くのコンビニまで入場制限がかかっていたとか…
当然、各ブースも長蛇の列で、1つの肉を買うのに30分~1時間待ちは当たり前、一番列が長いところは3時間待ち!?の予測だったそうです。
特に今日は陽気もいいですし、絶好の肉フェス日和?ですからね…
勧めておいて何なのですが、今日・明日出かけるつもりの方は、ちょっと覚悟して(並ぶのも楽しむぐらいで)行ってください。

立川の肉フェス明日までです!

すみません。今日は塾の仕事や教育とはまったく関係ない話題です。
現在、立川の昭和記念公園で肉フェスが開催されています。写真を見ていただければ一目瞭然ですが、「とにかくうまい肉を食おう!」という祭典です。日本全国から(外国もいくつか…)「うちの肉が一番!」と気勢を上げている店が結集しています。肉のお供として、世界のブランドビールも勢揃いです。
私?、もちろん行きましたよ(^^♪  平日の夕方にもかかわらず、多くの人が肉にかぶりついていました。(どうしても顔が写ってしまうため、人混みの写真をアップできませんでした…) テレビの取材(ニュースやバラエティ)もいくつか来ていました。(カメラが向いている方で肉にかぶりついていたので、映ってしまったかも…)
私が食したのは、写真の下の列の3種類です。左から唐揚げ、ステーキ、カツレツです。どれも美味しかったのですが、私的にはカツレツが一番好みでした… 右上は3種のビール飲み較べセットです。世界のブランドビールから3種類選ぶことができます。これも最高でした! (あっ、もちろん飲んだ後は校舎に戻っていません…)
肉もビールもすべて、1品700円です。(食券を入口で買わないといけないのですが、各ブースでスイカ等の電子マネーも利用できます) これが高いか安いかは、食べてみてから判断してください。
このイベント、実は明日11月3日が最終日なのです。1人でも多くの方に伝えなきゃ、と思いました(笑)。このブログで、今日だけで1000人近い方に伝わることになると思うので… まだ間に合います。興味を(食欲を)そそられた方は、ぜひ足を運んでみてください。最後の日曜日・祝日なので、すごい人出になるかもしれませんが、並ぶのもまた楽しいです。肉の香りが段々強くなって来て…(笑笑)
もし行かれるのであれば、立川駅北口からモノレールの駅の手前を越えて「あけぼの口」から入ってください。徒歩10分くらいです。西立川駅の目の前に入口があるのですが、こちらから入ると肉フェスの会場までかなり(15分以上)歩くことになります。
あっ、受験生は勉強していなさい。日曜特訓や会場テストもあるし…

肉フェスホームページ → http://nikufes.jp/

大学入試改革続報<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月1日 1:02 PM
  • 未分類

大学入試改革に絡めて、今後高等教育全般をどうしていくべきかという観点で議論をする有識者会議が文科省の諮問機関として存在します。その中で経営コンサルタントの冨山和彦さんが提言した内容が話題になっています。
簡単に言うと、大学は一部の難関大学(特に理系学部)のみをG型大学として存続させ、高度な教育によってグローバルで通用する優秀な人材を排出し、一方その他ほとんどの大学はL型大学(ローカル!)として、カリキュラムを職業訓練機能中心とし、労働生産性向上に資するスキルを身につけさせるべきという内容です。例えば、経済学部・経営学部では、マイケルポーターや戦力論ではなく、簿記や会計ソフトの使い方を学ぶ。工学部では、機械力学や流体力学ではなく、最新鋭の工作機械の使い方を学ぶ。というような事例が挙げられ、「学問」よりは「職場に出た時の実践力」を身につけるべきということがまとめられています。
多くの大学を専門学校化して、職業訓練校的な位置づけとすべしという内容ですから、なかなか衝撃的です。さらに、大学の教員は民間企業の実務経験者から選抜し、役に立たない(時代に合わせて変わる気がない)教授たちには辞めてもらうとまで言っています。なかなか痛快です。

興味のある方は、以下の資料を見てみてください。文科省が公表している資料なので、転載OKとのことです。

大学G型L型

ホーム > アーカイブ > 2014年11月のアーカイブ

検索
フィード
メタ情報

ページの上部に戻る