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大学入試改革続報<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月4日 11:58 AM
  • 未分類

この冨山さんの提言は、内容的にかなりインパクトがあるため、我々の業界でもかなり話題になっています。聞くところによると、安倍総理や下村文科大臣もかなり興味を示しているとのこと。
私も、この提言には大筋で賛成です。この形でそのまま移行することは難しいかもしれませんが、少なくともこちらの方向に舵を切って行く必要があることは間違いのないことだと考えています。

この議論の前提には、少子化の中で大学進学率が高止まりしてしまっている状況があります。私が大学に進学した頃(30年以上前です(-“”-) )は、大学の進学率は25%程度でした。中学3年生の時に先生が、「大学に進学できるのは4人に1人だから、大学に行きたいと思っている奴は、学年で上位1/4に入っていないとダメだぞ」と言っていたことを今でも覚えています。それが、今は50%を越えてきています。少子化と大学の新設ラッシュにより、大学の定員よりも進学希望者の方が少ない状況が続いています。つまり、(選ばなければ)希望者が全員大学に進学できるのです。(Fランク大学と言って、定員割れの大学がたくさんあるからです)
こういうことを書くと、「うちの母校の大学は30年前と偏差値が変わっていないぞ!」とおっしゃる方が出てくるのですが… そういう方は、偏差値の意味が分かっていないということを自ら吹聴してしまっていることになります。分かりやすく言うと、今の(大学受験の)偏差値50は、30年前の偏差値で言うと一番下に相当します。30年前の偏差値50は、今で言うと偏差値60くらいに相当するでしょうか… 分からない方は、18歳人口全体のどこに位置するかを、正規分布曲線の中で考えてみてください。つまり、30年前と偏差値が変わっていない大学(学部)は、学生のレベルが大きく低下していることを意味します。(これは私の現場での実感とも一致します)

はっきり言ってしまえば、大学に進学する必要がない生徒まで進学して(しまって)いる状況なのです。結果、大学で「学問」が成り立たず、当然まともな就職ができず、20代のひきこもりや自殺は増えていて、本人や家族も不幸だし、労働生産性という視点で社会的にも大きな損失となっていて、今の長期的な不況の一端ともなっていると私は考えています。
この仕事をしている私が言うのもおかしいのですが、塾の講師の立場で見ていても、「この子は大学に進学しない方が幸せになれるのではないかなぁ…」と感じる生徒は結構います。しかし、本人や保護者がそれを目指している以上、何とかそれが叶うようにサポートしてあげるのが我々の仕事です。結果として、その生徒にとってそれが良かったのかどうかは、10年・20年経たないと本当には分かりません…
(次回に続く…)

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