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2013年8月のアーカイブ
夏期講習会前半戦終了(その3)
- 2013年8月11日 6:51 AM
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小6の都立中クラスでは、確認テストというものがあまり意味をなしません。暗記するべきことはそんなに多くないですし、ほとんどが記述問題のため、範囲を指定してテストをやってもあまり学習効果がないのです。そこで、毎日記述問題や要約・作文を書かせて、ひたすら添削を行うことになります。私は、夏期講習に入ってからだけでも、すでに数百枚の作文を採点しました。(^_^;) 私のクラスでは、常に10点満点でトータルの点数をつけることにしています。ほぼ完ぺきなものが9点(10点はつけない!)、合格と言えるものが7~8点、修正点が明確でもう一歩のものが5~6点、形式は整っているものの内容にかなり問題があるものが3~4点… という感じでつけています。
ここの点数で見ても、日々着実に進化している生徒と、ほとんど変わらない生徒に2分されてしまいます。これも、ひと言で言うと、日々授業の中でやっていることや個人的に指摘していることが、次に活かされているかどうかの差だと感じています。点数的に思わしくない生徒は、何度も指摘したことで、同じ失敗を繰り返してしまう傾向があります。逆に、1度指摘すると、次からはピシッと修正してくる生徒は、着実に成果につながってきています。
夏期講習会前半戦終了<その2>
- 2013年8月10日 12:05 AM
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ひと言で言うと、「授業で学習したことを、翌日までに自分の手でできるようにしているかどうか」の差です。それは、確認テストの点数にすべて表れてきます。日々それがきちんとできている生徒は、日々のテストで成果が出ていますし、夏の終わりに必ず成績は上がります。
上に書いた通り、ポイントは2つあります。1つは「翌日までに」です。もう1つは、「自分の手でできるように」しておくことです。さらに加えれば、「制限時間内に」という注釈がつきます。ここについては、以前にもこのブログに書いています。
そのことは生徒たちも理解していて、全員が頑張ってはいるわけですが、成果に差がついてきているのは、取り組み方・意識の差が大きいように感じています。
一番感じるのは、時間に対する意識の差です。成果が出ていない生徒ほど、時間を無駄にしています。特に小6・中3生は授業時間が長いので、授業中が勝負なのです。極端なことを言うと、授業中にすべて理解してしまって、どうしても理解しきれなかったことを授業後に質問するなり、家に帰ってすぐにやり直してみるなりすればいいわけです。しかし、成果が出ていない生徒は、ノートを写すことに専念してしまっていたりして、授業中の時間が死んでしまっています。それでは、家に帰ってから復習をしようと思っても手が回るわけがありません。
もう1つは、テストに対する時間の意識の甘さです。当たり前のことですが、入試は制限時間があるため、限られた時間で、自分の手で答案を作らなくてはならないわけです。そうであるならば、授業中はもちろん、家で勉強している時も、常に時間の意識を持って取り組まなくてはなりません。自分は、この問題がテストで出たら点数を取れるのか?という視点が必要だということです。
しかし、成績が上がらない生徒は、ここの意識がとても甘く、ダラダラ時間をかけて問題を解いたり、暗記をしたりしているのです。だから、テストになると、復習したはずの問題で手が動かなかったりして、確認テストですら問題を解き終わらなかったりする場合もあります。
そういう意味では、私は勉強に時間をかけずきている生徒はダメだと考えています。授業がない日や時間帯に自習室に来て勉強するのはいいのですが、長い時間いることが目的になってしまっている生徒は、だいたい成績が低迷しているケースが多いです。よく様子を見ていると、全然集中していなくて、ダラダラ時間だけやり過ごしているケースがあったりします。特に、「家では集中して取り組めないので…」とか言っている生徒は要注意です。
「今でしょ!」で有名な林先生は、「優秀な生徒は環境のせいにしない」と言っていますが、私も本当にそう思います。
(次回に続く…)
夏期講習会前半戦終了(その1)
- 2013年8月9日 12:17 AM
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早いもので、昨日で夏期講習会の前半戦が終了しました。生徒たち(特に小6・中3の受験生)はなかなかハードだったと思います。授業が6時間以上あるわけですが、当然それ以外にも、宿題・暗記物等やるべきことはたくさんあるわけです。生徒によっては、11時間くらい校舎に籠って勉強している生徒も少なくありません。(当然、お弁当は2食持ち!)
特に中3生は、睡眠時間を削って取り組んでいる様子がありありでした。授業中、シャーペンを腕に刺しながら睡魔と闘っていた女子生徒がいましたっけ…
生徒に負けず劣らず、講師陣も頑張りました。生徒が11時間校舎にいるということは、我々はそれ以上の時間いるわけですから、ご想像いただけるものと思います。
私は、本日が夏期講習に入ってから初めての休日です。クール休みはあったのですが、教室増設のためのパーテーション工事や、入塾面談が重なり(ありがたいお話ですが)、休めませんでした。今日は、久しぶりに睡眠時間を確保した上で、映画でも観に行こうかな… 明日からは仕事が入っているため、つかの間の休日を有意義に過ごそうと思います。
小6・中3生は、日々伸るか反るかの戦いをしています。何だかんだ言っても、やっぱりこの夏で粗方決まってしまうのです。夏の終わりにある程度結果を出さないと、夢が夢で終わってしまうのです。そのことは生徒たちも重々分かっていて、さすがに気合いは入っています。
しかし、半分が終了した時点で振り返ってみると、どのクラスも、(多くの)かなり力がついてきた生徒と、(一部の)乗り遅れてしまっている生徒との溝がかなり大きくなってきてしまっているのが現実です。
(次回に続く…)
<号外>緊急地震速報は誤報です
- 2013年8月8日 6:00 PM
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夕方5時頃、緊急地震速報がみんなの携帯に流れ、例の嫌な音が教室に一斉に響き渡りました。(こればっかりはマナーモードにしていても止められないのです) 一部情報で、震度6~7の可能性ありと流れたため、授業を止めて、一瞬みんな身構えました。
しかし… 誤報だったようです。原因はまだよく分かっていませんが… とにかく、何事もなくよかったのですが、本当にそういう事態になった時に備えて、準備をしておく必要性を感じました。
都立高校の授業料について<続報>
- 12:10 AM
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都立高校(公立高校)の授業料無料について、来年度から所得による制限がかかることが決定しています。秋の国会に法案が提出されて、可決されることになります。
ラインとなる所得の金額は現在協議中です。自民党は700万円、公明党は1200万円を主張しているため、今までの例を見ると、その間のどこかの金額に落ち着くのは間違いなさそうです。おそらく、900万円がラインになるのではないかと予測されています。年収が900万円以上ある家庭は、都立高校の授業料が有料になるということです。結構忘れられていることは、私立高校に通っている方も、その分授業料が上がるということです。(ショツクを受けた方がいるかもしれませんね)
ちなみに、現在高校に通う子供がいる家庭で、年収900万円以上の家庭は、全体の1/4程度だそうです。私は意外と多いと感じました。
皆さんのご家庭は、有料になってしまうのでしょうか? 兄弟姉妹で2人が高校に通っているという家もあると思いますが、(特に年収900万円ぎりぎりのご家庭は)結構家計に響くのではないかと思います。
現在、政府は所得の再分配を、所得制限により進めようとしています。例えば、医療費の補助金なども、一定所得以上の家庭はもらえないのです。
その中でも、教育という子供が主体となる分野でのこの不公平感は、よいことではないと思います。高校の同じクラスの生徒で、有料の生徒と無料の生徒がいることに、私は違和感を感じます。
大学入試で「人間力」を問われる!?<その4>
- 2013年8月7日 12:03 AM
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現在それに近い状況になっているのが、就職活動の選考です。大学3年生~4年生にかけて、エントリーシートの提出から始まって、面接・集団討論・小論文・プレゼンテーション等、様々な形式の関門が学生を待ち受けています。一番重視されているのは個人面接ですが、これこそ「人間力」を見られているという言い方もできるのではないでしょうか?
そのためにどんな状況が起こっているかと言うと、何社も続けて不合格(不採用)になった学生は、自分が全否定されたような気持ちになってしまい、落ち込んで鬱状態になってしまったりするのです。(ちなみに、今日本で一番増えている自殺の原因は、「就職の失敗」です。)
おそらく、筆記試験だけで不合格になったのであれば、そこまで落ち込まないで済むはずなのです。面接を中心とした「人間力」テスト(少なくとも学生はそう感じている)の弊害だと言えるでしょう。それと同じことが大学入試で起こったら…と考えると、ちょっとゾッとします。
入試では、純粋に客観的な学力テストの点数(得点力)で合否が決まるのが一番いいのです。(公平性に欠ける)内申は(入試に使用するのを)廃止するべきでしょうし、一部の推薦入試では、面接・小論文等を判断の基準にしてもいいと思いますが、それでも枠は全体の定員の2割~3割程度に留めるべきでしょう。あくまでも、一般入試の補完的な存在にするべきです。(しかし、文科省や下村大臣は、「一回のテストの1点の差で合否が決まることは問題なので改善する」と言うのです。私の考え・理想とは、まったく真逆の方向に進んでしまっています)
中には、定員の半分以上を推薦入試で決定していて、主従逆転が起こっている大学もあります。普通にやっていたら、定員が埋まらないので、青田買い的な意味合いで仕方なく推薦入試の枠を増やして実施している大学が多いのです。そんな大学はとっととつぶれてしまえばいいと思います。ただでさえ、大学(大学生)の数が多すぎて様々な問題が起こっているのですから… 自然淘汰が必要な時期にきているでしょう。
もし、本当に入試を「人間力」を基準にして実施することになったら…
塾ではその対策講座を実施することになるでしょうね。「入試直前、人間力総整理」とか… 「いいかぁ、人間力はここがポイントだからな~。本質的な人間力をつけようとする必要はないぞ~。効率的に上辺だけ広く浅く暗記しとけよ~」というような授業をやっている自分が想像できて怖い…
大学入試で「人間力」を問われる!?<その3>
- 2013年8月6日 12:03 AM
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何か分かったようで分からない「人間力」の定義ですが、私は、入試においてはこの表現は使ってはならないと考えています。もちろん、生徒に求めることも許されないと思います。理由は2つあります。
1つは、採点基準が曖昧になることです。入試が合格者を選別するテストである以上、明確な基準がないといけません。テストが終了した後であれば、誰が採点しても、何度採点しても、合格者が同じでなくてはならないわけです。実際は、筆記テストでも記述問題の採点基準や採点者の主観によるブレがあり、なかなかそれが難しいのですが、「人間力」を問うことにしたら、筆記試験だろうが、小論文だろうが、面接だろうが、どんな方式を採用するにしても、基準を統一するのが難しいでしょう。そもそも、「人間力」を序列化するのは無理があるのですから…
そういう意味では、現在行われている「センター試験」は、マークシートの選択方式なので、基準が大変明確なのです。誰が、何度採点しても(実際はコンピューターによる採点ですが…)順位は同じになります。学習効果があるかどうかや、本当に力がある生徒が上位にくるのかという疑問は残りますが、それはまったく別の次元の話です。
2つ目は、「人間力」により合否が決まった時に、合格者はいいとしても、不合格者の心情はいかがなものなのかということです。学力テストで不合格になった場合は、単に「学力・得点力がなかった」ということです。もっと言えば、受験勉強をきちんとしなかったという言い方もできるわけです。(まぁ、それはそれで後悔することなのですが…) また、科目が細分化されているため、この科目では失敗したけれど、この科目では点数を取れていたというなぐさめも(自分で)することができます。、
しかし、「人間力」で不合格になってしまった場合は、逃げ場がなくなってしまうのです。「お前は人間として劣っていたのだ」ということになってしまうのですから… もし私が「人間力テスト」を受験して悪い成績を取ってしまったら、結構落ち込んでしまうのではないかと思います。
(次回に続く…)
大学入試で「人間力」を問われる!?<その2>
- 2013年8月5日 12:51 AM
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良心的に解釈すれば、「人間力」という言葉を使い間違えたということなのかもしれません。しかし、その後批判が相次いでも訂正した様子はありませんので、ご自信の意図と違った発言ではなかったのでしょう。
今までの大臣の発言から類推して考えれば、単に知識を問うテストだけではなく、小論文や面接等と組み合わせて、生徒の力を総合的に判断できる入試の形態を模索していきたいという意味なのだろうと思います。しかしそうだとしても、「人間力」という表現を使ったことによって教育現場で結構波紋が広がっていることについては、もっとご自身の発言の重さを自覚していただかなくてはなりません。
しかし、どうすればセンター試験の改革で「人間力」というフレーズが出てくるのでしょう。そもそも「人間力」とは何なのでしょうか? 調べていたら、実は国が「人間力」の定義を公表していました。その名も「人間力戦略研究会」というおどろおどろしい名前の組織(立派な内閣府の組織です)が、「人間力の定義」として(そのまんまだ!)2003年に発表したものです。
簡潔にまとめると、以下のような感じになります。
①「基礎学力」や「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、それを継続的に高めていく力。そしてそれらの上に構築される「論理的思考力」と「創造力」。(知的能力)
②「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」等。(社会・対人関係力)
③「意欲」、「忍耐力」、「自分らしい生き方や成功を追求する力」等。(自己制御力)
(次回に続く…)
大学入試で「人間力」を問われる!?<その1>
- 2013年8月4日 12:03 AM
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大学入試のセンター試験が数年後に廃止になることは、以前にこのブログでも取り上げましたし、生徒や保護者の方にもだいぶ浸透してきたように思います。今の中1からなのか中2からなのか、時期についてはまだ確定していません。
現時点では、「到達度テスト」という名称のテストを、高2・高3で何度か実施し、その何回かのトータルの点数か、ある一番成績の良かった回の点数を、大学入試の時に利用できるようにするという案が有力です。
しかし、最近になって、下村文科大臣の発言がとってもブレてきています。参院選が終わるまではおとなしくしていたのでしょうが、終わった途端に過激な発言が目立っています。
その最たるものは、センター試験の代わりになるテストについて、「学力一辺倒でない人間力を判断する試験のあり方について議論していきたい」という発言です。官僚たちには、「人間力を問える試験の形を早急に提示するように」と指示したという話も伝わってきています。
下村さんは、若い頃に自分で学習塾を経営していたこともあり、その後も塾業界とのつながりも強く、今も教育の現場感覚を持つ数少ない大臣(国会議員)のお1人です。今までの政策や発言について、私はとても共感できるものが多く、このままの形で教育改革を進めてくれれば、今の状況は少しはマシになっていくのではないかと感じていました。
しかし、このセンター試験についての改革の話は、まったく理解できないどころか、正直唖然としてしています。塾業界の人間にとって、「人間力」で入試の合否が決めるという発想(少なくともそういう表現を使うこと)は、それほど衝撃的なことなのです。
(次回に続く…)
都立高校の入試制度変更<その2>
- 2013年8月3日 12:07 AM
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以下の変更点はあくまでも私の予測ですので、決定事項ではありません。そのつもりでお読みください。
〇教科数(3科・5科)、内申との比重(7:3等)、男女定員緩和、特別選考(1割枠)等、今まで高校ごとに委ねていた部分を一元化する。全校統一の形にするということ。
→これはほぼ間違いないでしょう。入試制度を分かりやすくすることが、今回の改革の最大の目的です。
〇内申比重を下げる。あるいは、現在特別選考の1割枠のみで実施している「テストの点数のみでの選抜」の枠を広げる。全校で実施する。
→今に始まったことではありませんが、中学校の内申点に対する不信感が大きくなっています。そろそろいいのではないでしょうか? 私は、内申完全撤廃派です。その可能性もあると思いますよ。そうなったら、他府県に先例がない大英断なのですが…
〇推薦入試は、今の形で存続。小論文・面接・集団討論の比重がより高くなる可能性も。
→今年から肝入りで変更したので、この部分は手をつけないでしょう。内申の比重がより下がる可能性もあると思います。
〇自校作成(ハイレベル)問題の廃止
→これも可能性がありますね。来年度の入試から、いわゆる自校作成はなくなることが先行して決定しています。ハイレベルの高校は、(進学重点校・中高一貫校・単位制高校等で)3つのグループに分けて、その中で共通の入試問題を作成することになりました。
一番の理由は、各高校の先生方の負担を軽減するためです。自校作成校で、問題や採点にミスが続出していることも引き鉄になっているようです。一歩先行して、神奈川の県立高校が自校作成問題を完全に廃止しました。その影響もあるかもしれません。
全校共通問題に戻る可能性は、実は結構あると思っています。そうなると、トップ校はほとんど90点の勝負となり、ミスをした生徒が泣くような入試になるわけです。当然、進学重点校の難関大学の合格実績も、ガタ減りとなることは間違いありません。この部分(大学の合格実績)については、各高校への石原さんのプレッシャーが相当強かったのです。そのプレッシャーから解放されることにはなるのでしょうけど…
〇記述問題の割合が減る。
→前述の自校作成問題の廃止が決まれば、必然的にそうなるわけですが、共通問題についても、国語の作文等記述が減る可能性はあると思います。これも、先生方の負担を減らすためと、採点・点数の客観性を確保するためです。
推薦入試では、作文・小論文や面接等を重視し、一般入試では短答式の問題を中心とする。これは十分にある方向性です。
いずれにしても、今の中2生は、自分たちの年から都立高校の入試制度が大きく変わるということを頭に入れておいてください。最新の情報が入り次第、どこよりも早く、このブログでお伝えします。
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