GS進学教室
慶應義塾高校入試日程変更
- 2014年9月24日 2:59 PM
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中学入試も高校入試も、来年度の入試要項がほぼ出揃いました。都立高校の変更点については以前にこのブログでもお伝えしました。私立高校で言うと、一番影響が大きいのは慶應義塾高校(通称日吉)の日程変更でしょう。今まで1次試験が2月13日に行われていましたが、来年度から2月12日に変更となります。神奈川県立高校の入試日程が変更となったことによる玉突きの変更のようですが、今まで帰国生のダブル受験が多かった慶應湘南藤沢と同日入試となる異例の形です。
一番大きいのは、国立大学の付属高校(13日実施)との併願が可能となることです。今までは入試日が重なっていたため、上位生はどちらかの選択をせざるを得なかったのですが、来年度から両方受験することが可能になります。地理的に言うと、一番影響を受けるのが学芸大付属です。慶應の受験者の一部(理社をきちんと勉強しているという条件がつきます)が参入してくることになります。逆に慶應も学芸大付属の受験者が参入してくるため、普通に考えたら上位層のレベルは上がると考えるべきでしょう。一方で、都内の付属志向の受験生の動向次第では、逆の目が出る可能性もあります。日程変更となった初年度の入試(受験者の動向・難易度の変化等)は、蓋を開けてみないと分からないケースが多いのです。
人気校が日程変更をした時に注意しなくてはならないのは、当該の学校以外も大きな影響を受けることがあることです。前述したように、国立大付属高校(特に学芸)は受験者増・難度アップとなる可能性があります。私立高校で一番影響が大きいのは、12日に入試を実施する明大明治と青山学院(もちろん男子)です。この2校については、応募者減・難度ダウンとなる可能性が高いと思います。私の過去の教え子たちの受験パターンを思い出すと、かなり優秀な生徒でも12日には明大明治や青山学院を受験していた生徒が多くいました。もし12日に慶應の入試があったら、おそらくそちらを受験したであろう生徒も少なくなかったと思います。そういう生徒たちは、明大明治や青山学院では上位で合格するはずの生徒たちですので、この層の受験者がかなり抜けると、ボーダーラインも下がる可能性があるのです。(その分、歩留まりが高くなるのかもしれませんが…) もしかすると、久我山や明大中野あたりまで同じような影響が出るかもしれません。
慶應義塾高校を受験予定の生徒はもちろんですが、上で名前が出てきた高校の受験を考えている方も、このあたりの情報には敏感になっておいた方がいいと思います。それなりの塾に通っている方は、面談等で先生からきちんとした情報が入るでしょうが、そうでない方は、中学校からは絶対に情報が入りませんし、しっかりとした「情報源」を確保しておく必要があるのです。
なぜ後藤少年は吹奏楽部に入ったのか?<その3>
- 2014年9月22日 5:11 PM
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そんなこんなで練習を続けていたら、とりあえずみんなに迷惑をかけずに済むレベルにはなりました。「大太鼓くらい当たり前だろ!」という声が飛んできそうですが、これが結構奥が深いんです。叩くタイミングはもちろん、叩く強さも5段階(だったかな?)ありますし、叩いた後左手で反対側の皮を触って音を止めるというテクニックも駆使しなくてはなりません。「ボワ~~ン」という余韻を早く止め過ぎでしまうと、それはそれで目立ってしまってみっともないことになってしまうのです。
晴れの舞台である(後藤少年の場合そうでもないのですが…)音楽祭まであと1週間と迫った頃のことです。ソフトボールの試合で(どちらかと言うと、こちらが得意種目です!)スライディングした時に、右手を地面に突いて痛めてしまいました。かなり痛かったので病院に行ったところ、何と!手首の骨にヒビが入っていました。ギブスこそされませんでしたが、包帯とサポーターで止められてしまい、あまり動かすことができなくなりました。字を書くのもソ~ッと恐る恐るの感じでしたから、当然大太鼓を叩くことなぞできないわけです。念のため、医者にも「大太鼓を…」と言ってみたのですが、即座に「ダメだね」と言われました。後藤少年が、内心「ラッキー!」と感じていたことは想像に難くありません。
翌朝一番で音楽の先生のところに行き、落ち込んだ顔をして(内心は意気揚々と)顛末を報告しました。医者にも大太鼓はダメだと言われたことを… 先生が即座に返事をしてくれたのですが、それがまた衝撃の内容でした。「まぁ、それは大変ね。でも、左手で叩けばいいじゃない…」
翌日から、左手での練習が始まりました。それ自体はあまり問題なく移行できたのですが、右手では痛くて音を止めることもできないので、左手で叩いて左手で止めるという間抜けな構図でした。
とにかく、吹奏楽部には苦い思い出しかないのですが、音楽祭やパレードが終わった時には、何とも言えない充実感があったと思います。最終的には、先生や周りの女子生徒たちも労いの言葉をかけてくれましたし… でも、音楽の成績(通信簿)には、まったく手心が加えられませんでした…(´・ω・`)
なぜ後藤少年は吹奏楽部に入ったのか?<その2>
- 2014年9月20日 12:17 PM
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練習が始まって、早速後藤少年は衝撃を受けます。練習初日に、音楽祭で演奏する1つ目がの曲が発表になったのですが、楽譜をもらってデモテープを聞いた段階で青くなりました。その曲名は「ハンガリア舞曲第六番」…。造詣の深い方はすぐに気付いていただけると思いますが、ピンとこない方はユーチューブででも聞いてみてください。最初に、「ドン!・バ~ン!」という大きな重低音から入る曲なのです。もう想像つきましたね? 最初の一音で打楽器が一斉に打ち鳴らされて、その迫力がこの曲の醍醐味なのです。当然、中でも大太鼓の役割が無茶苦茶重要になるわけです。先生はニニコニしながら、「最初は大太鼓の腕の腕の見せどころだからね」とか言うし… しかも、最初の一音以降、静かな調べが続くので、大太鼓の出番はしばらくなくなり、ただポーッと立っている時間が続くのです。どれだけ苦痛かお分かりいただけるでしょうか?
また、この一音目のタイミングがなかなか難しいのです。先生の指揮に合わせて、大太鼓が「ドーン!」と行くのですが、ちょっとでもタイミングがズレて早すぎたり遅すぎたりすると、曲の出だしで台無しになってしまうという…。 練習では何度も失敗して、その他大勢の女子に「後藤くん、しっかりしてよね!」とか言われる始末…。 結局、デモテープを先生にダビンクしてもらい(当時は両面のカセットテープでした)、家でテープを聞きながら、鉢を持って素振りの練習をするという情けない羽目に…。
さらに、しばらくしてパレードの際の陣形(フォーメーション)が発表になったのですが、これにもまたショックを受けます。先導に指揮リーダーの女の子がついたと思いますが、楽器パートの先頭が大太鼓なのです。その後ろに小太鼓。なぜか人数の多いアコーディオンとか縦笛は一番後ろだったような気が…。これも想像していただきたいのですが、女子30名(くらい?)の中に、体のでかい男子が1名混じっていて、しかも先頭を歩かされるわけです。
この時期にますます音楽が嫌いになったと言っても、理解を示していただける方が多いのではないでしょうか?
(次回に続く…)
なぜ後藤少年は吹奏楽部に入ったのか?<その1>
- 2014年9月18日 2:14 PM
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しばらく前にこのブログで、私が小学生の時に吹奏楽部に在籍していたことを書いた際に、「音楽が嫌いで素養も0だったのに、なぜそんなことになったのか?」というクイズを出しました。自分でもそのことを忘れていたのですが、生徒に「あの答えは?」と言われて思い出しました。音楽祭の時の写真もアップしていたので、それを見て答えが分かった生徒(保護者の方)もいたようです。
小学校6年生の時、音楽の先生(担任ではなく専科のおばちゃん先生でした)に呼ばれて話をした内容を、40年近く経った今でもリアルに覚えています。今でもトラウマとなっているほど、衝撃的な出来事だったのです。以下にやり取りを再現してみます。
先生「後藤くんにちょっとお願いがあるんだけど…」
少年「何ですか?」
先生「実は… 後藤くんに吹奏楽部に入ってもらえないかなと思って…」
少年「……」
先生「聞こえた?」
少年「はい、先生。でも僕は音楽苦手ですし、楽器を何も弾けませんよ」
先生「うん、分かってる。(オイ!) でも大丈夫なの…」
少年「……。どういうことですか?」
先生「これから、音楽祭以外でも、運動会やパレードで外で歩きながら演奏しなければならない行事が結構あるの…」
(このあたりですでに嫌な予感が…)
少年「えっ? それで…」
先生「吹奏楽部は女子しかいないので、大太鼓をできる子がいないの。大太鼓を担いでパレードとかで歩けるのは、後藤くんしかいないと思って…」
少年「え~っ!?」
先生「こんなこと、後藤くんにしか頼めないの。お願い…」
少年「でも… 女子ばかりの中に、男子は僕だけ?」
先生「そうよ」
少年「練習も結構あるんですよね?」
先生「週2回だけよ」
少年「僕、大太鼓なんてやったことないですよ」
先生「大丈夫、大丈夫。教えてあげるから。あまり重要なパートではないので、多少失敗しても問題ないし…」
後藤「でも…」
先生「ありがとう。後藤くんを見込んで頼んでよかったわ…」
(まだ返事してないし…)
ということで、早速その翌日から練習が始まりました。確かに、当時私は周りの子供たちより頭1つは大きかったので、ストラップを使って大太鼓を楽勝で担ぐことができました。この時ばかりは、自分の体格が良いことを一瞬恨みました。しかし、本当に騙されたと気付いたのは、その後のことでした…( ;∀;)
敬老の日に思う
- 2014年9月16日 2:48 PM
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昨日は敬老の日でしたね。私の両親は既に他界していて、親孝行ができないのが残念です。このブログの読者の皆さんは、ご両親やご祖父母に何かされたのでしょうか? 「親孝行したい時には親はなし」という格言は本当です。( ;∀;) ご両親がご健在の方は、今のうちにたくさん親孝行しておくと後悔しなくていいと思います。
私は祖父母も4人とも早くに亡くなっていて、唯一記憶にある母方の祖母も私が小学生の時に亡くなっているため、敬老の日に何かしてあげたという記憶がありません。短命の家系だと思うのですが、一昔前に遺伝子検査を受けた時に、「突然変異の遺伝子で、体も大きくなり、長生きする可能性が高い」という診断をもらいました。(^O^) 確かに、両親も含めて親戚は体(特に身長)が小さい者がほとんどなのですが、なぜか私だけこんなに(笑)なってしまいました… ありがたいことです。
昨日パン屋さんに行ったら、写真の「敬老パン」を売っていたので、思わず買ってしまいました。食べていたら両親の顔がダブって、何か寂しくなってしまったので、思い立ってお墓参りに行ってきました。
その後、買い物に行ったり食事に行ったりしたのですが、どこに行ってもお爺ちゃん・お婆ちゃんとその家族という組み合わせを多く目にしました。特に孫と一緒のお爺ちゃん・お婆ちゃんはみんなとても嬉しそうにしていたのが印象的でした。私は、両親に孫の顔を見せてあげられなかったことが、今となっては心残りです。
すいません、今日はちょっと感傷的になってしまいました…
日曜特訓開講!
- 2014年9月15日 4:02 AM
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昨日より、小6・中3の日曜特訓が開講になりました。だいたい月に2回ずつのペースでスケジュールが組まれています。
まずは、日曜日に勉強の量を確保することが大きな目的の1つです。これからの時期は、週末にどのくらい実戦的な学習をこなせるかで差がついていくのですが、家で取り組んでいると、集中できなかったり、無駄な勉強をしていたりして、なかなか成果に繋がらないことが多いのです。塾に来てやっている時間(4時間以上)は、集中力や勉強の質は確保できるので、週末の勉強のペースメーカーとすることができるはずです。逆に、自分が苦手なところを復習したり、各自が自分のペースで取り組む時間を確保する必要もあります。そのため、毎週ではなく、ほぼ隔週での実施としています。
日曜特訓の中では、「入試問題でどうやって点数を取るのか?」という部分を徹底していくことになります。学年・科目にもよりますが、授業の中で実際の過去問を実施して点数を出すこともあります。都立中クラスは、ほぼ毎週適性検査を2科目実施して、合格発表を行っていくことになります。もちろん、テストを実施したら解説をした上でやり直しまでさせることになるので、生徒たちはなかなか大変だと思います。毎年生徒たちの様子を見ていて、日曜特訓での頑張り・成果が入試の結果に直結しているような気がしているので、しっかり鍛えていきたいと考えています。
ちなみに、GSの生徒たちは日曜特訓について「授業料無料」となっています。(1回数百円の教材費実費のみいただいています) 他の進学塾では、日曜特訓だけで10万円近い受講料がかかるところも多いです。何て良心的な塾なのでしょう…(笑)
全国学力・学習状況調査の結果から<その5>
- 2014年9月13日 12:31 PM
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全国学力調査の結果を様々調べている中で、面白いデータを見つけました。都道府県別の東大・京大合格率ランキングです。高校3年生の在籍者に対して、とのくらいの割合で東大・京大に合格しているかというデータです。高校の在籍地で統計を取っているので、例えば埼玉県在住で東京の高校に通っている場合は東京都でカウントされています。とりあえず、都道府県別のベスト10・ワースト10を挙げてみますので、皆さん想像した上で見てみてください。
ベスト10 … 1奈良 2京都 3東京 4兵庫 5大阪 6広島 7愛知 8石川 9滋賀 10神奈川
ワースト10 … 1青森 2沖縄 3岩手 4山形 5福島 6宮城 7秋田 8北海道 9栃木 10大分
簡単にまとめると、「関西強し、地方が苦戦」ということですが、東大・京大に強い私立高校が県内にいくつあるかという部分で決まってしまっているようなところもあります。(例えば奈良で言うと東大寺と西大和がツートップです) 上位と下位の格差はかなり大きく、トップの奈良の合格率は最下位の青森の合格率の40倍ほどになっています。
皆さんお気づきだと思いますが、東北地方の県は全国学力調査では上位の方に並んでいるのに、このランキングでは軒並みワーストの中に入ってしまっています。その理由についてネット等を駆使して調べてみました。諸説があるのですが、大きく5つに分類できるようです。(その信憑性は私には判断できません。無責任ですいません…)
①地理的に東大・京大が遠いから。
②雪国(特に東北地方)の県は、学校の中での学力中間層や下位層の底上げを図れているために平均点は高くなるが、上位層の学力は伸ばせていない。
③国立大学受験で言えば、センター試験の点数は高い生徒が多いのに、2次試験で負けている生徒が多い。基礎的な問題には強いが、難問の勝負で粘り負けしてしまう。
④地域に、東大・京大を毎年多くの生徒が受験する高校や予備校が少ないため、モチベーションも上がらず、そこに的を絞った対策もやり切れていない。(情報戦で負けている)
⑤のんびりした性格の生徒が多いため、最後ギリギリの勝負になると粘り負けしてしまう。(この理由はちょっとどうかと思います)
ただし、北陸地方の各県はこちらのランキングでも比較的上位にいます。東大・京大をまとめて多人数輩出する高校はほとんどないにもかかわらずです。このことを併せて考えると、上記の理由のうちのいくつかは説明がつかない気もします。
いずれにしても、東大・京大等の難関大学に合格するためには、本人の能力や頑張りはもちろん、周りの様々な環境が重要であることは間違いないと思います。
都立高校入試要項確定!
- 2014年9月11日 9:19 PM
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本日都教委から、来年度の都立高校入試の要項が正式に発表になりました。
<推薦入試> 出願…1月21日 入試…1月26・27日 合格発表…2月2日
<一般入試> 出願…2月5・6日 入試…2月24日 合格発表…3月2日
懸案となっていた一般入試の合格発表日ですが、委員会では今までよりも「1日遅らせる」という申し合わせになっていましたが、結果2日遅らせて3月2日となりました。単純に1日遅らせると日曜日になってしまうので、それを避けたということのようです。(さすが公務員のやることです。私立高校では考えられません。ミッション系の学校は別ですが…) いくら採点を慎重にすると言っても、これはちょっと間延びし過ぎです。受験生や保護者はつらいでしょうね。
日曜日に仕事をしないという意味では、願書の差し替えの日程を特筆すべきかもしれません。取り下げは従来通り13日ですが、再提出が16日と2日遅れになります。(中に土日を挟むからです) 難関高を受験する生徒たちにとっては、これはとても大きなニュースなのです。なぜかと言うと… ここから先は書くとちょっと波紋が大きそうなので止めときます。
併せて、高校ごとの要項も発表されましたも。サッと目を通した限り、大きな変更は目に留まりませんでしたが、推薦入試で小論文と面接(集団討論)の配点比重が変更になった高校が多少あることと、一般入試で面接を実施する高校が少し増えたことが特筆すべきことです。一般入試では、1000点満点にプラスして200~300点が面接点なので、影響は非常に大きいと思います。
高校ごとの詳細は、都教委のHPでご確認ください。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/2014/pr140911b/pdf02.pdf
来春の入試からマークシートが(試験的に)導入されますが、来年度は20校程度で実施となるようです。実施する高校については、10月中旬に発表されるとのことです。マークシートの様式も公表されました。今までの解答用紙の中に、マークシートの問題を埋め込む形です。最悪、解答用紙が2枚になって生徒が混乱することを心配していたので、これについてはホッとしています。
全国学力・学習状況調査の結果から<その4>
- 2014年9月10日 1:34 PM
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今の子供たちが弱いと指摘されている、「資料や図表の読み取り」「記述形式の問題」「根拠を示して説明すること」等についても、その通りだと感じています。一昔前(10年・20年前)の子供たちと較べると、このあたりの力は明らかに落ちていると思います。私はここについては、携帯・スマホやゲームが蔓延した影響が大きいのではないかと分析しています。受け身でも、顔を突き合わせて会話をしなくても、コミュニケーションを取れてしまう(取る必要がない)環境に身を置いていれば、そのあたりの力は身につかなくて当然でしょう。
正確に言うと、ここについても子供たちの中での差が非常に大きくなっていて、訓練を積んでいて問題なくこなせる子供たちが一定の割合でいるのです。しかし、ほとんど歯が立たないレベルの子供たちの割合がかなり増えているということです。
これらの力は、中学入試で都立中を受験したり、就職の採用試験において最も問われる部分の力なのですが、現場で指導していてとても苦労する部分です。
小6で都立中受検を考えていて入塾してくる生徒たちは、小学校でかなり優秀な成績を取っている生徒でも、この3つの力を鍛えるのにかなり時間がかかります。書いてあること(文章にしても図表にしても)を読み取って書くことは押しなべて苦手ですし、作文(実際は小論文ですね)がある程度の形になるまでかなり時間を要します。この時期がちょうどそういう時期なのですが、その段階から理由・根拠をきちんと示して結論をまとめられるようになるまでに、さらにかなり苦しみます。都立中の作文で(本番の採点基準で)半分くらい点数を取れるようになった生徒が、60点・70点を取れるようになるまで大きな壁があるということです。
さらに、このことを強く実感するのは、就活塾で大学生の指導をする場面です。いわゆる一流大学で(成績が)優秀な学生でも、面接や小論文は一から鍛えていかないとどこも内定が取れないような状況になっている場合が多いです。SPI等の学力試験ではまったく問題なく点数を取れるのに… 私の周りの学生たちがたまたまそういう傾向が強いのかもしれませんが、一般的な傾向としても、女子学生に較べて男子学生の方がその部分が厳しいケースが多いです。小学生の頃までは、精神年齢が女子の方が高いことはよく知られていますが(都立中は女子の方が合格最低点が高いケースがほとんどです)、最近はその傾向が大学生まで(あるいはその後も)続いてしまっているような気もします。そう言えば、ある大企業の人事部長が、普通に(優秀な順に)採用すると女子ばかりになってしまうので、男子枠を一定数設けているとおっしゃていました。
(次回に続く…)
全国学力・学習状況調査の結果から<その3>
- 2014年9月8日 12:28 PM
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一方で、子供たちの学力の得意・不得意の傾向については、ほとんどが現場の実感と一致しているように感じました。
(それなりに訓練を積んでいる生徒は)計算や漢字を覚えるというような機械的な作業はよくできると思います。私の感覚だと、10年前・20年前の子供たちと較べても遜色ありません。幼児期や小学校の低学年の頃から、公文式やベネッセの通信教育のような形で、ドリル形式の取り組みをしている子供たちの割合が増えていることも要因になっていると思います。ただし、(GSのような進学塾に通っている層の子供たちを見ているとあまり感じないのですが、)学校では、計算・漢字がまったく何もできない(確認テストで毎回0点近くを取ってしまう)レベルの子供が一定の割合でいるようです。
小学校一年生の担任の先生にそのあたりの話を聞いたことがありますが、入学して間もない時期に、しっかりできる子供とほとんど何もできない子供とくっきり二極分化してしまうそうです。幼児期の勉強の習慣や、集中力の差がとんでもなく大きいと言っていました。40分間じっと座っていられない子供もかなりの割合でいるそうです。それだと計算や漢字ができるようになるわけがありません。
最近は、幼稚園(保育園)や小学校の低学年で、この部分について学校にクレームを入れてくる親が少なくないそうです。「うちの子が授業中に集中できないのは先生の指導のせいだ。どうしてくれるんだ…」と。私は、(特に幼児や低学年の)この部分については100%親の責任だと考えています。最低限のしつけや学習習慣・集中力は、家庭で確立するべきものです。
(次回に続く…)
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