- 2014年9月10日 1:34 PM
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今の子供たちが弱いと指摘されている、「資料や図表の読み取り」「記述形式の問題」「根拠を示して説明すること」等についても、その通りだと感じています。一昔前(10年・20年前)の子供たちと較べると、このあたりの力は明らかに落ちていると思います。私はここについては、携帯・スマホやゲームが蔓延した影響が大きいのではないかと分析しています。受け身でも、顔を突き合わせて会話をしなくても、コミュニケーションを取れてしまう(取る必要がない)環境に身を置いていれば、そのあたりの力は身につかなくて当然でしょう。
正確に言うと、ここについても子供たちの中での差が非常に大きくなっていて、訓練を積んでいて問題なくこなせる子供たちが一定の割合でいるのです。しかし、ほとんど歯が立たないレベルの子供たちの割合がかなり増えているということです。
これらの力は、中学入試で都立中を受験したり、就職の採用試験において最も問われる部分の力なのですが、現場で指導していてとても苦労する部分です。
小6で都立中受検を考えていて入塾してくる生徒たちは、小学校でかなり優秀な成績を取っている生徒でも、この3つの力を鍛えるのにかなり時間がかかります。書いてあること(文章にしても図表にしても)を読み取って書くことは押しなべて苦手ですし、作文(実際は小論文ですね)がある程度の形になるまでかなり時間を要します。この時期がちょうどそういう時期なのですが、その段階から理由・根拠をきちんと示して結論をまとめられるようになるまでに、さらにかなり苦しみます。都立中の作文で(本番の採点基準で)半分くらい点数を取れるようになった生徒が、60点・70点を取れるようになるまで大きな壁があるということです。
さらに、このことを強く実感するのは、就活塾で大学生の指導をする場面です。いわゆる一流大学で(成績が)優秀な学生でも、面接や小論文は一から鍛えていかないとどこも内定が取れないような状況になっている場合が多いです。SPI等の学力試験ではまったく問題なく点数を取れるのに… 私の周りの学生たちがたまたまそういう傾向が強いのかもしれませんが、一般的な傾向としても、女子学生に較べて男子学生の方がその部分が厳しいケースが多いです。小学生の頃までは、精神年齢が女子の方が高いことはよく知られていますが(都立中は女子の方が合格最低点が高いケースがほとんどです)、最近はその傾向が大学生まで(あるいはその後も)続いてしまっているような気もします。そう言えば、ある大企業の人事部長が、普通に(優秀な順に)採用すると女子ばかりになってしまうので、男子枠を一定数設けているとおっしゃていました。
(次回に続く…)
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