GS進学教室
私立高校入試日程変更の影響<その1>
- 2016年8月5日 9:38 AM
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来春の私立高校入試は、難関校の入試日程変更により大きな影響がありそうです。
まず何と言ってもインパクトが大きいのは、慶応義塾高校(通称日吉)が、入試日程を2月10日に変更したことです。都内の難関校にぶつけて来た形ですが、特に早実とのバッティングが影響大です。GSで、早実と慶応のダブル受験を予定していた生徒が何人かいたので、ちょっと動揺が走っています。中附・中杉や桐朋との併願を考えていた生徒もいましたが、すべて組み直しとなりました。
こういう形になると、都内の生徒は慶應は受けにくくなります。慶応は2次試験(面接)があるのですが、日程は2月13日です。こちらは、筑駒・筑付・学芸といった国立付属高校とバッティングしています。
慶応がどんなことを考えてこんなに影響が大きい変更を決断したのか真意は分かりませんが、入試日程が遅いことの不利に気付いたことと、第一志望の生徒の割合を増やしたいということを考えた可能性はあると思います。
早実とあえてバッティングさせたのは、早稲田つぶしの意図もあるかもしれません。系列の慶応志木は、1次試験は2月7日ですが、2次試験を2月11日に入れて、早稲田高等学院とぶつけています。これで、早慶高を目指している男子生徒は、早実→早高院という早稲田シフトか、志木→義塾という慶応シフトのどちらかを組むことが多くなると思います。
もう1つは、青山学院の2月12日→11日への変更です。12月が日曜日のためです。いわゆるサンデーショックです。
12日から難関付属高校が2校撤退したことにより、周りの高校も含めて、大きな影響が出ることになるはずです。
(次回に続く…)
都立高校入試問題の自校作成復活!<その4>
- 2016年8月4日 10:48 AM
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それでもやはり、毎年毎年自分の学校で入試問題を作成するのはなかなか負担が大きいと思います。もちろん、入試問題の作成に専念することはできないので、授業・生徒指導・部活指導等通常の業務をこなしながらの仕事になるわけです。(まともな)作問ができる教員は限られているので、どうしても数少ない優秀な教員たちに毎年負担がかかることになります。最近私がお話をさせていただいた何人かの先生のように、入試問題を作成することに喜び・誇りを感じているのであればあまり問題ないのですが、義務感で嫌々の仕事になっているとしたら、みんな(作る方も、それを解く受験生も、指導する塾講師も)が不幸です。
そこで私の提案は、都立高校も入試問題の作成を外部委託できるようにすればいいということです。
皆さんあまりご存知ないかもしれませんが、多くの私立大学や、一部の私立高校は、入試問題の作成を予備校や塾、テスト業者等に委託しています。実は、私も過去には私立高校の入試問題を作成したことがあります。(やはり模試の作成と較べると、緊張感が格段に違いますね…)
また、国立大学は、過去問の焼き直し出題OKということを公式に認めています。実際に、数年前の問題とほぼ同じ問題がそのまま出題されたというケースが散見します。高校入試でも、私立高校で何年か前の問題と同じパターンの出題がされることは決して珍しくありません。私立高校の場合は、先生の異動がないため、昔作った問題を利用しやすいという側面もあると思います。
私が入試問題の作成について常々感じているのは、作問をしている先生方の専門分野と、生徒たちの学習状況にミスマッチが生じていることが大きいのだろうということです。具体的に言うと、高校の先生方は、普段高校生を相手に指導をしていて、当然教科についても高校範囲が専門なわけです。教員免許は中学・高校一緒になっていたりするのですが、やはり普段中学生の指導に関わっていないと、中学生の学習状況や、入試での出題のポイントがリアルに掴み切れないのだと思います。
高校入試の作問については、その道のプロに任せてしまうのが、様々な面で効率的だと考えているということです。もちろん、出題方針・意図をきちんと伝えれば、それに従って作成してくれますし、1度提示された問題の修正もできるので、限りなく要望に近い問題が迅速に作成できると思います。もちろん、経費はかかりますが、それによって先生方の負担が軽減されるのであれば、安いものでしょう。その分、先生方は、生徒指導等、本来の仕事に邁進できるわけです。
それでも、進学指導重点校の先生方は、自校のアドミッションポリシーに則って、頑張って作っているなぁと感じることが多いので、やはり優秀な先生方が多いのだと思います。
ここ数年、共通問題の理科の作問の質がひどいことは、このブログで何度も取り上げている通りです。結局、今年の出題ミスの件はうやむやにされてしまいました。あの時にだいぶ頑張っていただいた都議会議員の先生方が、小池新都知事の支援をしていて、(現時点では数少ない)「知事派」に属しているので、その線から何か新たな動きを取れることを期待しています。
都立高校入試問題の自校作成復活!<その3>
- 2016年8月3日 9:23 AM
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3つ目が一番問題だと思うのですが、「教員の作問能力の向上」という視点です。そもそもグループ作成にすることによってなぜ作問能力が磨かれるのかが理解できません。都教委は、各校の代表者が集まって切磋琢磨することにより、ノウハウ等を共有できると考えていたようですが、違う高校の教員が一堂に会する機会がそうそう持てるわけでもなく、結局各自が作成して持ち寄るというような形になっていたようです。
そもそも、生徒の人生がかかっている入試本番の問題作成において、教員の研修・質の向上という視点を掲げていることがまったく理解できません。暗黙の了解としてそういう要素があるにしても、ただでさえ入試問題の質が低下していることが指摘されている中で、公表されている報告書にそのことを明記したり、現場のアンケートの声を載せる必要はないでしょう。都教委のデリカシーのなさがこのあたりにも見え隠れします。
特に、進学指導重点校の先生方は、自校作成の復活に概ね歓迎モードです。特に、〇〇の科目担当の先生方でその声が多いようです。特に今年のグループ作成問題の質がひどく、「あの問題では優秀な生徒を選抜できない…」という声がかなり上がっていました。「自分たちでいい問題を作るから、余計なことをするな!」ということをおっしゃっていた先生方もいました。頼もしい限りです。
中には、理科・社会の問題も自校作成が可能なようにして、自分たちに作らせろと言っている先生もいます。英・数・国の3教科に較べて問題が易しく、バランスが悪いと考えているためです。
いずれにしても、きちんと勉強をしている生徒たちにとっては、グループ作成が自校作成に戻ることによる影響はほとんどありません。
(次回に続く…)
都立高校入試問題の自校作成復活!<その2>
- 2016年8月1日 10:00 AM
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今年の入試が終了した後、(特に進学指導重点校の)グループ作成問題の評判が悪く、各校の先生方からも何らか見直しがなされると思うという話を伺っていたので、今回の改革はある意味想定内でした。一部には「全校共通問題復活論」もあったため、私はそのことを恐れていました。実際に神奈川県立高校では、数年前に自校作成が廃止されて全校共通問題が復活しています。当然そうなると、難関校の生徒の学力は低下することが予測されます。せっかくここまで都立高校(の一部)が(大学受験において)復活して来たのですから、そのちゃぶ台をひっくり返すことは止めて欲しいと考えていました。そういう意味ではホッとしています。
今回都教委が、グループ作成を廃止するにあたって、様々検討したことと、変更の理由を報告書でかなりじっくりと読みました。やはり、感覚が受験生の実態とかなりズレているということを感じずにはいられません。
入試問題のグループ作成は、大きく3つのことを趣旨としています。
1つは、「現場の教員の負担の軽減」です。これについては、一定成果があったことは間違いありません。すべての高校で入試問題を作成するというのは、なかなか大変なことなのです。実際、今後も中高一貫校はグループ作成を継続します。中学校の適性検査の作成もあるため、特に負担が大きいということと、はっきり言ってしまえば受験生が各校数十名ずつしかいないので、各校ごとに作るのは時間と費用の無駄だという側面があります。
2つ目は、「グループ内で志望校の変更をしやすくするため」ということです。これがまったく理解できません。確かに、GSの生徒でも、西や国立を目指していて、最後の最後で内申や成績が足りないからという理由で、立川や八王子東に志望校を変更する生徒は毎年何名かいます。その時に、入試問題の傾向が多少異なるからという理由で躊躇することはあり得ません。ぎりぎりの段階での差し替えになると、自己PRカードの書き変えが面倒くさいという問題が生じるくらいです。都立と私立くらい問題の傾向が違えば別ですが、都立の進学指導重点校同士の受験校変更で、問題になることはあり得ません。逆に言えば、そんな軟な勉強をしている生徒は、高校に入ってからの学習について行けなくなるはずです。
(次回に続く…)
都立高校入試問題の自校作成復活!<その1>
- 2016年7月30日 6:06 PM
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またまた都立高校の入試制度が一部変更となります。
進学指導重点校(日比谷・西・国立・戸山・八王子東・立川・青山)と進学重視型単位制高校(新宿・国分寺等)について、入試問題のグループ作成をやめて、自校作成に戻すということが決定しました。
中高一貫校(武蔵・富士・大泉等)については、今まで通りグループ作成を継続します。
ただし、変更となるのは今の中2からです。現中3はグループ作成のまま入試が行われます。
理由があってのことですが、変更した制度が数年で元に戻されてしまうのですから、混乱している様子が伝わって来ます。
(次回に続く…)
夏期講習会生徒募集状況
- 2016年7月29日 10:31 AM
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夏期講習会がスタートしていますが、学年によってはまだ今からの参加が可能です。
<夏期講習会 学年ごとの募集状況>
小4…募集を終了しました。
小5…募集を終了しました。
小6…私立中コース・都立中コース共に残席数名。(受験勉強をして来ている生徒が対象です)
中1…募集を終了しました。
中2…クラスを増設したために残席に余裕があったのですが、この2週間で6名の方に新規お問い合わせをいただき、2名が入塾確定、3名が入塾テストor体験待ちです。もし全員の方に入塾いただくと、残席が2名となります。昨年もそうだったのですが、この時期に満席募集停止となると、中3の受験直前期まで順番が回って来ない可能性が高いため、入塾希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。
中3…残席数名。(単元学習が終了している生徒が対象です)
夏期講習会スタート!<その2>
- 2016年7月27日 2:22 PM
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再度書きます。夏期講習で成績を上げるために必要なことは、学習した内容を「翌日までに」きちんと「できるように」しておくことです。当然、「 」をつけた2つのキーワードが重要だということです。
平常時は、週に1回しか授業がない場合も多いので、翌週の授業までに復習をしておけばあまり困ることはありません。しかし、講習中は毎日授業があるのです。翌日は、さらに授業が進んで行きます。前日の学習内容が覚束ない状態だと、次第に授業について行けなくなってしまいますし、テストで結果につなげることが難しくなります。その日の復習を、その日のうちにやり切って行かないといけないということです。
講習中は1日に3科目とか4科目授業があるので、時間の使い方がとても重要になります。集中して取り組むこと、無駄な時間を使わないことがポイントです。
もう1つの「できるように」という部分を理解できているかどうかも重要です。「分かるように」ではありません。「できるように」です。もっときちんと言えば、「テストで点数を取れるように」ということです。
英単語のスペル、漢字、数学の公式などの知識がうろ覚えの状態だと、テストで再現することができません。ただ眺めて覚るというような勉強法がダメな理由はそこにあります。
算数・数学・理科などの科目は、理解できた後に、自分で手を動かして答えを出すという作業が入ります。計算力の問題もありますし、限られた時間内に解かなくてはならないという要素もあります。そのあたりのことをきちんと意識して復習に臨んでいるかどうかで、成果に差が出てくるのです。
今日で早くも4日間の1クールが終了しますが、クラスの中でも確認テスト等の成果で大きな差がついて来ています。私の目から見ていると、やはり授業中の集中力や、復習の取り組み具合と結果は一致しています。そういう意味では、テストの結果は「偶然」ではなく「必然」なのだと確信しています。
夏期講習会スタート!<その1>
- 2016年7月26日 10:12 AM
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夏期講習会がスタートしました。
講習会(特に夏)が始まると毎回感じることで、ブログにも毎回書いているような気がしますが、スタートして2日間で早くも大きな差がついて来ています。
同じクラスの中で見ても、授業中の集中力・気合い・質問の頻度・家庭での勉強時間等、先週までとは別人のようになって頑張り出した生徒が多く目に付く半面、まったく変わっている感じがしない(ということは周りと較べると相対的には遅れを取っている)生徒もいます。
それは、復習ノートの取り組みや、確認テストの点数にすぐに表れて来ます。1学期の後半はとても苦しい感じで取り組んでいた(確認テストも点数が取れなかったような)生徒が、この2日間はピシッと満点・あるいは満点近くの点数を取っていたりします。それは小6・中3の受験生だけでなく、例えば私が担当している小4・中1のクラスでも見られる現象です。
やはり、気持ちが変わって取り組み出したということなのだと思いますが、ある生徒に聞いたら、「学校がなくなって、塾の勉強に専念できますから…」と言っていました。なるほど…
とにかく、授業でやったこと、問題を解いてできなかったことを、「翌日までに」きちんと「できるように」しておくことがすべてです。毎日これを続けて行けば、必ず成績は上がります。
(次回に続く…)
八王子市子ども会議発足<その2>
- 2016年7月24日 7:37 AM
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「子ども会議」において、今年度の一番大きいイベントは、9月4日(日)に開催される「子ども意見発表会」です。これは、子どもたちの意見を少しでも市政に活かすべく、市長・教育長に直接意見をぶつけようという企画です。忙しい市長と直接対話をできる機会はそうはないでしょうから、子どもたちにとってはとても有意義なものになると思います。
今回のテーマは、「八王子の自然を活かした遊び」についてです。子どもたちの遊び場・居場所が年々少なくなっている中で、子どもたちが「こうしたい」、「こうして欲しい」と考えていることはたくさんあります。しかし、子どもたちの力だけではどうにもならない部分も大きいため、自治体の協力が必要になるわけです。そこに対して、子どもたちが勇敢にも市長・教育長に切り込んで行こうとしています。
6月のMTでだいぶアウトラインはできてきましたが、本日再度MTを行い、発表の内容を煮詰めて行くことになっています。(私は夏期講習が始まってしまうので、今回は参加できず残念です)
次年度八王子市が市制100周年を迎えるため、そこに向けて「子ども条例」の立案を検討しています。すでに他の自治体の事例等をベンチマークし、方向性の検討に入っています。ここについても、子どもたちの意見を最大限取り入れて行く予定です。
実は、この子ども会議には、GSの生徒が2名参加しています。1人は唯一の小学生、1人は中学生ですが高校生を差し置いてリーダー的存在で頑張っています。2人とも、教室で見ている様子より頼もしい感じがします。将来に向けても、とても良い経験をしているなぁと思います。
9月4日の「子ども意見発表会」は、一般の方も傍聴することができます。興味のある方は、ぜひ市役所に足を運んでください。
八王子市子ども会議発足<その1>
- 2016年7月22日 9:28 PM
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以前にも書きましたが、私は現在、特別職地方公務員の身分にあります。八王子社会福祉審議会の委員を拝命しているのです。任期は27年4月から30年3月までの3年間です。
八王子市は昨年度から中核市に移行したため、都から独立して地方行政を行える範囲が格段に広がりました。社会福祉審議会は、その一環として設置された、市の施策について調査・審議する市長の附属機関です。オンブズマンに近い形の制度だとご理解いただいていいと思います。
社会福祉審議会は、地域福祉・高齢者福祉・障害者福祉・児童福祉等の専門分科会に分かれているのですが、私が所属しているのは「児童福祉専門分科会」です。さらに、「子どもにやさしいまちづくり部会」にも籍を置いています。
具体的には、条例の施行や政策の決定の過程において、市議会の審議や市長の最終判断の前に、審議会で一旦審議をして答申・提言を行う役割を担っています。年間を通した市の政策の、点検・評価を行うこともあります。
最近審議した内容で、市民の皆さんに直接関係ある部分で言うと、例えば「義務教育を受けている子どもの医療費助成(いわゆるマル子)」の事案が挙げられます。八王子は、この7月1日から、小中学生の医療費がすべて無料となりました。今までは年収制限があって、一定の収入があるご家庭は無料ではなかったのです。その年収制限の撤廃について審議し、審議会としての賛成意見を付して、市議会に上申したという形になっています。
「子どもにやさしいまちづくり部会」の方では、来年の市制100周年に向けて、子どもたちの意見を「子ども条例」等に取り入れて行こうという動きが活性化しています。「本当に子どもにやさしいまちとはどういうことか?」という議論もかなり進捗しています。
この6月より、「八王子市子ども会議」が発足しました。小5から高3まで10数名の子どもたちが選抜されて、様々議論を始めています。子どもたちの意見を市政に活かすことを目的とした組織です。
(次回に続く…)
「ビジョン すくすくはちおうじ」推進体制
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/047/197/suishintaisei_zu02.pdf
「八王子市 子ども会議」について
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/052/154/CFC_H27_05_siryou.pdf
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