- 2016年8月1日 10:00 AM
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今年の入試が終了した後、(特に進学指導重点校の)グループ作成問題の評判が悪く、各校の先生方からも何らか見直しがなされると思うという話を伺っていたので、今回の改革はある意味想定内でした。一部には「全校共通問題復活論」もあったため、私はそのことを恐れていました。実際に神奈川県立高校では、数年前に自校作成が廃止されて全校共通問題が復活しています。当然そうなると、難関校の生徒の学力は低下することが予測されます。せっかくここまで都立高校(の一部)が(大学受験において)復活して来たのですから、そのちゃぶ台をひっくり返すことは止めて欲しいと考えていました。そういう意味ではホッとしています。
今回都教委が、グループ作成を廃止するにあたって、様々検討したことと、変更の理由を報告書でかなりじっくりと読みました。やはり、感覚が受験生の実態とかなりズレているということを感じずにはいられません。
入試問題のグループ作成は、大きく3つのことを趣旨としています。
1つは、「現場の教員の負担の軽減」です。これについては、一定成果があったことは間違いありません。すべての高校で入試問題を作成するというのは、なかなか大変なことなのです。実際、今後も中高一貫校はグループ作成を継続します。中学校の適性検査の作成もあるため、特に負担が大きいということと、はっきり言ってしまえば受験生が各校数十名ずつしかいないので、各校ごとに作るのは時間と費用の無駄だという側面があります。
2つ目は、「グループ内で志望校の変更をしやすくするため」ということです。これがまったく理解できません。確かに、GSの生徒でも、西や国立を目指していて、最後の最後で内申や成績が足りないからという理由で、立川や八王子東に志望校を変更する生徒は毎年何名かいます。その時に、入試問題の傾向が多少異なるからという理由で躊躇することはあり得ません。ぎりぎりの段階での差し替えになると、自己PRカードの書き変えが面倒くさいという問題が生じるくらいです。都立と私立くらい問題の傾向が違えば別ですが、都立の進学指導重点校同士の受験校変更で、問題になることはあり得ません。逆に言えば、そんな軟な勉強をしている生徒は、高校に入ってからの学習について行けなくなるはずです。
(次回に続く…)
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- 都立高校入試問題の自校作成復活!<その2> - GS進学教室 より

