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教育無償化の流れが一気に加速!?<その5>
- 2017年5月2日 2:07 PM
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最新の情報によると、子ども保険について、実際にかかった幼稚園・保育園の費用を国が負担するという形はほぼなくなったとのことです。現時点では、月25,000円程度を現行の児童手当(2歳まで月15,000円、3歳から月10,000円)とは別に支給する案が有力のようです。年収要件はなくして、全体的に広く子育てを支援する形にしたいという考えがあるようですが、この手当は幼稚園・保育園に通わせなくても支給するということまで検討されています。ベビーシッターを雇ったり、母親が専業主婦になってその手当てを家計の足しにしたり、家庭ごとの子育てに対する多様な考え方を尊重したいという意向があるようです。
ただし、自民党の中でも意見が分かれている部分があり、どちらかと言うと長老たちの中には、教育国債を発行して財源を賄うべしという意見を持っている議員が多いそうです。麻生財務大臣が教育国債には全面的に反対していることもあり、小泉さん(息子の方です)等若手議員たちが主張している子ども保険の形が、有力な案として最終検討の段階に入っているということです。
また、政府や自民党の中では、大学等高等教育の無償化は当面先送り(というより今の段階では実施しない)の方向で進んでいることもわかりました。少子化対策の方が緊急性が高いため、幼児教育の無償化を実現することを優先的に進めている状況で、財源的にも労力的にも手が回らないということもあるようですが、若手議員たちも含めて、大学の授業料無償化はするべきではないという考えが根強いことも浮き彫りとなりました。
これについては、私も同じ考えを持っています。
(次回に続く…)
教育無償化の流れが一気に加速!?<その4>
- 2017年5月1日 9:48 PM
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このブログでも何度も書きましたが、私は奨学金を借りて大学に進学することには反対の立場です。教え子や保護者の方から相談を受けた時にも、可能であれば極力借りないようにという方向でアドバイスをします。
私がそう考えるようになったのは、教え子たちの中で、大学を卒業した後返済に追われて、人生を犠牲にしてしまっている者が少なくないからです。結婚や家のローン等を躊躇してしまったり、返済が滞ってブラックリストに入ってしまったり、中には自己破産する羽目になってしまった者もいます。今は(当たり前ですが)取り立てが非常に厳しく、数ヵ月滞納しただけでも、結構厳しい措置を取られることが多いのです。
就職だってどうなるかわからない今のご時世で、過去の受益に対する借金を数百万円も抱えて社会に出て行くリスクはあまりにも大きすぎると思うのです。
ではどうすればいいのかと言うことになるわけですが、私は大学入学後(可能であれば入学前から)気合いを入れてアルバイトをして、在学中に自分で学費を払ってしまうことを勧めています。かなりハードな4年間になることを覚悟すれば、学問やサークル活動との両立をしながら、学費を稼ぐことはそんなに難しいことではありません。(時代が違うと言われそうですが、私も大学生の4年間、教職やバレーボール等両立しながら、学費と生活費はすべてアルバイトで賄い、親に一切負担をかけませんでした。もちろん奨学金は借りていません)
もしそれも難しい状況で、どうしても奨学金を借りるのであれば、最悪の場合親が肩代わりして返済するくらいの覚悟を決めた上で決断するべきだと思います。そもそも、大学を卒業するまでの教育費は、保護者が負担すべき義務があります。それを安易に子どもの将来に押し付けるのは、私はちょっと違うのではないかと考えているのです。
(次回に続く…)
教育無償化の流れが一気に加速!?<その3>
- 2017年4月29日 9:33 PM
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もう1つ、大学の無償化については、しばらく実現は難しい状況になって来ているようです。
給付型の奨学金を拡充するからというのが国の言い分ですが、これについては以前にこのブログでも書いた通り、制度としては絵に描いた餅になっています。支給対象者が住民税非課税世帯となっているので、本当に生活が困窮しているレベルの家庭に対する生活扶助的なものに過ぎません。
一般的な学生は、今まで通り貸与型(しかもほとんど有利子)の奨学金に頼らざるを得ない状況です。今では、大学生の半分以上が、何らかの形で奨学金を「借りて」大学に通っています。一般的な返済モデルで言うと、月に2万円程度を20年に渡って返し続ける形です。今のご時世、これはなかなか大変なことだと思います。
(次回に続く…)
教育無償化の流れが一気に加速!?<その2>
- 2017年4月27日 4:04 PM
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この(労働者の給与から強制的に天引きする)形で保険料を徴収するのは、一番確実な形です。消費税の増税だと、(一律課税のため)低所得者の負担感が増えるというデメリットがあります。累進課税のように、給与額に応じて拠出するのがあるべき姿だと思います。教育国債についても、私は否定的な立場です。結局、回り回って将来の世代に負担を押し付けることになってしまうからです。今の子育てにかかる費用は、今の負担で乗り切るという発想で制度を組み立てるべきでしょう。
ただし、今後その形で「子ども保険」のような形を導入するとすることになれば、違う意味での不公平感が強くなる恐れがあります。子どもがいない世帯や、もう子育てを終えた世帯は、恩恵を受けられないのに保険料だけ支払わなければならなくなるからです。社会全体で子育て支援を…という方向性に理解を示す国民は多いと思いますが、「何で子どもがいないのに子ども保険を払わなければならないんだ?」とか、「我が家は幼稚園・保育園の高い費用をすべて払い続けたぞ!」と感じる家庭は少なくないでしょう。実際、都内で私立高校を卒業したばかりのご家庭からは、「なぜ、もう少し早く私立高校の無償化を決めてくれなかったのよ…」とか、「とても不公平ですよね?」という恨み節の声が聞こえて来ています。
(次回に続く…)
教育無償化の流れが一気に加速!?<その1>
- 2017年4月26日 5:19 PM
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ここ数年で、教育の無償化についての制度設計が一気に進んでいます。特に東京都では、知事交代に伴い今年度から私立高校の無償化(年間44万2千円の支給)がスタートし、高校の選択のところにも大きな影響が出始めています。
国の施策としても、教育無償化の流れはさらに進んで行く様相を呈しています。大きな方向性としては、幼稚園・保育園等の幼児教育の無償化と、大学等高等教育の無償化と2つの柱があります。一時は大学無償化の方が先行して進みそうな感じでしたが、今現在では幼児教育無償化の方に先に手をつける前提の動きがあります。
その背景には、少子化の進行に歯止めがかからない現状があります。生涯未婚率がさらに高くなって来ていることもありますが、子どもを育てる環境、特に経済的な側面に不安を感じる若者が増えている状況を何とか打開したいと政府は考えているのです。
そのためには、財源が必要になります。もし仮に、0歳~5歳児の幼稚園・保育園等の費用をすべて無料とした場合、年間で約1.2兆円の歳出が必要になる試算です。高齢者福祉にも今後ますますお金がかかる中で、これだけの費用を捻出するのはそう簡単なことではありません。一時は教育国債の発行が検討されていましたが、やはりこれ以上国の借金を増やすことのリスクに懸念の声は上がっていました。
今かなり具体的に検討されているのは、「子ども保険」の創設です。健康保険や厚生年金と同じように、労働者の給与から自動的に天引きする形です。この形で幼児教育無償化の全額を賄う場合、平均で給与の0.3~0.4%保険料が上乗せとなります。一般的な年収の労働者の場合、2000円程度の増額になります。(この程度の負担で幼稚園・保育園がすべて無料にできるというのはちょっと驚きです)
給付については、教育自体を無料の形にするか、子どものいる家庭に一定額(案では月に25,000円)を支給する形にするか、さらには所得制限を設けるか等について意見が分かれているようです。
(次回に続く…)
ついに…
- 2017年4月25日 12:21 PM
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ついに、八王子東高校の制服が来年度から変更となることが発表されました。このブログでも何度か書いて来ましたが、「あの」制服が原因で、受験校の選択肢に最初から入らない生徒は少なくありませんでした。女子生徒のみならず、男子生徒でも結構いました。今までも学校の中でかなり議論がなされて来たようです。制服に愛着があるOBたちからは、変更反対の声も上がっていました。数年前に、校長先生にそのことを伺った時は、「絶対に変えることはない!」と断言されていたのですが… やはり、近年の受験者減と合格実績の苦戦が、決断の後押しをした形になったようです。今春の入試の最初の出願の段階では、男子は「あわや全入か?」というような状況でした。(結局、差し替えでそれなりの倍率にはなりましたが…)
まだ、どんな制服になるかという部分の詳細は公表されていませんが、今よりはだいぶお洒落なものになるだろうという声は漏れ伝わって来ます。現高1・高2の生徒は、卒業まで今までの制服を着用することになるようです。GSに出入りしている卒業生たちは、とても複雑な表情でした。
いずれにしても、制服がモデルチェンジとなった年は倍率やレベルが急に上がることが多いので、現中3生は注意が必要です。
保護者会・保護者面談スタート!
- 2017年4月22日 5:40 PM
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春の保護者会・保護者面談の期間となりました。
本日は、中3の保護者会兼高校入試勉強会でした。GSは1学年最大で20数名までしか席がない小さな塾ですが、当然のように出席率は100%だったので、満席状態で熱気溢れる会となりました。
高校入試のシステムや勉強法の話はもちろんですが、今回は大学入試の話もさせていただきました。この学年から、大学受験が大きく変わるわけですが、当然高校入試の段階でそのことを認識した上で学校を選ばなくてはならないからです。
来週から保護者面談がスタートします。中3生はご家庭の希望によって(生徒も含めた)三者面談も可能な形にしています。今のところ希望はほぼ半々です。子どもが親の言うことは聞かないので先生と一緒の場で話をしたいというご家庭もあれば、子どもに内緒で秘密の話(?)をしたいというご家庭もあり、様々です。
非受験学年の生徒まで全部終わるのには、どうしても1月半くらいかかってしまいます。今年は人数が多い学年が多いので、6月までかかってしまう感じです。保護者の皆様と様々な話ができるので、(生徒にとってはどうか分かりませんが)我々にとっては、とても楽しい期間です。
中3も入試バトルスタート!
- 2017年4月21日 9:14 AM
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中3でも入試バトルがスタートしました。入試バトルというのは、ある学校の同じ年度の過去問を揃えて解いて、その年のボーダーライン(合格最低点)を基に、合格発表を行うという企画です。テストも合格発表も、「仮想本番」という雰囲気を作って取り組ませるので、生徒たちはかなり緊張感を持って臨むことになります。
先週から今週にかけて、中大附属高校の過去問にチャレンジしました。ほとんどの生徒が中附よりは上のレベルの高校を目指しているので、中附レベルは少しでも早い時期にクリアしたいと考えているようです。もちろん、すでに3年分のカリキュラムをすべて終了しているからできることですが、単元学習が終了して知識として知っていることと、入試問題レベルのテストで点数を取るということはまったく別のものなので、特にこの時期は苦戦する生徒が出てしまいます。
昨日合格発表をしたのですが、すでに3科トータルで合格ラインを超えた生徒が数名出ました。合格までもう一歩のところに迫っている生徒も結構います。この時期の状況としては、例年と較べてもかなり良い状態です。逆に、普段の成績はいいのに、今回散々な点数を取ってしまった生徒もいます。それが入試問題の怖さなのです。昨日は、不合格となった生徒たちが、とても悔しそうにしていたのが印象的でした。その後の授業の受け方・雰囲気が(良い意味で)まったく別人になってしまった感じの生徒もいました。本当に悔しい思いをして、意識と行動が変わった生徒は、確実に成長して行きます。
勝負は夏の終わりです。この時期になって中大レベルの過去問で苦労しているようだと、彼らの夢・目標からは遠のいてしまいます。受験勉強の「本当の戦い」がようやくスタートしました。
私立高校の無償化は正式に決定しています!<その4>
- 2017年4月20日 4:06 PM
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もう1つだけ。これは半分は冗談です。ということは半分は本気なわけですが…
3年後、今の中3が高3になる年の夏に大きなイベントがあります。 そう、東京オリンピックです。大学受験の勉強の追い込みの時期に、ほぼ1ヵ月に渡って、世紀の大イベントが間近であるわけです。普段スポーツにはあまり関心がないという方でも、4年に1度の祭典はつい気になって、日の丸を背負った選手たちを応援してしまうのではないでしょうか? 私はスポーツは好きですが、まさか生きているうちにオリンピックを地元で見られるとは思っていませんでした。(八王子でもいくつかの競技が実施されるようです)
さて、大学受験を数ヵ月後に控えて追い込みに入っている受験生が、「まったく影響がない!」と胸を張って言い切れるでしょうか? もちろん、「試合の結果が気になって…」とか、「チケットが手に入ったので実際に見に行って…」というレベルの話もあると思います。世間は(特に東京は)オリンピック一色になるでしょうから…
ただし、私の教え子たち(卒業生)の中では、ちょっと違う視点を持っている生徒たちが多いです。こんなに外国の人が東京に集まる機会はそうはないので、英語を使って通訳等のボランティアをしてみたいとか、外国人とたくさんコミュニケーションを取ってみたいとか、机の上ではできない経験ができることを楽しみにしている生徒が多いのです。これも、とてもよく理解できる話です。私ですら、その期間は都内に繰り出して、様々な人とコミュニケーションを取り、様々な文化に触れてみたいと思っているくらいです。付属高校に通っていて大学受験がなければ、高校3年生の夏でもそういう活動に参加することが可能なのです。
まぁ、受験生はみんな同じ条件だと言ってしまえばそれまでなのですが、私はとても大きな影響があると考えています。
私立高校の無償化は正式に決定しています!<その3>
- 2017年4月18日 1:47 PM
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手もとの気温計が29℃を示しています。車の中は32℃の表示が出ていました。暑いです。春を通り越して、一気に夏が来てしまった感じがします。つい10日ほど前にはみぞれが降っていたのに…
都立高校から私立高校(特に大学付属高校)に受験生が流れる理由がもう1つあります。それは、都立高校が入試制度改革のところでみそをつけてしまっていることです。10数年前、石原都知事の時代の入試改革によってレベルや人気が一気に復活した都立高校ですが、ここ数年の改革(改悪)によって、少しずつ風向きが変わって来ています。
一番大きいのは、内申の実技教科2倍と特別選考枠の廃止の影響です。5教科の方がオール5だったとしても、実技がオール4くらいになってしまうと、進学重点校等のトップ校は苦しい戦いになってしまいます。成績は優秀でも、体育でどうしても3しか取れないというような生徒は毎年いますが、そのことがストレスになってしまって、結局志望校を私立高校に変えるというような生徒も出て来ています。1割の特別選考枠があった時代は、内申はほっといて本番で点数さえ取ればいいと開き直れたのですが、それもなくなってしまいました。
また、入試問題がグループ作成になってから、全体的に問題の質が低下しています。国語・英語の記述がほとんどなくなって平均点が高くなったこともあり、得点の差があまりつかなくなって来ています。そうなると、結局内申点のビハインドを挽回できずに終わってしまうケースが多くなるわけで、そのことも受験生たちの不安要素につながっています。
今春の入試を見ていると、日比谷・西等の最難関校は、1000点満点中800点近くが必要な戦いになって来ています。受験生のレベルが多少上がっていることもありますが、問題が易しくなり過ぎたことと、内申が高い生徒が多いことが原因です。
来年度から再び入試問題は自校作成に戻ることが決まっています。一部の高校は、早くも問題を難しくするとか、記述問題を増やすということを公言しています。これにより、少し改善の方向に向かうのではないかと期待しています。
(次回に続く…)
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