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なぜ学校でいじめ・不登校が増えているのか?<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2026年11月5日 12:33 AM
  • 未分類

次に不登校の件数です。不登校については、小学校・中学校だけのデータがあるので、それを見てみます。この10年間の小・中学校の不登校児童生徒数の推移です。

年度 小・中学校の不登校児童生徒数
2015年度(平成27年度) 約12万6,000人
2016年度(平成28年度) 約13万4,000人
2017年度(平成29年度) 約14万4,000人
2018年度(平成30年度) 約16万5,000人
2019年度(令和元年度) 約18万1,000人
2020年度(令和2年度) 約19万7,000人
2021年度(令和3年度) 約24万5,000人
2022年度(令和4年度) 約29万9,000人
2023年度(令和5年度) 約34万6,000人
2024年度(令和6年度) 約35万4,000人

出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」。

① 小・中学校の不登校は、10年足らずで約2.8倍に増加

2015年度の約12万6000人から、2024年度には約35万4000人となりました。小・中学校では、12年連続で不登校児童生徒数が増加しています。

② 2021年度以降に増加が目立つ

2020年度から2021年度にかけて、約19万7000人から約24万5000人へと増加しています。その後も増加していますが、増加率はやや低下しています。

以上のデータからしても、「不登校の生徒の数はここ数年で大きく増えている」ということは間違いのないことだと思います。ただし、私はこの数値はまったく意味のない数字だとすら感じています。まったく現場の実態を表していないからです。この意味が分かる方は、かなり知見がある方です。

文科省がカウントしている不登校の定義は以下の通りです。

「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により学校に登校しないあるいはしたくてもできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的理由による者を除いたもの」

お分かりいただいたでしょうか? まず、年間30日の要件です。1ヵ月近く連続で休んでも、30日に満たなければカウントされていません。長期欠席であっても、例えば我が家の長女は小5~小6にかけて10ヵ月学校に行けませんでしたが、不登校にはカウントされていません。病気の診断が出ていて、入院もしていたからです。(これは学校の先生にも確認しました) 身体の病気はもちろん、うつ病等の精神疾患や発達障害等の診断が出ている場合も、不登校には入りません。そう考えると、「全国で不登校が35万人を超えていて大変だ!」と言われているのが、チャンチャラおかしいと思ってしまいます。

文科省が公表している数だけだと、全国に小中学校が27,000校くらいあるので、それで単純に割ってみても、1校あたりの不登校の生徒・児童数が13名くらいになります。学年数で割ると、1学年あたり2~3名です。1クラス平均だと1名に満たなくなります。そんな訳がないことは、保護者の皆様も実感としてご理解いただけると思います。

ズバリ、私が自己流の「フェルミ推定」を使って概算してみたところ、最近の全国の小中学校で年間で2週間以上不登校となった生徒・児童の数は、約100万人(!)と推定します。各クラスで3名ずつくらいになるので、そんなにズレてはいないと思うのですが、いかがでしょうか?

(次回に続く…)

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