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健康がすべてに優先します<その6>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2026年10月17日 12:01 AM
  • 未分類

⑥精神面の健康を保つこと

→私は、「心の健康」は身体の健康以上に重要だと思っています。こちらがダメになると、間違いなく身体の不調にも繋がってしまいますし、身体の健康・体力が同じくらいであっても、心の状態で幸福度が大きく左右されてしまうからです。

家庭・学校・それ以外の生活環境によるところが大きいと思いますが、1つひとつ自分に起こることの捉え方によって、精神面の健康は大きく変わって来ます。心理学・カウンセリングの世界では、「認知行動療法」と言って、自分の身に起こったことに対する考え方を変えることによって、幸福度を変えられるということになっています。分かりやすく私の言葉で翻訳すると、「不幸感が強い人は、不幸になる考え方の癖が染み付いてしまっているので、それを外部の力を借りてでも意識して変えることによって、幸福感を感じることができるようになる」ということです。同じような環境・境遇に置かれていても、とても幸せそうに見える人と、まったくそうでない人に2分されてしまうのは、この違いによるのです。生まれ付きの性格もありますが、私はどちらかと言うと、今まで生きて来た環境や習慣・考え方の癖によるものの方が大きいと感じています。つまり、幸せを感じられようにするのはスキルなので、後天的に身に付けることができるという理屈です。

ただ1つ先に確認しておかなくてはならないのは、最近の学説では「統合失調症等の精神障害や、発達障害は(先天的なケースが多い)脳の機能障害」ですし、「うつ病や不安症は神経や血流によって脳に影響が出ている状態」とされているので、性格や気持ちの持ち方、考え方のスキルだけではどうにもならない(治療ができない)ということは認識しておいてください。少しでも早く医療・薬の力を借りないと、悪化して行ってしまうケースが多いです。子どもがこれらに該当する(と思われる)場合は、保護者の方の責任で早めに決断をしてあげてください。私の周りだけでも、高校生や大学生、あるいは大人になってから、「もっと早くきちんと受診しておけば…」という事例は少なくありません。

それを踏まえた上で、いくつか重要なことをまとめます。

「自分ではどうすることもできないことで思い悩まないこと」

→私の信条は、「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」ということです。ところが私の周りにも、もう取り戻せない過去のことでくよくよしたり、(家族も含めた)他人の嫌なところを変えることに必死になっている人が少なくありません。いくら考えたってどうにもならないことで悩むのは止めましょう。「それができないから苦しんでいるんじゆないか…」という声が聞こえて来ていますが、ここは訓練で何とかなります。例えば人生で一番辛いと思われる大切な人を失った悲しみ・後悔を癒すためには、「グリーフセラピー」という専門的なカウンセリングがあります。

「できないところだけに目を向けない・他人と比較しない」

→受験生で言うと、ここの問題が一番大きいと感じます。ただし苦言を呈すると、そのほとんどが保護者の方の責任です。(一部は学校・塾にも責任があります) 例えばテストで60点取った時に、どうしても落とした40点の方に目が行ってしまいます。対策としてはそれは正しいのですが、子どもたちの意識の中で、「60点取れた。今までできなかったことでできるようになって来たことも多い」と思えているかがとても大きいです。算数・数学が苦手と言う時は、逆に言えば国語や英語はできている場合が多いのです。受験は他人との競争なので、順位・偏差値に目が行ってしまうのは仕方ないのですが、過度なライバル意識や、勝った負けたという関係からは、優越感と劣等感しか生まれません。保護者の方が気をつけてほしいのは、兄弟姉妹間の比較です。「まったくそんなこと思ってもいないし、言ってもいません」とおっしゃる家庭で、子どもが実は親の「差別」に悩んでいるケースは少なくありません。(我が家もかなり気をつけていますが、実は感じているかも…と思う節があります)

お勧めは、毎日寝る前に「自分のできたことリスト」を作ったり、折を見て「自分のいいところリスト」を作ったりすることです。これは大人の皆さんもやってみてください。私はあまり他人のことは気になりません。「自分がやるべきことをやればいい」と割り切れています。自分のダメなところはたくさん自覚していますが、「良いところで突き抜けてダメなところがバレないようにしちゃえばいい」くらいに思っています。私の人生訓の1つに、「出る杭は打たれるけど、出過ぎた杭は抜いてもらえる」というものがあります。これくらいの意識が持てていると、毎日がとても楽になります。

「完璧主義をやめる」

→1つ上の項目と被りますし、最後のくだりとは矛盾を感じる方もいるかもしれません。でも、これがとても重要な感覚だと思っています。世の中、そんな完璧な人間なんていません。私もあなたも、みんな「チョボチョボ」です。それは、どんなに偉い人だって同じです。人間として大きな差がある訳ではありません。常にあれもできていない、あれもまだやっていない、まだこんなに不十分と気にしている人は、なかなか幸せになれません。ある程度やるべきことをやったら、「これ完璧じゃね?」「俺って天才かも…」と思っているくらいでちょうどいいのです。(実際はそうでもないことも多いのですが…笑) 足りない分をカバーするために、他人の力を借りたり、AIを利用したりして、効率的に取り組むことにも意味があると思います。「人生80点(70点)で生きる」と決めると、ほんと楽になりますよ。

「バカな人の相手をしない」

→誤解をされないように先に書いておきます。バカというのは、学力が足りない人のことではありません。塾講師としては、成績が悪い生徒を目の前にすると、血が騒ぎます。特に今年は(私が担当している)算数・数学を苦手としている生徒が多いので、毎日がとても充実しています(苦笑)。子どもでも大人でもいますが、あらゆることを他責にする人、悪意を持って接して来る人、他人のアラ探しばかりしている人、他人の時間を無意味に奪う人、匿名性の影に隠れて悪口・誹謗中傷をしている人… こんな人たちのことです。こういう人たちの相手をして、貴重な時間を奪われたり、嫌な思いをしたり、家に帰ってからも気にしたりしていたら、相手の思うツボです。関係性において、表面上は「ハイ、ハイ」と言っておかないといけない場面もあると思いますが、感情を殺して聞いておいて、「可哀想な人だな~」くらいに思っておけばいいのです。仕事上の正当なクレームには真摯に対処しなくてはなりませんが、明らかなカスハラは無視し、場合によっては徹底的に戦う必要があります。人生、ここを割り切れるだけで、幸福度はかなり変わって来るような気がします。そのためにも、体を鍛えることはとても有効です。私は物理的に体がでかいということもありますが(私より大きい人に会うことはほとんどない)、筋トレで体を鍛えておけば、「いざとなってもこいつに力では負けない」と思えるからです。それがあると、理不尽なことを言って来る人はほとんどいなくなりますし(そういう人は人を選んでいて、弱い人を見つけて絡んで来る)、万一そういう場面に遭遇しても気持ちに余裕を持てます。ただし、身の危険が生じるような、「明らかにおかしい人」からは逃げることも重要なので、そこの線引きを間違えないようにしてください。

「嫌々やらない」

→幸せに生きるためには、これもとても重要です。受験生で嫌々「やらされ勉強」をしている生徒は、成績が伸びることはありません。仕事も嫌々やっている人は不幸ですよね。それが何十年も働く訳ですから。そういう意味では、好きなことを仕事にできた人は幸せだと思いますが、世の中そううまく行くことばかりではありません。その時に、「どうやったら仕事を楽しくして行けるか?」という視点を持てるかどうかが大きいです。家事や育児もそうです。人生で様々なことに被害者意識を持って取り組んでいる人は、幸せになれません。同じことをやるにしても、前向きに自分で考えて、積極的に取り組みましょう。嫌なことは、楽しんで取り組める工夫をしましょう。私の経験で言うと、やらされるから嫌になるのです。同じことをやるにしても、自分から仕事を見つけて、取り上げてやれば、楽しくなります。家族(特にパートナー)との関係は、ギブギブギブに尽きます(苦笑)。すぐに見返りを求めたり、「妻・夫・子どもが〇〇してくれない」と感じた時点で、もうあなたの「負け」が確定です(笑)。「人間ができている」とかそういうことではありません。心の底から、「自分と結婚してくれて、長い間寄り添ってくれてありがとう」「我が家に生まれて来てくれてありがとう」と思えていないと、本当の意味での幸せは得られないと想っています。嘘だと思ったら、1ヵ月でいいので、ここについてブレないようにしてみてください。それを言葉にして伝えてみてください。きっと、人生が変わりますから… これは家族だけでなく、親戚や職場・地域の人間関係にも当てはまりますが、まず身近な家族についてこれができないと(家族を幸せにできないと)、意味がないと考えます。

「何か打ち込めること、推しを持つこと」

→最後はこれに尽きると思います。以前にも書きましたが、余計なことでうじうじ悩んでいる人たちは、はっきり言って暇過ぎるのです。勉強や仕事もそうですが、趣味やおっかけで何か没頭できて、常にそのことを考えてしまうような状況になっていれば、いつの間にか悩みは消えています。大人の方は、できれば仕事以外で没頭できるものを見つけたいですね。スポーツか文化系か… アイドルのおっかけも悪くありません。(GSでも、親子で旧ジャニーズやk-popアイドルのライブに行っているご家庭が結構あります。羨ましいです) ネット関係やゲームはあまりお勧めしません。(本当にその道で身を立てるなら別ですが) 1人で完結できるものよりは、みんなで盛り上がれるもの、終わった後に食事や飲みで親睦を深められるものの方がいい気がします。オタク趣味でも、サークルや繋がりを持っている人たちは多いようです。

私は仕事と子育てが趣味みたいなものですが、こういうブログやネット記事、時々書籍の執筆等で、考えていることを皆様にお伝えできること(それについてリアクションをたくさんいただけること)が、人生のアクセントになっていると思います。趣味もいくつかありますが(読書・映画・音楽・競馬…)、それにのめり込んでいるという感じではありません。息抜き程度です。

推しという意味では、自分の人生のロールモデルやメンターを持っている人は幸せだと思います。本当に困った時に、利害関係なく100%本音で相談できるような、心から信頼できる人を(できれば2人以上)見つけてください。お金を払う関係でもいいと思います。(私はむしろその方がいいくらいに思います) コンサル・カウンセラー・占い師等ですが、「有料相談ができる塾講師」のニーズがもっとあってもいいかもしれませんね…

このシリーズはこれで終了です。

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