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支給型奨学金がいよいよ始動!<その8>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年11月2日 4:40 PM
  • 未分類

もう1つ、「経済的に苦しい家庭の状況は、先生のような方にはお分かりにならないでしょうね…」という声もありました。ご指摘はご指摘として受け賜わろうと思いますし、ブログの表現によってそう感じさせてしまったのは私の不徳の致すところです。
以前にも書きましたが、私は子どもの頃からその部分(経済的な側面)では結構苦しい思いをして来ました。その体験が根底にあって、今の考え・視点に行き着いている部分もあると自分では感じています。なので、今回はそのあたりのこと(私の過去)について少し触れてみたいと思います。

子どもの頃も、決して衣食に困るような状況ではありませんでしたが、都営住宅の2部屋で家族4人(両親と3つ違いの妹です)が暮らしている状況で、自分の部屋などありませんでした。旅行に出かけたり、贅沢品を買ったりした記憶はほとんどありません。中学生の頃に一番辛かったのは、塾に通えなかったことです。当時は今ほど進学塾への通塾率は高くなかったと思いますが、それでも友だちが学校で塾のテキストを開いていたりすると、とても羨ましかったことを覚えています。
受験勉強もしんどかったですね… 自分で参考書や問題集を買って来てコツコツやっていましたし、中3の秋以降は自分が受ける高校の過去問に取り組みましたが、当然点数を取れるわけもなく、解説を読んでもさっぱりで、途方に暮れていた記憶があります。今でも覚えているのですが、入試の本番の数学で、ピタゴラス数の「5:12:13」を知っていれば数秒で解ける問題にえらい時間を使ってしまい、焦りまくっていました。帰り道で、塾に通っている友だちが、「そんなの覚えているのは常識だよ」と言っていたのを聞いてショックを受けました。今になってみると、自分でもよく受かったな…と思います。

そういう体験があるので、今の目の前の生徒たちを見ていると、「本当に恵まれているな」「羨ましいな」と強く思います。(親がお金を出してくれて)塾に通わせてもらえて、送り迎えやお弁当まで用意してもらって、塾では「やることをきちんとやれば必ず成績を上げてやる!」とまで言われて、手取り足取り指導を受けられて、サボっている時は呼び出して締めて(絞めて?)もらえて、受験に向けてこんなに環境が整っているのです。これで「何か勉強をやる気がしない」とか言っている生徒は、「ふざけんな!」と後ろから跳び蹴りを食らわしたくなる時があります。(しないけど…)
今でも、塾に通いたいのに(経済的な理由で)通えない生徒はたくさんいるはずです。塾に通って来ている子どもたちに、今の自分の環境はとても恵まれているのだということを理解させることも、我々の重要な仕事だと考えています。
(次回に続く…)

支給型奨学金がいよいよ始動!<その7>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年11月1日 2:12 PM
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昨日のブログの内容について、何人かの方からご質問をいただきました。私の文才が足りないために、誤解を与えてしまった側面もあるようなので、ご質問にお答えする形で再度考えをまとめます。

〇才能を多面的に伸ばしてあげる必要があるのはその通りだと思いますが、小学生くらいの段階で将来の可能性まで踏まえて素質の有無を判断できるものなのでしょうか?
→確かにその通りだと思います。私がお伝えしたかったことは、小中学校においては、勉強を頑張った子はそちらで評価すればいいし、勉強が苦手であっても、スポーツや芸術が得意な子はそちらで称賛されるべきだし、学力という狭い1つの基準がすべてだというような方向性は改めるべきだということです。
そう考えるようになったきっかけは、ある保護者の方から、「うちの子は勉強が苦手なのですが、足がとても速くて、運動は何でも得意にしています。しかし、運動会でかけっこの順位をつけなくなってしまい、学校での自分の居場所がなくなってしまった感じで、何に対してもやる気をなくしてしまいました。それ以降、勉強で頑張らないと評価されない、自分の価値がないと思い込んでいるようです」という話を伺ったからでした。
確かに今の世の中では、将来の選択の幅を広げるという意味でも、学力・学歴はないよりもあった方がいいことは間違いありません。ただし、それを国の施策として(税金を使って)、みんなが大学に進学できるように…という後押しをするのは、ちょっと違うと思うのです。

〇お金がないという問題は、子どもにはまったく罪がないはずです。本人は勉強を頑張りたくて意欲もあるのに、家庭の経済的な理由により大学に進学できないというような子どもを救うのが、なぜダメなのでしょうか?
→今回の政策は、それに当てはまらないと考えています。支給型奨学金も貸与型第一種(無利子)奨学金も、基本的に「住民税非課税家庭」であることが支給要件となっています。また、一昨日のブログで書いた制度変更については、高校の評定平均が3.5に届かない生徒についての議論です。もちろん、どの高校に在籍しているかにもよりますが、一般的には高校の評定で3.5を取れない生徒は、大学での学習を普通にこなして行くのは難しいはずです。
来年度からスタートする、「私立小中学校に通う場合の補助金」についても同じことを感じるのですが、それだけ生活が困窮している家庭の子どもを、私立の小中学校や大学に進学させることが正しいのだろうか?ということです。その奨学金によって一時的には助かるわけですが、例えば大学に進学する場合の支給額は月に3万円です。それだけでは当然大学の学費は賄いきれませんし、住民税非課税世帯が、それ以外の費用も含めて負担をしきれるとはとても思えないのです。

非常に分かりやすく書いてしまうと、今回の制度改革は非常に中途半端だということです。「帯に短し、たすきに長し」で、本当に支給型奨学金を必要としている子どもには行き渡りません。本当に住民税非課税世帯にまで支援をするのであれば、月に3万円と言わず、全額負担すればいいのです。ただし、その場合はもっと厳格な学力・意欲の要件が必要であることは言うまでもありません。
(次回に続く…)

支給型奨学金がいよいよ始動!<その6>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年10月31日 1:08 PM
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もう1つは、政府が最近しきりに主張している、「教育の平等」ということについて疑問を感じてるいるからです。
一般的に、平等と言った時には2つの概念があります。「機会の平等」と「結果の平等」です。もちろん、社会において「結果の平等」が保障されなくてはならない場面も多々あります。社会保障に関することや、消費行動のおける支払い額や優先順位等については、その「結果の平等」が確保されることが前提となって成り立っています。
ただし、教育に関しては「結果の平等」を掲げるのがそぐわない場面が多いのです。例えば極端な例ですが、東大に入りたいと思った生徒が全員入学できるわけではありません。定員が決まっていて競争がある以上、選別が行われるのは当然です。相応の学力(努力)が伴わなければ「結果」は伴いません。このことを以って、不公平だ、差別だという声は聞いたことがありません。東大のような最難関のレベルに限らず、受験全体について言えることだと思いますが、そこには基本的に機会の平等は最低限保障されているということをみんなが(それなりには)納得しているからです。

ここ数十年の国や都の教育に関する政策を見ると、ここを間違ってしまったために、混迷を極めてしまった側面が大きいと思います。「ゆとり教育」然り、「都立高校の学校群制度」然りです。これらの制度の根底には、「みんな横並びで学力による格差をなくすことが平等だ」という考え方があります。それが間違いであったことは、その後の「ゆとり教育廃止」や「都立高校の差別化」が進んだ今となっては、誰の目にも明らかです。
この間学校では、勉強に限らず様々な部分で、子どもたちを序列化することを避けて来た経緯があります。運動会や展覧会等で、個人の順位をつけない(表彰しない)ということを徹底していた学校も少なくありませんでした。(最近はそうでもなくなって来ているようですが…) しかし、社会に出ると否応なく様々な部分で序列化されてしまうので、それに適応できない若者が増えているのではないかと感じていました。

今回の奨学金についての様々な改革について、政府は「機会の平等」を謳っていますが、私はどちらかと言うと(より多くの子どもを勉強させて大学生にするという)「結果の平等」を意図しているように感じます。それが、何かモヤモヤとした違和感につながっているのだと思います。
私は、子どもたちの能力を多面的に伸ばしてあげることが教育の重要な使命だと考えています。勉強が好きな子、向いている子は徹底的に勉強させて伸ばしてあげればいいし、スポーツや体を動かすことが得意な子、芸術系や手作業が得意な子はそちらの能力を徹底的に伸ばしてあげるのがいいのではないでしょうか。
(次回に続く…)

支給型奨学金がいよいよ始動!<その5>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年10月29日 2:07 PM
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ここのところ、奨学金に関する大きなニュースが続いていますが、昨日も、先日ご紹介した第一種(無利子)の貸与型奨学金について新たな動きがありました。
今までは、家庭年収が一定額を下回ることと、高校での評定平均が3.5以上であることが条件となっていました。しかし今後は、住民税非課税世帯については、成績要件を撤廃することが決定したのです。しかも、来年度(2017年度)から変更するという急な決定のため、すでに申請がスタートしているところに、追加申請を認めるという特例措置まで設けられました。12月15日までが申請の締め切りとのことなので、今の高校3年生等で該当する方は、お早めにご確認ください。
政府は、奨学金が必要な学生すべてに行き渡るような制度にしたいということを言っていて、このことを8月に閣議決定までしているのですが、すでに来年度に向けて動き出しているところでの急な変更には、何か違和感を感じます。おそらく現在検討が進んでいる「支給型奨学金」との整合性を取ろうと考えたのだと思います。
冷静に考えた時に、(先日このブログで書いた私のような特殊な事例を除いて)住民税非課税というような状況の家庭が、どれだけこの奨学金に申し込むのでしょうか? 支給型ならともかく、無利子とはいえ貸与型の奨学金を借りてまで、大学に行かせようと考えるのでしょうか? 再度確認しますが、高校の評定平均で3.5が取れていない生徒です。そういう意味では、あまり実効性がない改革だと感じています。選挙に向けての人気取りの匂いを感じてしまうのは、私だけではないばずです。

私が違和感を感じる理由は大きく2つあります。
1つは、大学生の数をこれ以上増やすことは、日本の将来を考えた時に、決してプラスにはならないと考えているからです。
はっきり言って、大学生の質は数十年前と較べると大きく低下しています。その理由は簡単で、大学の進学率が大幅に上昇しているからです。私が学生の頃は、大学進学率は25%程度でした。(中学校の先生が、大学に進むのはだいたい4人に1人だから…)と言っていたことを鮮明に覚えています。それが、今はほぼ50%です。高校3年生の半分が大学に進学しているのです。
結果、学生の質が落ちることは当然として、大学は出たものの正社員として就職ができない学生が増え、(少子化と19歳~22歳の就職率の低下のダブルバンチで)国全体の労働力が落ちたことが、今の経済状況につながっている側面があると思います。
私は最近、すべての子どもが大学に行くことが幸せにつながるとは限らないと考えています。勉強することが嫌いな子どもを無理矢理大学まで進ませることはナンセンスですし、昔に較べると、終身雇用・年功序列が崩れて来ていることもあり、早い段階で手に職を付けた方が、将来長い目で稼げる可能性が高い場合も多くなって来ています。
勘違いされると困るのですが、日本の学歴社会の構図はあまり変わっていません。ただし、現在学歴の恩恵は、いわゆる難関大学に進学し、大学進学後も目標を持って頑張っていた生徒のみに当てはまります。(どこまでを難関大学と言うかはなかなか難しいのですが、私が書くと波紋が大きいので、ここでは記しません) 以前は大卒というだけで評価された時代もありましたが、今はそうではなくなっています。企業の人事部の方に言わせると、いわゆるFランク大学(定員割れで全入ということです)で入学後も遊んでいたような学生は、高卒より不利になる場合があるということです。
これだけ世の中が変わって来ているのに、政府が音頭を取って、そんなに無理して大学に進学させようとする必要性があるのか?ということを考えてしまうのです。
(次回に続く…)

支給型奨学金がいよいよ始動!<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年10月27日 12:10 AM
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昨日、この件について自民党からさらに詳細の公表がありました。あやふやだった部分が少し見えて来ました。

〇基本的には2018年度からとするが、一部2017年度から給付を始める。(一部って何だろう…)
〇収入要件については、「住民税非課税世帯」とする。(やっぱり…)

それ以外の金額や成績要件等については、今までの情報と変化がありません。
昨日コメントを入れていただいた方も書かれていた通り、簡単に言えば、今回の給付型奨学金は、公的扶助の一環にあたるもので、決して今までの奨学金の延長にあるものではないということです。貸与型奨学金の返済で苦しんでいる若者たちを救済することが目的のものでもありません。現在奨学金を「借りて」いる学生のほとんどは、新しく創設される給付型奨学金の支給要件は満たさないため、やはり今後も貸与型に頼るしかないわけです。
ちなみに、この新しい支給型奨学金の対象となる学生は、現段階の試算では、年間2万5千人程度と言われています。現在貸与型の奨学金を利用している学生は120万人以上いるので、対象となるのはほんの一握りであるということがご理解いただけると思います。そういう意味では、騙されてはいけません。

ただし、「抜け道」がないわけではありません。抜け道と言えば悪いこと、違法なことというイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。
例として不適切かもしれませんが、私はGSを開校して後の2年間は住民税が非課税でした。なぜかと言うと、住民税は、前年の「収入」ではなく「所得」にかかるからです。 この違いを理解できていない方も多いと思うので、少し説明してみます。
1年目は、その前年に(無職の期間が長く)ほとんど収入がなかったから当然なのですが、2年目はGSがある程度軌道に乗って、それなりには収入がありました。では、なぜ所得が0になったのかと言うと、「所得控除」がかなりあったからです。収入から、いわゆる会社で言うと必要経費にあたる控除分を差し引いたものが所得で、税金はその所得に対して一定の税率をかけることになっているのです。所得控除にはどんなものがあるかを以下にまとめます。

給与所得控除  … まず、給与の額から自動的に一定の割合(年収により異なる)の金額が控除されます。例えば、年収400万円の場合は、134万円が控除分です。
基礎控除    … 全員一律に38万円です。
配偶者控除   … 配偶者の年収が103万円以下の場合、38万円です。
扶養控除    … 児童手当の創設に伴い、15歳以下の控除はなくなりました。被扶養者の年齢により、38万円から63万円(大学生の場合)が控除されます。ただし、今回の給付型奨学金の創設に伴い、大学生の扶養控除を見直すということが言われています。
社会保険料控除 … 健康保険や年金等を支払った分は全額控除されます。確定拠出年金や、小規模企業共済等も対象です。
医療費控除 … 通院や入院にかかった費用、薬代等から一定の金額(通常は10万円)を差し引いた金額が控除されます。

それ以外にも、生命保険料や地震保険料控除、住宅ローン控除、雑損控除、寄付金控除等、細かいものまで含めるとかなりの種類があります。すべてが年末調整で処理できるわけではないので、年度末に確定申告が必要になります。
私の場合は、当時母が施設に入院していて、年間の医療費が200万円ほどかかっていたため、医療費控除分で税金の対象となる所得がマイナスになっていたということです。当然、自分で確定申告をして、一旦支払った所得税の数十万円が返って来ましたし、翌年の住民税も非課税になりました。私は、その後も毎年確定申告をしていて、母親が亡くなった後も、年に数万円は税金が戻って来ています。
自分で確定申告をしないと所得税は戻りませんし、住民税もその所得に対してかかってしまうので、ご注意ください。ここで結構損をしている方もいらっしゃるような気がします。このあたりのご相談は、GSのFP事務所へどうぞ… 私の持っている資格は、国際最上級資格のCFP(R)と、国家資格の2級FP技能士です。(1級もすでに受験していて11月9日に合格発表ですが、おそらく取得できる見込です)

また話が逸れている気がしますが、ある程度の収入があったとしても、(私のような)事情により住民税非課税となっている場合は、支給要件を満たす可能性があるということです。
(次回に続く…)

支給型奨学金がいよいよ始動!<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年10月26日 12:59 PM
  • 未分類

月3万円では大学の授業料が賄い切れないではないか…?という声もあります。確かにこの額では、国立大学でも1年分の授業料にも不足しますし、一般的な私立大学だと半分にも満たない額です。足りない分は貸与型の奨学金で賄うか、自分(保護者)で捻出するということになるわけですが、本当に困窮している家庭の場合は、それはとてもしんどいはずです。ただし、当然財源の制約がありますし、月3万円が支給されることによって、今まで経済的な理由で大学に通うことができなかった子どものうちの一定数が通えるようになることは間違いないので、私は金額も含めて妥当だと考えています。

私が問題を感じているのは大きく2つです。
1つは、高校の評定平均4.0という基準です。現在の第一種(無利子)貸与型の奨学金では、評定平均3.5となっていますので、基準の数字としては妥当だと思うのですが、問題は高校ごとの不公平感が大きいということです。簡単に言えば、難関校に入学してしまったために、もらえるはずの奨学金がもらえなくなってしまう生徒が出てしまうことも考えられます。成績が足りない場合に、高校の判断で推薦枠もあるようですが、今の段階ではその基準がはっきりしません。実際先日の保護者面談でこの話題になり、「都立高校の受験校をかなり下げて、評定4.0を確実に目指した方がいいのではないか?」というお話がありました。これについては、(次に挙げる2つ目の理由もあり)即座に否定しましたが、そう考えてしまう保護者の方が出てしまうのは仕方ないと感じます。
もう1つは、結局この支給型の奨学金をもらえるのは、本当に一部の生活困窮家庭だけであるということです。生活保護家庭というのは、ほとんど収入・貯蓄がない家庭のことですし、住民非課税家庭というのは、1年間の「所得」が0かマイナスの家庭のことです。このことから分かる通り、政府は主に母子家庭や両親とも無職の家庭をイメージしています。GSのような塾に通わせられているご家庭は間違いなく対象外ですし、このブログの読者の方も、(パソコンやスマホを所有しているわけですから)この対象からははずれてしまうはずです。つまり、ちょっと「生活が苦しい」くらいの普通のご家庭には、まったく縁がない制度なのです。
(次回に続く…)

支給型奨学金がいよいよ始動!<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年10月25日 12:57 PM
  • 未分類

私がお伝えしたかったことは、親が安易に「大学は奨学金を借りて行ってね」と言うべきではないということです。少なくとも、大学を卒業する時点で、子どもが数百万円の借金を背負って社会に出て行くのだという事実をきちんと認識し、子どもにもそのことをしっかり説明・納得させた上で借りるという決断をするべきです。
少なくとも20代のうちは、(奨学金返済のために)何かを我慢しないといけないケースも多くなるでしょうし、住宅や車等のローンも組みにくくなるはずです。(金融機関の審査にも影響があります) 住宅や車などのローンの場合は、手元に現物が現在進行形であるので、最悪それを売ってしまえばある程度の元手は残りますが、奨学金の場合はそれができません。過去の消費に対して、(一般的には15年以上)黙々と返済をし続けなくてはならないのです。

ちょっと話が逸れました。ここからが本題です。
政府(自民党)が、給付型(返済不要)の奨学金を本格的に導入することを決定しました。いつからスタートかがまだはっきりしませんし、財源を確保するために、他の税金の無駄使いを圧縮するところがまだうまく進んでいないという話が伝わって来ますが、とにかく本気で給付型の奨学金を制度化するということは決めたようです。
この話だけ聞くと、「やっと国も重い腰を上げたか… これで我が子が大学生になった時は、返さなくてもいい奨学金がもらえるかも?」などと考えてしまった方もていると思います。しかし、ちょっと待ってください。事はそんなに甘くないのです。おそらく、このブログを定期的に読んでいただいている方には、まったく無縁の話である可能性の方が高いのです。

今の段階で判明している(確定だと言われている)情報を整理しておきます。

〇2018年度からのスタートを検討しているが、自民党は(解散総選挙も睨んで?)2017年度から導入したい意向である。
〇生徒1人に一律月3万円を支給する。(返済不要)
〇成績要件は、高校の評定平均4.0以上。
〇それ以外に、特殊な事情がある生徒の推薦枠も設ける。
〇収入要件は、生活保護該当家庭、住民税非課税家庭を軸に検討する。

いかがでしょうか? 突っ込みどころが満載な感じです。
(次回に続く…)

支給型奨学金がいよいよ始動!<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年10月24日 3:07 PM
  • 未分類

意外と知られていないことなのですが、現在、国やそれに準ずる制度としては、支給型の奨学金は存在していません。すべて貸与型なのです。しかも、無利子の第一種は、成績要件等がかなり厳しく、ほんの一握りの学生しか該当していません。地域ごと、大学ごとに支給型の奨学金も存在しますが、これもかなりの高倍率でなかなか難しいケースが多いようです。ということは、今奨学金をもらって大学に通っている学生のほとんどは、有利子(年利2~3%が多い)の第二種奨学金を「借りている」ことになります。
大学の4年間で数百万円の借金をしているのと同じことなのです。その自覚がないままに借りている学生(保護者)も多く、就職ができなかったり、若いうちは収入が少ない場合が多いため、返済を滞らせてしまったり、返済に追われて生活が苦しくなってしまっている、いわゆる「奨学金難民」も多数存在します。私の教え子の中にも、就職した後、30歳過ぎまで月3万円程度の返済が続いている者が結構います。これは、なかなかしんどい話なのではないでしょうか?

私は、基本的に「奨学金は借りるな!」という考え方です。一生のうちで、住宅ローンに次いで大きな借金にあたるわけですが(普通は車のローンよりは返済額が大きくなります)、将来のリスクがあまりにも大きすぎるからです。実際、奨学金の返済によって身を崩してしまった教え子も知っています。「そんなに多額の借金をしてまでも、その大学に通う価値があるのだろうか?」ということも含めて、再度検討する必要があるのではないかとすら考えています。

「じゃあ、お金がないのにどうしても大学に通いたい学生はどうすればいいのか?」という話ですが、私が大学生の時の話を書きます。
今だから言える話ですが、我が家は決して裕福な家庭ではありませんでした。私が就職した後も、しばらくは都営住宅の6畳と4畳半2部屋に、家族4人で暮らしていましたので、だいたい状況をご理解いただけると思います。当然、貯蓄もほとんどありません。しかし私は、私立の高校・大学に通わせてもらいました。親との約束で、私立に行くなら、高校までは学費を出せるけど、大学の分は無理だと言われていました。そのことはよく理解していたので、私は様々考えて、自分でアルバイトをして学費を稼ぐ計画を立てました。(奨学金の選択肢は考えもしませんでした) 高校の卒業式終了と同時にアルバイトを始め、大学入学後も含めて、だいたい平均して月7~8万円は収入があったと思います。今とは物価も違い、大学の授業料は初年度70万円、2年目以降40万円くらいだった記憶があるので、学費を余裕で払った上で、バレーの遠征・合宿の費用や、自分のおこづかいも賄えていました。
大学の授業はほとんど出席を取らず、試験やレポートだけきっちりこなせば単位を取れたこと、ゼミや卒論が必修ではなかったこと等好条件はありましたが、教職課程も取っていましたし(これはほとんど出席確認がありました)、週に3日はバレーボールの練習があったので、大学の4年間はなかなかハードでした。コンビニとガードマンの夜勤(夜から朝まで)が中心でしたが、夕方~夜は、塾の講師と家庭教師という時給が高い仕事が多かったことも助かりました。単発日雇いの肉体労働もたくさんやりました。(引っ越し補助や什器運搬等) 大学の夏休みが書き入れ時で、一気に稼ぎにかかったのですが、2年生の夏は無理して働き過ぎて(1日3つの仕事をかけ持ちしたりとか)倒れてしまい、稼いだ分が入院代でほとんど出て行ってしまったというオチもありました…

有利子の奨学金を借りるくらいなら、在学中にちょっと無理してアルバイトをしてでも、その場で学費の支払いを完済してしまうのがいいと考えているということです。それでも奨学金を数百万円規模で借りると言うのであれば、将来万一子どもが返済できなくなった場合は、親が代わりに払う覚悟を決めた上で借りるべきだと思います。(親が連帯保証人となる場合はもちろんですが、制度保証をつける場合も含めてということです)
(次回に続く…)

勝負の日曜日

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年10月23日 12:27 PM
  • 未分類

本日、勝負がかりのお見合いが2件あります。(ご存知ない方のために念のため補足しておきますが、GSは結婚相談所を併設しています) 私も朝からちょっとドキドキしています。立ち会いたいところですが、私は今日は授業があって行けません。もう1人の(資格を持っている)職員も、別件が入っているため、今日は会員同士に任せるしかありません。毎回、生徒たちが入試に出かける時と同じような緊張感があります。「人生が大きく変わる日」になるかもしれないわけですから…

本日は、小6都立中コースの日曜特訓です。テストを2教科やって、合格発表を行います。もちろん、解説をきちんとした上で、その場でやり直し・復習までさせます。残り100日、1回1回の授業・テストが勝負です。今日は何人の「合格者」が出るのでしょうか?

小6私立コースと中3の生徒たちは、会場テストに出かけている生徒が多いです。特に、中3生はほとんどの生徒が「都立グループ作成模試」を受けに行っています。毎年見ていて感じていることですが、このテストの結果はとても大きいです。そのレベルの生徒たけが集まった模試は初めてですし、特に自分が受験する高校の中での位置づけは、現在の合格可能性を如実に表すことになります。都立進学重点校を受ける生徒たちにとっては、一番信憑性のあるデータだと思います。
生徒たちには、入試本番と同じつもりで、気合いを入れて行って来るように伝えてあります。今日の夕方には自己採点結果が集まって来ると思うので、こちらも結果が楽しみです。

本日は、様々勝負の日曜日です。

たまには映画でも…<その5>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年10月22日 3:10 PM
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昨日のブログで、「保護者の方も様々なことを我慢している」ということを書いたのですが、それについても反響が結構ありました。

ちょうど今、保護者面談が進行しているのですが、やはりこの時期は、保護者の方も様々ストレスが溜まっています。子どもの成績が順調であっても、受験校決定に絡んで様々不安になる時期なので、成績が停滞していたり、子どもが勉強に集中して取り組めていない場合は、ストレフルになるのはとてもよく理解できます。お母様方の中には、面談でそのストレスを一気に吐き出して帰られる方もいます。それも塾の重要な役目の1つだと考えていますので、様々お伺いした上で、少しでも不安を解消していただけるように心がけています。

もちろん、子どもの成績や様子が気になって…ということが大きいわけですが、中にはご自身がやりたいことを我慢していることによってストレスが溜まっている方も少なくないように感じました。何人かの方には、「子どものことはほっといて、飲みに行っちゃえばいいんですよ」というアドバイスをしました。何年か前の話ですが、子どもを塾に車で送り迎えをする際に、週に1回は子どもが塾にいる間、ご夫婦で居酒屋で時間を過ごすという方がいました。運転しなくてはならないので、毎週ご夫婦が交代でお酒とノンアルを飲むようにしていたそうです。そこで、溜まっていることをお互いにぶつけ合って、ストレスを解消していたとのことでした。すばらしいことだと思います。
何もわざわざ夫婦で飲みに行かなくても…と思われる方は、仲の良いご友人と出かけてもいいでしょうし、自分の趣味やスポーツ等に没頭するのもいいでしょう。お伝えしたいことは、子どもが受験生だからと言って、必要以上に気を遣い過ぎる必要はないということです。当の子どもが、親と常に家で顔を突き合わせているよりも、たまには親が勝手なこと(?)をしていてくれた方が、余程気が楽だったりするかもしれません。

ただし、家で子どもが勉強している時は、気を遣ってあげないといけない場面はあります。今はリビングで家族が一緒にいる中で、勉強している子どもが増えています。これについては、私は特に問題視していません。過去問に取り組む時くらいは自室に籠ってやって欲しい気がしますが、普段の勉強については集中して取り組めているのであれば、ノープロブレムです。しかし、ご両親や兄弟姉妹が傍にいる場合に、テレビや音楽がついていたり、楽しく他の話をしていたりするのはダメだと思います。(そうであるならば、受験生は自室に籠らせるべきです)
私が一番いいと思っているのは、子どもが勉強している時間は、親もその場で一緒に仕事をしたり、何か勉強したり、読書をしたりすることです。特に小学生の場合は、その時間と場所を共有しているだけでも、子どもが集中して勉強できる場合は少なくありません。特にやることがないという方は、何か資格試験に挑戦してみてはいかがでしょうか? 子どもの入試と同じ時期に試験があるのがベストです。仕事に直結するような難関資格でなくても、漢検とかのレベルでもいいと思います。保護者の方も、暇だと不安になってしまうので、ご自身も何かに打ち込んでいた方が、少しは気が紛れるのではないでしょうか。また、そのことにより、子どもの勉強の大変さがリアルに理解できるようになることも大きいと思っています。私も、GSを開校してからは平均して1年に2~3回は何かの資格試験にチャレンジしています。運のいいことに、今のところ試験は15連勝です。

GSでは、面談にお父様がいらっしゃるケースも多いのですが、お父様のストレスは、子どもの様子はもちろん、お母様が家でストレスフルだから…という理由も多いです(>_<)。 お父様とは、(私の授業が終わった後に)そのまま飲みに行ってしまうケースもあります。GSが開校してからは、保護者の方と飲みに行く機会がかなり増えました。中には、面談は必ず仕事帰りにお父様がいらっしゃって、場所は居酒屋で…というのが定番になってしまったご家庭もあります。(当然、可能な日が限られてしまうわけですが…) 数年前には、ご家庭にお邪魔して飲んだこともありました。個人塾だからこその関わり方だと思いますが、子どもとの関わりを考えてもプラスになることが多いですし、私自身もとてもためになることが多いです。 先日書いた通り、私は夜8時以降食事をしてはいけないことになっています。ただし、仕事に関係する飲み会であれば、店に8時前に入ればOKという勝手なルールを適用しています。(もちろん、このことは保健師には伝えていません) 「居酒屋面談」をご希望の方は、 ぜひ誘ってください。

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