- 2016年11月2日 4:40 PM
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もう1つ、「経済的に苦しい家庭の状況は、先生のような方にはお分かりにならないでしょうね…」という声もありました。ご指摘はご指摘として受け賜わろうと思いますし、ブログの表現によってそう感じさせてしまったのは私の不徳の致すところです。
以前にも書きましたが、私は子どもの頃からその部分(経済的な側面)では結構苦しい思いをして来ました。その体験が根底にあって、今の考え・視点に行き着いている部分もあると自分では感じています。なので、今回はそのあたりのこと(私の過去)について少し触れてみたいと思います。
子どもの頃も、決して衣食に困るような状況ではありませんでしたが、都営住宅の2部屋で家族4人(両親と3つ違いの妹です)が暮らしている状況で、自分の部屋などありませんでした。旅行に出かけたり、贅沢品を買ったりした記憶はほとんどありません。中学生の頃に一番辛かったのは、塾に通えなかったことです。当時は今ほど進学塾への通塾率は高くなかったと思いますが、それでも友だちが学校で塾のテキストを開いていたりすると、とても羨ましかったことを覚えています。
受験勉強もしんどかったですね… 自分で参考書や問題集を買って来てコツコツやっていましたし、中3の秋以降は自分が受ける高校の過去問に取り組みましたが、当然点数を取れるわけもなく、解説を読んでもさっぱりで、途方に暮れていた記憶があります。今でも覚えているのですが、入試の本番の数学で、ピタゴラス数の「5:12:13」を知っていれば数秒で解ける問題にえらい時間を使ってしまい、焦りまくっていました。帰り道で、塾に通っている友だちが、「そんなの覚えているのは常識だよ」と言っていたのを聞いてショックを受けました。今になってみると、自分でもよく受かったな…と思います。
そういう体験があるので、今の目の前の生徒たちを見ていると、「本当に恵まれているな」「羨ましいな」と強く思います。(親がお金を出してくれて)塾に通わせてもらえて、送り迎えやお弁当まで用意してもらって、塾では「やることをきちんとやれば必ず成績を上げてやる!」とまで言われて、手取り足取り指導を受けられて、サボっている時は呼び出して締めて(絞めて?)もらえて、受験に向けてこんなに環境が整っているのです。これで「何か勉強をやる気がしない」とか言っている生徒は、「ふざけんな!」と後ろから跳び蹴りを食らわしたくなる時があります。(しないけど…)
今でも、塾に通いたいのに(経済的な理由で)通えない生徒はたくさんいるはずです。塾に通って来ている子どもたちに、今の自分の環境はとても恵まれているのだということを理解させることも、我々の重要な仕事だと考えています。
(次回に続く…)
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