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大人はどうしたら子どもたちを守れるのか…?<その1>
- 2019年5月29日 11:23 AM
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川崎で痛ましい事件が起きてしまいました。亡くなった児童・保護者の方のご冥福と、怪我を負ったり精神的にショックを受けた児童の早期の回復をお祈りするばかりです。
教育現場では全国的にかなり影響があるようで、GSの生徒たちの小学校でも、集団下校や保護者お迎え奨励の緊急連絡が入ったり、生徒を集めて安全対策の説明会が開かれた学校もありますし、自治体からも地域住民に対して「登下校時の見守りのお願い」が出されたりしています。スクールバスを運行している私学では、乗り場付近で警備員の配置や増強を決めた学校もあります。犯罪心理学者に言わせると、あれだけ報道されると「模倣犯」が出て来る可能性があるのだそうです。そういう意味では、備えをして行くことは必要だと思います。しかし、どんなに備えをしても、今日の事件のようなレベルのことが起こったら、被害を完全に防ぐことは難しいでしょう。それだけに、何とも言えない嫌な感じが充満し、世の親御さんは不安になってしまうわけです。
前回の大津の交通事故の時にも考えたのですが、「こうした状況の中で、大人はどうやったら子どもたちを守れるのだろう…」と自問自答しています。もちろん、こういう子どもたちをお預かりしている仕事をしているからということもあります。GSの校舎には、防犯カメラは設置されていますし、セキュリテイ警備も入っていますが、もちろんそれだけで十分なわけではありません。引き続き、対応策は考えて行きます。
しかし、私が感じているのはそういうことではなく、社会全体として、子どもたちを守れるようにするにはどうしたらいいのか…ということです。
(次回に続く…)
2020年度都立中・高入試日程確定!<その2>
- 2019年5月27日 4:50 PM
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前回のブログの内容に関して、友人の都立高校の先生から連絡がありました。基本スタンスとしては、「もっと書け!」というスタンスで私を応援してくれています。どういうわけか、都立高校の先生にはそういう方が多いのです。自分では言えないので、思っていることを代弁してくれるのはありがたいと… 数年前に、理科の明らかな出題ミスを都教委が最後まで認めなかった際は(結局採点のやり直しをしませんでした)、多くの先生から連絡があって驚きました。内輪で「おかしい!」と思っていても声を上げられない体質が大問題だと思うのですが、先生方の「組織人」としての立場もよく理解できます。特に公務員は、一度目をつけられてしまうと、昇進や人事配置でとても辛い思いをすることになるのだそうです。なので、私がなるべく声を上げて頑張るようにしています(笑)。
今回、その先生が言うには、「完全に働き方改革の影響だね」とおっしゃっていました。教員の世界も、ご多聞に漏れず、残業の削減等かなり締め付けが大きくなって来ているのだそうです。ましてや、(入試の採点等で)休日出勤を教育庁が指示するなどということはあり得ないと… 一方で、部活の顧問等、「個人的な事情」での休日出勤については、今はあまりうるさく言われていないということをおっしゃっていました。
このタイミングで、都教委のホームページに、その件についての告知が入りました。(入試日程への文句が入ることを想定していたわけではないと思いますが、同じ時期に出すのはなぜ?) 働き方改革が必要な背景と共に、「教職員に向けて」と「保護者に向けて」の案内文がついている念の入りようです。私も全部目を通してみましたが、これ自体にはあまり問題を感じません。むしろ、「都教委がここまで踏み込んだ案内を出すんだ…」とちょっと感動しました。(決して嫌味ではありません…) ただ、その友人の教員は、「あー、アリバイ作りだね」と言っていました。上としては、ああいう形を整えるということが大事で、実際にどうやってそれを達成するのかの部分がまったくズレまくっていると…
入試日程の件もそうですが、学校行事を同じ日に重ねて出勤日を減らすとか、宿泊行事を日帰りにするとか、部活の大会前の時期に部活の強制休養日が設定されるとか、正に生徒の方を向いていない指示ばかりなのだそうです。それよりも、報告書提出や意味のない会議・研修を減らすとか、時間割の組み方で朝や夕方のどちらかを空けてフレックス出勤が可能なようにするとか、いくらでも実効性がある方法はあるのに、そういうことにはまったく見向きもしないということでした。校長や副校長によっても、そのあたりの進め方の実態はまったく異なるようです。「風見鶏の校長・副校長がいる学校は悲惨よ…」という嘆きが印象的でした。
いずれにしても、入試日程については、あんな風にしなくてもやりようがあるということがよく理解できました。具体的には、土日に採点業務で出勤しても、春休みで調整はいくらでもできるようです。しかし、「働き方改革とか言っているくせに、休日出勤させるのか?」という(内部・外部からの)批判が怖くて腰が引けているというのが実態のようです。
(参考) http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/administration/general/message/release20190523_03.html
2020年度都立中・高入試日程確定!<その1>
- 2019年5月25日 12:32 PM
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来春の都立中高の入試日程が確定しました。
<2020年度都立中入試日程>
出願 / 1月9日~15日
入試 / 2月3日
発表 / 2月9日
<2020年度都立高校入試日程>
〇推薦入試
出願 / 1月22日
入試 / 1月26日・27日
発表 / 1月31日
変更点/ 合格発表が1日前倒しとなる。
〇一般入試
出願 / 2月5日・6日
入試 / 2月21日
発表 / 3月2日
変更点/ 入試日程が1日前倒しとなり、合格発表が1日後ろ倒しとなる。
都立高校の入試日程が様々動いたのは、土曜日・日曜日を避けたという単純な理由です。都立中の入試や合格発表は土曜日・日曜日でも関係なく実施するのに、都立高校の一般入試は土日をはずすことにこだわるのはなぜなのでしょう? 教職員の代休等の調整が難しくなるからかな? 都教委は、基本的に土日は採点業務も行わないというようなことを言っています。来年から2月23日が天皇誕生日で祝日となるので、ここも休むのかな…?
ちなみに、2020年はうるう年なので、入試から合格発表までの期間が今までより3日も長くなり、何と生徒たちは入試から発表まで10日間も待たされることになります。これは、私がこの仕事を始めてからの記憶だと最長です。私立中学・高校が年々合格発表までの期間(時間)を早めているのに逆行して、都立高校はいったい何をやっているのでしょう? まさか、採点が間に合わないからというようなバカなことは言わないですよね。今は、一部の問題を除いてほとんどの問題がマークシート方式です。少なくとも、採点を迅速・正確に行うために(高い予算をつけて)マークシートを導入したのに、合格発表までの流れがそれと逆行していることについては、説明責任があるはずです。
現場の先生レベルでは、私と同じ感覚を持っている方が結構いるのです。「その気でやれば(無理しなくても)、5日間あればまったく問題ない」とおっしゃっていた先生もいました。教育庁の幹部や統括校長レベルで、「これはおかしい!」という声を上げる方は、1人もいないのでしょうか?
このこと1つ取っても、都立高校がいかに大人の論理で学校運営をしているか(生徒・保護者の方を向いていないか)がよく分かります。たかが入試日程。されど入試日程です。
この間のこういう1つひとつの「おかしなこと」が、ボディブローのように少しずつ効いて来て、都立高校の衰退につながっているような気がします。
夏期講習会受付開始!
- 2019年5月24日 11:44 AM
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今週より、夏期講習会の受付がスタートしました。早くも、多くのお問い合わせをいただいています。
ただし、GSでは講習会のみ等の短期受講は受け賜わっておりません。カリキュラムや指導内容から考えて、あまり学習効果がないと考えているためです。
日程・料金等は校舎にお問い合わせください。学年・コースによっては、残席が少なくなって来ています。ご検討いただいている方は、早めにご連絡をお願い致します。
入塾時には、すべての学年・コースにおいて、体験授業→三者面談が必要となります。実際にすべての科目の授業を受けていただいた上で、じっくりお話をさせていただきます。
体験授業前の、保護者の方のみとの面談はお断りしていますので、ご了承ください。
やっぱり学ぶ環境って大切です<その4>
- 2019年5月23日 12:45 PM
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特に英語については、早期教育の是非について議論が分かれることは目に見えています。「外国語よりまず日本語をしっかりマスターすべき」という主張もある部分では正しいと思いますし、国語・算数がまずい状態なのに、それより英語を優先して英語をやるというのはちょっと違うと思います。しかし、それでも早いうちから英語に慣れることの重要性に確信をもったので、GSでも幼児や小学生の英語をスタートする決断を下したわけです。「ステップワールド」との出会いも大きかったですね。ただ楽しいだけの英会話や、進学塾独特の「なんちゃって英語」であれば、まったく食指が動かなかったと思います。「読む」「書く」「聞く」「話す」という4技能をバランス良く学習できることと、すべてのコースで「英検合格」が紐付いているところが魅力的でした。実際に指導を始めてみて、その感覚が間違いではなかったこと、そこが「売り」になることを改めて認識することができました。
国語・算数についても言えることですが、幼児期や小学校低学年の時の取り組みが、その後の学習に大きな影響を与えます。小4に進級する前の2月に受験勉強を本格的にスタートする生徒がほとんどなのですが、その時点で勉強の習慣や語彙力・計算力等の基礎学力に大きな差がついてしまっていて、その差はなかなか埋めることができない感じがあります。「難しい問題を粘り強く考える」というような部分においては、もっと差が大きいかもしれません。よくよくお話を伺うと、幼児の頃からの読書習慣や、学校以外での継続的な学習の有無の差が、そのまま小4くらいでの学力差につながってしまっていることは、否定のしようがない事実です。
幼児や小学校低学年のうちから、受験レベルの詰め込み勉強をする必要はまったくありません。学校のカリキュラムより先を、そして少しレベルが高い内容を、楽しく勉強して、毎日の学習習慣をきちんと確立するということです。具体的に言えば、漢字・語彙力と、計算力が一番重要ですが、それだけしかやっていないと、考える力をつけることができません。「自分の頭でしっかり考えて、自分の言葉で書けるようにする」ことがとても大切です。そういう意味では、ガウディアの教材・システムは、大変優れていると思います。
やっぱり学ぶ環境って大切です<その3>
- 2019年5月21日 5:46 PM
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今年の10月からの消費税増税に合わせて、幼稚園・保育園が無償化となることが決定しています。先日、国会で法案が成立していますので、もう余程のことがなければひっくり返ることはないはずです。年収制限も共働き条件もありませんし、子育て真っ只中のご家庭にとってはとても良い話だと思います。来年度から待機児童が増えてしまうという懸念は払拭できませんが、自治体も本腰を入れて対策を立てているようなので、そこに期待したいと思います。
とは言うものの、まだこの情報はあまり世間一般に知れ渡っていません。ガウディアやステップワールドの保護者の方にお伝えすると、まったく初耳で大喜びされるケースも少なくありません。(園によっては、まだそのことを保護者に伝えていないところが結構あるのです) この情報が知れ渡ったら、特に幼稚園に通っている子どもたちが、新たな習い事を検討し始めることは間違いありません。月に2万円なり3万円なり、可処分所得が増えることになるわけですが、教育費で浮いた分は教育費に回すというのが自然な発想だと思います。保護者の方々に探りを入れていると、ピアノやスイミングとおっしゃる方が多いのですが、その次に学習塾や英語教室という選択肢が入って来ているご家庭も多いようです。GSでガウディアやステップワールドをスタートしたのは、そこまで見越してのことです。
特に、小学生の英語は、外部で対策を立てないと、ついて行くのが(力をつけるのが)難しいのではないかと感じています。小学校の英語の教科書に改めて目を通したのですが、そのレベルの高さに愕然としました。小5のテキストで、当たり前のように過去形が出て来ていますし、その時点でアルファベットや最低限の単語はもちろん、be動詞と一般動詞の区別や、疑問文・否定文の作り方、不規則動詞の活用等、ある程度理解できていることが前提になっています。小3からある程度時間を取って取り組むことになりますが、指導する先生方が戸惑っていることと、ネイティブ講師は本当に英語しかしゃべらない(しゃべれない)場合が多いようで、あのレベルを小学校だけで身につけることはなかなか難しいと感じます。
英語が正式な通信簿の評価にも入って来ますし、中学入試で受験科目として導入する中学校が増えて来ているので、小学生の英語は今後の塾のトレンドになることは間違いないでしょう。そのために、「幼児のうちから英語に取り組んで行くことが当たり前」という認識が広がって行くことになるかもしれません。
(次回に続く…)
やっぱり学ぶ環境って大切です<その2>
- 2019年5月20日 11:08 AM
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私は、今まで33年間も塾講師として生きて来て、生徒たちを中学・高校や大学に送り込み、様々な学校を訪問したり、先生方と直接お話をさせていただく機会が多くありました。学校・大学のことについては、世間一般の方よりもよく分かっているつもりでいました。それを日常の進路指導に活かしていることは言うまでもありません。
ここ数年で、様々な高校・大学で授業や講演を行う機会に恵まれたことにより、今まで以上に学校・大学の内部の状況を手に取るように掴むことができるようになりました。生徒たちの様子を見ていれば、普段の取り組み・習慣がよく分かります。先生方にどんな指導を受けているのかもある程度見えて来ます。当然、授業の前後で学校の先生方とお話をさせていただく時間があるわけですが、そこで先生方の意識や考え方が伝わって来ます。やはり、伸びている学校は先生方が熱心で、常に子どもたちの方を向いています。逆にダメな学校は、先生方がバラバラだったり、保身やアリバイ作りに走っている場合が多いです。
最近、私が結構当たっていると感じている高校評価のリトマス試験紙は、「生徒たちが挨拶をする習慣が確立しているかどうか」です。生徒同士や対先生のところはもちろんですが、保護者が来校したり、私のような部外者が訪問したりした時に、すれ違う生徒がみんな元気に「こんにちは!」とか挨拶してくれる高校がある一方で、ほとんどの生徒がまったく無反応の高校もあります。この部分で言うと、いつ行っても気持ち良くなるのが都立国立高校(くにこう)です。生徒たちに本当に活気があって、社交性に溢れています。以前私が訪問した際は、何人かの生徒が「どちらへご訪問ですか?」とか、「事務室はあちらです!」とか声をかけてくれました。日常の先生方の指導もあると思いますが、そういう文化が根付いているのだと思います。目の前で指導している受験生が高校選びで迷っていたら、こういう高校を薦めたくなるのが人情というものです。もちろん、「くにこう」の雰囲気が合わない生徒がいることも認識しているつもりです。
私が一番感じていることは、やはり学習環境ってとても重要だということです。同じような学力の生徒がいたとしても、進学する学校の環境・雰囲気によって、その後に大きく差がつきます。「結局、どこへ行っても本人が頑張るしかないんだから、同じだよ」というようないう声を聞くこともありますが、それはよほど自分をしっかり持っている生徒のみに言えることです。その他大勢の子どもたちは、身を置く環境によって、伸びたりスポイルされてしまったりするのです。そのことを分かっているからこそ、少しでも「良い学校」に入りたいとみんなが頑張るのだと思います。もちろん、「良い学校」の基準は、偏差値だけではありません。
塾についても同じことが言えます。受験勉強に際して、保護者の方の一番重要な任務の一つは、「塾選びを間違えないこと」です。もっときちんとした環境を早くから与えてあげれば、もっと伸びたはずなのに…というケースはかなりあると思います。今までに、そういう生徒をたくさん見て来ました。
子どもにとって、最適な学習環境を用意してあげること。保護者の方は、このことをもっと真剣に考えてほしいと思います。もちろん、学校の入試や進学塾の入塾テストがある以上、子どもたちが頑張って成果を出さないと、望む環境が手に入らない場面もあります。だからこそ、幼児教育の重要性が高まって来ているのだと考えています。
(次回に続く…)
やっぱり学ぶ環境って大切です<その1>
- 2019年5月18日 12:11 PM
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最近、学校で授業・講演を担当させていただく機会が増えています。平均すると月に1回はどこかの学校にお邪魔している感じです。以前は、地元の公立中学校で保護者対象の講演をさせていただくことが多かったのですが、発言が過激過ぎるのが問題になったのか(笑)、あまり呼ばれなくなりました。最近は、高校・大学で生徒対象に授業の一環として話をさせていただく機会が増えています。昨年・今年と、八王子市内の都立高校にはいくつか行きましたし、私立大学で何回かの連続講義を担当させていただく場合もあります。うち1つは現在も継続中です。
様々な高校・大学で授業を担当させていただいて改めて感じることは、やっばり学習環境ってとても重要だなということです。生徒の授業に臨む姿勢、集中力、発言や質問の有無・内容等、学校によって全然レベルが違うのです。場に漂っている雰囲気もまったく異なります。
特に高校においては、はっきり言ってしまえば、見事に偏差値と比例しています。中堅以下の高校は、基本的に生徒のやる気が感じられません。(授業中に)周りの仲間と一緒に騒いでいるような生徒もいますし、最初から寝ている生徒の割合も高いです。これらの高校に共通するのは、先生たちも半ば諦めていて、あまり注意や指導をしないことです。一部には、一生懸命聞いて学ぼうとしている生徒もいるのですが、「毎日この雰囲気の中で頑張っているのは偉いなー」と感心してしまいます。
一方、私立も都立もトップレベルの高校は、やはり生徒たちの意識・集中力がまったく違います。他人の迷惑になるようなことをしたり、寝ているような生徒は皆無ですし、ほとんどの生徒が積極的に何かを学んで帰ろうという感じで取り組んでいます。私が授業をやっていて感じるのは、目付きの違いです。目に力がある生徒の割合が、高校のレベルによってまったく異なるのです。
先日、いわゆる最難関と言われる私立大学の看板学部(入学偏差値は70超え!)で授業を担当させていただきました。大教室で400名くらい学生がいたのですが、90分間、ほとんどの学生が集中して取り組んでいました。私語や内職をしている学生はいませんし、積極的に何かを学んでやろうという雰囲気が漂っていました。ワークやグループディスカッションも取り入れたのですが、ほとんどの学生が積極的に参加していました。驚いたのは、授業が終わった後に、私のところに質問の列ができたことです。(10名くらい対応したでしょうか… GSの卒業生からも声をかけられてビックリ!) 質問の内容もとても的確で、問題意識の高さを感じました。教授に伺うと、普段からそんな感じなのだそうです。「さすが〇〇大学の学生は違うな!」というのが、私の率直な感想です。
(次回に続く…)
保護者面談期間が続いています<その5>
- 2019年5月17日 10:23 AM
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少年院に入るような重大な非行を行ってしまった少年たちは、教官に自分の親との関係を語ることが多いようです。その部分に踏み込んで、少しでも改善をして行かないと、出所後もなかなか更生ができないという話を聞いたことがあります。おそらくこのコラムは、そんなことを常日頃から感じていた教官が、ちょっと過激な物言いをすることによって、多くの人に伝えたかったのだと思います。世の親たちに警鐘を鳴らしたかったのかもしれません。
逆に言えば、このコラムの逆を意識して子どもと接すればいいということにもなるでしょう。これは、今まで塾講師や家族療法カウンセラーとして、多くの親子(33年間で1000組は越えています)と関わって来た私の経験による認識と重なる部分が多いです。
親子関係において重要だと感じていることを、私の言葉で再度まとめてみます。
〇できる限り、家族みんなで食事をとること。
→保護者の方が仕事で忙しかったり、逆に食事の時間に子どもが家にいなかったりして、これがなかなか難しいというご家庭も多いと思います。それでもあえて書きますが、なるべく家族が一堂に会して食事をする回数を増やしてほしいと思います。私は、月に1回(できれば2回)は外食の機会を、年に1回(できれば2回)は家族旅行の機会を設けることをお勧めしています。一家団欒という言葉がありますが、これはやはり食事をしながら…というのが一番いいのです。食べながら、その日あったことを語り合ったり、笑い話ができるような関係であれば、親子関係がそんなに酷いことにはならないはずです。もし、子どもの時間がバラバラになってしまうのであれば、子ども1人ずつとのコミュニケーションでもいいと思います。食事の時の孤独感は、子どもにとって結構辛いと思います。
〇折を見て、子どもに言葉やスキンシップで愛情を伝えること。
→親が愛情は伝わっていると思っていても、子どもには伝わっていないケースが驚くほど多いです。時には、「愛してる」「あなたが大切だ」ということを、目を見て真剣に言葉で伝えてください。小学生くらいまでは、時にはハグしたり、手をつないで歩いたりというスキンシップも大切だと思います。(小学生の中学年くらいからは同性の親限定になりますが)一緒にお風呂に入って、背中を洗いっこして、湯舟の中で語り合うようなことができれば最高ですね。子どもが問題行動を起こしてどうしようもない感じになった時に、保護者の方がここを意識して変えたら、子どもの様子が劇的に改善したという事例は少なくありません。
〇叱る時は、人格を否定するのではなく、行動を叱ること。
→勘違いしている保護者の方が多いのですが、子どもは叱らずに、とにかく褒めた方がいいとおっしゃる方が少なくありません。一面の真理ではあると思いますが、私は叱ることが悪いとは思いません。ダメなことをダメだと教えてあげられるのは、究極的には親しかいないと思っています。ただし、叱る時に昔のことを蒸し返したり、「だからあなたはいつもダメなのよ」というような叱り方をするのはやめてください。
〇体罰は「絶対」禁止。
→ご自身が子どもの時に、悪いことをしたら親に叩かれたとか、躾の一環として体罰が当たり前だったという方は結構いらっしゃると思います。そういう方に限って、自分の子どもにも同じことをしてしまうケースが少なくないようです。今の時代、本当に命の危険がある場合等の例外を除いて(これも判断が難しいですが…)、子どもに手を上げることは絶対にダメです。時代が変わったこともあります。今は、親が躾のつもりでも、暴行罪で逮捕されることもあります。実際、子どもから警察への通報は増えていて、通報が入った以上、警察は捜査をしなくてはならない決まりになっているのだそうです。そのこと(犯罪となる)を置いておいたとしても、体罰は子どもを委縮させ、気持ちを離れさせるので、百害あって一利なしです。今日から絶対に子どもに手を上げないと決めてください。
〇例え100%子どもに非がある場合でも、子どもの言い分を聞いてあげること。
→どんなに悪いことをした場合でも、子どもには子どもの言い分があります。まずはそれを受け止めてあげた上で、「でもね」という話にしてください。子どもは悪いことをしたこと、それを反省して改めなくてはならないことは理解している場合が多いです。もしかしたら、お父さん・お母さんの関心を引きたくて、わざと悪いことをしているのかもしれません。(いわゆる非行少年には、そのケースが少なくないそうです) どんな時でも、一旦子どもの気持ちを受け止めてください。意識・行動を改めさせるのは、その後の話です。
〇夫婦仲良く、笑顔が絶えない家庭に。
→これも少年院の方に聞いた話ですが、入所するような子どもの家庭は、夫婦関係が崩れているケースが多いのだそうです。私の実感としても、これは納得できます。面談にご両親で一緒に来て、ラブラブな感じが伝わって来るご家庭や、子どもも含めて仲が良く笑いが絶えないようなご家庭は、子どもが道をはずれることはほとんどないでしょう。成績も上がる(志望校に合格する)ケースが多いように感じます。逆に、面談の場で夫婦喧嘩を始めるようなご家庭は、子どもに様々な問題が生じるケースが多いです。
今さらそんなことを言われても…と感じるご家庭もあると思いますが、少なくとも子どもの前でいがみ合うようなことはしないでほしいと切に願います。お父さんが、「子育て・教育はお前に任せたからな!」というモードで、お母さんが1人で問題を抱えてオロオロしているケースも、だいたいうまく行かないのは同じ理由です。夫婦・親子のコミュニケーションがどのくらい取れているかが、一番重要なのだと思います。
先日の日曜日は母の日でした。お母さんに、手紙やお花・プレゼントを渡した生徒が多かったようです。それをきっかけに、自分が生まれた時や小さかった頃のこと、将来の夢等、様々な話をできたと報告をしてくれた生徒もいました。お母さんから、子どもの手紙を読んで感激して涙してしまったという報告もいただきました。親子関係を見つめ直す、良い機会になったようです。
保護者面談期間が続いています<その4>
- 2019年5月16日 1:10 PM
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小6・中3の面談が今週でほぼ一段落し、来週から非受験学年の面談がスタートします。その後6月に入ってからガウディアの面談も続きます。まだまだ終わりが見えません。
面談が続く中で、受験勉強や成績というよりも、もっと根本的な部分で悩まれている保護者の方が多いことに気付きます。子どもとコミュニケーションが取れないとか、生活面がボロボロで(ゲーム・スマホ三昧とか…)立て直せないとか、まったく親の言うことを聞いてくれないとかが多いのですが、もっと深刻な状況が語られることもあります。中には、子育て自体に自信をなくしている方や、子どものことそっちのけで夫婦関係の悩みを語り出す方もいらっしゃって、なかなか勉強や受験の話にたどりつけないケースもあります。そういう部分も含めて、相談に乗るのも塾の役目だと考えていますので、この時期は我々も覚悟(?)を決めています。
と書いている途中に、以前に私が目にした少年院の情報誌のコラムの内容を思い出しました。どこかにあったな…と探していたら、運良く見つかりました。タイトルは、「子どもを非行化させるコツ教えます!」というもので、逆説的な物言いや内容も過激なのですが、少年院で非行少年たちと日々接している方が書いているので、とてもリアルで子育ての真理をついていると感じます。以下に抜粋して転載します。
「子どもを非行化させるコツ教えます」
~ある少年院の情報誌のコラムより~
① 幼い時から冷たく放りっぱなしにせよ
② 欲しいと言ったら何でもすぐに買い与えよ
③ 間違いや失敗は理由を問わず叱りとばせ
④ 子どもがどこで何をして遊んでいようが気にとめるな
⑤ よその子や兄弟と比較して「お前はバカだ」「誰を見習え」と連発せよ
⑥ 忙しいので食卓の団らんなど無駄だと教えよ
⑦ 善いことや努力をしてもめったに褒めるな
⑧ 子どもの前では決して夫婦間の意見を一致させるな
⑨ お金こそ人生のすべてだと身をもって教え込め
⑩ 子どもの前で常に法律・警察・学校・役所等の悪口を言い、社会の決まりや公共機関への敵意を植えつけよ
⑪ 夫婦は仲悪く暮らし憎しみ合っているところを見せろ
⑫ 常に大人のエゴをむき出しにして子どもと接しろ
いかがでしょうか? 簡単にまとめると、「親子の心のつながりを断ち切れ、そうすれば子どもはあっという間に悪くなるぞ」ということです。
(次回に続く…)
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