GS進学教室
学校でも新年度スタート!
- 2023年4月6日 11:07 PM
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本日、市内のほとんどの小中学校で入学式が行われました。今日も午前中は雨模様。ちょうど登校時刻くらいは結構降っていて、終わった頃から晴れ出したようで、「卒業式に続いてまたか…」と嘆いていた保護者の方がいらっしゃいました。初々しい様子の子どもたちを多く見かけましたが、新しい環境に早く慣れて頑張ってほしいと思います。特に新中1生は、内申点のこともあるので、第一印象がとても重要なのです。はっきり言えば、最初に先生たちに気に入られるか目をつけられるかで、テストの点数が同じだったとしても、内申点にかなり差がつきます。(平常点の問題ですが、ほとんど先生の主観で決まるので…) 最初のところでコケないように、春期講習会の最終日に「中学校入学ガイダンス」を行い、生徒たちに定期テスト・内申点の重要性と、部活の選び方をレクチャーしました。今日、先生方や仲間と、「良い出会い」をしてくれているといいのですが…
新入生以外の学年の生徒たちも、本日始業式でした。やっと学校に行ってくれるのかと、ちょっとホッとしています。長女は、仲がいい子たちがみんな同じクラスだったと喜んで帰って来ました。(いいのか悪いのか微妙だと思いますが…) 長男は、先生のことも友だちのことも、「まだよく分からない」と言って帰って来ました。入学式にも出ているはずですが、こちらも「覚えてない」と…。おい、大丈夫か? 明日から幼稚園も始まります。こちらは、始業式に親も一緒に臨席しなくてはなりません。毎年、1時間くらいはかかるので(もう年度初めの始業式は9回目!)、ちょっと大変です。来週から、また2歳児と2人きりの半日を過ごすことになります。最近、本人がそれを嫌がるようになって来ました。すぐに、「ママはどこ?」と聞かれます。辛い…
中学受験親子合格体験談<その4>
- 2:18 PM
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「とにかく本が好きな子だった」
後藤 Tくんの小さい頃を思い出していただきたいのですが、どんな子でしたか? 今になって受験にプラスになったかもと思うようなことはありますか?
母 読書が好きな子でした。時間があれば、とにかく本を読んでいました。読む本がなくなったら、その辺に置いてある「トリセツ」とかを読んでいたりして… 文字を読んでいないと落ち着かない感じでした。
後藤 なるほど。それがTくんの読解力・国語力の源泉になっているんですね。どんな本を読んでいたの?
本人 もう手当たり次第という感じです。特に「かいけつゾロリ」とか「マジックツリーハウス」とかにはまっていました。小説を中心に、歴史ものとかもよく読みました。
後藤 ゲームはやってた?
本人 はい。まぁ、それなりには…
後藤 小6の受験期になって足を洗ったの?
本人 いや、入試直前までやっていましたよ。
後藤 えっ、それは初耳…
母 ゲームは6年生になってから1日30分と決めていたのですが、いつやるかは本人に任せていました。良い息抜きになっていたようなので、まぁいいかなと… 早実の入試の日の朝も、目を覚ますためにやってから出かけました(苦笑)。
後藤 Tくんを信用されていたんですね。入試の直前期にお母さんが気をつけたことは何ですか?
母 とにかく健康管理だけですね。特に栄養バランスも含めて食事をきちんととらせることと、睡眠時間を確保することには気を遣いました。勉強のことは、すべてGSの先生方にお任せしていたので…
(次回に続く…)
中学受験親子合格体験談<その3>
- 2023年4月5日 11:03 AM
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「自分ほど頑張った人はいない」
後藤 早実の入試の前日・当日の様子はどんな感じでしたか?
母 本人はまったく緊張していない様子でした。やるべきことはやって来たと思えていたようですし、常に「行ける気がする」と言っていました。当日の朝、会場に向かう道中で私が緊張してしまって… 本人に「大丈夫?」と言われました(苦笑)。
本人 ぼくは全然緊張していませんでした。やはり、やるべきことは全部やったという自信が大きかったと思います。自分ほど頑張った人はそうはいないとも思っていましたし… 隣で母が緊張しまくっているので、「おいおい!」と思いました。
後藤 本番は、苦手だった算数もかなり点が取れていたよね?
本人 はい。本番は何か解きやすく感じて、うまく行ったんです。直前の授業で、2023の素因数分解が出るぞ!と言って、いくつか対策問題をやったのですが、それがドンピシャ出て… 「おー、同じ問題出た!」ととても嬉しくなって、力が抜けたのがよかったかもしれません。
後藤 あー、そうだった。問題ズバリ当たったんだよね。問題を見て、算数の先生がガッツポーズをしていたよ(笑)。
母 本人もあとで、「あれは大きかった」と言っていました。
後藤 合格発表はどこで?
母 当日明大明治の入試に行っていたので、終了後本人と待ち合わせて、マクドナルドでネット発表を見ました。
後藤 それはそれは。見た時はどんな感じでした?
母 なかなか最後のボタンが押せなくて…
後藤 分かります。
本人 最後はぼくが押しました。「やった!」という感じでした。
母 あのピンクの「合格おめでとう!」という画面は忘れられないですね。今でも鮮明に覚えています。その後、外に出てGSの先生に電話をしたのですが、先生の声を聞いたら涙が止まらなくなって…
後藤 そうでしたね。本人は?
本人 ぼくは泣きませんでしたよ。
(次回に続く…)
春期講習会終了!
- 2023年4月4日 11:10 PM
- 未分類
本日で春期講習会が終了しました。毎回講習会は終わるとあっという間に感じるのですが、特に今回は速く感じました。
受験学年の生徒たちは、さすがに気合が入って来て、ほとんどの生徒が講習の前に較べると成長している様子が感じられました。確認テストの結果等もそうなのですが、授業中の集中力、授業時間外での質問・相談等の行動で、積極的・意欲的になって来た様子が伺えます。特に小6生は、授業後も自習室に居残りして、夜校舎が閉まるまで勉強して行く生徒が日に日に増えて来ました。塾に長い時間いればいいというわけではありませんが、集中力や意欲が、だいぶ受験生らしくなって来たと思います。中3生や高3生もその気持ちはあるのですが、春休みも部活が忙しく、早く来るのが難しい生徒が多いです。なぜかGSの中高生は、ハードな運動部に所属している生徒が多いのです。文武両道で頑張っている生徒たちは、心から尊敬します。(私の中高生時代は、武武単道だったので…苦笑) 部活が終わるまでは(あと2~3ヵ月)、効率的な時間の使い方も含めて、両立を極めて行かないといけません。
明日は休校日となっていますが、明後日から今年度初めてのGSテスト(全国模試)が始まります。頑張っていた生徒たちが、結果につながるといいのですが… とても楽しみです。
中学受験親子合格体験談<その2>
- 12:31 PM
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「とにかく復習・解き直しを徹底した」
後藤 6年生になってからの勉強を振り返ってください。自分でここを頑張れたというところはどこですか?
本人 復習を頑張ったことです。授業で分からなかったことや、模試・過去問等で間違えた問題は、すべてできるようになるまでやり直しました。できない問題があると悔しかったので、それをつぶして行きました。
後藤 分からないことが出て来た時は?
本人 あー、もうすぐに先生に聞きに行きました。難しい問題は自分で考えていても埒があかないので、とても助かりました。
母 授業の後や授業がない日も、自習室で勉強させてもらえたのが、とてもありがたかったです。いつでも質問もできたようですし、とても効率的な勉強ができたのだと思います。
後藤 そうでしたね。毎日塾で顔を見かけました。講師たちに積極的に質問・相談していました。塾をうまく利用していましたよね。苦労した科目は?
本人 それは算数です。計算には自信があったのですが、応用問題は最後まで苦労しました。特に早実の過去問を始めてからは、問題が難しいのでちょっと心が折れかけました。
後藤 どうやって克服したの?
本人 とにかく焦らず1つひとつ復習しようと… 先生に、「難問は捨てても全然OKだから」と言われてとても気が楽になりました。自分にできることをやって行けばいいんだと思えたので。
後藤 復習をやり切れたことが勝因だということかな?
本人 はい。模試や過去問の解き直し等、すべてやり切れたという自信が持てたのは大きかったです。
(次回に続く…)
中学受験親子合格体験談<その1>
- 2023年4月3日 5:11 PM
- 未分類
今日から何日かに渡って、今年の中学入試で、早稲田実業中に合格した男子生徒と保護者の方の「親子合格体験談」を掲載します。先日校舎にお越しいただいた際に、私が司会をして対談形式でお話を伺ったものを、ほぼ忠実に文字起こししたものです。もちろん、本人と保護者の方のご了承はいだいています。
合格体験対談 早稲田実業中・明大明治中他合格 T・Kくんとお母様 (進行後藤)
「志望校が決まって本気モードに」
後藤 まずGSに入塾するに至った経緯を教えてください。
母 はい。もともと大手塾は何かピンと来ていなくて、小規模な塾を探していたのですが、スイミングクラブでご一緒していた方がGSに通っていて、「GSいいわよ。絶対おすすめよ!」と言われたんです。
後藤 あ、〇〇さんですね。ありがたいお話です。4年生になる時に入塾いただいたわけですが、通い始めた当初は、本人はどんな感じだった?
本人 今思い返すと、小4の時が一番大変だった気がします。まだ受験のことがピンと来ていなくて、学校から帰って来た後、週2日も塾に来て、宿題もやって、「何でこんなことしてるんだろう…」って(笑)。
後藤 なるほど。生活リズムが一変しちゃうからね。確かに、毎日疲れている感じがしたな…
母 はい。その頃はまだ体力もあまりなくて、精神的にも子どもだったと思います。まだ私が勉強時間等を管理していたのですが、週2日塾に行って、課題をこなすだけで精一杯で… 平日は家ではあまり勉強できなくて、土日にまとめてやらせていた記憶があります。
後藤 その頃は、まだ志望校も明確になっていなかったよね?
本人 はい。将棋が好きだったので、将棋部が強い中学校がいいかなとか漠然と考えていたのですが、まだ具体的には決まっていませんでした。
母 中学校のこともいろいろ調べて、GSの先生にも相談に乗ってもらっていたのですが、まだ決め切れていませんでした。
後藤 早実一本に絞ったのは、小6になってから?
母 はい。5年生の終半くらいからそんな話が出ていましたが、最終的には本人次第だと考ていました。
本人 受験勉強を続けて来て、ちょっともう大学受験はいいかな…と。もちろん勉強も頑張りたいですが、部活や趣味、友人との関係等、それ以外のことも心おきなく取り組めるのはやっぱり付属校かなって思いました。それなら、一番上を目指してみようと…
後藤 やっぱり、「どうしても早実に行きたい!」となってから、目の色が変わったよね。
本人 はい。具体的な目標が決まって、やる気になりました。
母 志望校が決まった後も、家庭学習の時間はあまり増えていなかったのですが、毎日夜遅くまでGSの自習室で頑張っていましたし、自分でやるべきことを決めて計画的に取り組むようになって、模試でも結果が出るようになったので、私は手を離そうと決めました。あとはGSの先生方にすべてお任せしちゃおうと…(笑)
(次回に続く…)
異次元の少子化対策<その4>
- 4:56 PM
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「子育ては自分に与えられた罰である」 親がそんな風に感じてしまう悲しい現実を変えて行くためには、変わらないといけない人たちがいます。そこが変わらない限り、わが国の子育てに対するネガティブなイメージを払拭することはできないでしょう。
<子育てに関して変わらなければいけない人たち>
〇父親 → 一番変わらなければならない人は、実は身内にいます。子どもたちのパパです。昔に較べると、父親が積極的に子育てに参画するようになって来ていると思いますが、まだまだ不十分過ぎます。どのデータを見ても、諸外国と比較すると、我が国の父親が育児に関わる時間は極端に少ないことが分かります。ママ友たちからよく聞かされるのは、「自分の夫は、育児にまったく関心がない」とか、「子育てを手伝うという意識でしかなく、まったく主体的に動けない」というような話(罵詈雑言?)です。「いったい誰の子どもなんだよ!」とキレていたママもいました。話を聞くと、「う〇ちのオムツを取り替えられない」とか、「夜泣きしているとママを起こしに来る」とか、「子どもと2人だけでは出かけられない(ママがいないと無理)」とか、それじゃママがキレでも当然だよな…と感じるエピソードがどんどん出て来ます。世の中のパパたちが、もっと子育てを楽しんで積極的に関わり、ママたちの負担と不安を減らして笑顔にしてあげないと、ママたちの「子育ては罰だ」という意識はなくならないと思います。
〇会社の経営者・幹部 → 父親が子育てに積極的に関われないのは、本人だけのせいではありません。その気持ちはあっても、会社の理解が得られないために、物理的に難しいというケースがとても多いのです。男性育休は(国の)制度としてはあっても、自分の会社では誰も取っていないし、出世にも響くし、周りの社員たちにも申し訳ないので、とてもそんなことを言い出せる雰囲気ではないという話を今でもよく聞きます。今回の改革で、育休中の手当を給料と同額支給することに加えて、同僚に協力金を出す(会社に補助金を出す)などというくだらい発想が出て来ること自体、いかに会社が子育てに協力的でないかがよく分かります。これは、現場の社員たちの問題ではありません。経営者や幹部たちがタコ(失礼!)なんです。もう何年も前ですが、私は企業の「イクボス研修」に関わっていたことがありました。経営者や幹部たちの意識に唖然とした記憶があります。「子育ては女の仕事ですよ。男が子育てなんかに関わるべきではないでしょう」という前近代的なことを平然と宣う人たちもいました。私はキレた(フリをした)のですが、何が問題なのかも理解できない様子でした。正に老害です。こういう方たちに早く会社から「退場」していただかないと、世の中は良くなりません。GSは、子育ても含めた社員のプライベートの充実に積極的に推進しています。まぁ、社長が9年間子育てと仕事を両立していて、校舎に子どもを連れて来たり、授業がない日は突然時間育休を取ったりしているので、社員たちも協力せざるを得ないのでしょうが…(苦笑)
〇学校・幼稚園の先生・塾の講師 → 教育に関わる職業の皆さんですが、実は子育てに対する想像力が欠如している場合が多いことに愕然とします。若い先生が増えていて、独身で子育て経験がないから仕方ないと感じる時もありますが、校長・副校長レベル(初老の男性が多い)の指示を見てもそう感じる時が多いので、いかに子育てを奥さん(子どもの母親)に任せきりにしていたかがよく分かります。具体的にいくつか挙げると、朝のくそ忙しい時間に毎日検温して体温をアプリに入れろとか、コロナで休校になった分の授業は親が全部丸つけして、分からないところは教えてあげてくれとか、イベントや保護者会・始業式・終業式等に親を呼んでおいて、ダラダラ運営して大幅に予定時間を超過するのが当たり前になっているとか、下に小さい子どもがいる家庭はとても困らされる場面が多いのです。小学校では、イベントで「未就学児を連れて来るのは禁止します」という指示が出たことがあります。さすがにこれにはキレた親が多いのだと思います。翌日には撤回されて、「連れて来ていい」ということになりました。そりゃそうでしょう。乳飲み子を家に置いて出かけることなどできるわけがないのですから…
〇その他社会に関わるすべての人 → つまるところ、社会に関わるすべての人が、もっと子育てに対して優しくならないと、今の状況は改善しないと思います。電車やバス・公共施設等で、子どもを連れていると何か悪いことをしているように感じる方は多いと思います。周囲の人たちの目・態度・言葉がそうさせているのです。施設によっては、今でもパパがオムツ替えをできる場所がない場合があります。男子トイレの個室の床に子どもを寝かせてオムツを替えたこともありますが、子どもが可哀想で、とても情けない気持ちになりました。妻が近所の若いやつに、「ここで子どもを遊ばせるの止めてくださいよ!」とすごまれたことがあります。自宅の前の奥まった共有スペースに一時的に4人が溜まっていただけです。車は通らないし、大きな声も出していないし、そんなに迷惑はかけていないはずです。 妻は悔しくて何か言い返そうと思ったようですが、自重したそうです。私が言われたら、「ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!」と反撃していたと思います。(まぁ、私には言わないでしょうが…苦笑) 公園でゲートボールをやっているじじ・ばばたちに、露骨に子どもたちを邪魔扱いされたことがあります。ほうきで公園の入口を通せんぼしていてベビーカーが通れなかったので、それをどかしたのですが、すごい剣幕で怒られました。後で聞いたら、公園の予約は取っていなかったそうです。早い者勝ちだから、子どもたちに入られちゃ困るという無茶苦茶な論理でした。年寄りは敬わなければいけませんが、これではあまりにも酷いでしょう。話が通じそうになかったので他に行きましたが、こういう1つひとつのことが、子育てをしているパパ・ママの笑顔を奪って行くのです。
まったく余談ですが、今朝妻と2歳児と3人で富士森公園を散歩していた時のことです。(桜はだいぶ散ってしまいましたが、4年ぶりに屋台(出店)が復活していました!) 駐車場から公園に上がる階段の手前で、若いママが立ち往生していました。子どもを抱っこして、(空の)ベビーカーを押していたのですが、ベビーカーを持って階段を登れないで困っていたのです。ベビーカーには荷物がぶら下がっていますし、子どもを抱っこした状態でそれを持って登るのは普通のママにはとても無理でしょう。結構人がたくさんいましたが、気付いているのか気付いていないのか、みんなその前を素通りして行きます。見かねた私が駆け寄って、ベビーカーを持って階段の上まで運んであげたのですが、そのママは涙を流さんばかりに感謝してくれました。心細くて情けない気持ちになっていたのだと思います。後で妻に、「偉いね~。見直した。そういうこと当たり前にできる男はモテるよ!」と褒められたのですが(苦笑)、(妻は海外生活をしたこともあるので)「欧米の国ならあり得ないな…」と言っていました。レストランやエレベーターのドアを押さえて待っている等のレディーファーストも、国によってはみんな当たり前に身に付いているのだそうです。日本ではほとんど見かけませんよね… 私も子育てをしていなかったら、あのような場面に遭遇しても、気が回らなかったかもしれない…と思い、ちょっと複雑な気持ちになりました。
異次元の少子化対策<その3>
- 12:03 AM
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今回の様々な政策は、子育て世帯への支援という意味ではとても意味のあることだと思います。しかし残念ながら、少子化対策という観点では、あまり大きな成果につながらないでしょう。昨年のブログでもその理由について細かく分析しましたが、わが国の少子化は、もうデッドラインを超えてしまっているので、ちょっとやそっとの対策では焼け石に水なのです。一番大きいのは、母親となる出産可能年齢の女性の数が、今後どんどん減って行ってしまうことが確定していることです。合計特殊出生率は多少改善するかもしれませんが、それでも子どもの数は増えません。人口もどんどん減って行ってしまいます。
確かに、子育てにはお金がかかり過ぎるという経済的な理由で、結婚・出産を諦める人は多いと思います。政府の対策も、経済的支援を中心に組み立てられています。しかし、理由はそれだけではないのです。様々複合的な理由が積み重なって、結婚したい、子どもを持ちたいと思えなくなっている若者の数は、想像以上に増えているのです。例えば月に10万円支給するから、もう1人子どもをもうけろと言われても、はい分かりましたとは絶対になりません。「確かにもう1人欲しいけど、そういうことじゃないんだよな…」と考える方が多いはずです。今回の異次元政策についても、「金をやるからもう1人・2人産めよ!」と国に強制されているように感じているカップルもいるようです。(実際、私のハパ友・ママ友の中でも何人かいました)
一番大きな理由は、国や社会・企業等が、子育てに対して冷たいからです。子育てに9年以上真剣に取り組んで来た私がそう感じているのですから、これは間違いありません。今、「子育て罰」という言葉が広まっていることを知っているでしょうか? 日本では、社会福祉が専門の桜井啓太さんが使い始めた言葉ですが、その著書の中で、「わが国では、子育てをすると親が制裁を受けているような苦しみを味わうことになる」と述べています。私の身の回りでは、特に0歳~5歳くらいの子どもを育てている女性(母親)が、毎日疲れ切っていて、被害者意識を隠そうとしないような場面によく遭遇します。この数週間だけでも、子育て中の教え子2人(30代後半と40代前半の女性)から相談を受けました。2人に共通するのは、やはり「2人目を欲しいけど絶対無理」ということでした。様々要因があるのですが、経済的な不安に加えて、保育園を含めた社会福祉、自分と旦那の会社の状況、祖父母も含めた協力体制等への不満が募っていて、精神面も含めた健康面で心配になってしまうくらいでした。
(次回に続く…)
異次元の少子化対策<その2>
- 2023年4月2日 9:51 PM
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なかなかすごい政策が並んでいます。今までにないという意味では、「異次元」なのでしょう。これが全部成立したら、子育て世帯はとても助かることになります。内閣府に勤める教え子に聞いたら、「ほとんどの政策は3年以内に実現するはずです。支給される金額等はまだ流動的な部分がありますが…」と言っていました。
例えば我が家で試算してみると、出産や保育園・育休に関する支援はもう対象外なので(たぶん…)、それ以外のところだけでも、現状で月に10万円以上は負担が減ることになります。さらに、児童手当が18歳まで延長され、大学無償化の恩恵を受けられる可能性も高まるので、将来的にもかなり助かることになります。我が家は現在進行形で1桁年齢の子どもを4人育てているので、本当にラッキーでありがたいことだと思っていますが、子育てに無関係の方たちからは、「子育て世帯ばかり優遇してんじゃねぇよ!」という声もちらほら聞こえて来ています。さすがに私も、「子育てが終わったばかりの方や、子どもがいない方に申し訳ない」と感じるくらいなので、面白くないと思っている方は結構いると思います。
問題は財源のところですね… 6月の骨太方針で盛り込まれるようですが、もう国債に頼っての組み立てはできない状況です。現段階では、社会保険料の増額は十分あり得る話のようです。消費税の増税も、常に議論されています。北欧で社会福祉が充実している国は、消費税が20%以上のところも多いのです。どうやって財源を確保するのか? これについて、与党と財務省を中心に議論が進んでいるようです。いつも気になっているのは、そういうことを決める政治家・官僚・有識者たちが、およそ子育てには直接関わったことがないおじさん(おじいちゃん)が多いことです。子育ての政策に違和感を感じることが多いのは、おそらくこの構造も要因の1つになっています。女性や若い世代の方の声がもっと反映されれば、もう少しリアリティある政策やメッセージが出て来るはずです。
(次回に続く…)
異次元の少子化対策<その1>
- 2:44 PM
- 未分類
昨日4月1日に、「こども家庭庁」が発足し、「こども基本法」が施行されました。いずれも、子どもの権利を守り、子育てへの支援を充実させることを目的としたものですが、予測以上のスピードで進んでしまっている少子化を解消することも大きな課題の1つとなっています。先日、「異次元の少子化対策の試案」が政府から公表されました。ここから3年間を少子化解消のラストチャンスと位置付けて、今までとはレベルの違う子育て支援を充実させて行くための試案(アウトライン)を示したものです。まだ試案の段階ではありますが、6月に公表される「骨太方針」と共に、今後3年間で具現化される可能性が高い施策なので、この場で主な政策についてまとめておきます。
<子育て政策の大きな柱>
①若い世代の所得を増やす
②社会全体の構造と意識を変える
③すべての子育て世帯を切れ目なく支援する
<子育て政策の試案>
〇出産育児一時金を42万円→50万円に増額
〇出産に健康保険を適用
〇児童手当の拡充(所得制限廃止・18歳まで支給・多子家庭への増額)
〇学校給食の完全無償化
〇大学無償化の所得制限緩和(世帯年収約600万円以下)
〇大学等の授業料に出生払いを導入
〇住宅ローン(フラット35)で子育て世帯を優遇
〇保育園入園の両親就業条件を緩和
〇保育士の配置基準を改善
〇学童クラブの拡大
〇育休手当を給料と同額に引き上げ
〇育休を取る際に周囲の社員へ応援手当等を支援
〇育休とは別に短時間勤務やテレワーク等柔軟な働き方ができる制度の新設
〇国の施設で子連れの家族が並ばずに済む「ファストバス」の導入
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