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都立高校志望者動向<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2026年1月7日 8:21 PM
  • 未分類

都内の中3生の第一志望校調査の集計結果が公表されました。都立高校志望者は、昨年過去最多の減少率となりましたが、今年もさらに減りました。都立高校が第一志望の生徒の割合は、昨年より1%以上減り58%となりました。この10年間で71%→58%と13%も減ったことになります。普通化だけでも志願者が800名以上減っていますが、今年の傾向は、進学指導重点校等の難関校志望者が大きく減っていることです。特に多摩地区の高校の減り方が激しいです。これは、我々の皮膚感覚と一致します。各中学校において、都立トップ校を目指す生徒がどんどん少なくなっているのです。私立(特に単願)に流れていることが大きいのですが、力がある生徒でも、学区2番手校を受験する生徒がかなり増えています。安全志向と言えばそうなのですが、「自分に合った高校で、そんなに無理しなくても頑張って行けるのがいい」という雰囲気が広まって来ていることを感じます。

混乱が続いている大学入試を回避したいという生徒が増えていることと(その分付属高校の人気が急上昇しているわけです)、私立高校の完全無償化(年収制限の撤廃)の影響が大きいことは間違いないのですが、コロナ禍以降、少しでも早く(私立高校で)安心したいという受験生が増えていることも間違いありません。また、一昨年の入試から定員の男女枠が撤廃された影響もあると言われています。今までのボーダーライン(偏差値)があまりあてにならないので、不安を感じている受験生が多いのです。私は毎回書いていますが、何で都立高校(都教委)は、自分たちの首を絞める改革ばかり断行するのだろう…と本当に不思議でなりません。内申点の実技科目2倍、スピーキングテストの導入、マークシートを導入したのに合格発表までの期間を延ばしたこと等、受験生ファーストでない入試改革(改悪)が、間違いなく都立離れを加速させている要因になっています。ここ数年のGSの優秀な生徒たちや保護者の皆様の反応を見ても、そのことを強く感じます。

非常に分かりやすくお伝えしてしまうと、特に多摩地区において、都立の学区トップ校に行くなら、(早慶はもちろん)明治や中央の付属高校に行った方がいいと考える生徒・保護者の方が、この数年で一気に増えてしまったのです。何度も言いますが、私立高校も授業料が完全無料(正確に言うと都内の私立高校の授業料の平均額が支給される)ようになったことがとても大きいです。

この調査は、12月に中学校で実施した三者面談の結果を踏まえて、都内全生徒の現時点(その時点)での志望校を集計したものです。今後受験校が変更となる生徒も少なくありませんし、私立高校に合格して受験しなくなる生徒も出るため、これがそのまま本番の志願者数となるわけではありません。ただし、(当たり前ですが)毎年一定の相関関係があり、高校ごとの志願動向がある程度掴めるため、業界では注目されているデータです。

人気校やGSの生徒たちの中で受験者が多い学校を中心に、過去3年間の(この時点での)倍率を列挙してみます。
今日は進学指導重点校と進学重視型単位制高校です。

    24年→25年→26年
日比谷 1.4→1.4→1.4          

戸山  1.6→1.8→1.6
青山  1.7→1.8→1.7
西   1.4→1.2→1.2
八王東 1.1→1.1→0.9
立川  1.6→1.9→1.7
国立  1.5→1.4→1.1
新宿  2.3→1.6→1.9
国分寺 1.1→1.4→1.4

ここ数年でだいぶ落ち着いて来たものの、人気校の戸山・青山の倍率がやや高めです。
八王子東は毎年倍率が低いですが、今年は真剣に定員割れの心配をしなくてはいけないのかもしれません。              

国立高校の低倍率にはちょっとびっくりです。今までに見たことがありません。もちろん、過去最低倍率です。

(次回に続く…)

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