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教育再生会議2

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年2月27日 2:14 PM
  • 未分類

昨日の夜、とりあえず疑問に感じていたことが2つ解決されました。
1つ目→昨日発表されたものはとりあえず第一弾で、第二弾・第三弾もすでに準備が進んでいるとのこと。教育委員会制度の見直しや、学力向上案、全国統一テスト、教師研修、塾・予備校との連携等については、そちらで出てくるようなので、待ちたいと思います。
2つ目→道徳を「教科」にするということだったので、当然、テスト・評定が絡むものと思っていました。「内申点に入ってくるようだと、とんでもないことが起こるぞ!」という警鐘を鳴らそうと思っていました。しかし、同じ疑問を持つ方は多かったようで、「評価をすることはせず、別枠の教科という扱いにする」というコメントが追加で発表されました。ホッとしました。

ということで、いじめ・体罰問題に絞って、私が感じている疑問点についてまとめてみます。

〇いじめや体罰の問題は、ほぼすべての学校で存在している。しかし現状は、とても不公平な対応になっている。「たまたま」問題が発覚した学校や教師だけが、マスコミで糾弾され処分されている。特に東京都教委の対応が、泥縄式・アリバイ作りに見える。この問題については、ホームページやツイッターで発信するのを止めた方がいいと思う。私の願いは、「すべての学校でいじめ・体罰がある」という前提で、仕事を進めてくれることです。

〇学校カウンセラーや警察OB等の専門職を学校に配置する動きが進んでいる。東京都は、カウンセラーを全ての学校に配置すると発表しているが、人手不足もあり、質・量両面で優秀なカウンセラーを確保するのは難しい。スクールサポーターと呼ばれる人たちの権限も曖昧なので、先生たちとの仕事の分担や警察への通報する時の判断等、明確にしていく必要がある。

〇特に荒れている中学校や高校においては、この数ヵ月、先生たちがとても苦しい状況になっている。いじめ撲滅と言われても、先生たちの目がすべて届くわけでもないので、そもそも無理がある。問題行動を起こす生徒に対しても、さすがに生徒に手を上げることができなくなったため、生徒たちが教師を舐めてしまい、やりたい放題となっている学校も増えている。「あれっ、先生、怒っちゃったんですか? 殴れるものなら殴ってみたらどうですか?」と生徒にすごまれたり、ちょっと頭をこずいただけで、クラスで「た~いばつ! た~いばつ!」という声が上がったりというような事例が報告されている。こんな例は一部の学校だけなのだろうが、今後も学校の先生たちの苦難は続いていくだろう。
私が感じているのは、部活の指導上の体罰と、問題生徒への対応とは一線を引いて議論する必要があるということです。そもそも、学校というところは、生徒への強制力が働かなければ、成立しない場所なので、その強制力をすべて奪われてしまったら、先生たちは何もできなくなってしまうのです。そういう意味で、今回の答申の中に盛り込まれている、「体罰」と「懲戒」の違いを明確にするという部分には期待しています。対応を急ぐ必要があるでしょう。

私が一番懸念しているのは、次の問題です。
〇半月ほど前に、大阪で小学5年生の生徒が自殺しました。遺書には、「僕の命と引き換えに、小学校の統廃合を中止して欲しい」というようなことが書かれていました。今年度いっぱいで自分が通っている小学校がなくなってしまうことにとてもショックを受けていて、学校でそのことを訴えていたそうです。
いじめや体罰の問題で、「子どもが自殺したから…という理由で、様々な改革がなされようとしている」ことが、この子の自殺の引き鉄になっていることは間違いないでしょう。私は、その改革の方向性自体というよりも、マスコミ(特にワイドショー)の過熱報道の影響が大きいと感じています。実際に私が目にした中でも、「1人の子どもの自殺によって、社会が動こうとしています。絶対にこの子の自殺を無駄にしてはいけません…」というような構成の番組もありました。子どもたちがそれを見ていて、前述したような気持ちを持ってしまったとしても(実際に自殺という行動を起こすかどうかは別にして)、不思議ではありません。
幸い、このことによって統廃合を中止することにはなっていないようです(絶対にこれはしてはいけないと思います)。保護者の方も会見で、「子どもたちに、命と引き換えに問題が解決できると思って欲しくない」とおっしゃっていましたが、今後この理由で自殺する子どもが出ないことを祈っています。
ここ数年、自殺者の数は全体的には減っていますが、残念ながら子どもの自殺は増加しているのです。先進国の中では、突出して多い数です。まず我々大人(特に教育に携わっている者)がやるべきことは、糾弾や処分や制度の改革ではなく、子どもたちに命の大切さを教えることなのではないかと強く感じています。
今回の答申に、その視点がまったく抜け落ちていることが、私が一番疑問に感じていることです。

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