- 2017年5月18日 9:29 AM
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毎日、新たな情報が判明します。
「大学入学希望者学力評価テスト」が、「大学入学共通テスト」という名称に変更になりました。文科省としては、受験生全員に受けてもらうという意味合いを強めるために「共通」という言葉にこだわったのだと思いますが、我々の世代はどうしても「共通1次」を連想してしまうので、なんだかなぁ…と感じてしまいます。ただ、今回も後ろに(仮称)とついているので、まだ変更となる可能性はありますね…
ネットの掲示版等でも、指定校推薦や付属高校の生徒にも(入試レベルの)学力試験が義務付けられるという情報が拡散しているものもあり、巷ではちょっとしたプチパニックが起こっているようです。
文科省は、この部分(指定校推薦や付属高校からの推薦)について、今回の報道発表でははっきりと触れていませんが、私が確認した限りにおいては、学力試験義務付けの対象外だという認識です。
なぜかと言うと、指定校推薦や付属高校からの推薦は、「大学入試」ではないからです。これらの推薦において、生徒の選抜決定権は大学にはありません。各高校に人数の枠を与えるところまでは大学の裁量ですが、その枠にどの生徒を推薦するかは各高校の専権事項です。高校が決定した生徒については、余程のこと(法に触れるような行いをしたとか)がない限り大学側が不合格にすることはありません。
つまり、「この生徒は、お宅の大学の学生として相応しい学力を有していますよ」と、高校側に学力を担保する責任がある(そういう生徒を送り込む)という「建て前」になっているため、大学入試の改革に伴う大学側の努力義務の縛りからは外れると解釈されているわけです。
AO入試や公募の推薦入試は、高校ごとの人数枠もありませんし、あくまでも大学側に生徒の選択権がある形になっているので、きちんと学力試験を課して、相応しい生徒を選んでくださいよという論理になるわけです。
ただし、今回の推薦入試の改革によって、指定校推薦の人数枠が大きく変わって来る可能性はあるかもしれません。どちらの可能性も考えられますね…
ケース1) AO入試や推薦入試がそんな面倒くさいことになるのであれば、学力試験が義務付けられない指定校推薦の枠を増やして、そこで学生を確保してしまおうと大学側が考える。
ケース2) 文科省の学力試験を義務付けろというプレッシャー(正確に言うと補助金を減らすぞというプレッシャー)に負けて、指定校推薦の枠を撤廃したり、減らしたりする。
いずれにしても、今回の大学入試改革や推薦入試の改革において蚊帳の外にいるのは、大学の付属高校の生徒のみということになります。
(次回に続く…)
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- 大学の推薦入試で学力試験が必修に…<その4> - GS進学教室 より

