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おかしな制度は変えるべき<その6>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年12月5日 3:03 PM
  • 未分類

そういう意味では、進学重点校等の入試問題が来年度から自校作成に戻ることについては、評価をしていいと思います。当初はすべての高校で自校作成だったのですが、2年前からグループ作成の形に変更となりました。進学重点校はそのグループの中で大問ごとに2種類の問題を作成し、学校ごとにどちらかを選んで組み合わせて作る形となっていました。(大問で1問は学校作成の問題と差し替えられる) 各校ごとに作成するのは現場の負担が大きいということが、一番大きな理由でした。しかし、実際にその形で運用してみると、様々問題が出て来ました。一番は、問題の質が劣化してしまったことです。国語にその傾向が顕著だったのですが、作文以外の記述問題がほとんどなくなり、平均点が上がったことも含めて、あまり点数の差がつかなくなってしまいました。本当に力がある生徒が取れなくなってしまったということです。数学で感じるのは、問題全体の流れ、バランスがとても悪くなってしまったことです。1問ごとの問題の質はもちろんですが、全体のセットを通してのバランスや、難易度の調整が難しくなってしまったようです。
私が一番感じていたのは、高校ごとのアドミッションポリシーが感じられなくなってしまったということでした。それまでは、「これぞ日比谷・西!」というような問題や、「八王子東はこのレベルだよね…」というように、高校ごとにこういう生徒を欲しいというメッセージがある程度明確になっていました。それがグループ作成になったことによって、グチャグチャになってしまいました。日比谷と立川や八王子東で同じ問題を使うことがあるのですから、それは無理があるわけです。(そういう意味では、理科・社会の問題を全校が同じ問題を使っているのは大きな問題だと感じています)

来年度(今の中2が受験する年)から、その入試問題が自校作成に戻り、再び完全に高校ごとに作ることになりました。この経緯には、現場の高校の先生方の強い要望が反映されているようです。この間、進学重点校の何人かの先生と話をしていましたが、かなり早い段階からそういう声を聞いていました。「余計なことをしないで、我々に作らせろって言っているんですよ…」ということを言っていた先生もいました。
その現場の強い声によって都教委が判断したのだと思いますが、今回の件で「改革したことが失敗だと分かったら即座に改める」ということができるんじゃないか…ということを感じました。内申の実技教科2倍についても、学校現場や受験生・保護者から強い反対意見が出てくれば、見直される可能性はあると思います。しかし、現段階では、あまり反対意見が表立って聞こえてこないのが不思議なのです…
(次回に続く…)

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斉木 2016年12月8日

こんにちは。いつも大変鋭い考察、参考になります。

当方、現高1男子を持つ保護者です。
副教科内申2倍という評価換算になってから最初の年度に当たるということを中1の終わりか2年生の初めに学校からの説明で知り、当時茫然となった記憶があります。

在籍していたのが地域では知られた「偏差値が高い」と有名な公立中で、ただでさえ内申を低く抑えられてるという噂が絶えない中学であったため、努力型で実技は大の苦手な子供にはかなり不利なのではないかと危惧したからです。
もしも小学生時分に実技教科の内申が2倍になると知っていれば、一貫校受験も視野に入れていたと思いますが、時既に遅し。
とにかく目標に向かってやるしかないと親子で決めました。

ですが、昨年の今頃、仮内申を聞いた途端に学校に対する怒りが爆発しました。一般的に実技が苦手な生徒はペーパーで挽回しようと努力すると思うのですが、そこで結果を出しても内申には殆ど関係ありませんでしたから。
担当の先生の一存でいかようにもなるものなのです。
数学が得意な子もいれば美術が得意な子もいる世の中ですから、それを副教科だからと内申換算2倍というのは横暴すぎるのではないでしょうか。
他の塾のブログで、この副教科内申2倍というのは学校の先生側の要望だとの記事がありました。
受験に関係ない教科だから真面目に授業を受けない生徒が多すぎるからだとか。まったくもって理解不能です。
内申2倍という脅しで生徒をコントロールしようとする傲慢さが見えます。

実は我が子の内申は実技は4がひとつで後は全て3でした。
そして素内申は30前半。
V模擬の偏差値は常に70手前くらいでしたので進学指導重点校を狙って勉強していましたが、この内申でどう戦うのか最後まで悩みました。
その時に相談に乗ってもらった塾の先生のおかげで学校へのリベンジのために頑張り、結果、今は第一希望だった茶色の制服の学校の生徒となれましたが当時の悔しさは今でも思い出すと血圧が上がるほどです。
本人は「中学校のことは忘れたい」と言うくらい、努力して結果を出しても認めてもらえないことがショックだったようです。

こうした私個人の経験から、中学校の先生というのはとにかく生徒を問題無く卒業させてしまえばいいという考えなのだなという結論に至りました。
生徒個人の行きたい学校に行かせてあげたいとか、そういうことで進路指導はしてくれない、と。期待はしていませんでしたがあまりにそっけない。そして親が内申に関して苦情を言うにも保護者会は仮内申が出た後には合格発表後まで無いのですから、親同士で噂を立てることも出来ませんし、受験前に騒いで調査書に何か書かれたら…という不安もあり何も出来ない状態なのです。

ですので、こうしてSNSで個人的に発信していくことしか親側の抵抗手段としてはないのかなあと悲観的ですが、こちらのブログで先生がとりあげてくださりうまく上に伝わっていけば、この先の同じ境遇の受験生も悩みが減るのではとも若干期待しております(他力本願で申し訳ありません)。

高校生になっての子供の感想としては、学校一丸となって進学に向けて頑張る空気がとても心地良いらしく、実技にしても他の教科にしても「生徒が退屈する授業、楽しくない授業は生徒ではなく教える先生が悪い」とプライドを持って指導してくれるため、中学の時と違って体育なども楽しいそうです。

戻りますが、中学での実技内申2倍は中学受験者を増やしているのは想像に難くないのではないでしょうか。
今年度から国立高では小学生に向けての説明会を開始したと聞きました。つまり、優秀で一貫校に行こうかなと考えている生徒を思いとどまらせて都立高に来てほしいからですよね。
こういうことを進学指導重点校がやらざるをえなくなってる状況を見ても、実技内申2倍は即停止するべきだとの考えがもっと広まればいいのですが…。

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