- 2016年8月27日 1:01 PM
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私の今までの経験で言うと、受験生の「学力的な成長」と「人間的な成長」は、間違いなく正の相関関係があります。数学用語の定義の問題になりますが、比例していると言ってしまってもいいのかもしれません。
受験勉強を頑張って学力がついて来ると、それに伴って余裕が出て来たりして人間的にも成長できるのか、そもそも人間的に成長できないと、学力も大きくは伸びないのか、このどちらが正しいのかは、私の中でも結論は出ていません。おそらく、両方の要素が絡み合っているのだとは思いますが…
非常にわかりやすい例をいくつか挙げてみます。
塾の中では、挨拶をきちんとできるかどうかとか、周りの状況を見て行動できるかどうかというような基本動作は、確実に成績の伸びに直結します。自習室で周りに迷惑をかけているような生徒の成績が上がったという話はまず聞きません。質問や相談等も含めて、我々講師ときちんと向き合って話ができるかどうかも大きいように思います。今年の生徒たちで言うと、やはりこの部分が変わって来た生徒は、成績も大きく伸びている生徒が多いです。夏の前は、職員室に入って来るとオドオド・モジモジしていたような生徒が、きちんと目を見て堂々と話ができるようになっていたりします。この部分の変化は、びっくりするくらいです。
家庭では、やはり生活習慣と保護者の方との関係が大きいです。親が起こしても起きないとか、常に親子喧嘩をしているような生徒は、残念ながら成績が大きく伸びることはありません。生活習慣・勉強習慣がそのまま学習の成果に結び付くことは当然ですが、親子関係については、親子の仲が良いかどうかというよりも、親に対して感謝の気持ちすら持てないような生徒は、厳しい受験勉強を乗り切れないということだと思います。「~してもらって当たり前」 「~してくれないからできない」というような依存思考や他責思考が身についてしまっていると、受験勉強だけでなく、何をやってもうまく行かないてしょう。
この部分について、塾ではクラスという集団の力がとても大きいのです。足を引っ張り合っていたり、自分さえ良ければ…というような雰囲気があるクラスは、たいたいクラス全体として伸びませんし、入試の結果も思わしくないケースが多いです。一方、みんなで助け合っていたり、「全員で合格しよう!」というような雰囲気が醸成されているクラスは、全体として良い結果が出ることが多いのです。
例えば、宿題をやっていない生徒がいて、そのことを講師が気付いていないというような場面があったとします。(GSではあまりない事例だと思いますが…) こんな時、ダメなクラスは、他の生徒が講師にチクリに来たり、見て見ぬフリをしたりします。入試で結果が出るクラスは、お互いに注意し合うんです。「そんなことしていたら、成績が上がらないぞ!」 「みんなで合格しようよ!」と。テストの結果が悪かった時に、傷の舐め合いをしているようなクラスもうまく行かないことが多いです。「戦う集団」になっていないからです。
今年の夏も、クラスの集団としての強さを感じる場面が多かったように思います。休み時間に、科目ごとに得意な生徒が苦手な生徒に教えてあげていたり、入試バトルで不合格となり泣いている生徒を、他の生徒が「明日絶対に合格しよう! 頑張って来ているんだから大丈夫だよ! 」と励ましていたり、講師としては涙が出そうな場面が結構ありました。
当然そういうクラスは、全体として大きな成果につながっているわけですが、夏期講習会が終わった時に、「仲間がいたからここまで頑張れた」と言っていた生徒たちが多かったことを特筆しておきます。
(次回に続く…)
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