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学校の民間人校長は機能するか?<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月20日 1:18 PM
  • 未分類

大阪の体罰による自殺事件は、その後も様々余波が続いています。橋下市長が、例の高校の体育科の入試中止、教員全員の異動、それをしない場合は予算を執行しない(給料を払わない)ということを表明し、それに対しての反対運動も大きくなり、収拾がつかなくなっているのです。これらの混乱については、マスコミの報道の仕方にも責任があると感じますが、とにかく生徒たち(在籍生徒及び受験志願者)にこれ以上被害が及ばないように事態を収めて欲しいと切に願います。明日、市教委が何らかの結論を出すとのことなので、注目して待ちたいと思います。

私が本日触れたいのは、橋下市長が上記の高校以外について表明しているもう1つのことについてです。「大阪市の公立学校については、校長をすべて民間人に交代する。しかも、次年度(つまりあと3ヵ月)からそうしたい」と発言しているのです。
実は大阪市は、昨年からその動き(募集→採用活動)を行っていて、現時点ですでに11名の合格者が決定しています。本当は50名の校長を民間から採用したかったようですが、928名も応募があったにもかかわらず、「優秀な人が少なかった」との理由で、今まで通り、内部(現教頭等)の合格者(52名/応募者362名)を多くせざるを得なかったそうです。
もともと橋下市長は、「公務員はどうしょうもない(ろくに仕事をしないで高い給料をもらっている)」という考え方を根底に持っているのですが、今回の事件で、学校としての隠蔽(はっきり言えば校長としての怠慢)があったため、「もう公務員校長はいらない」と考えたとしても(いいか悪いかは別にして)不思議ではありません。

私は、今の大阪の教育の現状を考えると、民間人校長でも、余程優秀な人でないと務まらないと考えています。地域的な難しさもあると思いますが、一番難しいと感じる要因は、民間の経営者と違って、予算と人事の執行権を持てないことです。民間の社長であれば、基本的にすべて自分で決定し、日々のマネジメントを行うことができます。しかし、学校の校長の場合は、予算は市長が、人事は教委が握っているため、手足をもがれた状態です。民間で言うと、一支店長より権限がないかもしれません。その前提で、公務員体質がすっかり染み込んだ(実際に公務員なのですから、これ自体は悪いことではありません。民間の社員とは意識が違うという意味です)学校の中に1人で飛び込んでいくのですから、普通に考えたら最初から限界が存在していると感じるのです。少なくとも、(能力があるかないかは置いておくとして)私には自信がありません。
(次回に続く…)

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