- 2012年12月25日 12:30 PM
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先日、ゆとり教育廃止による影響について書きましたが、その後新たに視点が違うデータを見つけました。新卒の就職試験用適性検査を運用しているある人事ソリューション会社が発表したものですが、とても興味深いので取り上げてみます。
この調査は、毎年適性検査を受検した学生2000人ずつのデータをランダムで抽出して、年次ごとの学力や性格(就職の適性検査には性格検査もあるのです。最近はこちらの結果を重視する企業も増えています)の特徴をまとめたものです。
その中で、2003年~2005年に受検した「非ゆとり世代」と、2009年~2011年に受検した「ゆとり世代」の設問別正答率等を比較たデータがあります。語彙力・計算力等の基礎学力が低下してきていることは、以前より指摘されていることですが、私が注目したのは、性格検査の方なのです。
ゆとり世代は、それ以前の世代と較べると、「空気は読めるが、相手の立場に立って考え、共感することが苦手」 「自分自身の適切な感情の表現やコントロールが苦手」という2つの傾向が如実に表れているというのです。これは、私が現場で子どもたちと接してきた実感と一致します。私は、ゆとり世代については、学力よりもこちらの力の低下を強く感じていました。自分の意思をきちんと大人に伝えられない子どもや、自己中心的な子どもが増えているのは間違いないでしょう。特に男の子にその傾向が顕著だと思います。
ただし、難しいのは、その傾向が「ゆとり教育」によるものか否かという判断です。私は、多少は相関関係はあると思いますが、それよりも他にもっと大きい要素があると感じています。1つに絞れないのですが、「ゲームやネットの影響」(これが大きいと思います)、「核家族化・1人っ子の増加等による社会性学習機会の減少」、「親や教師の(特に道徳的な)教育力の低下」、「間違った平等主義の弊害」(これはゆとり教育の弊害に含まれるのかも…)等々、いくつかの原因が想像できます。
塾教師としても、チャイルドカウンセラーの立場でも、非常に興味深い重要なテーマですので、引き続き研究してみたいと考えています。
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