- 2012年12月10日 2:04 PM
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成績が低迷する生徒には、大きく分けて2つのパターンがあります。1つは、明らかにさぼっている生徒。計画的な受験勉強ができていなくて、塾の宿題を来る前にバタバタやっていたりするようだと、力はつきません。こういう生徒は、少し脅かして(もちろん優しく?)、具体的な家庭学習でやるべき内容を管理して、点検してあげればOKです。
中には、何らかの理由でモチベーションが下がっている生徒もいるので、注意が必要です。非受験学年の生徒でも、テストの成績で思うように結果が残せず、「もう○○中学(高校)は無理なのかな…」と考え始めてしまっている場合があります。小学生の場合は保護者の方(特にお母さん)の気持ちが伝染してしまうケースが多いので、ご注意ください(笑)。
しかし、本当に深刻なのは、成績の上がらないもう1つの方のパターンなのです。これを何とかしない限り、進学塾の存在価値がないと言ってもいいかもしれません一番改善しなくてはならないのは、生徒が塾でも家でも、かなり頑張っているのに成果がまったく出てこないケースです。特に、家でそれこそ睡眠時間を削ってかなり長時間勉強しているのに、成績が下がっているというようなケースは、すぐにでも手を打つ必要があります。簡単に言うと、勉強の仕方が間違っているのです。特に女の子、そして特に算数・数学に多い気がします。思いつくままに、いくつかの類型に分けてみたいと思います。
1つ目は、「ノート作りに命をかけている」パターン。こういう生徒に共通するのは、筆箱がパンパンに膨れていることです。何でそんなにたくさんの色のペンが必要なの?というぐらい、様々な種類のペンを入れていて、授業中に筆箱をごそごそとあさっていたり、机の上にペンを並べて選びながらノートを取っています。太いペンで、漫画文字のように重要事項を書き始めたら要注意です。確かにノートはカラフルで見やすいのですが、内容が頭に入っていないケースが多いです。ノートに写すこと、きれいに書くことに気持ちが行ってしまって、考えることができなくなってしまうのです。中学校の定期テストの前も、ノート作りに相当時間をかけます。それで、ノートを作り終わった頃にはテストを迎えてしまい、成果が出ません。問題演習が足りないのが特徴で、暗記の内容も甘い場合が多いです。
2つ目は、「定規できれいに書きましょうパターン」。このパターンの生徒の特徴は、右手にシャーペン、左手に定規(直定規)を持っていることです。図形はもちろん、ノートの問題と問題の仕切り線や、答えのアンダーライン、挙句の果てには長い分数の線まで定規で書き出す生徒がいます。この症状が進むと、円をコンパスや円定規を使って書くようになります。こうなったら、修復するのにかなり時間がかかります。数学の時間は、作図の問題以外ではコンパス・定規は使ってはなりません。フリーハンドで図形・特に円をスラスラ書けるようにならないと、力はつかないのです。
3つ目は、「1問に1時間もかけて考えちゃいましたパターン」。塾の宿題ができないからといって、事前に質問に来てしまうのがこのパターンの生徒の行動特性です。家で問題を解いていて、分からないからといって、いつまでも時間をかけて考えてしまいます。結局、分からないものは分からないので、何も進まないまま時間が経過していきます。極論を言うと、特に小6や中3のこれからの時期は、1問に10分真剣に考えてダメなら、諦めることです。テスト中は、1問に10分もかけられるケースはありません。それこそ、5分で見極めをしないとならないのです。普段の勉強から、その感覚を見極めなくては、テスト中にできるようになるわけがありません。仮に、1問に1時間かけてできたとしても、これからの時期はあまり意味がないでしょう。東大の数学の入試問題や、数学オリンピックに出るなら別ですが… では、10分真剣に考えてもダメならどうするのか? 簡単です。答え・解説を見て、解き方を覚えるのです。教師に質問するのです。もちろん宿題の場合は、授業中に解説を聞いてからもう一度やってみればいいわけです。もし、それなりのレベルの問題を宿題にしていて、完璧に答えを出してこないと叱られるような塾に通っている生徒は、即刻やめるべきだと思います。以上のような理由で、完璧主義の生徒はうまくいきません。特に初めてのことはできなくてもいいのです。それを理解して、2度目に出てきた時にできるようになっていけば、必ず成績は上がっていきます。
4つ目は、「やり直しがその問題のやり直しになってしまっているパターン」。このパターンの生徒は、テストのやり直しや、授業中間違えた問題の復習にかなり時間をかけます。しかし、次に同じパターンの問題に出会った時に、また同じ失敗を繰り返します。テストで失点した後に、この前復習ノートにやったパターンだろ、ほら、とノートを開いて見せると、「あっ、本当だ」とか言ったりします。簡単に言うと、復習したことが次につながらないのです。やり直しが、その問題のやり直しになってしまっていて、パターン認識や、本当の意味の理解ができていないのが原因です。点数を落とした時に、「何が分かっていなかったからできなかったのか」、「どこでどんなミスをしたのか」をきちんと分析して、次に出てきた時に点数を取れるのかという視点での復習が必要なのです。
まとめると、上記のすべてのパターンに共通するのは、「時間の意識」がまったくないということです。勉強の効率性・要領の良さという視点に欠けているわけです。このことは、生徒本人が必死にのめり込んでいる場合、なかなか自分で気付かないでしょう。教師の側が、勉強の仕方まできちんと指導してあげないと改善できません。
あとは、「テストになると力が出せないパターン」がありますが、これはまったく別の原因が潜んでいます。(これについては次回に…)
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コメント:0
- katomama 2012年12月10日
うちの娘、完璧な「パターン1」です。自覚症状があるかどうかが心配ですが、先日本人が「テストで緊張する」とも言ってました。
明日のブログが早く読みたい・・・。
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