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内申点のつけ方の基準が変わる!?<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年8月3日 10:13 AM
  • 未分類

今議論されている指導要領は、当初の予定では小学生は2017年、中学生は2018年を目途に改訂を完了し、2022年までの完全実施を目論んでいました。しかし、東京オリンピックの開催が決まったために、グローバル教育の早期対応が必要だという訳の分からない理由で、急きょ2~3年の前倒しが決まった経緯があります。それだけに、内容が拙速にならないといいなと思っていましたが…

今回の指導要領改訂の柱を2回に渡ってまとめてみます。

〇小学校での英語教育を強化する
→小3から英語の学習がスタートします。小4までは週に1~2時間、小5・小6では週に3時間の授業を行います。正式な教科としての位置付けになるため、通信簿の評価にも入ってくることになります。公立中高一貫校をはじめ一部の私立中学でも、入試の科目(出題内容)として取り入れることを検討しています。(都内の私立中学では、すでに導入している中学校がかなり出てきています)

〇中学校・高校での英語はより実戦的に
→中学校では、原則としてすべての授業を英語で行うことになります。高校では、生徒たちが主体的に発表や討論を英語で行う形の授業を導入し、より高度て実戦的な英語力を身につけさせることを目的とした改訂を行います。
ただし、この部分については有名無実化する可能性が高いです。前回の指導要領の改訂で、高校では原則としてすべての授業を英語で行うということが明文化されました。しかし、最近GSの卒業生たちに聞いても、ほとんどそれは守られていません。都立進学指導重点校などでも、英語オンリーで授業が行われているのは、本当にごく一部の授業のみだそうです。ある高校の校長先生にお会いした時に聞いてみたのですが、「指導要領で「原則として授業を英語で行う」と定められているが、実際には生徒たちの実態を鑑みて現場で柔軟に対応している」とのことでした。これについては、この判断が正しいと思います。トップレベルの高校ですらその状況なのですから、その他多くの高校の状況は想像できます。ましてや、中学校では…

〇特に高校で、上記の点も含めて、英語の4技能「読む」「聞く」「書く」「話す」力を強化していくことが明示されています。これは指導要領の中で具体化されていることではないのですが、大学の入学(受験)資格として、TOEFL等の資格試験で一定の成績を修めることを必修化する動きがあります。大学入学後の卒業要件として、取り入れることを検討している大学もあるようです。
現場レベルでも、中学生のうちから英検を取ることをほぼ義務化している中学校も増えてきました。八王子のいくつかの中学校では、中1のうちに4級、中3までに3級を取ることを厳命されていて、生徒たちが入学直後から英検対策の相談に来ています。これ自体はとても良いことだと思いますし、GSでも直前の対策等応援をしています。ただし、GSでは中3の秋までに準2級(できれば2級)を取ることを奨励していて、実際毎年多くの生徒たちが合格しています。高校受験で最難関校を目指す場合は、そのレベルが必要になるからです。
ただし、「高校卒業までにTOEFLでそれなりの点数を取る」という指針を示されると、途端に敷居が上がってしまうのです。英検とは問われる英語力の質とレベルがまったく異なるからです。残念ながら、私はそのレベルの違いが肌では分からないのですが… GSの講師で、かつてTOEFLを受験したことがある者がいますが、1年間の海外留学を経てある程度英語の日常会話ができるレベルになっていても、かなりしんどいレベルだったそうです。そのレベルのテストを全員に必修化するのは、とても現実的だとは思えないのです。

英語教育について、文科省の進めたい方向性は理解できるのですが、現場での生徒たちの実態と乖離が大きすぎて、ほとんど実効性がない改革となっているのが現状です。文科省はそのことも一部認めていて、2020年に向けて大きく舵を切っていくと宣言していますが、果たして…

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