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大学入試で評価すべき能力<その13>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年7月18日 9:47 AM
  • 未分類

〇要領よくこなしていく能力
→前回書いた「1つのことを徹底して考えて…」ということと矛盾したように聞こえるかもしれませんが、これも子供たちにとって必要な能力です。分かりやすく言い直すと、手をかけるところと手を抜いていいところを見分ける能力ということになるでしょうか。「手を抜く」というと一般的にはネガティブな表現ですが、必要のないことに無駄な時間をかけないという能力はとても重要です。特に受験勉強の学習効率の良し悪しは、そのまま成果に直結します。
勉強に時間をかけている割に成績が上がらない生徒の例を、具体的にいくつか挙げてみます。

・きれいなノート作りに命をかけちゃう生徒
→中学生の女子生徒に多いですね。色ペンを何色も使っていたら要注意です。(私は、過去に24色のペンを机の上に並べて使いこなしていた強者を見たことがあります。金や銀の字を見た時は眩暈がしました…) 中学校の先生に提出するノートは、内申対策としてこれ(きれいなノート)が必要になるケースがあるのは事実です。しかし、受験勉強ではマイナスになることの方が多いです。時間がかかり過ぎることが一番の問題点ですが、結局ノートにまとめたことが頭に入っていなかったり、テストで使えなかったりするケースが多いのです。もちろん、ノートが汚い方がいいということではありませんので、誤解のないように…

・分からない問題をウンウン唸って考えている間に時間がどんどん経過してしまう生徒
→前回書いた通り、ある場面ではこれが必要な場合もあるのです。しかし、日常的にこんな勉強をしたいたら効率的な学習はできません。特に算数・数学に多いと思いますが、分からない問題1問に何十分(下手をすると何時間)もかけてしまって、まったく勉強が進まない生徒がいるのです。こういう生徒(保護者の方も)が言うセリフは決まっています。「私(我が子)は、かなり勉強時間はかけているのですが、成績が上がらないんです…」と。それは、時間をかけているから成績が上がらないんです。
一般的には、(当たり前ですが)分からないものは分かりません。問題が解けないのは、その前提となる知識や解法パターンを知らない(覚えていない)だけというケースがほとんどです。一度立ち返って、そこをしっかり復習し直して理解してから取りかかれば、嘘のように手が動くようになるはずです。そういう意味では、早めに講師に質問したり、問題集の解説を読んだりしてしまってもいい(した方がいい)ケースが多いのです。

・学習のレベルがまったく自分に合っていない生徒
→塾や教材の選び方を間違えているケースがこれに当てはまります。学校の授業の基本レベルがあやふやなのに、難関校レベルの難しい問題をたくさん解いたとしても成果にはつながりません。逆に、何度やってもほぼ完璧にできるような簡単なことをくり返しやったとしても、非効率なわけです。そもそも、そんな勉強を続けていても、達成感も持てないしつまらないでしょう。自分のレベル・学習時期に合致したことに取り組むことが、特に受験勉強においてはとても重要なのです。ただし、このことは子供たち(特に小学生)が自分では判断できない場合が多いと思います。保護者の方が適切に判断してあげることが必要になってきます。

・完璧主義な生徒
→これも以外に感じるかもしれませんが、受験勉強では完璧主義の生徒はうまくいかない場合が多いのです。中学生の定期テストや都立の共通問題校を受ける場合などは、それでもまだあまりボロが出ませんが、中学受験や高校受験で難関校(都立中や都立進学重点高校も含む)を受験する場合は、マイナスになることが多いのです。一番大きい理由は、合格最低点(ボーダーライン)が低いということです。難関校は、だいたい(100点満点で)60点ずつ取ってくれば合格できる場合がほとんどです。特に私立中高は、ここ数年で合格最低点が下がってきている学校が多いです。60点取ればいいということは、逆に言うと40点は落としてもいいわけです。特に算数・数学・理科(都立高校を除く)では、一般的には10点~15点分くらいはかなり難しい問題が多いので、捨ててもいい(テスト中に解かなくてもいい)問題が結構あるのです。ところが、完璧主義な生徒は、その10点~15点分を取りに行ってはまってしまい、他の易しい問題すら落としてしまうケースが多いのです。
また、普段の受験勉強についても同じことが言えます。そのレベルの勉強をしていく場合、すべての学習内容が完璧にこなせるのは本当に一握りの飛び抜けて優秀な生徒だけです。そんな生徒は放っておいても合格していくので、最初から相手にしてはいけません。科目にもよりますが、8割~9割方こなせたらよしとして、次に進んでいくぐらいの馬力が必要になる場合が多いのです。

・気持ちの切り替えができず、様々なことを引きずってしまう生徒
→これも女子生徒に多いのですが、メンタル面が受験勉強に影響を与えてしまう生徒が少なくありません。(昔より増えているように感じています) テストで1度悪い成績を取ったら落ち込んでしまって、「このままで成績が上がるかな…?」「合格できるのかな…?」と考え込み、肝心の勉強が手につかなくなってしまうのです。そんなことを言ってるから成績が上がらないのですが…
最近は、勉強以外の要素がメンタル面に影響を与えてしまう生徒が増えているのは間違いないと思います。友達関係がうまく行っていないとか、親と喧嘩したとか、先生と相性が悪いとか、好きな子(アイドルや2次元の場合も…)ができたとか… これらのことが頭に渦巻いて、勉強どころじゃなくなってしまうのです。昔は、そんな状況の中でも、「それはそれ、これはこれ」と割り切って受験勉強に励んでいた生徒が多かったような気がします。第一志望校の入試当日の朝、お母さんが病気で亡くなったのに、朝校門前で集まった時にもまったくそんなこと億尾にも出さず、合格を勝ち取ってきた生徒もいました。さすがに、入試から帰って来た瞬間に職員室で泣き崩れましたが…
大事なことは、気にしても仕方がないことを割り切ることができる能力です。こだわらなければいけないことは徹底的にこだわり、ある部分では「まぁ、いいか…」とスパッと割り切る。これができる子供は強いのです。

これも保護者の方に伺った話ですが、最近小学校て宿題を拒否して子供にやらせない保護者の方が一部にいらっしゃるそうです。中学受験を考えているご家庭が多いようですが、例えば漢字の100回書きや、とても簡単な大量の計算ドリルについて、「うちの子には百害あって一理なしですから一切やらせません!」と宣言してしまうのだそうです。そんな時間を取るくらいなら、受験用の難しい勉強をもっとさせたいということのようです。驚いたのは、先生の方も「それで結構です」という対応をしているとのこと。確認テスト等できちんとできている生徒は免除というような形を取っているクラスもあるそうです。
これはこれでまた別の問題を内包していると思いますが、確かに学力差が大きい公立の小学校で、全員に同じ質と量の課題を与えることに無理があるのだと思います。それ故に、逆にまったく宿題を出さないと決めている小学校(先生)もあったりします。八王子市内の小学校でも、今年の夏休みの宿題がほとんどないので驚いた(困った)という話を聞きました。私の教え子たちが小学生の母親として各地に散らばっているので、様々な情報・相談が寄せられます。GSにも教え子の子供が何人か通ってきてくれています。私の目標は、親子3世代を教えるまで現役で頑張ることです。(あと20年くらいかな…)
(次回に続く…)

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