- 2015年6月18日 1:23 PM
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2020年度から大きく変更となる大学入試について、文科省から改革の素案が公表されました。今回は、センター試験に代わる新学力テストの問題の形式・内容についてかなり踏み込んでいますので、重要なポイントを抜粋してお知らせします。
今回の素案の内容で一番重要な点は、「大学入学希望者学力評価テスト」について、2段階での改革を検討しているということです。2020年度(今の中1の学年)に新しいテストをスタートすることになりますが、2024年度(今の小3の学年)からはさらに問題の内容・形式を変えて行く予定です。高校の3年間、新しい学習指導要領での学習を初めて終了するのが今の小3の学年だからです。
センター試験のようなマークシート形式を止めて、記述問題を増やすことは以前から公表されていましたが、2020年~2023年の4年間については、移行期間として、長文の作文・小論文等は出題せず、数十字程度の記述問題を何題か出題するに留めるとのこと。2024年からは長文の記述問題も出題する予定です。(ただし、各大学の2次試験では2020年から小論文レベルが出題される可能性があるので注意してください。今書いているのは、あくまでもセンター試験の代わりとして行われる「1次試験」の内容についてです)
読解問題についての具体例として、「複数の文章を読み較べて、共通点や相違点を分析して正解を導く問題」という形式が挙げられていますが、これは正に都立中で多い出題形式ですね。一昔前の武蔵中の作文の問題をイメージしてもらうといいでしょう。ただし、選択肢の問題として出題される可能性もあります。
また、選択肢の問題として、より思考力を問うことができる「連動型複数選択」の問題を取り入れるとのことも公表されました。具体的に言うと、「状況」→「課題」→「解決」等のテーマに沿ったそれぞれの選択肢から1つずつ選んで、その組み合わせを解答させるものです。資格試験等でよく見かける形ですが、確かに端的な暗記だけでは対応できず、きちんとした理解ができていないと正解にたどり着けないのです。例えば3種類の4択問題がセットになっていたとすると、適当に選んで正解となる確率は約1.6%しかありません。
英語については、この間何度も話題にしてきましたが、TOEFL等の民間の外部テストと連携させることが決まっています。個別面接のような形の試験も必要となるため、英語の試験だけ別日程となる案が有力です。
理科や社会については、時事問題など社会的事象との関連を意識した出題も検討するということです。
(次回に続く…)
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