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大学入試改革素案<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月20日 1:26 PM
  • 未分類

長文の記述問題の導入を4年間遅らせる形となりましたが、これには明確な理由があります。採点が追いつかないということを懸念しているからです。
センター試験は、全国で約55万人もの受験生が受験していますが、マークシート方式のために迅速かつ正確な採点・集計が可能でした。そのテストが記述方式に変更となるたけでかなり負担が大きくなるわけですが、長文の作文・小論文となると、採点基準の統一も含めてかなり大変な作業となることは明らかです。その部分で腰を引いてしまったというのが、真相のようです。
では、作文・小論文の導入を2023年に先延ばしをしたとして、文科省はこの問題をどうやって解決するつもりなのでしょうか? 驚いてしまったのですが、何と記述問題の採点の一部をコンピューターにやらせることを検討していると言うのです。例えば、「正解に必要な単語の有無をコンピュータ-が判定し、その単語が不足している場合は後で採点する人間にそのことを知らせる仕組みを作る」というような形だそうです。
これだけ読むと何か笑ってしまいますが、記述問題のコンピューター採点というのはあながち空想物語ではありません。現在でも、すでに作文・小論文をコンピューターで採点してくれるようなサイトやアプリが結構出回っています。(ネットで検索するといくつかヒットするので、興味がある方はぜひ覗いてみてください。ほとんどが無料です) 私も生徒たちが書いた小論文を入力して試しに採点してもらったことがありますが、これが意外と正確なのでビックリしました。少なくとも、内容的にかなりいい小論文とダメな小論文の見分けはきちんとしてくれます。表記上問題があるところを赤字で示してくれたりするものもあり、科学の進歩を侮ってはいけないと感じました。9年後(2024年)の状況を想像したら、記述問題をある程度正確に採点できるようなシステムが出来上がるかもしれないと思っています。

このコンピューター採点に加えて、2024年からの導入を検討しているのが、テスト自体をパソコンやタブレットで受験できるようにすることです。この部分について私はあまり詳しくないのですが、CBT方式を前提として検討を進めているようです。この形になれば、記述問題もパソコンやタブレットで解答できるようになるため、より迅速な採点・集計等ができるようになることは明らかです。今のところ、本人確認の方法(替え玉受験の防止)が難しいため、自宅での受験は視野に入っていないようです。学校等に集まって一斉に受験し、本人確認は試験監督が行う形が有力です。
この部分については、設備や費用の問題が一番大きいはずです。だから、4年間の先延ばしが必要になったということなのかもしれません。
(次回に続く…)

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