- 2015年6月17日 12:34 PM
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マークシートの全校導入に伴い、何点か補足的な事項も併せて公表されています。
〇数学でも数字だけで答える問題にはマークシートを導入する。
→これはちょっと予想外でした。今春の20校の実験校では、数学はマークシート方式ではなかったのです。例えば、36が答えだったら、マークシートの3と6を塗る形になることが公表されています。他の科目の4択で選ぶ問題と違って、数学はちょっと注意が必要になります。分数の分母と分子どちらを先に塗るかとか(私立高校では分母が先の高校と分子が先の高校があるのです…)、マイナスの扱いはどうなるのかとか(塗るの?塗らないの?)、答えが3桁で指定されているのに、計算したら3桁にならない場合どうするかとか… いずれにしても慣れが必要なので、解答用紙の形式が公表されてから、何回かは塗る練習が必要になるでしょう。
〇記述問題を減らして、マークシート対応の問題を増やす。
→これもちょっと衝撃的な内容です。本末転倒というのは、正にこういうことを言うのでしょう。特に、進学重点校等を受験するようなレベルの生徒にとっては、(共通問題の)理科・社会が高得点勝負となり、ミスのあるなしで決まってしまうようなところがあったのですが、ここ数年記述問題が質量共にレベルアップし、とても良い傾向だと感じていました。(力通りに差がつくようになったということです) それが、(採点ミスを減らして処理時間を短縮するために)元の形に戻ってしまうのだとしたら、ちょっと悲しすぎます。都教委は、記号選択問題(マークシート)でも思考力を見ることができる問題を増やすので問題ないと言っていますが、さあ果たして…
〇全校マークシートを導入しても、合格発表の日程は今年と同じ(3月2日)です。
→これが最大の謎です。昨年は、例の採点ミス大量発生を受けて、より慎重な処理を行うためという理由で、合格発表の日程を(前年までと較べて)2日間遅らせました。マークシート導入によって大幅に時間を短縮できるということは、都教委自らが公表していることです。それなのに、なぜなのでしょうか? まったく理解ができません。マークシート導入初年度だから、何が起こるか分からないからということでしょうか? 今春は、入試日の翌日から2日間は在校生(高校生)を登校させないで教員が採点に集中できる形にしたのですが、これについても来春以降どうするのか興味深いところです。
〇マークシート全校導入に伴う予算は1億6100万円だそうです。
→1校あたり100万円近くになる計算です。結構かかりますね(当然これは税金です)。 お金をかけただけの成果につながることを祈ります。マークシートの作成から処理のところまで、基本的には委託業者に丸投げとなるようですが、一番喜んでいるのがその業者さんであることは間違いないでしょう…
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