- 2015年4月11日 6:31 PM
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都立中には大変優秀な生徒が何人かずつはいるので、東大等最難関レベルに数人ずつの合格者は出るのですが、その次の層(特にボリュームゾーン)の生徒たちが、進学重点校に較べるととても弱いのです。高校に上がる時の接続テストのデータを見る限り、学校で真ん中くらいに位置する生徒は、進学重点校レベルの高校にはとても合格できる状況ではありません。
なぜ、都立中は大学入試の結果で進学重点校に大きく水をあけられてしまったのでしょうか? 特に西の方の学校がとても苦しい状況になってきているのには、何か理由があるのでしょうか? 設立当初は、もう少し進学重点校に肉薄する状況が予測されていました。(私もそう考えていました) しかし何年か経って、生徒たちの学校での学習の様子やテストの結果が白日の元に晒されるようになり、このバトル(進学重点校VS都立中)は完全に決着がついてしまったと言ってよい状況になってしまいました。
私は大きく分けると以下の4つの問題点があると考えています。
①適性検査の問題での得点力と、中学校に入ってからの学習内容にあまり相関関係がない。それ故に、中学校に入ってからの学習に根本的についていけないレベルの生徒が一定数入ってしまう。
→特に立川国際は、最初の3年間の問題作りに失敗しました。(作文も適性も) そのことに気付いたからかどうか分かりませんが、今の高2の代から問題の内容を大きく改めたので、その部分では多少改善されているのかもしれません。(しかし、今の中3の代で再び作文の問題で味噌をつけました) 南多摩は、(作文以外の)適性の方の問題が「その感じ(本質的な実力通りに点数が出ない)」が続いていました。そういう意味では、今年から合同作成となり問題の傾向が大きく変わったことはプラス要素としてはたらくかもしれません。
②上記の理由により、学校(クラス)の中の学力差がかなり大きく、学習の進め方がとても非効率となっている。はっきり言ってしまえば、成績下位の生徒はすっかり「お客さん」状態(放置されているということ)になってしまっている。
③高校受験がないために、どうしても中3~高1のところで中弛みが生じる。
→私は、これが一番大きいと感じています。進学重点校に合格する生徒たちは、中学校の3年間(特に中3の1年間)は、かなりのレベルの勉強量をこなします。テストで点数を取ることに関しても、かなりシビアに鍛えられます。(そうでないと受からない) 英語や数学はもちろん、理科・社会についてもそのことを強く感じます。
④学校の中の勉強の方向性が大学受験と少し(学校によってはかなり)ズレている。
→都立中も、一生懸命頑張って取り組んでいる生徒がほとんどです。先生方も(一部を除いて)熱心に指導してくれている様子が伝わってきます。ただし、生徒たちの学習している様子を見ると、かなり疑問を感じる場面もあります。課題やレポートがかなりハードな学校が多いのですが、時間ばかりかかって大学入試にはほとんど役に立たないものが結構あるのです。(特に南多摩にそれを感じます) 「都立中設立の趣旨は、大学入試のところだけではないので…」という声が聞こえてきそうですが、進学重点校の生徒たちの取り組みと比較してしまうと、その差は非常に大きいと言わざるを得ません。
(次回に続く…)
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