- 2012年10月27日 12:21 PM
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まず、正確な情報を生徒・保護者にきちんとお伝えすることが重要です。この状況でも推薦入試にチャレンジするのかどうかということです。現実的には、期末テストが終わって、11月末~12月頭の三者面談で、確定内申点が伝えられるので、その時点で判断することになります。内申点の比重が(下がったとは言っても)50%はあるので、全然内申が足りなければまず中学校の先生がウンと言わないでしょう。
内申点を踏まえた合格の可能性と、小論文・面接・集団討論の対策をどの程度やらなくてはならないのかをお伝えし、最終的には生徒・保護者に判断してもらうことになります。昨年までとは違って、12月中旬までには最終結論を出して動き出さないと、対策が間に合いません。逆に言うと、今この時期から本格的な対策をスタートしても意味がないと考えます。まだ期末テストが気になるでしょうし、本当に受験することを決定した後でないと(生徒も教師もお互いに)気合いが入りません。
昨日も書いた通り、初年度なので情報をきちんとつかんで対策を立てれば、高い確率の勝負をできると私は考えていますが、推薦入試を受験するかどうかを検討するにあたり、もう1つ考えなくてはならないファクターがあるのです。
1月末(27~28日)に入試があり、合格発表が2月1日に行われます。(塾の教師はとても大変です。中学入試本番当日の朝に都立高校の合格発表が重なります) そこで合格してしまえばもちろん(辞退はできないので)受験は終了でいいのですが、問題は不合格になった時です。いくら事前に「ダメモトだよ」と言い聞かせておいても、第一志望校の掲示板を見に行って自分の番号がないという経験はとても辛いので、ショックを受けて落ち込んでしまい、その後しばらく勉強が手につかなくなってしまうようなことが起こってしまうのです。私の経験だと、特に(普段は気の強い)女子生徒に多いですね。昨年まではほとんど内申点で決まっていたので、比較的割り切ることができたのですが、今回からは、小論文や面接・集団討論で学力以外の人物を見られる部分が大きくなっているので、もし内申がそこそこあるのに不合格だったりすると、自分の人間性を否定されたような気分になってしまう生徒も出てくるでしょう。実際、大学生の就職戦線では、不合格が続いて「うつ」になってしまったり、そのことが理由で自殺してしまう学生も増えてきています。
2月10日から私立高校の入試が始まりますし、23日の都立高校の一般入試に向けても、推薦入試不合格の影響が出る可能性がある生徒は、慎重に判断した方がいいのかもしれません。ただ私は、これも塾の講師の力量次第だと思っています。不合格で落ち込んだ生徒を、1日で立ち直らせて次に向かわせることができない講師は、この仕事から足を洗った方がいいとまで思います。
また、推薦入試に不合格になった場合(特に小論文や面接・集団討論で変なことを書いたり、言ったりしてしまうと)、一般入試でも不利になってしまうと考える生徒もいるかもしれませんが、実際はそんなことは一切ありません。そこで失敗したことにより推薦入試の方で不合格にされることはありますが、一般入試の方は完全にリセットとなり、再度一からの勝負です。もちろん、推薦入試を受けたからと言って有利になることもありません。
結論としては、対策を本気でやって受かりに行くつもりがなければ推薦入試はやめた方がいいでしょう。ましてや本来志望する高校のレベルを落として受験するというのは、まったくナンセンです。受験する場合も、結果はあまり期待しないで、2月23日に一般受験をするつもりで準備を両方並行して進めるべきでしょう。推薦入試の対策をしているからといって、一般入試の勉強のペースを落とすのは最悪だと思います。だから、推薦入試を受験する生徒はとても負担が大きくなるのです。
例え推薦入試で不合格となっても、生徒にとって大きなメリットが2つあると私は考えています。
(次回に続く…)
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