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大学入試改革続報<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年10月29日 3:02 PM
  • 未分類

大学入試改革についての中教審の方向性が、次第に具体的になってきました。年内にも正式に答申される予定ですが、過去の例から考えると、この形でほぼ最終決定となると思います。現時点で判明していることを列挙します。

〇新制度は、平成32年度の入試(現小6)から適用する。
→逆に言うと、今の中1までは現行の制度(センター試験等)のまま入試が行われるということです。しかし、実は現中1生の方が受ける影響は大きいかもしれません。大学入試が「絶対に浪人することができない戦い」となるからです。まだそのあたり(浪人生の扱い)の詳細は分かりませんが、多少なりとも不利になることは間違いないでしょう。

〇今まで使っていた「到達度テスト」・「達成度テスト」という名称が、分かりにくいという理由で変更になる。今のセンター試験に代わるテストが「大学入試希望者学力評価テスト」に、新たに新設されるテストが「高校基礎学力テスト」に。
→あまりにもダサすぎます。ネーミングセンスなさすぎる… いかにも「有識者」たちがつけそうな名称ですね。一応(仮称)という文字がついているので、再考を期待します。

<大学入試希望者学力評価テストについて>
〇今のセンター試験と同じ位置づけにするが、高3の年に複数回実施する。
→今までは高2から実施とされていましたが、そこが改められました。

〇社会人も含めて、誰でも受験をできるようにする。
→逆に言えば、国立大学を受験する場合は、このテストを必ず経由しなくてはならないということですね。

〇センター試験は問題が易しすぎたので、易しい問題から難しい問題まで難易度の幅を広げる。
→これは正しい感覚です。今まで(センター試験)が「おかしかった」のです。国立難関大学を受験する生徒の中ではあまり差がつかず、ミスのある・なしで決まってしまっていました。

〇「1点刻み」で点数を出すことをせず、A・B・C…等の複数レベルで評価をつける。
→ここの方針は一貫して変わっていません。私は、これはこれでいいと考えていますが、今まで以上に差がつかなくなるのではと心配しています。これを「矛盾」と言います。何段階で評価するかについてはまだ公表されていませんが、そういう意味では10段階ぐらいがいいと思います。

〇当面は、センター試験に準ずる「教科型」と、教科の枠組みを超えた「科目合体型・総合型」のテストを併用する。 ただし、将来的に「教科型」は廃止する。。問題は、選択式(マークシート)と記述式の混合問題とする。
→最初の数年間を移行措置期間と位置付けているのでしょうが、これはナンセンス。ガラッと変えるなら、中途半端なことをしないで最初からそうしてください。新たなテストは、今の都立中の適性検査の形をイメージすると分かりやすいでしょう。平成28年(2年後)には問題例を公表し、対策を早めに立てられるようにするそうです。

〇英語の試験は行わない。「TOEFL」等の外部試験の成績を使用し、「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能の能力を測れるようにする。
→これが一番大きな、そして受験生にとって過酷な変更点でしょう。「TOEFL」は、英検等の他の資格試験に較べても、格段に負担が大きいのです。限りなくネイティブに近いレベルが必要です。(それが文科省の狙いです) 小6以下の学年の生徒は、今から対策が必要なのかもしれません。(GSでも本日その部分の対策会議を開きました)

〇テストは、パソコンを使用したCBT方式を前提とする。
→本当かな? 記述式の問題を増やすと言いながら、実は打ち込み式ですね(笑)。だとすると、パソコンスキルの問題も出てきますね。

〇各大学の2次試験は、受験生の「主体性・多様性・共同性」を多面的に測れる形式に変更する。面接・小論文・集団討論を中心とし、部活や課外活動(ボランティア)等、高校時代の活躍も加味する形とする。学力試験を実施する場合は、記述式・論述式の問題とする。
→果たしてこれを守る(守れる)大学がどのくらいあるの?と考えてしまいますが、文科省は「補助金の分配に差をつける」とまで言っているので、きっと守らざるを得ないのでしょう。「ペーパーの学力だけでは、大学に進学できない」という時代が来るのかもしれません。

(次回に続く…)

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