- 2014年10月16日 12:08 PM
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2週続けて来た台風への対応について、学校だけでなく企業や役所等でもその対応は様々でした。
私の友人たち(会社ではそれなりの立場にいる者が多い)に話を聞くと、客や取引先とアポが入っているのに、平気で「電車が止まったから遅れます」と言うような若い職員が増えていて困っているという声が多いです。確かに、そういう意味では、昔に較べると無責任な者(若いかどうかにかかわらず)が増えているということは事実なのかもしれません。しかし、この部分については、上司の事前の段取りに問題があると思います。台風は地震と違って、事前に来ることが分かっているのです。しかも、最近はインターネットの発達によって、どこにいても台風情報がリアルタイムで手に入ります。今回の2つの台風で言えば、首都圏は休み明けの朝一が危ないということは、2~3日前には分かっていたことです。事前にアポの日程を変更しておくか、当日早い時間に(担当者同士で)連絡を取り合ってから動くかを決めておけばいいだけのことです。部下が自分でその判断ができないのであれば、上司が事前にひと言確認して、具体的な指示を出せば済みます。こういう事前の根回しをしないで、「当日仕事に穴が開いて困っている」と言っている管理職がとても多いように感じます。
ちなみにGSは、職員たちが面談予定の入っているご家庭の電話番号(携帯も)を持ち帰っていて、当日の朝に連絡を取り合うことにしていました。電車がほとんど止まってしまったら、私(徒歩8分)以外の職員は、校舎に時間通り来ることが難しくなってしまうからです。(そんな状況であれば、生徒や保護者の方に校舎にお越しいただくことも難しいでしょう) 大袈裟な話ではなく、この程度のことです。
個人的なアポが入っている場合でなくても、(職員が来られなくても)極力仕事に影響が出ないような準備をしておくべきでしょう。確かに、病院のスタッフや、工場のライン、サービス業等の店舗スタッフで、人が足りないとどうにもならないケースも多いと思います。それでも、電車が止まっても出勤可能な代替要因を確保しておくとか、事前に打てる手はあると思います。私は、そんな時(台風が直撃している)に絶対に通常通り営業しなくてはならないという「思い込み」に囚われすぎていることが、混乱を引き起こしている要因の1つだと感じています。臨時休業にするなり、午後開店にするなり、臨機応変の対応がなぜできないのでしょうか? チェーン店でも地域によって状況が異なるため、現場の判断で進められないことが問題だと思うのですが、その場合はトップなり本部が早めに判断すればいいことです。
八王子駅周辺の様子だけ見ていても、あの雨・風の中、定時にお店を開けている(開けようとしている)ところがとても多かったようです。当然、そんな中では客足はほとんどないわけで、その必要があるのかどうかとても疑問に感じました。
さらに問題だと感じたのは、企業において、「どんな状況になっても定時に出社すべき」、「電車が止まっても他の手段(例えばタクシーとか)で来い」というような風潮が依然として強いということです。例え数時間職員たちの出社が数時間遅れたとしても、仕事に大きな影響が出ないというような場合でも、「時間通りに出社している職員は偉く、遅れた社員はどうしょうもない」というような雰囲気がある会社も多いようです。友人の会社では、台風が直撃している(電車も止まっている)朝一の会議に人が揃わなくて上司が激怒したという話を聞きました。これは、明らかに上司が悪いのです。
確かにどんな組織でも、どうしても誰かが出社しないと大変なことになるような状況の中で、すぐに人任せになってしまう職員と、どんな手を使ってでも責任を果たそうとする職員とに2分されるのは動かし難い事実です。(私は東日本大震災の際に、そのことを強く感じました) しかし、そんな状況下で、会社に来ることが目的化していることに大いに疑問を感じるわけです。
もしどうしても(台風直撃でも)はずせない仕事が朝一で入っている場合は、前日にホテルを取るなり、会社に近い同僚の家に泊めてもらうなり、会社に泊まるなり(苦笑)するべきでしょう。実際私も、ワンマン講演会の当日大雪の予報が出ていた時に、会場至近のビジネスホテルに前乗りしたようなこともあります。(結局、雪はそれほどでもなく肩透かしでしたが…)
仕事とはそういうものだと思います。逆に言えば、そんな準備が必要ないレベルの仕事であれば、何も命がけで出社することはないでしょう。ただし、何度も言いますが、この部分の判断は部下にはできません。今回も、上司たちは自主休業だっのに、部下たちは連絡をもらえないので、仕方なくタクシー(自腹!)で定時に出社したというような話も聞きました。上司の想像力と、部下の状況に対する配慮の問題です。こういう緊急時の対応で、本当に組織のトップの器量が問われるように感じています。
最近は、ラインの浸透率がとても高いので助かっています。GSの職員も、約1名の「おじさん」を除いて全員ラインで繋がっているため、緊急時の指示・連絡等がとてもスムーズに運びます。
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