- 2014年9月6日 1:02 PM
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全国学力調査について、私は都道府県別や学校別の平均点についてはあまり興味がありません。生徒たちから聞くところによると、学校や先生によっては、明らかにこのテストを意識した対策授業を行っていたり、テスト中に生徒の質問に答えてヒントになるようなことを言ってしまったりというケースがあるようなので、平均点で1点・2点の上下にはあまり意味があると感じられないからです。そうえいう意味では、大阪や静岡で問題になっている、学校別の平均点を公表するしないという問題についてもあまり意義を感じません。クラスや学校ごとに切磋琢磨して意識が高まるのはいいことですが、その結果を以って勝った・負けたという結果を重視したり、現場の教師たちを戦犯扱いしたりしても、何のプラスにもならないと感じます。
ただ、秋田や福井等の雪国の子供たちの成績が毎年安定していいことについては、とても興味があります。その点についての調査結果が公表されているので、じっくり読んでみようと思っています。
そんなわけで、どちらかというと、子供たちの得意・不得意の傾向や、普段の学習状況・生活面との相関関係のデータの方を注視しています。私は、こういう教育に関する相関関係の調査を見る度に、「原因と結果が逆になっていないかな…」とか、「因果関係の取り違いをしていないかな…」という視点で見る癖がついてしまっています。(性格が悪いとよく言われます(´・ω・`) )
例えば、今回文科省が発表している中では、「自尊感情が高いほど成績が良い」という項目はその典型だと思います。「成績が良いから、そしてそのことを褒めてもらう機会が多い(多かった)から、自尊感情が高くなった」ということです。もちろん、そのサイクルに入れば、勉強も楽しくなって自ら取り組むようになるので、成績もさらに好結果につながることが多いでしょう。私は、テレビや携帯電話・スマホ・ゲームの利用時間と成績との関係についても、同じようなことを感じています。勉強をしない生徒たちは、他にやることがないので、そういう娯楽に時間を使うしかなくなっている構図があるのです。
しばらく前のことですが、「幼児(3歳児だったかな?)の体格と学習能力には正の相関関係がある」というデータを見て愕然としたことがあります。細かい部分は忘れてしまったのですが、簡単に言うと、「身長が高いほど、体重が重いほど、学習能力も高い」というデータでした。早くもお気付きになった方も多いと思いますが、その時期の子供たちは、同じ学年であっても、4月・5月生まれと早生まれでは身長・体重はもちろん、学習能力にも大きな差があるのは当然なのです。発達段階とそれぞれの項目には相関関係がありますが、絶対に「体格が良いほど成績が良い」という結論にはなりません。
こういう調査を読む時には、このあたりのことを頭に入れた上で読む必要があるということです。
(次回に続く…)
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- 全国学力・学習状況調査の結果から<その2> - GS進学教室 より

