- 2014年5月22日 10:34 AM
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合格発表で不合格になった後に、結果にどうしても納得できない場合はどうすればいいのでしょうか? 手応えとしては行けてると思っていたのに、不合格となってしまった場合は、多かれ少なかれそういう思いを持ってしまう生徒が多いようです。しかし、自分の「感触」だけで、それを訴え出ることはなかなか難しいでしょう。
都立中や都立高校の入試には、「得点開示」という制度があります。学校に請求すれば、入試本番で自分が取った点数を教えてもらえる制度です。原則、受験した学校の事務室に行って書面でもらってくるのですが、中3生は中学校の先生が代行してくれて、口頭で教えてくれるようになっています。 私は、生徒や保護者の方には、合格でも不合格でも、点数はもらっておいた方がいいという指導をしています。入試の総括をして、次のステージに向かうためには、本番で取ってきた点数を知ることが一番いいと思うからです。今年受験した小6・中3生は、ほとんどの生徒が得点開示の結果を報告してくれたのですが、それにより様々なことが判明しています。1点差で不合格となってしまったことが分かってしまったり、事前の成績ではかなり足りなかった生徒が実はかなり余裕の点数で合格していたり、普段得意のはずの科目で大はずしをしていたり、その逆もあったり… そういう意味ではシビアな制度なのですが、実はこれは塾の講師にとってもかなりシビアなものなのです。本番の科目ごとの点数が明らかになってしまうということは、万一不合格だった時に、誰の責任なのかがはっきりしてしまうのですから…
余談になりますが、私立中高にはなぜ得点開示制度がないのか疑問に持たれたことはありませんか? 最近は私立でも一部の学校で開示をするところが出てきていますが、まだとても少数です。
1つは、法律や条例で定められているからです。公立中高の入試の答案・結果は、その性格上公文書として扱われるのです。条例等で、情報公開制度について定められていて、その中で公文書については開示請求ができることになっているため、入試の結果も請求できるというわけです。入試だけでなく、公務員試験の結果なども同じように請求できます。私も大学4年生の時に受験して2次試験(面接)で不合格となったため、都庁に行って結果を請求しました。当時は全体の中での順位も教えてもらえたのですが、点数で合格者と1番違いで不合格だということを知り、ショックを受けた記憶があります。(まぁ、今となっては良かったと思っていますけど…)
もう1つは、あまり大きな声では言えないのですが(って書いてしまっているけど)、私立中高は必ずしも点数通りに合格者が決まるわけではないからです。面接や内申点の取り扱いが不透明(配点等が発表になっていない)ということもありますが… これ以上はここでは書けません。
この得点開示で点数を手に入れておけば、例えば単純に掲示板に番号が漏れてしまったようなミスの場合は、捕捉することができます。学校側はもちろん合格最低点を把握していますし、しっかりした進学塾であれば、だいたいのボーダーラインを押さえていますから、「これはおかしいぞ!」ということになるわけです。
ただし、この開示制度にも問題点はあります。東京都では、点数だけしか教えてもらえないのです。以前の他府県では、答案のコピーを開示できる場合もありました。そこで採点のミス等はチェックできたわけです。点数だけだと、それ以上のチェックができないので、「もしかしたら採点ミスかもしれない…」という疑念を払拭することはできません。
限りなくそれに近いことをできる方法はあります。ただし、「ある条件に当てはまる塾に通っている」という前提が必要になります。
(次回に続く…)
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