- 2013年12月16日 10:04 AM
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文科省は、小学校から英語を学習するようになり、中1入学時にはすでにかなり英語の勉強を積んできているので、すべて英語で授業をしても生徒たちは対応できるはずだと言っています。確かに、小5で正式教科になってからでも2年間、小3から考えると4年間も英語を勉強してくることになります。しかし、それとこれとはまったく別の話です。今の中3や高1で、すべて英語で授業をしてついていける生徒がどのくらいいるのか考えてみれば結論は自明です。
ちなみに、現在の学習指導要領でも、高校ではすべて英語で授業を行うということが明記されています。しかし、このことが有名無実化されていることは周知の事実です。文科省もそのあたりのことは認識しているようで、高校での授業の進め方の改善も含めて、2020年までにはすべての中学校・高校でこれを徹底していくとのことです。どう徹底するのか興味深いですね。
現在は、すべての生徒が中学3年生終了時に、英検3級に合格できる力をつけることが1つの目安とされています。2018年以降の指導内容の変更により、これをすべての生徒が準2級に合格できる力をつけるという形に変更するそうです。現在でも、高校受験で早慶高レベルや都立日比谷・西・国立あたりを受験する生徒の中には、中3時に英検準2級に合格する生徒は少なくありません。しかし、そのレベルの生徒でようやくクリアできるレベルです。これを全体の目標として位置づけるというのは、あまりにも現実離れしています。
これらの改革はすべて、グローバル教育という視点で日本が劣っていることを再認識し、ここを劇的に改善するためにという考えで進められているものです。分かりやすく言うと、日本の英語教育はまったく実用的ではないということです。10年間英語を勉強しても、日常生活やビジネスで使える人がどのくらいいるのか?ということです。確かに、欧米諸国と較べても、日本人の英語実用力は、かなり下の方に位置することは間違いないようです。
しかし… 私は、この改革をそのまま実行したら、子供たちの英語力は今までよりさらに低下すると考えています。
(次回に続く…)
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