- 2025年8月2日 5:00 PM
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この「経年変化分析調査」のテストにあたっては、同時に保護者にもアンケートを取っています。このアンケート結果の変化を見れば、なぜ子どもたちの学力が大きく下がっているかが一目瞭然です。アンケート結果の項目ごとに考察してみます。
〇学校外での勉強時間が減っている
小6の平均は1日1時間3分、中3の平均は1時間23分でした。3年前と較べると、小6は1割程度、中3は14%ほど減っています。これは塾に行って勉強している時間も含んだものなので、ちょっと衝撃的です。文科省の分析でも、学習時間が長いほど成績が良い傾向があったとしていますが、それはそうでしょう。
〇スマホ・ゲームの時間が大きく増えている
私は、この影響が一番大きいと思っていす。スマホとゲームの時間を合わせると(単純に足すのは意味がないかもしれませんが…)、小6は1日平均2時間48分、中3は3時間44分にもなります。共に前回より大きく増えています。これでは勉強時間が確保できなくなることは当然です。(もちろん文科省の分析でも、この時間が長い方が成績が悪い傾向にあることは認めています) 保護者がすべて把握できていなかったり、少なめに報告していたりするケースもあるでしょうから、実際はこの時間より長い可能性すらあると思っています。最近私がとても問題だと思っているのは、ギガスクール構想により、学校でパソコンが1人1台支給されていることです。これも学力低下を助長していると確信しています。我が家の小学生は、3人とも夏休みにパソコンを持ち帰らされていて、宿題の一部をパソコンでやっています。(どう考えても紙に書いて取り組んだ方がいいと感じるものが多い) 最悪なのは、規制がほとんどかかっていないので、各自パソコンでゲームをやったり、趣味の動画を見ていたりする時間がとても長いです。親が管理しろということなのでしょうが、特に夏は両親とも家にいない時間が多いので、なかなか難しいです。そうなるのが嫌なので、我が家はパソコン・タブレットやゲーム機は与えていません。(その代わりに、月に1~2回はゲーセンに連れて行く約束です) パソコン・タブレットでの学習が増えることによって、メリットがあることは理解できますが、(特に小中学生は)デメリットがかなり大きいことも理解しておく必要があると思います。
〇家にある本の冊数と正の相関関係がある
文科省は、本の蔵書数を家庭の経済状況や学歴と関連があるとして分析しています。経済的に恵まれない家庭の子どもをどうやって支援して行くかという議論に持って行きたいようです。確かに、家庭で本を読む習慣があるかないかは、子どもの学力に影響するでしょう。家庭の経済状況によって、塾に通えるかどうかや、参考書・問題集を買える冊数にも違いが出ているはずです。だからと言って、家庭の経済状況が全体的に低下しているから学力も落ちて来ているのだという論調には、私は賛同しかねます。
〇「子どもの成績にはこだわらない」と考えている保護者が増えている
これも何でこんなアンケート指標があるのか不思議に感じます。前の項目もそうですが、穿って考えれば、文科省は成績低下の要因を家庭に押し付けようとしているのか?と思ってしまいます。アンケートでは、「学校で楽しく過ごせれば、良い成績を取ることにはこだわらない」という項目があり、小6は60%、中3は52%の保護者がYesと答えたのだそうです。(前回より5~6%上がっています) いじめや不登校が増えている現状もあり、そういう答え方になっている可能性はあると思いますが(我が家の長女に関しては私もそう思っていいます。成績云々を言っている場合ではないからです)、親の共働きの増加もあり、子どもの様子に無関心になっていたり、成績のことまで気にする余裕がなくなっているのではとの分析もあります。私は、これは一定その通りだと思います。
(次回に続く…)
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