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子どもたちの学力が大幅に低下<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2025年8月1日 8:25 PM
  • 未分類

文科省から、子どもの学力の変化を調査している「経年変化分析調査」の昨年分のデータが公表されました。昨日のニュースや今朝の新聞を大きく賑わしていたので、ご覧になった方もいると思いますが、子どたちの学力が過去に例を見ない程低下しているのです。そういう公表のされ方はしていませんでしたが、統計を取り始めてから最も低下しているであろうことは想像に難くありません。

この調査は、3年に1度小6と中3を対象に行われているもので、毎年行われている「全国学力調査」とは別のテストです。全数調査ではなく、全国から抽出された10万人くらいの子どもたちが受けたものですが、毎回ほぼ同じ問題が使用されているので(問題は回収されて非公表)、経年(3年ごと)の学力変化を見るのには最適の指標なのです。

小6は国語と算数、中3は英語・数学・国語が対象です。3年前と較べると、すべての科目で平均点が大きく下がっているのですが、特に下がり方が大きいのが中3英語です。次が小6算数です。かなり衝撃的な結果だと思いますが、毎年多くの子どもたちと接している我々にとっては、「やっぱりな」という感想でしかありません。現場の皮膚感覚と見事に一致しています。特に英語力の低下は痛いほど感じていました。

文科省が「とても深刻な事態である」とコメントを出していましたが、私に言わせれば、「文科省のせいでこんな状況になっているのに、何言ってるの?」ということになります。例えば英語力の低下については、「小学校で英語の学習を始めた頃にちょうどコロナの影響があって声を出せなかった影響があると考えられる」というような論評を見ましたが、そんなバカなことを言ってはいけません。どこの小学校でまともな英語の指導をできているのでしょうか? 少なくとも我が子たちが小学校で受けている授業は、それはそれはひどいものです。ただし、これは先生方の責任ではありません。面談の時に担任の先生も嘆いていましたが、小学校現場にそんなことを要求されても無理なのです。今の文科省のカリキュラムでは、小学生のうちにある程度の単語数と、be動詞と一般動詞の使い分け、その疑問文・否定文まではある程度しっかり学習することになっています。しかし実態は、英語の文を書く時間はとても少なくて、楽しく歌を歌ったり、簡単な会話でお茶を濁して終わってしまっているケースが多いです。(我が子たちだけでなく、多くの生徒たちに聞き取りをしているので間違いありません) 中学校入学後に少し復習の時間はありますが、「ここまでは小学校でやったよね」ということで進んでしまっています。結果どういうことになっているかと言うと、最初の定期テストですら、英語の得点分布がM字カープ(2コブらくだ)になっている中学校が多いのです。小学生のうちから塾等でしっかり英語を学習している生徒たちは問題なくやれるけど、何もやらずに中学校で初めて英語に接した生徒はまるでついて行けないという状態が恒常化しているのです。

GSでは、早い生徒は小3くらいから英語の授業を受けています。遅くても小6の1年間は英語に接している生徒が多いです。最近の特徴としては、中学受験をする生徒たちも、ぎりぎりのタイミング(小5の終わりや小6の前期)までは英語の授業を受講している生徒が増えていることです。中学入試の結果に関わらず、中学入学後に英語について行けなくなることを心配しているご家庭が増えているのです。実際、6年生まで英語をやっていた生徒たちが、中学入学後に英語で苦労しているケースはほとんどありません。学校のテストや模試の成績でも、上位の点数を取っている生徒がほとんどです。ちなみに、小学生の英語は私の妻が中心となって指導しています。あとご存知ない方が多いかもしれませんが、今私は高校受験の英語を中心に担当しています。なので、子どもたちの英語力をつけることについては、とてもリアルな肌感覚として捉えられているつもりです。ひと言で言ってしまえば、英語は「やった者勝ち」の世界です。指導の質も重要ですが、とにかく英語に接する量を増やさないことにはどうにもなりません。単語・熟語・構文・長文・リスニング・スピーキング等、いかに量をこなさせて行くか、そして定着させて行くかがすべてです。今年の中3生も、どちらかと言うと英語が苦手な生徒が多かったのですが、夏期講習に入ってからの1週間で劇的に変わって来ています。文法のテストで苦労する生徒はほとんどいなくなりましたし、入試問題レベルの長文も少しずつ読みこなせるようになって来ました。「これでもか!」というくらい量を与えて、毎日テストで結果を追求し、間違えた問題は当日中にすべてやり直しをさせています。夏の終わりの結果が今から楽しみな状況になって来ました。

小学校での英語必修化は悪いことではないと思いますが、理想と現実のギャップが大きすぎて、子どもたちをスポイルしてしまっていることに文科省が気付いていない訳がありません。

英語が一番ダメになっている理由はご理解いただけたと思いますが、算数・数学や国語も大きく低下しているのは、また別の理由があります。

(次回に続く…)

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