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内申のつけ方が変わる!?<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2025年7月9日 9:14 AM
  • 未分類

GSでは、毎回の定期テストの点数と内申を突き合わせて、評価の妥当性を点検しています。それはそれはひどいものです。

昨年度の3学期の主要5科目だけで見ても、2回とも90点以上取ったのに4がついたり、平均点40~50点くらいのテストで2回の平均で80点くらいで3がついたりという事例が確認できます。提出物や授業態度には問題ないはずだと本人たちは言っていますが、点数のヒストグラムだけからすればあり得ない評価なので、何かしら「態度」のところが評価されたことは間違いないでしょう。こういう不透明なことがなくなり、それこそ点数だけで内申がつくようになれば、生徒たちはある意味安心して勉強に励むことができるようになります。

私がこの仕事を始めた頃は、ある意味とてもすっきりしていた記憶があります。まだ相対評価の時代だったので、各クラスで5は7%(2~3人)、4が24%(8~10人)と決められていて、「意欲・態度」というような曖昧な観点がなかったので、点数でクラスで何番に入れば5や4がもらえるというようなある程度明確な指標がありました。ちなみに、私は中学生の時に体育以外で5を取った記憶がほとんどないので(泣)、自分のこととしての現実味はあまりありません。今になってみると謎なのですが、都立は八王子東に出願していました。(私立に受かったので受けませんでしたが)  オール4なかったはずですが、なぜそういう話になったのか… もちろん(?)、点数もそんなに取れた訳ではありません。 

新しい学習指導要領では、「知識・技能」と「思考・判断・表現」の項目のみで評定を行い、「主体的に取り組む態度」については、所見欄に書く形に留まりそうです。(ただし、特に良い生徒は〇をつけて、成績評価に加味することも可能だとか…) この変更により、少なくとも今よりはだいぶすっきりして、公平明瞭な形に近づくのではないかと期待します。

私がずっと気になっているのは、「主体的な学習に取り組む態度」の項目のところに、「学びに向かう力・人間性」という項目が明記されていることです。これって怖いことじゃないですか? この項目で悪い評価をもらった子どもは、「人間性」に問題があるということになっちゃいますよね? 道徳の科目の評価のところでも議論になりましたが、同じ人間である教師が生徒の人間性を評価することなんてできるのでしょうか? それこそ、生徒の方が人間性が高い場合だってあるのではないかと言いたくなってしまいます。少なくとも、私は子どもたちの「人間性」を評価することはできません。文科省の言いたいことは理解できますが、「人間性」などどいう言葉を評価の中で平気で使ってしまう感性が、学校現場との乖離を生んでいる要因の1つになっていると感じます。新しい指導要領でも、この文言は削除されないようです。

もう1つ、私はこれもすばらしい方向性だと思うのですが、通知表の評価を年1回学年末だけにしようという動きがあります。どちらかと言うと、先生方の働き方改革を意図したものだと思いますが、生徒たちにも良い影響が出るはずです。その方向性で行くなら、定期テストも年3回(学期に1回)にしましょう。先生方の負担はだいぶ減るはずです。2ヵ月に1回定期テストがあることにより、生徒たちの中学校生活がとても慌ただしいものになっています。部活の週4日制(公式戦以外は土日のどちらかは必ず休み)の導入と併せて、ゆとりを持って中学校生活を送れるような方向に舵を切ることも、文科省の責務だと思います。

文科省に勤める教え子が省内でだいぶ偉くなって来たようなので、このあたりのことは伝えてあります。官僚にできることは限られているようですが、中教審のお偉い先生方や、大臣を始めとする国会議員たちは、現場の具体的なところにはあまり関心がないようなので、「働き方改革の一環として」という錦の御旗をつければ、話が通りそうなことも多いと言っていました。頼む、頑張ってくれ!

(次回に続く…)

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