- 2025年4月23日 11:27 PM
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私は、このデジタル併願制の方向性については概ね賛成です。都立高校が1校しか受験できないことの弊害があることは間違いないので、高校選択の機会が増えることはいいことだと考えます。GSの中3生は、ほとんどの生徒が自校作成校(進学指導重点校)を受験するのですが、出願の際に一番悩むのは、八王子東・立川だとほぼ確実だけど、国立・西になると当日次第で何とも言えないという生徒たちです。最終的には、合格率が60%以上あれば迷わずGo! 40%・50%くらいだと本人の気持ち次第、30%以下だと止めとけということになる場合が多いです。それで国立・西あたりにチャレンジして、ぎりぎりのところで不合格となってしまう生徒がどうしても出てしまいますが、その生徒たちは八王子東を受けていれば受かったのに…という結果になります。しかし都立高校は1校しか受けられないために、私立高校の併願校に進学することになっています。複数併願制が導入されれば、上記のような生徒も、国立・西に落ちても、八王子東には進学できることになるケースが多くなるでしょうから、こんなにいいことはありません。
ただどうしても、なぜこの時期になってからなのだろう…と考えてしまいます。ひと昔前だと、経済的な理由から、どうしても都立高校に進学してもらわなければ困るというご家庭はたくさんありました。GSでも、シングルマザーのご家庭を中心に、私立高校は特待生が取れそうなところだけ受験して、実質選択肢は都立高校のみという生徒は毎年のようにいました。その場合、成績的にぎりぎりの状況であれば、都立高校のランクを落として出願せざるを得なくなる訳です。しかし今は、私立高校の完全無償化により、そういうケースはほぼなくなりました。私立高校に進学することになっても、経済的な負担はほとんど変わらなくなったからです。なので、今この制度を導入したとしても、メリットはあまり大きくないように思います。特に東京の場合、ここ数年で一気に都立→私立へのシフトが進んでしまい、その流れが定着しつつあるので、時すでに遅し…という感じすらしています。
(次回に続く…)
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