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都立中の入試問題の特殊性

  • 投稿者: gs_staff
  • 2025年1月29日 1:01 AM
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昨日の話題の続きです。都立中の入試問題(適性検査)はとても特殊な世界なのです。

1科目目は作文ですが、数十字の要約が2題程度あり、最後に500字程度の作文があります。実質は小論文です。本文を読んで、自分の経験に基づいた考えを明確に述べなくてはなりません。私立中型の国語で成績が良いからと言って、都立中の作文で点数を取れるとは限りません。専用の対策をある程度の期間やっていかないとダメなのです。もちろん、基礎学力がない生徒に較べれば仕上がるのにかかる時間は短くて済みますが、逆に鼻につくような偉そうな作文を書いてしまい、模試で散々な成績を取って落ち込んでしまうようなケースも多いです。都立中で点数を取れる作文の型というものがあるので、それに順応して行かないといけないのです。子どもらしい文章でいいのですが、学校で書かされるような作文を書いているうちはほとんど点数になりません。

2科目目は算数・理科・社会の融合問題です。一応大問で1問ずつ計3問の出題となっていますが、それぞれの問題で科目横断的な知識が問われることもあります。(例えば社会の資料の読み取り問題でかなり面倒くさい割合計算をさせられたり…) 最近は算数・理科で答えだけ書けばいい問題も増えて来ましたが、依然としてほとんどが記述問題なので、普段の授業から式や考え方をきちんと書く練習が必要になります。問題文は相変わらず会話文です。先生と生徒たちの会話や実験結果の中に問題が散りばめられています。最初慣れるまでは、この形式で面食らってしまう生徒も少なくありません。一番のポイントは、1つのテストに3科目の問題が入っているということです。生徒ごとに科目による得意・不得意もあるので、問題を解く順番や時間配分の見極めがとても重要になります。このレベルのことは、生徒が自分で過去問を何本か解いたくらいではどうにもならないので、(かなり本数をこなした上で)塾講師の指導が必要になります。GSの生徒たちは、1年間で100本程度の適性検査問題を解いています。もちろん、すべて講師が採点しています。これくらいやり込んでいる生徒(塾)は他にないでしょう。そこで重要になるのが、1つのテストを1人の講師が科目の垣根を越えて指導できるか(採点できるか)ということです。算数・理科・社会の問題のすべてを俯瞰して見て、時間配分や捨て問の選び方を指導して行く必要があります。解説の途中で講師が入れ替わっているようでは、この部分の指導ができません。GSでは、私ともう1人の講師が3科目トータルでの指導が可能です。(私は作文も含めて4科目の指導経験が豊富です)  客観的に見ても、これはとても大きい強みだと感じています。他の塾でこういう指導ができているところはほとんどないでしょうから。

適性検査問題で合格最低点を超えるために、問題を解く順番を指導したり、「この生徒は算数が苦しいから、社会をもっと鍛えて高得点取れるようにしておかなければダメだ」とか、「どう考えても理科でもう少し取らせないとまずいから、理科の対策に注力させよう」とか、そんな指導ができることが大きいのです。これは私立中や高校受験でも同じですが、全科目合計でボーダーラインを超えられるように、科目ごとのバランスを見ながら指導して行く必要があるということです。そのトータルコーディネーターの役割を的確に果たせるようになれば、塾講師として一流の仲間入りです。経験の浅いうちは、どうしても自分の担当科目だけにしか目が行かないのです。

私はここ数年だけでも、小中学生の9科目のうち7科目の授業を担当しています。前の年理系科目を教えていた生徒に、今年は文系科目を教えているというようなケースはざらにあります。生徒の方もそう感じているかもしれませんが、同じ生徒でも、担当する科目が違うとまったく印象が違ったりします。自信のある科目とない科目では、授業中の表情や取り組みが違います。これも複数科目を担当しているからこそ気付けることです。

GSが都立中に強い(私立中も強いけど…)理由の1つを開示してしまいました。

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