- 2024年1月25日 12:09 AM
- 未分類
これも東京都に限ってのお話です。現在、私立中に通っているご家庭には、年間10万円の助成金が出ています。ただし、年収制限があったので、パパやママがかなり稼いでいたり、正社員共働きで一定の年収があるご家庭には支給されていませんでした。GSの保護者とお話していても、「うちは対象外なんで…」というご家庭はかなりの割合でありました。ところが、これについても2024年度から年収制限が撤廃されることが決まったのです。すべてのご家庭に、年間10万円が支給されることになります。私立中に通わせると、(通常は)3年間で150~200万円くらいかかります。これに対して助成金が30万円ですから、足りないと言えば足りませんが、ぎりぎりで家計を組み立てているご家庭には、とても大きい改革だと思います。
近年の特に教育に関する補助金・助成金関連では、年収制限の撤廃が次々と決まっています。男女枠の撤廃もそうかもしれませんが、「みんな平等に」という考え方が推し進められているように思います。極力分断を避けるような方向で改革が進んでいることも感じます。
昨日も書きましたが、これでまた都立中→私立中、都立高→私立高への生徒の流出が進んでしまうかもしれません。私が凄いと思うのは、これを東京都が進めていることです。分かりやすく言ってしまえば、自分たちの首を絞めるような政策をどんどん決めている訳です。実際これらの改革により、都立中高が私立にかなり生徒を取られてしまっているのですから… 聞くところによると、小池さんが主導して決断しているようですが、どんな思惑があるのか聞いてみたいところです。まさか今年都知事選があるのでその選挙対策や、大きな利権が絡んでいるということではないと思いますが… これは私の推測ですが、都立高校は定員割れを起こしている高校も増えて来ていますし、東京都としては統廃合等でどんどん減らしたいと考えているのではないかとすら勘ぐってしまいます。
都立中や進学指導重点校の改革には本気度をまったく感じませんし、管理職の人事を見ても正直「???」と感じることが多いです。入試改革を失敗していることも、大きく自分たちの足を引っ張っています。外部の力をどんどん取り入れて、常に時代を先取りした改革を行っている私立中高には、その点では勝ち目はないでしょう。今までは、授業料が私立よりも安い(ほとんど無料)という大きなアドバンテージがあったから、何とか踏み留まって来たのです。それがなくなってしまえば、今後どうなって行くかははっきりしています。
誤解のないようにはっきり書いておきますが、私はもともと「都立中高大好き人間」です。石原さんの時代以降、進学指導重点校の改革や、都立中の立ち上げ時には、全面的に協力していましたし(教育庁の幹部の方や、各学校の校長先生たちとも直接やり取りをかなりさせていただきました)、優秀な生徒たちをたくさん送り込んで来たという自負もあります。しかし、ここ数年の入試改革や、都教委の方針には正直幻滅しています。何がダメかと言うと、「まったく生徒たちの方を向いていない」これに尽きます。学校の中で先生方はよく頑張られていると感じています。(実は、GSの保護者の方には都立中高の先生が多いのです。だからと言って、気を遣っている訳ではありません。様々お話を伺うと、「現場の苦悩」がリアルに伝わって来ます。皆さんは絶対にそういう言い方はしませんが、私が感じているのは「上がダメ」だということです ) まだ今なら、「都立中高復活」のシナリオは十分書けると思っています。「上」の皆さん、そろそろ本気を出しませんか?
- 新しい: 中学入試目前!
- 古い: 都立中応募者数確定!
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- https://www.gssk-h.com/blog/wp-trackback.php?p=21520
- トラックバックの送信元リスト
- 私立中の助成金も年収制限撤廃! - GS進学教室 より

