- 2012年8月26日 10:44 AM
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あれだけの分量の入試問題を、生徒たちが解いて持ってくるのです。昨年までは、だいたい2クラス40人くらいの小6生を担当していましたので、毎週机の上に山ほどノートが積まれていきます。できれば当日中、遅くても2日後(次の通塾日)には返却しないと意味がないので、日々採点に格闘することになります。当然、その場で問題の文章を読んでいては間に合わないので、教師は事前に読んで、自分なりの模範解答と採点のポイントを頭に入れておかなくてはなりません。生徒たちが前から順番に(青森からになります)解いていくので、教師もそれに追いつかれないように、「予習」をしていきます。最初の2~3人分は採点に時間がかかりますが、最後の方になると、ほとんど「一目で」だいたいの点数がつけられるようになります。これは正にプロの技ですね。(自分で言うな!) そんなことを何年も続けているのですから、適性検査の全国の過去問が頭に入っているのは当然と言えば当然なのです。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、生徒たちも「電話帳」が1冊解き終わる頃には、どういう問題が出やすいのか、解法のポイントはどこにあるのか、点数を取るためには何をしていけばよいのか等がなんとなく分かるようになってきます。毎回家で時間を計って取り組むので、体で時間の感覚を覚えて、スピードもついてきます。本当の記述力もここで鍛えられます。受験生(受検生←都立中の受検者はこう呼びます)が力をつけるには、何と言っても過去問が一番なのです。
過去問は所詮過去のもので、本番の入試で出る問題ではないし、自分が受験する学校以外の過去問をやるのは時間の無駄だと言うような講師もいます。私は、まったくそうは考えていないということです。何が出ても対応できるようにしておくことが必要なのです。そのためには、深く広く取り組んでおくことが絶対的に重要です。温故知新という故事成語は、受験の世界にも当てはまるようです。
しかし、塾の講師たちの過去問への偏執ぶり(?)はある意味病気です。
(次回に続く…)

